2階建てグリーン車の211系への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:38 UTC 版)
「国鉄113系電車」の記事における「2階建てグリーン車の211系への改造」の解説
JR東日本の2階建てグリーン車サロ124・125形は1996年以降は国府津車両センターに全車が在籍していたが、2004年から同センター配置の113系がE231系に置換えられることになり、捻出された2階建グリーン車は211系サロ212・213形100・1100番台に改造された。100番台が暖地用、1100番台が寒冷地仕様で、共通の改造として211系仕様の電気指令式ブレーキ化、側面行先表示器のLED化などが行われた。 100番台車は引き続き東海道本線東京口用に投入され、田町車両センターの211系平屋+2階建グリーン車(サロ211形+サロ212形・サロ210形+サロ213形)が高崎車両センターに転用された。1100番台車は寒冷地対応改造を施して東北本線(宇都宮線)・高崎線の上野口用に投入、高崎車両センター所属の211系に組み込まれて使用された。 車両需給の都合から、サロ124形のうち12両は、方向転換のうえ、車掌室をトイレ・洗面所に改造してサロ213形へと改造されている(100番台8両・1100番台4両)。また、本来の向きとは逆向きで使用されていたサロ125形も方向転換して本来の向きに戻し、サロ213形(100番台4両・1100番台1両)となった。その他のサロ124形17両は、サロ212形(100番台12両・1100番台5両)に改造されている。 また種車がサロ124-1 - 8のものは引き続きTR69系台車となり、サロ212形・サロ213形への改造後は両車ともTR69系台車を装備した車両同士で組合せて登場し、当初、総武快速・横須賀線に所属していた車両について、カラーシートは改造後も張り替えずそのままで登場した。 田町車両センターおよび高崎車両センター所属の211系のE233系3000番台への置き換えにより2012年から2014年にかけて廃車されている。
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