記念庭園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:51 UTC 版)
「ミネアポリス高速道路崩落事故」の記事における「記念庭園」の解説
35Wブリッジ・リメンブランス・ガーデン(35W Bridge Remembrance Garden)はこの橋崩落の犠牲者および生存者を記憶に留める記念庭園で、ミネアポリスに置かれている。この記念庭園は橋崩落の4周忌となる2011年8月1日に開園された。ミネソタ州知事のマーク・デイトンとミネアポリス市長が開園式に出席してスピーチを行なった。式典では犠牲者13人の名前が読み上げられ、4年前の崩落時刻である午後6時05分ちょうどに黙祷が捧げられた。その後、亡くなった人々を追悼して13羽の鳩が放たれた。 この90万ドルの記念庭園はミネアポリス財団による資金供与を受けており、土地は現地の独立行政法人 (Minneapolis Park and Recreation Board) より提供された。記念庭園の設計は、生存者や犠牲者の遺族と共にトム・オスランドによって制作された。 この庭園最大の特徴は、13本のI形鋼と磨りガラスの円柱である。各柱には、亡くなった人の名前がその人の逸話と共に彫られており、母国語で書かれているものも幾つかある。13柱の列の全長は81フィート(25m)で、これが崩落の日付(8月1日)を表している。13本の柱の後ろには黒い花崗岩でできた水の流れる壁がある。この壁には「私達の人生は起こった事だけで決まるのではなく、それに直面してどのような行動を採るかで決まります。人生が私達にもたらす出来事だけで決まるのではなく、私達が人生を動かすことによって決まっていくのです。無私の行動と共感が、悲劇的な出来事から揺るぎない共同社会を創り上げるのです」との文言がステンレス鋼で入れられている。またこの文言と一緒に生存者171人の名前が黒い石に刻まれている。記念碑の別の箇所には、ミシシッピ川と新しいI-35W橋を見下ろせる崖に続く小径がある。夜には、柱と小径と水壁がLED照明で照らされる。
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