平林英子
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平林 英子(ひらばやし えいこ、1902年11月23日 - 2001年12月17日)は、日本の小説家。中谷孝雄の妻で、本名中谷英子。
長野県南安曇郡梓村(現松本市)出身。武者小路実篤に師事し、新しき村に入る。1924年中谷孝雄と結婚。1932年日本プロレタリア作家同盟に加わる。1934年の作家同盟解散後は『日本浪曼派』に所属。1940年創作集「南枝北枝」を出版。1974年「夜明けの風」で芸術選奨新人賞受賞。2001年、老衰のため99歳で死去。
著書
- 南枝北枝 ぐろりあ・そさえて 1940 (新ぐろりあ叢書)
- 流れる星 偕成社 1949
- 面影いずこ 偕成社 1950
- 青空の人たち 皆美社 1969
- 夜明けの風 浪曼 1973
- 高原にも雀が 皆美社 1985.1
- マロニエと梅の花 随筆集 朝日書林 1991.11
参考
関連項目
平林英子
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中谷孝雄の妻。中谷と同棲中の下宿に基次郎がよく遊びに来ていたが、その頃は中谷の従妹だと紹介されていた。基次郎は楽譜つきの立派な讃美歌の本を英子にあげて教えていたが、軟弱な音楽に興味のない中谷は2人の合唱が気に入らなくなり、基次郎が帰った後に1人で練習している英子の本を取り上げズタズタに破ってしまった。泣いて怒った英子が後日そのことを基次郎に訴えた時、基次郎はとても不快な顔をしたという。
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