清滝一門とは? わかりやすく解説

清滝一門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:51 UTC 版)

りゅうおうのおしごと!」の記事における「清滝一門」の解説

九頭竜 八一(くずりゅう やいち) 声 - 内田雄馬 本作主人公福井県大野市出身2000年8月1日生まれ第1巻時点では16歳段位第1巻時点八段第5巻竜王位防衛竜王2期獲得)したことにより史上最年少17歳九段昇段順位戦C級2組から1組昇級第7巻)16巻時点ではB級2組第14巻帝位獲得し二冠となる。 家族構成両親と兄が一人、弟が一人6歳清滝九段内弟子として修行開始し小学校3年生のときに小学生将棋名人戦当時史上最年少優勝者となる。このとき準決勝神鍋歩夢を、決勝月夜見坂燎を破り、さらに供御万智知り合っている。彼らとはそれ以来ずっと交友続いている。その後奨励会入り中学校3年生のときに15歳2か月史上4人目中学生棋士としてプロ入り16歳1か月竜王挑戦しフルセットにまでもつれ込みながら奪取16歳4か月史上最年少タイトル保持者。他にも帝位リーグ入りを果たすなど順調にキャリア積み上げてきたが、竜王奪取後から大スランプに陥り、公式戦11連敗喫する。そんな矢先に雛あいと再会し紆余曲折経てあいを内弟子として育てることになる。 少年ころから極めて優れた才能見せており、関係者からは期待されていた。その例の一つとして奨励会入会直後6級のときに月光聖市アマ名人記念対局記録係務めたが、感想戦で両対局者気付かなかった23手の即詰み指摘して一同驚嘆させている。銀子からは将棋歴史の中で五本の指に入る才能持っている評価されている。 あいの育て方について悩んでいた際、師匠清滝と同じ道を歩めていたことを知って嬉しさのあまり涙を流すなど清滝のことを心から尊敬している。 中学在学中プロ入りし、もともと勉学が得意でなかったことから、高校には進学せずに関西将棋会館近くアパート(2DK)に住んでいた(当初一人暮らしだったが、あいが同居してからは二人暮らし)。あいが内弟子になる以前は、研究仲間頻繁に立ち寄ることに加え盗まれ困るようなものもないなどの理由から部屋に鍵はかけないことが多かった居飛車党相掛かりや一手損角換わりなど、力戦調の棋風を得意とするプロデビュー戦では頓死して以降三連敗を重ねている山刀八段に勝つため、第3巻では生石指導仰ぎゴキ中など振り飛車系の戦型挑戦しオールラウンダーへの棋風改造を図る。二週間ほどの特訓付け焼刃ではあったが振り飛車体得し、「三連限定合駒」を見切ることにより山刀伐から奇跡的な勝利を挙げて改め自身天才性を示す。名人挑戦者となった竜王戦七番勝負ではハワイでの開幕局で敗れて以降3連敗喫し精神的に追い込まれたことで周囲との関係亀裂入りかけるが、あいやその他の周囲人々励ましによって立ち直り最後の審判問題絡んで差し直しとなった第四局の大熱戦を制してからは、その勢いで4連勝して防衛成功する女心疎い一面があり、しばしば致命的とも言える失言をしてしまう。シャルロット対する「師匠はなれないけどお嫁さんにしてあげる」発言第2巻)などが代表例。自らに好意寄せるあいや銀子に対しても、当初はあくまで将棋仲間としての意識し持っていなかったため、そのせいで騒動巻き込まれることも多い。第11巻銀子両思いであることがはっきりしたが、二人きりのときは別として、対外的には恋人関係としての振る舞い見せていない。 数多く女子小学生囲まれているという境遇置かれていることから、周囲からしばしば「ロリコン」「ロリ王」「ロリキング」「クズ竜王」と揶揄される。本人はそう言われるたびに否定しているものの、弁解難し行動見られる。しかし本人香に惚れており関係を発展させたがっているが、香からは弟扱いかされないニコニコ生放送解説担当した際には、聞き手鹿路庭珠代の胸に視線釘付けになり、それをコメント指摘され全国に恥をさらす。終いには月夜見坂・供御飯の前で「おっぱいしか見てませんか!!」と叫び、自ら巨乳好きであることをカミングアウトしてしまう。 竜王防衛後は棋力がさらに高み上った評されるが、本人は頭の中の将棋盤目の前に現実感伴って出現してなかなか消えないという症状苦しんでいる(その症状影響まともに熟睡できないほど)。7巻では自身読みの力と将棋ソフト演算力を組み合わせた効率重視将棋順位戦において連勝重ねていくが、かねてより引退を表明していた将棋界重鎮蔵王九段との対局将棋ソフト根本的な弱点突かれ敗北しC級1組への昇級厳しくなってしまう。しかし同時刻に行われていた八一以外のC級2組棋士対局結果により、繰り上がりC級1組昇級することが決定する12巻行われた帝位戦では挑戦者決定戦名人下して鬼頭との七番勝負挑む第一局では於鬼頭がソフトの最善手狂いなく繰り出したことでリード奪われるが、封じ手でソフトを超える一手繰り出して一気討ち取り先勝この後感想戦で、その底なしとも思える実力から「西の魔王」と呼ばれていることが明らかになる15巻では夜叉神家の経営する会社アパート買収され立ち退き対象となる。天衣勧められるがままに西宮北口駅前のタワーマンション一室購入して引っ越し天衣・晶との3人暮らしとなった。また編集者として万智勧めにより、初の著書九頭竜ノート」を出版している。 得た弟子正式に認めた順番にあい、天衣シャルロットの3人。 雛 あい(ひなつる あい) 声 - 日高里菜 本作ヒロイン2007年10月7日生まれ第1巻時点では9歳小学3年生)。好きな戦法相掛かり石川県七尾市にある和倉温泉旅館『ひな』を経営する夫妻一人娘前年に『ひな』で行われた竜王戦第七局で、勝利への重圧から廊下倒れていた八一差し出したことで八一知り合う。 元々祖父将棋好きだった影響で家に将棋盤棋書などが一通り揃っていたこともあり、八一将棋見たことを機に将棋始めたところ、わずか3ヶ月で『将棋図巧』の詰将棋を全問解くほどの棋力身につける。しかし両親(特に母親)は将棋が嫌いで、将棋続けることを反対されたため、学校春休み入ったのを機に大阪向かい面識のある八一の家に押しかけた。紆余曲折はあったものの最終的に内弟子としての弟子入り認められたため、春休みが終わると同時に正式に八一の家に引っ越し学校大阪小学校転校している。 その後研修会D1マイナビ女子オープン祭神 破り本戦入りするが、本戦では1回戦月夜見坂燎に惨敗してマイナビ本戦一回戦勝利を条件とした女流棋士デビュー逃すものの、その後香のマイナビ本戦1回戦前日C1昇級果たし女流2級女流棋士デビューを果たす。銀子天衣対局し五番勝負では観戦記者デビューを果たす。その後女流名跡予選決勝進出したことで女流1級昇級予選決勝で岳滅鬼破り女流名跡リーグ入り果たしたことで女流初段昇段した16巻では女流名跡リーグ勝ち抜け挑戦者となり、釈迦堂里奈との初タイトル戦に臨む。序盤連勝してスタートダッシュ決めるが、彼女自身強さ逆に釈迦堂全盛期強さ呼び覚まし連敗喫してしまう。最終局ではそれまで培った膨大な研究負かし行った釈迦堂の癖を読み切って終盤怒涛詰めで彼女に勝利女流名跡タイトル奪取し女流三段昇段祝勝会では女流出場するプロ棋戦勝利を挙げて最短最速プロ編入試験受験資格得て合格する」事を宣言した。 元々将来的温泉旅館を継ぐ前提両親からの教育受けており、9歳ながら家事一通りこなせる。特に料理は「佃煮海苔から自作する」「あいの作った金沢カレー食べた八一が、あまりの旨さ意識を飛ばす」などかなりの腕前八一隠し事をしている時は自白剤を本気で購入しよう考えたり、嘘をついていた八一から「どうした信じてくれるの?」と聞かれた際に「拷問します」と返答するなど、ヤンデレ気質有る作者曰く「実は作中で一番ヤバい子」)。また、順位戦聞き手という公の場八一巨乳好き疑惑について糾弾したり、親し女性全員リストアップして提出しろと八一迫ったりと、かなり嫉妬深い一面がある。とはいえ八一一番弟子として八一献身的に尽くしており、普段から家事完璧になすだけでなくタイトル戦でも八一精神的支えとなり、竜王防衛大きな貢献をした。研修会女流棋戦において数多く大人たちとの真剣勝負繰り広げていることから、小学生とは思えないほどの凄まじい気迫併せ持つまた、アニメ版では対局の際に目の瞳孔が変わる。 詰将棋鍛えたプロ棋士顔負け終盤力を武器とするが、逆に序盤には穴があり、女流棋士との対局ではそこを突かれ劣勢にたされることが多い。だが、師匠である八一は「あいの終盤力は序盤劣勢に立たされているからこそ発揮される」と見抜いており、必要最低限基礎教えているが、あえて序盤に関する指導行っていない。 感情昂ると金沢弁が出る癖があり、特に八一が他の女性に対して好意示した際に「ししょーのだら!」、恋と将棋双方ライバルである銀子に対してだらぶち」と出る。 第14巻拠点東京に移すことになり、内弟子関係を解消し八一の下を去った当初は「ひな別館に住むと思われたが、大阪時代からネット研究会行っていた山刀伐の伝手頼って、珠代が居着いているマンション移り、珠代と二人暮らししている。 空 銀子(そら ぎんこ) 声 - 金元寿子 本作のもう1人ヒロイン八一姉弟子(ただし弟子入り時期2週間しか違わない)。大阪府出身2002年9月9日生まれ血液型B型[要出典]。第1巻時点では14歳中学2年生)で奨励会二段女流二冠女王女流玉座)だったが、その後15歳女性として史上初の三段への昇段を果たす。第9巻では、マイナビ女子オープン女王戦五番勝負挑戦者となった天衣激突第二局までは力の差を見せつけて圧勝するが、第三局で女流棋士相手初め千日手となり、指し直し局では天衣奇策一時投了寸前まで追い詰められる。だが、唯一の打開逆転手を読み切って3連勝し女王の座を防衛連続5期獲得により永世称号である永世女王獲得した2歳将棋の駒動かし方覚え4歳清滝九段内弟子になる。小学校2年生小学生名人戦優勝し八一最年少記録塗り替え翌年奨励会入会11歳奨励会在籍のまま女流二冠となる。女流棋士との対局では公式戦58無敗第9巻時点)という圧倒的な強さを誇る(後述の「白雪姫」も、実は「黒星がついたことがない、すなわち降り積もる白星一色である」ことと、白髪銀髪?)であることに由来している)。13歳のときにテレビ取材受けたに付けられた「浪速白雪姫」というキャッチフレーズ一般に定着しており、街を歩いているとサイン求められることも多い。 髪にはいつも、八一から贈られ雪の結晶デザイン髪飾りをつけている(「白雪姫」=「雪」という単純な連想から)。タイトル戦和装する際にも外さないほどで、本人まんざらではないようだが、八一は「髪飾りをつけているのは自分への嫌がらせ」と本気で思い込んでいる。将棋界では多く人間から「八一の(将来の)嫁」として認識されているものの、八一面と向かう際には基本的に好意を表に出さず二言目には「死ね気に入らないことがあれば手や足を出す雑務押し付けるなどの扱いから八一からは怖い人として認識されている。 性格はかなり頑固で極度人見知り。また料理大の苦手。幼いころ心臓関連難病心室中隔欠損症推定される)を患っていた影響身体が少し弱く、特に夏を苦手とする。食事の際はソース大量に使う癖があり、お好み焼き食べる際も表面真っ黒にするほど。また、14歳という年齢ながらも、あい曰くつるつる」らしい。 あいに対して悪感情あからさまにしており、あいを弟子に取ることについても一門の中で最後まで反対していた。 趣味サッカー観戦。特に監督指示ゴールキーパーコーチングサポーター応援選手(特にメンタル面)に与え影響など注目して観戦することが多い。 幼少のときは八一より将棋強かったが、ほどなくして八一追い抜かれ引き離され一方となる。それでも、八一自分だけを見てもらえる場である公式戦での対局目指し女性初の正棋士となるため努力続ける。女流棋戦では無敵だが、奨励会では必ずしも勝ち続けているわけではなく自分才能限界感じていた。三段への昇段が壁となっていたが、6巻幸運に恵まれて昇段できたものの、その先待ち受ける三段リーグ恐ろしさ圧倒されそうになる。そして、孤独に潰されそうになりながら野田駅降りたところを八一出迎えられ、彼と同じ場所に立ちたいという願いを胸に抱く。そして「四段上がれるのなら死んだって構わない」という壮絶な覚悟決めた将棋実力は、八一については「将棋歴史の中で間違いなく5本の指に入る」と評価する一方で、自らの才能については「女の将棋指しの中では史上最強かもしれないが、男性棋士含めた上位千人にも入らない」と自己分析している。生まれつき将棋才能恵まれた棋士八一やあい)を「将棋星人」、そうでない棋士自分香)を「地球人」と呼んでいる。 10巻開幕した63三段リーグではスタートダッシュ決めることに成功したものの、中盤で3連敗喫しプロ入り遠ざかった絶望から追い詰められて、包丁握りしめ「自分殺して」と嘆願するまでに錯乱。それを見かねた八一福井に連れて行き、そこで八一想い合っていたことを知るとともにテレビで目にした名人スピーチから本来の自分取り戻し、創多との対局で、それまで将棋経験を完全に自分の糧とし、先述の「将棋星人」の領域遂に到達。創多の連勝止めプロ入り望み繋いだその後連勝続け13勝3敗で最終例会に臨むが、三段リーグ独特の雰囲気と、長い対局によって体が悲鳴を上げ始める。それでも最後の力で対局臨み最初の対辛香戦で、彼との過去思い出すも、それに揺らぐことなく見事勝利最終局となる対鏡州戦では一時心臓止まりかけるも、強引に肋骨衝撃与えて心臓動かし吐血。それでも指し続け激闘果て詰将棋如き勝利への一手見出して勝利。彼女と創多以外の3敗者全て敗れたため、15勝3敗の1位で四段昇段八一でもできなかった一期抜け史上初となる女性正式なプロ棋士となり、その場駆け付けた八一から正式に告白を受け、お互いとの公式戦対局目指すことを誓い合った。しかし棋士として初の公式戦となった竜王戦6組の対祭神戦で敗れ直後体調不良による休場発表女流タイトル全て返上となった女流棋戦タイトル得た対局料賞金使って関西将棋会館から徒歩15分ほどの場所に研究用ワンルームマンション購入しており(第9巻)、以後奨励会対局前などは実家出てその部屋に籠もるようになった。ただ食事はほぼ全て出前頼っており、某出前サイトランクが「ゴッド」に達してしまったほど。その様子を心配した香が、八一料理持たせてマンション配達頼んだこともある。 清滝 鋼介(きよたき こうすけ) 声 - 関俊彦 八一銀子師匠1966年11月1日生まれ第1巻時点では50歳。段位九段で、順位戦C級1組(7巻でB級2組から降格竜王戦2組タイトル獲得経験はない。 順位戦では苦労しており、C級2組で9勝1敗という成績ありながら順位の差のいわゆる「頭はね」で昇級できなかったことが複数回ある。さらにC級1組B級2組B級1組でも頭はねを経験しその後A級へ昇級するも、4勝5敗の成績またしても順位の差で降級憂き目に遭う。しかしその後再びA級に上がり名人へ2回挑戦した。 娘の香が幼いころに妻を亡くしその後自身の母も死去してからは娘と二人暮らしだったが、4歳銀子6歳八一内弟子に取る。なお、この弟子取り方については何かしら理由がある模様で、本人以外にそれを知るのは娘の香のみ。 弟子である八一銀子実の子供のように大切に思っており、二人からの信頼も非常に厚い。また孫弟子にあたるあいのことも非常に可愛がっており、家出期間後に八一があいを引き取りに来た際には泣き崩れて拒否していた。 将棋大会指導対局角落ち将棋したことが八一との出会いで、大人相手にも勝ちまくっていた八一相手に、接戦演出しつつ勝利するというプロ技術見せて八一憧れ存在となった。それ以後八一清滝指導対局ばかり受けるようになりそのまま弟子入りするが、清滝自身最初から八一の持つ巨大な才能気づいていたため自分八一育てることに気後れし月光弟子入りさせよう考えていたことを後に八一明かす。しかし、竜王戦名人激戦繰り広げる八一を見ながら、月光に「今でも私に彼を預けよう思いますか?」と尋ねられた際には「自慢息子です。誰にも渡すわけがない」と返している。 普段は割と常識人なのだが、将棋に関しては「八一との対局負けた腹いせで、関西将棋会館の窓から放尿」「八一竜王奪取記念で、旅館ロビー裸踊り」「立会人であるにもかかわらず対局開始直前になってトイレ行きその間対局始まってしまった挙句走れメロスのような半裸格好飛び込んできて即座につまみ出される」など、変人な行動が目立つ。ソーシャルゲームにはまり、課金重ね一面もある。 7巻にて、年齢による棋力衰え自覚したことでこれまでの将棋対す姿勢一新し奨励会員からプロ棋士さらにはJS研までといった幅広い人間集めた革新的な研究会清滝道場」を立ち上げている。 16巻にて、過去釈迦堂里奈恋仲にあった事が明かされる将棋に関して意気投合した事から始まった出会い発展し一時結婚寸前までいったが、結局は亡き妻を忘れられなかったのと、娘の香が成長と共にその妻に似てきた事から関係を解消している。 揮毫文字は「俺の全盛期明日」。坂井十三九段を師に持ち月光兄弟子にあたる。 清滝 香(きよたき けいか) 声 - 茅野愛衣 清滝九段一人娘大阪府出身名前の由来桂馬香車から。1991年11月9日生まれ第1巻時点では25歳で、研修会C2クラス在籍していた。 師匠の娘という立場もあって、八一銀子普段から何かと世話になっており、銀子唯一心を開く人物銀子曰く「銀はと香のとなりにいるから」)。八一曰く隠れ巨乳」(スリーサイズは上から956292)で、八一何度となく男女の仲目指しアプローチしているが、香からは弟扱いでまるで相手してもらえていない子供のころに父から将棋教えられたものの、一度将棋嫌いになってやめ、将棋本格的に始めたのが高校3年生からのため、弟子としては八一銀子の妹弟子となる。今では初恋相手将棋であると語るほど、女流棋士となるため真摯に将棋向き合っているが、成果出せずに苦しむときもあった。 女流3級資格得られるC1クラスへの昇級がなかなか実現できず、そうこうしているうちに研修会年齢制限が近づいてきていることに焦り感じていた。マイナビ女子オープンチャレンジマッチでは1回戦焙烙惨敗誰もが勝つことは不可能と思う中で敗者復活戦臨んだが、奇跡的な連勝により決勝進出。その決勝では粥新田投了寸前まで追い詰められるが、そこで粥新田ありえないような反則犯し、ほとんどラッキーパンチ一斉予選進出決めた予選決勝研修会親しかった香酔千対戦し泣きながら女の夢断ち切ると共に自らの夢の実現近づく本戦1回戦釈迦堂里奈との戦いでは、竜王戦の3連敗精神的に追い詰められ八一自分対局する姿を見てほしいと語って臨み凄絶勝利を収めて八一大きな感動勇気与えたマイナビ女子オープンベスト8入りしたことで女流棋士として申請行っており、第6巻時点では女流3級作者自ら「私の全て背負ってもらいました」と語るほど思い入れの深いキャラモデル女流棋士飯野愛であることが明らかにされている。 夜叉神 天衣(やしゃじん あい) 声 - 佐倉綾音 第2巻より登場するもう一人のあい」。2007年12月10日生まれ初登場時点では9歳神戸市豪邸祖父の弘天(元博徒で現在は実業家)と暮らしている。JS研メンバーからは(あいとの区別のため)「天ちゃんてんちゃん)」と呼ばれている。「天衣」という名前の表記は、作者佐藤康光ファンだったため、佐藤棋風である『天衣無縫』から拝借したという。 父親は元アマチュア名人夜叉神 天祐(やしゃじん たかひろ)、母親大学時代将棋部在籍しており、将棋が縁で結婚したという家庭のため幼少時から将棋親しんできた。その両親事故亡くなり祖父元に引き取られたが、祖父甘やかされ育ったため、典型的な高飛車なお嬢様キャラとなってしまった。 元々は月光門下だったが、月光から「研修会入会するまで」という条件八一預けられ最終的に八一自ら弟子に取ることを決意する。実は元々八一とも浅からぬ縁があったことが後に判明する棋風緻密な序盤戦術を活かした徹底的な受け将棋好きな戦法後手番一手損角換わりで、研修会香に指された時は逆上してしまうほど思い入れがあるマイナビ女子オープンでは鹿路庭などの女流棋士多数撃破し本戦ベスト8進出と共に女流3級申請資格得たが、この時点では申請行わず。後に研修会C1クラス上がり、あいに若干遅れて女流2級プロ入りした。とはいえ誕生日の関係で史上最年少女流棋士記録はあい(10歳1か月ではなく天衣10歳0か月)のものとなったメディアからは「神戸シンデレラ」の異名呼ばれている。第8巻では本戦トーナメント決勝挑戦者決定戦)に進出し女流初段昇段した。さらに決勝供御飯を破り女王挑戦者となったことで女流二段昇段した銀子との五番勝負では3連敗タイトル獲得はならなかったものの、人間的に大きく成長する結果となった普段言動お嬢様そのものだが、その言動の裏には八一や清滝一門への思いやりが非常にこもっている。しかし、それを指摘される恥ずかしがって否定するいわゆるツンデレ)。女流棋士デビュー後は、指導対局聞き手仕事において、大人プロ棋士女流棋士にも引けを取らない力をみせる(その際、「お嬢様」な言動おくびにも出さない)。 12巻八一への恋心彼に打ち明けたが、彼は銀子の事が好きなため断った。しかし不意を突いて彼から口づけ奪い銀子向けられている八一の愛を奪うと宣言した14巻では八一の住むアパートまるごと買い取ったことを明らかにし、あいが去り抜け殻状態になっていた八一に対して同居することを宣言結局八一タワーマンション購入させ、そこで晶も含めた3人での同居始めた16巻では銀子長期休場空位となった女王女流玉座優勝者決定五番勝負登場4巻でのマイナビ女子オープン本戦以来となる登龍花蓮との対局に臨む。タイトル戦終了後に彼女のもとにやってきた八一に、亡き両親スーパーコンピューター開発者だった事と今回のダブルタイトル戦でその両親開発参加していたスーパーコンピューター淡路」を研究使っていた事を明かす祖父により、「天衣が悲しい顔をするから」と、父親使っていた将棋盤・駒、父親書いた棋譜などを死後全て処分されしまっていたが、鏡州らの伝手使って探し出した父親筆跡棋譜)を使った将棋駒八一からプレゼントされると、それまで内に秘めていた父親への想い弾け号泣してしまった。 いわゆる歴女一面があり、人間将棋企画下見のため関ヶ原古戦場跡を訪れたときは大谷吉継好きであることが判明した。また徳川家康については、島津打ち倒されれば良いと思うほど嫌い。

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