由跋とは? わかりやすく解説

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由跋

読み方:ユハツ(yuhatsu)

ムサシアブミ別称
サトイモ科多年草園芸植物

学名 Arisaema ringens


ムサシアブミ

(由跋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/18 23:33 UTC 版)

ムサシアブミ
ムサシアブミ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: テンナンショウ属 Arisaema
: ムサシアブミ Arisaema ringens
学名
Arisaema ringens
和名
ムサシアブミ

ムサシアブミ(武蔵鐙、学名 Arisaema ringens)はサトイモ科テンナンショウ属多年草。別称「由跋(ユハツ)」[1]、古くは「加岐都波奈(かきつばな)」[2]とも呼ばれていた。

特徴

地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、その途中から花柄が伸びる。葉柄上端には先が細くなった三枚の(小葉)をつける、つまり3出複葉である。花柄は葉柄よりも短い。花(仏炎苞)の形がに似ていること、武蔵の国でつくられた鐙が良質であったことから武蔵鐙と呼ばれるようになった。仏炎苞が枯れて剥がれ落ちるとトウモロコシ状の果実が出てくる。果実はになると真っ赤に熟しよく目立つ。

しかし、果実を含め全草にシュウ酸カルシウムを含む有毒草であり、少量を口にしただけでも短時間で強い痺れや痛みを引き起こすため、食用にはできない[3]

分布

関東以西、四国九州沖縄に分布する。

脚注

  1. ^ 由跋”. weblio. 2016年5月8日閲覧。
  2. ^ 高橋勝雄『野草の名前』 春、山と渓谷社〈山溪名前図鑑〉、2002年4月、[要ページ番号]頁。ISBN 4-635-07014-X 
  3. ^ 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:テンナンショウ類|厚生労働省


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