失墜とは? わかりやすく解説

しっ‐つい【失墜】

読み方:しっつい

[名](スル)

名誉・権威などを失うこと。「会社信用が—する」

むだな出費浪費

「肴買ひたる代物、—にまかりなり候」〈甲陽軍鑑三〇

不足すること。また、まちがいのあること。

「これ観音の銭なれば、いづれも—なく返納奉る」〈浮・永代蔵・一〉


失墜

読み方:シッツイ(shittsui)

失費、失うこと。


失墜

作者阿部昭

収載図書阿部昭第1巻
出版社岩波書店
刊行年月1991.8


失墜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 18:05 UTC 版)

エウゲニウス」の記事における「失墜」の解説

皇帝選出されてすぐに、エウゲニウス伝統従いテオドシウス宮廷使者送って承認求めたテオドシウスは一応謁見はして贈物偽りの承認与えたものの、エウゲニウス打破するための軍勢召集しはじめた。さらにテオドシウスは、エウゲニウス対抗させるため、翌393年1月自分息子ホノリウスに西の正帝としての称号授けたまた、ウァレンティニアヌス2世自殺追い込んだ殺害した疑いがアルボガステスにはかけられたが、3ヶ月空白期間テオドシウスがなんら行動を起こしていないことからも、殺害容疑はアルボガステスとの対立が明らかとなったのちに加えられ罪状推定されている。 その後テオドシウスコンスタンティノープルから軍隊率い、フリギドゥス河畔でエウゲニウス・アルボガステスらの率い西ローマ帝国軍と対峙し、394年9月5日に「フリギドゥスの戦い」 (Battle of the Frigidus) として知られる会戦はじまった。隘地に籠城する西ローマ帝国軍を圧倒的な大兵力を擁した東ローマ帝国軍が包囲するであった初日は、怒り駆られたため数に任せて無策攻撃仕掛けたテオドシウス対し老練な指揮官であり、そのうえ降伏して許しを乞う余地のなかったアルボガステスが善戦した。しかしその日夜には、アルボガステス旗下将校数人が身の安全の保証引き換えテオドシウス側へ寝返る申し出た。さらに戦闘2日目には突如として猛烈な突風巻き起こった。アルボガステス軍は放った矢が自陣吹き戻され砂塵で前が見えなくなるほどであった伝えられている。この強い追い風によって勢いづけられたテオドシウス軍が攻勢に立ち、西ローマ帝国軍は壊滅した敗北悟ったアルボガステスは数日間逃亡ののちに自決した降伏して寛恕願ったエウゲニウスも、国家反逆罪僭称帝として処刑されテオドシウス兵営に首を晒された。

※この「失墜」の解説は、「エウゲニウス」の解説の一部です。
「失墜」を含む「エウゲニウス」の記事については、「エウゲニウス」の概要を参照ください。

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