棋士
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棋士(きし)は、囲碁や将棋などで対局することを主な職業とする人。アマチュアと区別するために、「プロ棋士」「専門棋士[1]」という呼称が使われることもある。
- 棋士 (囲碁) - アジア各国ともプロ初段以上。女流棋士を含む(「女流棋士」は性別が女性の棋士のこと)。
- 棋士 (将棋) - 四段以上。棋士養成機関である新進棋士奨励会の段級位(三段から6級)と連続している。
- 女流棋士 (将棋) - 女流2級以上。
- ※ 将棋には、「棋士」(性別不問)と「女流棋士」(女性限定)の2つのプロ制度が併存している。
- 麻雀の棋士 - 競技麻雀の選手を指すことが多い。「日本プロ麻雀棋士会」という団体がある。「雀士」と呼ばれることもあるが、明確な定義はないので統一されていない。
- 連珠の棋士 - 連珠も棋士の名称を用いている。統括団体として日本連珠社 [1]がある。明確な定義はないが、連珠の公式戦で実績を挙げている高段位の選手を棋士と称す場合が多い。
- 棋士 (チャンギ) - チャンギ(朝鮮象棋)の棋士。
一部の古い文献などではチェスの選手を「棋士」と表記していることもあるが、国際チェス連盟では専業のプロとアマチュアを分けていないので表現としては正確ではない。競技会などもイロレーティング別にクラスが設定されており、参加する人間は単に「Player(選手)」と呼ばれる。
中学生棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:03 UTC 版)
2022年現在、中学生棋士(中学生で四段への昇段を決めた棋士)は以下の5人である。 藤井聡太(2016年、14歳2か月・21世紀生まれの初めての棋士) 加藤一二三(1954年、14歳7か月) 谷川浩司(1976年、14歳8か月) 羽生善治(1985年、15歳2か月) 渡辺明(2000年、15歳11か月・名人在位中) 上記のうち、谷川と藤井は中学2年であった(加藤は早生まれのため中学3年であった)。藤井は中学在学中に公式戦歴代記録を更新する29連勝を達成。段位も六段まで昇段し、全棋士参加棋戦で優勝を果たした。また、5人とも順位戦A級とタイトル獲得を経験しており、藤井は史上最年少17歳11か月でタイトルを獲得している。 上記の5人に続く記録として、16歳での四段昇段棋士を下記に挙げる。データから見ても、早熟な棋士は優秀な者が多い傾向にある。 6. 佐々木勇気(16歳1か月) 7. 塚田泰明(16歳3か月)(順位戦A級在籍経験・王座獲得経験あり) 8. 阿部光瑠(16歳5か月) 9. 森内俊之(16歳7か月)(十八世名人資格保持) 10. 屋敷伸之(16歳8か月)(藤井に破られるまで31年間に亘りタイトル獲得最年少記録を保持・順位戦A級在籍経験・棋聖獲得経験あり) 11. 大山康晴(16歳9か月)(十五世名人) 12. 増田康宏(16歳10か月) 13. 豊島将之(16歳11か月)(名人・竜王獲得経験あり・平成生まれの初めての棋士)
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