2階建車両
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2階建車両(にかいだてしゃりょう)とは、2層の客室構造で設計・製造された鉄道車両や自動車(バス車両など)のこと。英国英語では「ダブルデッカー」(Double decker) 、米国英語では一般的に「バイレベル・カー」(Bilevel car) と呼ばれる。1両あたりの床面積を増やして乗車定員を増やしたり、2階席の眺望を付加価値とする目的で採用される。
注釈
出典
- ^ a b 『バスラマ・インターナショナル』149号、p.67、ぽると出版
- ^ a b 『バスラマ・インターナショナル』153号、pp.78-79、ぽると出版
- ^ 「日本を走るDouble-decker」『クラリオンバス機器ニュース別冊・情報編』第5号、クラリオン、1981年3月1日、15頁。
- ^ 「編集にあたって」『クラリオンバス機器ニュース別冊・情報編』第5号、クラリオン、1981年3月1日、11頁。
- ^ 47NEWS サイト内・“三菱ふそう2階建てバス生産中止 国産で唯一”. 2010年6月8日閲覧。
- ^ 『鉄道ジャーナル』通巻524号(2010年6月号)p155では「2010年3月の製造分で再び生産中止となった」とあったが、これは誤りで実際には2010年7月1日のダイヤ改正で増発される「プレミアムドリーム号」向けなどに製造されていた(出典:“【おしらせ】プレミアムドリーム号が大増便!東京-京阪神間リニューアル!7/1~”. JRバス関東. 2010年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。)。
- ^ “2階建て高速バスの新型が登場 「車両バリアフリー化」の切り札となるか(写真27枚)”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ (2018年3月28日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “グリフィン・マガジン「SCANIAエンジンを搭載した“新しい日本の二階建てバス”。」”. スカニアジャパン (2016年4月15日). 2016年4月25日閲覧。
- ^ 保育社発行のカラーブックス『路面電車』
- ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1987年4月号(通巻478号)p53 高松吉太郎 カメラと機関車を胸に抱いて(4)
- ^ 藤本雅之. “二階付き電車が松山にあった”. 愛媛県総合科学博物館. 2017年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月18日閲覧。
- ^ ヤマケイ私鉄ハンドブック「13 近鉄」に掲載。同書籍では当時の社長であった佐伯勇がアメリカ出張時にビスタドームカーを実際に見たことでこの構想がスタートしたとある。
- ^ 雑誌『鉄道ファン』2004年10月号 No.522 P73
- ^ 京阪電車大津線公式サイト内「o2trains」コラム第11回・3000系ダブルデッカー誕生秘話 Internet Archive
- ^ 雑誌『鉄道ファン』2021年12月号 No.728 p9
- ^ “「400円でVIP気分」通勤ライナーで鉄道各社が“脱・痛勤””. AERA.dot (2018年12月23日). 2018年12月23日閲覧。
- 1 2階建車両とは
- 2 2階建車両の概要
- 3 トロリーバス
- 4 参考文献
2階建て車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:21 UTC 版)
100系・200系の一部の車両が、E1系・E4系では全部の車両が2階建てとなっている。車両強度確保の観点からE4系を除いて普通鋼製であるが、車体軽量化のためE4系はアルミニウム合金製である。床下部分に機器を搭載するスペースを十分にとることができないため、床上部分に機器室を設置する。
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2階建て車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 22:17 UTC 版)
東海道新幹線の利用客は1976年をピークに減少傾向をたどり、列車の削減が行われた。そのような経緯から、100系では客室(サービス面)を中心としたモデルチェンジが指向された。そしてより明るく快適な新幹線として、話題性を高めイメージアップを図るべく、新幹線としてはじめて2階建て車両が組み込まれた。またコスト削減の観点から、0系の全電動車構成を改め付随車を導入することになった影響の副産物という側面もある。 基本的に階上は、車窓が良いことや乗客の通り抜けがないことからグリーン席や食堂、階下は普通車指定席、カフェテリアもしくは個室が設定された。詳細は#各編成の概要を参照。 客席部分を最大限使用するため、電動機などの機器を搭載することができず付随車となった。また、空調設備は1階機器室に搭載された室内機と屋根上の室外機を分離したセパレート方式とし、客室内には空調用のラインフローが設けられ、グリーン席にはスポット空調を採用している。 2階建て車両は、平屋車両との段差が大きくなるために空気抵抗が増加することや車体重心が高くなることから、車高はできるだけ低い方が望ましい。しかし、2階建て車両投入によるイメージアップも重要なテーマであることから床面をレール面上200 mmまで下げ、屋根高さを平屋車両と比べて500 mm高い位置の4490 mmまで持ってくるなど、車両限界を有効利用して設計されており、それにより各階の天井高さを1945 mmとし、十分な高さを確保している。V編成「グランドひかり」の場合、室内高さは、1階部分が1982 mm、2階部分が1986 mmとなっている。なお、車体重心をできるだけ下げるため、1階部分の車体構造が強化され、厚い鋼板が張られている。 東海道・山陽新幹線区間では、300系以降で車両軸重を11.4 t以下にすることを目標に設定したことや定員の相違による互換性の面での支障、速度向上のために車両の軽量化や走行抵抗の軽減が求められた結果、2階建て車両の新造はされていない。
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