対蹠点効果(antipodal operator、antipodal effect)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 17:17 UTC 版)
「電波伝播」の記事における「対蹠点効果(antipodal operator、antipodal effect)」の解説
地球上の全く反対の点(対蹠点)には無数の伝播経路が存在するため、電波伝播が起こりやすくなる現象。条件によってはほぼ1日中、無線通信が可能。日本の対蹠点はアルゼンチンおよびウルグアイ付近。
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対蹠点効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:37 UTC 版)
ある地点から、どんな方角に向かっても対蹠地に着くため、ある地点から発せられた電波(のうち、地上波の一部)は、その対蹠点では、どれかの経路によって通信可能である確率が高く、一般に不安定な短波通信としては比較的には安定である。これを対蹠点効果と呼ぶ(同時に複数の経路からの電波が届くことがあってもマルチパスによるフェージングが発生するため、このことをもって通信品質の向上に寄与すると一概に言えるものではない)。 対蹠点効果は電波以外でもあらゆる波に起こる。地震が起こると、対蹠点周辺では強い揺れが観測される。巨大クレーターの対蹠点には、地震波や衝撃波が集まったことによる「対蹠点地形」が誕生することがある。 吸収などのない理想的な状況では、エネルギー保存則より波の全てのエネルギーが対蹠地に集まり、対蹠地での波の強度は波源での強度と同じになる。そのあと、まるで対蹠地が波源であるかのように、波は対蹠地から再び広がることになる。
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