機器の不具合・操作ミスによるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:20 UTC 版)
「列車運行管理システム」の記事における「機器の不具合・操作ミスによるもの」の解説
2013年7月18日に、JR九州の運行管理システムに大規模なトラブルが発生し、同社管内の在来線で長時間・広範囲に亘り、計179本に及ぶ列車の運休や遅れが生じた。同社で原因を調査した結果、3年前の2010年に自動進路制御装置の機器を交換した際、メーカーの日立製作所が仕様と異なる種類の機器を誤って取り付けたことが原因であると判明。JR九州は日立製作所に対し、運行面での信用を失墜させたなどとして、損害賠償を請求する方針であるとしている。
※この「機器の不具合・操作ミスによるもの」の解説は、「列車運行管理システム」の解説の一部です。
「機器の不具合・操作ミスによるもの」を含む「列車運行管理システム」の記事については、「列車運行管理システム」の概要を参照ください。
機器の不具合、操作ミスによるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 01:39 UTC 版)
「列車防護無線装置」の記事における「機器の不具合、操作ミスによるもの」の解説
2005年4月25日にJR福知山線の上り線でおきた脱線事故の際には、脱線した列車の車掌が発報を試みたが、停電のため直ちに発報できなかった。この機材では停電時に発報するためには電源を切り替える必要があったものの、車掌はその操作を教育されておらず、結局発報できなかった。事故直後に下り線を走り現場に接近してきた特急電車の運転士は、脱線した車両が下り線の軌道を短絡して閉塞信号機が停止現示となっているのを見て緊急停止するために減速、さらに近隣住民が踏切の踏切非常ボタンを押したことで現示された特殊信号発光機の停止信号で異常を察知し、事故現場のおよそ100 m手前で停止して改めて防護無線を発報した。このような事態が生じたことから、停電時でも特別な操作なしに本装置が動作できるように改良が進められている。 2007年12月には、JR北海道において防護無線装置が誤作動を起こし、約5時間半にわたって札幌圏の全ての列車が運転を見合わせた。原因は装置内の基板が結露とさびによってショートし誤作動を起こしたものと判明したが、誤作動を起こした無線機の判別に時間を要した。これを受け、発報した無線機の判別が容易にできるデジタル式防護無線の導入について、2011年(平成23年)6月までとしていた導入計画を大幅に前倒しし、2008年6月までに導入を完了させた。 JR貨物岡山機関区所属の電気機関車1機について、2006年5月から2012年11月まで約6年半に亘り、防護無線が繋がらない状態で運行に就いていたことが明らかになった。防護無線機器の設置工事の際に、配線を誤った可能性が高いとされている。同社は2012年10月には問題が発見されていたにもかかわらず11月まで放置していたことも判明しており、結果的に、当該機は山陽本線や東海道本線などで約150万 kmにわたり走行していた。
※この「機器の不具合、操作ミスによるもの」の解説は、「列車防護無線装置」の解説の一部です。
「機器の不具合、操作ミスによるもの」を含む「列車防護無線装置」の記事については、「列車防護無線装置」の概要を参照ください。
- 機器の不具合・操作ミスによるもののページへのリンク