地勢・自然
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 08:58 UTC 版)
沖縄本島最北端の辺戸岬から南西約1.5キロメートルに位置し、国頭山地の北端をなす。沖縄県国頭郡国頭村の辺戸(へど)と宜名真(ぎなま)の大字にまたがる。 上空から望む山体はほぼ楕円形で、南北に1.2キロメートル、東西に0.9キロメートルの範囲にわたる。辺戸集落から眺めると、4つの峰が突出した山容をしている。西側と比べて東側の標高が高く、最高点は248.3メートルで、南東部に位置する。辺戸岳は、辺戸岬一帯に広がる標高約70メートルの海岸段丘の上に形成された、かつての海食崖からなる山体で、段丘面からの比高は約170メートルに及ぶ。頂上部は、高さ約20メートルから50メートルの垂直な崖となり、その崖下には傾斜角30度から40度の斜面が形成され、崖から崩れ落ちた岩屑からなる。中国大陸の桂林とほぼ同じ成因の塔状カルスト地形が見られ、北側にはドリーネがある。地質は古生代ペルム紀の石灰岩からなる本部層で、衝上断層により東部の新生代古第三紀の粘板岩や千枚岩からなる名護層に乗り上がっている。 辺戸岳の麓から流れる辺戸大川は「ウッカー」といわれ、中流ではワタナジ川、下流では宇座川と呼ばれ、辺戸集落の水源として利用されていた。植生は琉球列島の石灰岩地帯で見かけるリュウキュウガキやナガミボチョウジが分布し、また、イネガヤやリュウキュウキンモウワラビなど沖縄県ではこの一帯のみに自生している。風が強く吹く西側には、ソテツやムサシアブミなどの風衝林が見られる。2016年(平成28年)に新設されたやんばる国立公園の特別保護地区に指定されている。
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地勢・自然
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 00:26 UTC 版)
面積は7.95 km2。最高峰は錦山(標高354 m)で、島は常緑広葉樹林に覆われている。 向島はタヌキ(ホンドタヌキ)の島としても有名で、1926年(大正15年)2月24日に「向島タヌキ生息地」として国の天然記念物に指定されており、指定当時には個体数は約2万頭と推定されているが、近年は錦橋の開通により野犬が増加し、その食害が要因で生息数は激減している(詳細は、タヌキ#近代の関わりの項を参照)。
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地勢・自然
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:35 UTC 版)
沖縄本島北部にある本部半島の南に位置する。沖縄県名護市の大字「勝山(かつやま)」にあり、小字は「我謝如古山(ガジャナクヤマ)」に属する。また、同市の大字「安和(あわ)」の北方にそびえる。標高は432メートルで、沖縄県内で第10位、沖縄本島内で第5位の高さである。北に八重岳、東北東には嘉津宇岳があり、これら一帯は本部半島のほぼ中央部の山塊を形成している。 安和岳の山体は南北に約1キロメートル、東西に約300メートルの範囲に及び、特に西側と南側は急な斜面をなす。西側の谷に「我謝如古バンタ」と呼ばれる岩壁があり、高さ15メートル以上の石灰岩で形成され、鍾乳洞が存在している。地質は古生代ペルム紀の石灰岩を主とする本部層で、円錐状のカルスト地形を形成し、山頂は切り立つ岩が露出している。千枚岩や粘板岩が一部見受けられ、西麓に緑色岩がまとまって分布している。嘉津宇岳と安和岳付近の石灰岩地帯を流れる穴窪川と安和与那川の中上流部においては地下に伏流し、大雨の際は一時的に地面に表流する。 安和岳は、1972年(昭和42年)に指定された「嘉津宇岳安和岳八重岳自然保護区」に含まれる。また、沖縄県は1989年(平成元年)に「嘉津宇岳・安和岳・八重岳自然環境保全地域」を設定した。イスノキやヤブニッケイなどの常緑広葉樹林が自生し、ホントウアカヒゲやイボイモリ、コノハチョウなどの動物が生息している。麓の斜面にシークヮーサーが栽培されている。
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地勢・自然
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沖縄本島北部にある国頭山地のほぼ南端に位置し、本島最小幅の石川地峡にそびえる。標高は204メートルで、山頂から稜線沿いに南麓は沖縄県うるま市、北西麓は国頭郡恩納村、北東麓は同郡金武町に属する。かつての石川市北端に存在し、周辺自治体と合併したうるま市の最高峰である。 標高100メートルより上部は険しい地形となるが、低地部は緩やかな傾斜を有する海岸段丘で、細い谷が開析している。地質は山体上部において、中生代の千枚岩や緑色岩で構成される名護層で、下部は第四紀更新世の国頭層群からなり、チャートや砂礫の混ざった土壌がみられる。石川岳西の麓から南へ発する肥前川は、石川川と合流し、金武湾へ流出する。 植生はイタジイを主とする広葉樹林で、マテバシイやオキナワウラジロガシ、リュウキュウマツ、イジュ、ヒノキバヤドリギなどが生息している。石川岳周辺にコゲラやオキナワシジュウカラ、アカショウビンなどの鳥類や、キノボリトカゲやイボイモリ、シリケンイモリを観察できる。
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