順位戦の規定による昇段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 16:54 UTC 版)
詳細は「将棋の段級」を参照 昇段五段へ六段へ七段へ八段へ九段へ名人戦・順位戦の規定C級1組昇級 B級2組昇級 B級1組昇級 A級 昇級 名人位1期獲得 順位戦の昇級による昇段規定は、C級1組に昇級すると五段、同様にB級2組昇級で六段、B級1組昇級で七段、A級昇級で八段となっている。しかし、たとえばB級2組に所属する七段や八段の棋士が初めてB級1組に昇級しても、段位はそのままである。名人位を1期獲得すると九段となる。 1984年4月1日に「勝数に伴う昇段」の規定が追加される前にA級に昇級した棋士は、ほぼ全員が、五段から八段までをすべて順位戦昇級に伴い昇段した。これは、順位戦以外の具体的な昇段規定が存在しなかったためである。その後、竜王戦昇級に伴う昇段規定(1987年追加、2006年改定)・タイトル挑戦もしくは獲得および棋戦優勝に伴う昇段規定(2009年追加)が追加されて以降、特に七段までは順位戦昇級前に他の規定を満たし昇段するケースが増えた。特に竜王戦の連続昇級による昇段規定は満たしやすく、この規定が発足された後五段から七段までをすべて順位戦昇級に伴って昇段したのは近藤誠也のみである。なお、五段から八段までを順位戦昇級に伴って昇段した棋士は多数いるが、五段から九段まで全て順位戦昇級および名人獲得に伴って昇段したのは谷川浩司と丸山忠久の2人だけである。
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