機器と運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 11:31 UTC 版)
運用許可や物資の問題に加えて、DXペディションの参加者は使用する無線機にも多くの注意を払っている。 DXCCのような人気のあるアワードにおいて非常に珍しい場所から運用した場合、一度に何百もの局が通信を求めてくる(これを「パイルアップ」という。pile upつまり山積み)ことがある。このため、DXペディション参加者は、世界中に強い信号を送り、避けられないパイルアップをコントロールし続けるために、できるだけ多くの周波数帯で強力で利得の高いアンテナを使用することを目指す。運用者はまた、パイルアップの信号に邪魔されることなく、遠隔地の局に自分の声が聞こえるようにするために、送信と受信の周波数を分ける「スプリットオペレーション」という運用方法をとることもある。これは、対蹠点効果を避ける目的もある。 DXペディション参加者は、目的地に到着したら、無線局をセットアップして運用を開始する。インターネットを利用してログをアップロードすることで、成立したか疑わしい通信を素早く確認できるようになり、また、QSLカードの交換もインターネット上で行えるようになったことで、以前よりもプロセスは楽になった。
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