2階建てエレベーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:15 UTC 版)
「六本木ヒルズ森タワー」の記事における「2階建てエレベーター」の解説
森タワーの中に20基以上あるエレベーターのうち、地上とオフィスフロアをつなぐエレベーターはそれぞれ2階建て(ダブルデッキ)構造になっており、乗り降りする階によって地上の乗り場が上下2階層に分かれている(LL階と5階が奇数階行、UL階と6階が偶数階行である)。そのため、上下の階層を間違えると目的の階に行けず、LL階・UL階もしくは5階・6階に戻らなければならない。また、地上階での1階分の高さと高層階での1階分の高さが異なるため、上かごと下かごの間がパンタグラフ構造となっていて、指定階到着間際の3秒間に高さを自動で調節している。さらに、オフィスフロアは非接触型ICカードにより立入が規制され、それを利用して停止しない階層側のエレベーターホールには入れない構造になっている。このほか、ICカードの種別によっては臨時に乗降可能状態に制御できる場合もある。なお、エレベーター内の上下両方のリクエストに応じて停止するため、リクエストのない階にも停止する事が恒常的にあり、「下(上)かご乗降中」と待機側のエレベーター内部の液晶ディスプレイに表示される。この二階建てエレベーターは上下のかごで内装が異なる。全部で37基ある。 Aバンク7基はフジテック製、Bバンク7基は三菱電機製、Cバンク6基と非常用4基ほかは日立製作所製、Dバンク6基は東芝製、Eバンク6基と49-52階専用の5基は日本オーチス製が担当している。到着アナウンスは非常用・PH2階行を除いて六本木ヒルズのオリジナルアナウンスを採用している。また、非常用エレベーターの停止階であるB6-B3Fには施設関係者以外立入禁止のため、非接触型ICにより立入が規制されている。なお、入館許可証を提示すると地下6階までは地下2階から階段で移動が可能である。
※この「2階建てエレベーター」の解説は、「六本木ヒルズ森タワー」の解説の一部です。
「2階建てエレベーター」を含む「六本木ヒルズ森タワー」の記事については、「六本木ヒルズ森タワー」の概要を参照ください。
- 2階建てエレベーターのページへのリンク