WR編成(初代)
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「ウエストひかり」も参照 WR編成は、1988年に登場した「ウエストひかり」用の6両編成として登場したのが始まり。このときはR50番台を名乗った。 1987年に組成されたR51 - R54編成は、経年の若い1000番台と2000番台を改造し、シートピッチの拡大(940 mm → 980 mm)や、2列+2列構成の新型腰掛に交換するなど、100系に準じた仕様でアコモデーションの大幅な改善をおこなってそれぞれ5000番台と7000番台に改番した車両が投入された。 なお、これらの改良の際に1000番台からの改造車は座席交換と同時にシートピッチを拡大したため、窓とシートの位置がずれていた。 「ウエストひかり」の爆発的な人気で1988年5月にグリーン車を2両増備して8両編成、後に12両編成に増強され、SK編成となった。ただし、R51編成は6両のまま運行された。これは前述のとおり、R23編成との連結器を唯一持っていたからである。R51編成は早朝・深夜の運行に残ったものの、1994年には元の車内設備に戻された。2列+3列の簡易リクライニングシートに再交換、車番も7000番台 → 2000番台に復帰、塗装も元に戻されて、R2編成を名乗った。これでWR編成は一度消滅する。
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WR編成(2代目)
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「新幹線0系電車」の記事における「WR編成(2代目)」の解説
2000年にWR編成は復帰した。このときはR60番台を名乗った。 2000年春に運用を終えた「ウエストひかり」だったが、延命工事のために比較的状態の良い車両が多いことや、シートなどの接客設備が優れていることから、「ウエストひかり」に使用された6編成の車両を使用して「こだま」用の6両編成を6本(R61 - R66編成)組成した。2号車には客室のみで構成される26形7200番台が、3号車にはビュフェ車(非営業)である37形5300・7300番台が、4号車には業務用室を車掌室に改造した26形7000番台が組み込まれる。 車体塗装は「ウエストひかり」と同じであり、出入り扉脇の「W」をかたどったマーキングは維持された。 ← 博多 新大阪 → 号車1 2 3 4 5 6 R61 - R66形式21形(Mc) 26形(M') 37形(Mb) 26形(M') 25形(M) 22形(M'c) 2001年4月にはR67編成が、2002年2月にはR68編成が追加された。元「ウエストひかり」の車両からの転用のみでは先頭車両などが不足することから、12両のうち6両がR編成から、2両がQ編成から転用されている。具体的には、各形式の7030番台の車両を2列+2列シートに再改造して組み込んでいる。3号車には、売店車である25形7900番台を組み込んでいる。 ← 博多 新大阪 → 号車1 2 3 4 5 6 R67・R68形式21形(Mc) 26形(M') 25形(M) 26形(M') 25形(M) 22形(M'c) 2002年からは濃淡グレー■■にフレッシュグリーン■の新色に変更された。その際「ウエストひかり」時代のWマークは撤去された。WR編成の車内には0系で初めて車内案内表示器が設置された。これは100系V編成の廃車発生品であり、種車の都合から文字部分が大小2種類ある。 また、2002年から2003年にかけて、R61編成の先頭車両が5000番台車両が7000番台に、R61・R63・R64・R66編成の3号車がビュフェ車である37形から売店車である25形7900番台に、R64編成の4号車が同形式の他車両に置き換えられている。これを最後に、0系の編成組み換えは終了となり、2003年4月8日付で改番された26-7013(旧26-7031)が0系最後の改番となった。 その後しばらくは動きがなかったが、2006年にはR65・R66編成が廃車された。2008年3月14日に新幹線として最後までビュフェ車(37形)を併結していたR62編成が離脱し、3月28日付けで廃車となった。3月15日のダイヤ改正以降は、0系の「こだま」運用が5運用から3運用に削減された。そしてR61・R67・R68の3編成が白/青のカラーリングに戻されることが発表された。4月18日にR67編成が原色カラーとなって運用を開始した。元のカラーリングに塗り替える際の時間がかかるため、R63,R64編成がその代わりに本線を走行したが、5月22日にR61編成が出庫したために5月19日でR64編成の、R68編成が出庫したために6月19日でR63編成の運用が終了した。残った3編成(R61・R67・R68)は12月14日のさよなら運転で営業運転を終了した。 WR編成 編成表 ← 博多 新大阪 → 号車1 2 3 4 5 6 編成番号R62,R65形式21形(7000番台)(Mc) 26形(7200番台)(M') 37形(7300番台)(Mb) 26形(7000番台)(M') 25形(7000番台)(M) 22形(7000番台)(M'c) 座席普通車 普通車 ビュフェ車 普通車 普通車 普通車 R61,R63,R64,R66-R68形式21形(7000番台)(Mc) 26形(7200番台)(M') 25形(7900番台)(M) 26形(7000番台)(M') 25形(7000番台)(M) 22形(7000番台)(M'c) 座席普通車 普通車 普通車 普通車 普通車 普通車 編成一覧は廃車直前時の組成を表示。 組成・廃車年月日などの詳細編成組成月日新塗色化*車内電光案内板設置旧塗色化**最終運用日廃車日備考R61 2000年7月15日(2002年7月17日) 2002年7月17日 2002年10月28日 2008年5月21日 2008年12月14日 2008年12月15日(2009年1月23日) 2002年7月17日に1・3・6号車を5000番台から7000番台のものに交換。21-7008(1号車)のみ2009年1月23日廃車 R62 2000年5月11日 2003年12月4日 2002年11月5日 - 2008年3月14日 2008年3月28日 R63 2000年3月24日 2002年5月16日 2003年2月7日 - 2008年6月19日 2008年6月20日 2002年5月16日に3号車の37-7303を25-7905に交換 R64 2000年3月18日 2004年3月15日 2003年1月30日 - 2008年5月19日 2008年5月20日 2001年に3号車の37-5301を25-7901に交換 R65 2000年8月19日 2002年6月21日 2003年2月15日 - 2006年4月6日 R66 2000年3月(2002年10月18日) 2002年10月18日 2002年10月18日 - 2006年8月1日 2002年10月18日に3号車の37-5303を25-7906に交換 R67 2001年4月13日 2003年4月8日 2003年4月8日 2008年4月16日 2008年11月30日 2008年12月26日 2003年4月8日に4号車の26-7008を26-7013に交換 R68 2002年2月6日 2003年9月19日 2002年12月21日 2008年6月19日 2008年12月14日 2009年1月23日 *新塗色は、「ひかりレールスター」に準拠した、グレー地にフレッシュグリーン(若草色)の帯を配したもの。**旧塗色は、東海道新幹線開業当初のクリーム色10号/青色20号の配色。
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