記念対局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:50 UTC 版)
新人王戦優勝者とタイトル保持者が記念対局を行う。非公式戦であり、成績は通算記録などに算入されない。 記念対局は、第36期(2005年度)まで公式戦であった。優勝者とその年の名人による記念対局が11月頃に行われた。2006年以降はタイトルホルダーのうちの1人との非公式の対局となっている。対局相手はスケジュール等を鑑みて決定される。記念対局が師弟対局になった事例は2例で、第23期(1992年度)新人王戦・記念対局(中原誠名人 対 佐藤秀司新人王)と第50期(2019年度)新人王戦・記念対局(木村一基王位 対 高野智史新人王)で、いずれも新人王側が勝利を収めている。同門兄弟弟子同士の記念対局は第12期(1981年度)新人王戦・記念対局(中原誠名人 対 田中寅彦新人王)の1例のみで、両名とも高柳敏夫門下である。 先後は振り駒を行わず、新人王が先手となる。ただし新人王がタイトルホルダーでもある場合は振り駒により先後を決めることとなっており、2018年までに1999年の藤井猛、2005年の渡辺明(いずれも竜王就位)の2例がある。 対戦成績は、名人との公式戦だった時代は新人王の12勝24敗、タイトルホルダーとの非公式戦となった2006年度から2021年度までは新人王の6勝10敗となっている。
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