低地部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:31 UTC 版)
低地部は多摩川と浅川に挟まれていることで用水路や田が多く、そして礫層を基盤とする台地や丘陵を抱えていることもあって、市内には179ヶ所の湧水が確認されており、これらの特徴を極力生かした街づくりを進めていることが評価されて、国土交通省選定の水の郷百選にも選ばれている。代表的な水路は多摩川から取水している日野用水、浅川の滝合橋「左岸」(実際には平山橋下にある堰)付近から取水している豊田用水、同滝合橋の「右岸」付近から取水している平山用水、万願寺歩道橋(ふれあい橋)の手前から取水している向島用水等である。これら用水の役割は宅地化・市街化の進行により水田が減ったため、最近では以前の農業用水としての存在意義は薄れつつあるが、水環境の保全や防火用水、ヒートアイランド現象の抑制ということで都市に潤いを与えるものとしての価値は高まってきている。そのため、親水公園やビオトープとして、黒川清流公園や向島用水親水路を皮切りに再整備が進められている。
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