ムサシアブミとは? わかりやすく解説

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むさし‐あぶみ【武×鐙】

読み方:むさしあぶみ

サトイモ科多年草関東地方以西海岸近く林内みられる5月ごろ、仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた太い穂を出す。上部幅広く、鐙状をしている。

武蔵国作られた鐙。鋂(くさり)を用いないで、透かし入れた鉄板にして先端刺鉄(さすが)をつけ、直接に鉸具(かこ)としたもの

[補説] 鐙の端に刺鉄作りつけするところから、和歌では「さすが」に、また、鐙は踏むところから「踏む」「文(ふみ)」にかけて用いられる

むさしあぶみさすがにかけて頼むには問はぬもつらし問ふもうるさし」〈伊勢一三

武蔵鐙の画像
撮影広瀬雅敏

武蔵鐙

読み方:ムサシアブミ(musashiabumi)

サトイモ科多年草園芸植物

学名 Arisaema ringens


武蔵鐙

読み方:ムサシアブミ(musashiabumi)

初演 明治15.9(広島・尾の道芝居)


無佐志鎧

読み方:ムサシアブミ(musashiabumi)

初演 宝永7.6(大坂篠塚座)


ムサシアブミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/09 20:05 UTC 版)

ムサシアブミ
ムサシアブミ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: テンナンショウ属 Arisaema
: ムサシアブミ Arisaema ringens
学名
Arisaema ringens
和名
ムサシアブミ

ムサシアブミ(武蔵鐙、学名 Arisaema ringens)はサトイモ科テンナンショウ属多年草。別称「由跋(ユハツ)」[1]、古くは「加岐都波奈(かきつばな)」[2]とも呼ばれていた。

特徴

地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、その途中から花柄が伸びる。葉柄上端には先が細くなった三枚の(小葉)をつける、つまり3出複葉である。花柄は葉柄よりも短い。花(仏炎苞)の形がに似ていること、武蔵の国でつくられた鐙が良質であったことから武蔵鐙と呼ばれるようになった。

分布

関東以西、四国九州沖縄に分布する。

脚注

  1. ^ 由跋”. weblio. 2016年5月8日閲覧。
  2. ^ 高橋勝雄『野草の名前』 春、山と渓谷社〈山溪名前図鑑〉、2002年4月、[要ページ番号]頁。ISBN 4-635-07014-X 


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