蒼島の植物相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:44 UTC 版)
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} ムベの果実。撮影地、兵庫県内。 ヤブニッケイ。撮影地、大阪府内。 カラタチバナ。撮影地、福島県浜通り地方。 ムサシアブミの仏縁苞。撮影地、大阪府立花の文化園。 蒼島暖地性植物群落に生育する草木類の一例 福井県が1994年(平成5年)6月25日に行った植生調査によれば、蒼島の照葉樹林群落の樹高は15から20メートルで、高木層はタブノキ、スダジイが多く、次いでヤブニッケイ、ナタオレノキ、モチノキなどが占め、亜高木層はヤブツバキ、低木層はアオキが優占し、次いでシロダモ、トベラ、マルバグミ、ハゼノキなどが見られる。林床の草木はムサシアブミ、ベニシダ、ヤブラン、カラタチバナ、ヤブコウジ、ヒトツバ、ムベ、テイカカズラといった常緑の草本類やつる性植物が繁茂している。 蒼島は本土からの距離が近いものの、無人島で交通機関も無いため訪れる人も少なく、また、国の天然記念物に指定されているため、今後も伐採や土地改変などの恐れは少ないと考えられる。その一方で小浜湾が属する同じ海域の若狭湾にある鷹島や冠者島では、サギ類が営巣してコロニーを作り、その影響によって樹木、森林が衰退する危険性が指摘されている。蒼島では今のところカラスが多く営巣しているため、サギ類の侵入が阻止された状態になっているが、今後の周辺海域や沿岸部の環境の変化によっては、鳥類の行動に影響が起きて蒼島の森林環境に悪影響が起こる可能性があり、福井県の自然保護課では、その観点に対しても留意が必要であるとしている。 また、2021年(令和3年)7月16日には、小浜市立加斗小学校の6年生が授業の一環として、シーカヤックを使用して蒼島へ渡り上陸して植物観察を行うなど、蒼島の植物群落は地元小学校児童の学習の場としても活用されている。 南西側より撮影した蒼島。 南南東側の袖崎付近の高台より撮影した蒼島。 南南東側の福井県道235号加斗袖崎住吉線より撮影した蒼島。
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