順位戦A級 (名人位挑戦者決定リーグ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:27 UTC 版)
「プレーオフ」の記事における「順位戦A級 (名人位挑戦者決定リーグ)」の解説
日本将棋連盟の公式戦である順位戦A級で総当りリーグで最多勝の成績を挙げた棋士が複数出た場合、順位下位者から勝ち残り式(パラマス式)のトーナメントで挑戦者を決定するプレーオフが行われる。 規模として最大なのは第76期(2017年度)の、稲葉陽、羽生善治、広瀬章人、佐藤康光、久保利明、豊島将之による6者プレーオフである。6者は2018年3月2日の最終一斉対局の結果、6勝4敗で並んだ。久保と豊島の下位2名による王将戦七番勝負が進行中であったこともあり、プレーオフは超過密スケジュールの中で行われたが、最終的に2位の羽生が挑戦者となった。 その次の規模は4者プレーオフで過去4度あり、その中で第50期(1992年度)には、谷川浩司、南芳一、大山康晴、高橋道雄、の4者が6勝3敗でならび、順位最下位の高橋が3連勝で挑戦者の座をつかんでいる。 しかし4者以上プレーオフでは73期の行方尚史以外に順位戦最上位者の名人挑戦が無く、パラマス式が必ずしも最上位者優位とは言えない。 なお、B級1組以下の昇級者ならびに全順位戦の降級者は、前年度の成績から決定された順位で優先度が決定され、プレーオフは行われない。
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