庭園概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/11 18:14 UTC 版)
総面積: 21,800m2 形式:洋風庭園と池泉回遊式日本庭園の融合 竣工:1919年(大正8年) 所在地 -〒036-8207 青森県弘前市大字上白銀町8-1 指定:国の登録有形文化財(2003年(平成15年)7月登録:洋館、和館、倉庫、冠木門及び両袖番屋) 園内は、高さ13mの崖地をはさんで高台部と低地部に分かれており、高台部は岩木山を借景した洋風庭園で、低地部は池泉回遊式の日本庭園となっている。総面積は約21,800m2に及び、東北地方でも有数の大規模な庭園である。 別邸である洋館は、高台部にあり、木造モルタル2階建てで、玄関先まで反りを付けて下ろされた袴腰屋根や階段吹抜け部分の八角形の塔が印象的なデザインとなっており、設計は堀江佐吉の六男金造、施工は長男彦三郎が行った。同時に建てられた岩木山麓の農牧場開拓を目指して設置された開発事業事務所の倉庫は、イギリス積みによる煉瓦造り2階建てで、軒部分の煉瓦を4重にした軒蛇腹が特徴的な建物となっている。 建築物も見学可能で、うち洋館は「大正浪漫喫茶室」のほか、50人収容のホールや小会議室の貸しスペースとして利用されており、倉庫(考古館)は砂沢遺跡出土品(国の重要文化財)をはじめ、弘前市内の遺跡出土品を中心とした考古資料を展示している。
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