波動説とは? わかりやすく解説

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はどう‐せつ【波動説】

読み方:はどうせつ

光は波動であるという説。17世紀ホイヘンス提起しマクスウェル電磁波説に道を開いた

粒子の運動波動であるという説。1924年ド=ブロイ提唱しシュレーディンガー波動力学発展


光の波動説

(波動説 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 04:08 UTC 版)

光の波動説(ひかりのはどうせつ、: wave theory of light)とは、「の本質は、何らかの媒質内を伝播する波動である」という仮説である。


注釈

  1. ^ その後も、レーザーなど新しい光学技術や測定技術の発展があると、それを利用して、同じ原理により何らかの違いが現れないかと言う事について確認する計測は依然として行われている。
  2. ^ その一方で、媒体がいかなるものだと考えるべきか、という謎は残った。

出典



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波動説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:34 UTC 版)

コロナ」の記事における「波動説」の解説

波動説は、波動太陽内部から彩層コロナエネルギーを運ぶとする説で、1949年エヴリー・シャツマンによって提唱された。太陽通常のガスではなくプラズマでできているため、空気中の音波似たいくつかの種類の波を伝達する中でも最も重要な波は、磁気音波アルヴェーン波である。磁気音波磁場存在によって変化した音波であり、アルヴェーン波プラズマ中の物質との相互作用によって変化した超低周波電波似ている。どちらのタイプの波も、光球での粒状斑対流超粒状斑対流乱れによって打ち上げられ、熱としてエネルギー散逸させる衝撃波へと変わる前に太陽大気通ってある程度の距離までエネルギーを運ぶことができる。 波動説の問題点一つは、適切な所への熱の運搬である。磁気音波は、彩層圧力が低いこと、および光球反射して戻ってくる傾向があることから、十分なエネルギー彩層通ってコロナまで運ぶことができないアルヴェーン波十分なエネルギー運搬することができるが、コロナ入ってからはそのエネルギー急速に散逸させることができないプラズマ中の波動は、解析的理解し記述することが難しいことがよく知られている。しかし、2003年Thomas Bogdanらによって行われたコンピュータシミュレーションでは、アルヴェーン波コロナ底部他の波動に変化し光球から彩層遷移領域通って大量エネルギー運び最終的にコロナ入って熱として散逸する経路提供できることが示されているようである。 波動説のもう一つ問題は、1990年代後半まで、太陽コロナ伝搬する波の直接的な証拠全くなかったことである。太陽コロナ流れ込み伝搬する波が直接観測されたのは、1997年太陽極端紫外線長時間安定して測光観測できる初の宇宙機であるSOHOよるものであった。これは、周波数約1ミリヘルツ(mHz1000周期に相当)の磁気音波で、コロナ加熱必要なエネルギー10%程度しか運べないものだった太陽フレア放出されアルヴェーン波のような局地的な波動現象数多く観測されているが、これらは一過性のものであり、コロナ一様な熱を説明できるものではない。 コロナ加熱するためにどのくらいの波のエネルギー利用できるのかは、まだ正確にわかっていない。2004年発表されTRACEデータ用いた結果によると、太陽大気には100 mHz10周期)という高い周波数の波があるようである。また、SOHO搭載されたUVCS装置用いて太陽風の中のさまざまなイオン温度測定した結果人間可聴域にある200Hzという高い周波数の波があることを間接的に示す強い証拠得られた。これらの波は、通常の環境下では検出することが非常に困難だが、ウィリアムズ大学チームによって日食の間に収集された証拠は、1 - 10Hzの範囲そのような波が存在することを示唆している。 2009年ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー搭載されAIA (Atmospheric Imaging Assembly) による観測で、太陽下部大気のほか、静穏領域コロナホール活動領域でもアルヴェーン派による振動発見された。これらの振動は非常に大きなパワー持っており、以前に「ひので」で報告され彩層でのアルヴェーン波関連しているものと考えられている。 2008年には、NASA宇宙機WINDによる太陽風観測から、局所的なイオン加熱もたらすアルヴェーンサイクロトロン散逸理論支持する証拠示された。

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波動説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 01:10 UTC 版)

重力を説明する古典力学的理論」の記事における「波動説」の解説

1671年ロバート・フック重力すべての方向向かって物体引き起こすエーテルの波に起因する推定した。他の物体はこの波の発生源方向に動くと推測したフック波打つ水の表面に浮く小さな物体が波の発生源に集まる現象アナロジー重力解釈しようとした同様な理論1859年から1876年の間にジェームズ・チャリスによっても研究された。チャリス計算によって波の波長物体間の距離に比べて大き時に引力働き波長が短い時は斥力が働くことを示したクーロン力磁力についても同じ理論での説明チャリス試みた。 この理論を、マクスウェルは、物体定常的に波を起こさなければならず、エネルギー消費を伴うことを批判したチャリス明確な結果達していないことを認めた

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