2階線型微分方程式による証明とは? わかりやすく解説

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2階線型微分方程式による証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 14:17 UTC 版)

オイラーの公式」の記事における「2階線型微分方程式による証明」の解説

証明2階線型微分方程式用いた証明を示す。実数 x を変数とする関数 { y = e i x y = cosx y = sin ⁡ x {\displaystyle {\begin{cases}\displaystyle y=e^{ix}\\\displaystyle y=\cos x\\\displaystyle y=\sin x\end{cases}}} (1) はいずれも以下の2階線型常微分方程式の解である。 d 2 y d x 2 + y = 0. {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} ^{2}y}{{\mathrm {d} x}^{2}}}+y=0.} (2) (2) は斉次な方程式なので、一般解基本解線型結合として表すことができる。cos x と sin x は (2) の基本解である。実際ロンスキー行列式 | cos ⁡ x sin ⁡ x − sinx cos ⁡ x | = cos 2 ⁡ x + sin 2 ⁡ x = 1 {\displaystyle {\begin{vmatrix}\cos x&\sin x\\-\sin x&\cos x\end{vmatrix}}=\cos ^{2}x+\sin ^{2}x=1} は 0 にならない。よって、(1) および (2) より e i x = C 1 cos ⁡ x + C 2 sin ⁡ x {\displaystyle e^{ix}=C_{1}\cos x+C_{2}\sin x} (3)成立するまた、(3)両辺微分したものi e i x = − C 1 sin ⁡ x + C 2 cos ⁡ x {\displaystyle ie^{ix}=-C_{1}\sin x+C_{2}\cos x} (4) となる。(3), (4) に x = 0 を代入したものそれぞれ、 1 = C 1 i = C 2 {\displaystyle {\begin{aligned}1=C_{1}\\i=C_{2}\end{aligned}}} (5) となるので、(5) より (3)線型結合オイラーの公式与える。 e i x = cos ⁡ x + i sin ⁡ x . {\displaystyle e^{ix}=\cos x+i\sin x.}

※この「2階線型微分方程式による証明」の解説は、「オイラーの公式」の解説の一部です。
「2階線型微分方程式による証明」を含む「オイラーの公式」の記事については、「オイラーの公式」の概要を参照ください。

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