2階東翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 01:08 UTC 版)
創建時の東翼1、2階には研究室が設置されていた。これは図書館の蔵書を利用した研究を行う施設として造られたものである。設計した内田は、主として外国人研究者の利用を想定していたという。大学の教員や、学部長の推薦を受けた大学院生、卒業生などが利用することをできた(ただし卒業生を含む学外者は使用料を納める必要があった)。岸本館長下の改修では研究室は廃止されることとなり、2階東翼のうち南側には16室の閲覧個室、中央には談話室や個席室、北側には大学院学生閲覧室が設置された。裏田館長計画の改修では、北側の大学院学生閲覧室は一般閲覧室として利用する一方で、南側の閲覧個室は撤去し、電動の集密書架を配置した漢籍書庫とした上で、開架との間に壁を設けて書庫の一部として利用するようになった。1996年5月には、北側の一般閲覧室に計算機端末が設置され、メディアプラザとして利用に供されるようになった。2010年代の改修工事では、再び書庫とは切り離されて開架エリアと一体で運用されることとなり、北側にはグループ学習が行えるプロジェクトボックス、南側はパソコンを設置するECCSルームとして利用されることとなった。
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