動かし方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 14:08 UTC 版)
競技者は交互にサイコロを振る。 最初に馬は手で持っていて、それをサイコロの目に従ってボード上に置く(これを「下馬」という)必要がある。たとえば3の目が出たら3マス目に馬を置く。全部の馬をボードに置き終わるまで、置いた駒を先に進めることはできない。一度にボードに置ける馬の数は通常は1頭であるが、真本采は3頭、傍本采は2頭置ける。他の競技者が自分の真本采を出した場合(散采のみ)、その競技者のかわりに自分が3頭置ける(傍本采は2頭)。真撞・傍撞を出した場合も、その競技者のひとつ前の人が馬を置ける(真撞は3頭、傍撞は2頭)。3回連続で撞を起こしたら罰が倍になる(これは後の行馬のときも同様)。 賞采では、4のゾロ目が8頭、6のゾロ目は6頭、5のゾロ目は5頭、それ以外のゾロ目は4頭、ゾロ目以外は2頭置ける。賞采と傍本采は複合できる。罰采が出たらひとつ次の人が2頭置ける。 全部の馬をボード上に置いたら、サイコロの目によってボード上で馬を動かす(「行馬」という)ことができるようになる。 馬を動かした先に味方の馬がいる場合、馬を重ねる。重ねた馬はまとめて動かすことができる。 通常は出た目の数だけ動かすが、罰采が出たら次の番の人がその目だけ動かす。真撞・傍撞は前の番の人がその目だけ動かす。他人の本采を出したら、その本采の所属する競技者がその目だけ動かす。 馬を動かした先に敵の馬がいる場合、味方の枚数が敵以上であれば、「打馬」といって敵の馬は盤上から除かれ、その馬は最初からやりなおしになる。敵の馬の方が多い場合はそのマスに行けない。 窩に1頭でも敵の馬がはいっていると、他の馬はそこにはいったり飛びこしたりすることができない。 函谷関(6番目の窩、46マス目)を最初に越えるには馬を10枚以上重ねなければならない。一度函谷関を越えたら、残りの馬にはこの枚数制約はない。函谷関から先では、敵の馬の数が味方より多いマス目を越えることができない。 あがる前に、飛龍院(10番目の窩、82マス目)に20枚すべての馬を揃える必要がある。飛龍院から出るには、 真本采またはゾロ目(3枚全部が同じ目)を出す 別な人が自分の真本采・傍本采を出す ひとつ前の人が罰采を出す のいずれかの条件を満たす必要がある。 飛龍院の3つ先からの5マス(85マス目から89マス目)は「夾」と呼ばれ、夾采(3つのサイコロのうち少なくとも2つの目が同じ)が出ないと動かせない。夾采が出た場合、同じ目の2つのサイコロ以外のもう一つの目のぶんだけ進む。たとえば115なら5マス進む。 終点のひとつ前のマス(90マス目)を「塹」という。塹に落ちた場合、以下のいずれかの条件がないと出られない。 真本采・傍本采・ゾロ目のいずれかを出す 別の人が自分の真本采または傍本采を出す ひとつ前の人が罰采を出す 次の人が真撞または傍撞を出す 一度に塹から出られる馬の数は、ゲームの最初に下馬した枚数と同じである。 塹では打馬の規則がきかない。敵がすでにいても塹に落ち、味方と敵がひとつの塹に混在する。 賞采・真本采・傍本采が出たとき、打馬したとき、馬が重なったとき、塹から出られたときはもう一度ダイスを振ることができる。別な人が自分の本采を出したときや、前の人が罰采を出したときも、もう一度振ることができる。 ほかに馬を逆に走らせることができるルールなどがあるが、省略する。
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「動かし方」の例文・使い方・用例・文例
- その機械の動かし方を説明してください
- 彼はその機械の動かし方を教えてくれた。
- 続いて彼はその機械の動かし方を実演してくれた。
- これらの機械の動かし方を知っていますか。
- この機械の動かし方を今思い出した.
- この機械の動かし方を知っていますか.
- 誤った(チェスの)こまの動かし方; 妥当でないやり方.
- ヒンドゥー教の宗教的舞踊の儀式的な手の動かし方
- 足の動かし方
- 何かするときの手の動かし方
- 物の動かし方
- 裁縫において,針の動かし方
- ばた足という,水泳での足の動かし方
- 物の一端を持ち先端を前後左右上下に往復させるときの動かし方
- 他には,各駒に認められている動かし方すべてがその駒の底に書かれている初心者向けの将棋やチェスゲームもある。
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