女流棋士
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:48 UTC 版)
「小林健二 (将棋棋士)」の記事における「女流棋士」の解説
名前女流プロ入り日段位、主な活躍岩根忍 2004年4月 1日 女流三段、タイトル挑戦3回 北村桂香 2013年6月24日 女流初段 木村朱里 2022年6月 1日 女流2級 (2022年6月1日現在) 弟弟子の杉本昌隆を、1988年2月の板谷の急逝から1990年10月のプロ入りまでの間預かっていた。このため杉本門下の藤井聡太(名目上は甥弟子)の事実上の大師匠として紹介されることもある。 アマ強豪からプロ編入試験を受験し合格した今泉健司が最初に奨励会に入会(1987年9月)してから退会(1999年9月)するまでの間も師匠を務め、自宅近くに住む今泉に内弟子のように接した。才能がありながらプロになれず退会した今泉について「もっとビシビシ厳しく鍛えればよかった」と残念がった。2014年8月1日には、朝日杯将棋オープン戦一次予選で今泉と対局し、“師弟対決”が実現。当対局は相入玉の末、持将棋に1点足りず249手で今泉が勝利。“恩返し”をされた小林は「よくがんばったね」「もっと序盤を勉強したほうがいい」とかつての弟子に声をかけたという。今泉のプロ試験合格の際も、テレビ出演などで元弟子を祝福した。
※この「女流棋士」の解説は、「小林健二 (将棋棋士)」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「小林健二 (将棋棋士)」の記事については、「小林健二 (将棋棋士)」の概要を参照ください。
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 00:12 UTC 版)
名前女流プロ入り日段位、主な活躍加藤圭 2018年6月21日 女流二段、A級在籍2期 (2022年4月1日現在) 加瀬は引退直前に公式戦で遠山に敗れ、「師匠への恩返し」をされる形となった。(2007年11月7日・第56期王座戦一次予選3回戦)
※この「女流棋士」の解説は、「加瀬純一」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「加瀬純一」の記事については、「加瀬純一」の概要を参照ください。
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 21:12 UTC 版)
名前女流プロ入り日段位、主な活躍島井咲緒里 1996年4月1日 女流二段 里見香奈 2004年10月1日 女流六段、清麗2期、女王1期、女流王座5期、女流名人12期、女流王位8期、女流王将8期、倉敷藤花12期、A級在籍2期 川又咲紀 2016年4月27日 女流初段 堀彩乃 2017年3月13日 女流1級 (2022年6月7日現在) 里見香奈の得意戦法である中飛車は、師匠の森の得意戦法である。
※この「女流棋士」の解説は、「森雞二」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「森雞二」の記事については、「森雞二」の概要を参照ください。
女流棋士(1名)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 00:56 UTC 版)
「第72回NHK杯テレビ将棋トーナメントの予選」の記事における「女流棋士(1名)」の解説
※この「女流棋士(1名)」の解説は、「第72回NHK杯テレビ将棋トーナメントの予選」の解説の一部です。
「女流棋士(1名)」を含む「第72回NHK杯テレビ将棋トーナメントの予選」の記事については、「第72回NHK杯テレビ将棋トーナメントの予選」の概要を参照ください。
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:51 UTC 版)
「りゅうおうのおしごと!」の記事における「女流棋士」の解説
月夜見坂 燎(つきよみざか りょう) 声 - Machico 女流玉将。東京都調布市出身。1998年5月13日生まれ。八一より2歳年長で、供御飯や歩夢と同年である。 小学校5年生のときに小学生名人戦の決勝で八一に敗北し準優勝する。表彰式後、悔しさのあまり八一を殴っている。八一との再戦を期すが、八一が奨励会に入ったために叶わなかった。その後、女流棋士となるが、女流棋戦を休会して八一を追いかけるように中学2年生で奨励会5級となるも、翌年6級で退会。以後は女流棋士に復帰してタイトルも取るなど活躍しつつ、今も八一と公式戦で対局することを目指している。 防御不要の速攻を得意とし、通称「攻める大天使」。しゃべり方はヤンキー口調で、実際「単車は高校時代から乗っていた」が、当時運転免許を持っていなかった疑惑がある(少なくとも「今は持っている」とのこと)。なお、四輪の免許は持っていないと明言している。尾崎豊が好きで、自らの得意戦法の横歩取りを尾崎の歌に例えたりもしている。 第2巻ではマイナビ女子オープンにて銀子に挑戦するが、3連敗で挑戦に失敗し、その結果八一に八つ当たりする。 第4巻のマイナビ女子オープンでは、前回挑戦者だったためシードで本戦出場し、一回戦であいと対局して才能の差を見せつける形で勝利する。その際、あいをこき下ろすだけでなく八一を侮辱するようなことを言うが、これは八一と対局できない鬱憤を八一の弟子にぶつけたもので、後に反省している。 八一の竜王防衛戦第4局の棋譜中継を見て、自分が八一に絶対に追いつけないことを自覚して涙する。 関東所属だが、用もないのに関西将棋会館の棋士室にいることが多く、単行本巻末の感想戦は八一と月夜見坂・供御飯の3人の絡みとなるのが恒例。とはいえ、さすがに供御飯との対局が近づくと交流は控える。 供御飯 万智(くぐい まち) 声 - 千本木彩花 山城桜花のタイトルホルダー。1998年4月17日生まれ。京都府京都市出身。巨乳。 小学校5年生の時に小学生名人戦で準決勝に進むが、詰みを見逃して月夜見坂燎に敗れ涙を流す。しかし、八一に決勝を見るように誘われ、直後の決勝戦で八一が見せた独創的な将棋に魅了されるも、八一のような正棋士になる才能は自分にはないと自覚したため、女流棋士かつ観戦記者として少しでも八一の近くで彼の将棋を理解できる立場を目指した。 第8巻での山城桜花タイトル防衛戦では挑戦者となった月夜見坂と対局。第三局終盤に突風のアクシデントで盤面がわからなくなってしまうが、月夜見坂の仕掛けた脳内だけで盤面を展開して指す「目隠し将棋」での対局を真っ向から受ける。あえて穴熊を崩す一世一代の選択が功を奏して2勝1敗で勝ち越し、通算5期獲得により、永世称号であるクイーン山城桜花を獲得した。 戦型は穴熊囲いなどを得意とし、通称「嬲り殺しの万智」と呼ばれる。かつては様々な戦型を使用していたが、先述の小学生名人戦準決勝での敗北がトラウマとなって、ミスをしなければ勝てる穴熊を多用するようになった。実家が京都の公家というお嬢様で、普段から京都弁丸出しのおっとりとした口調だが、一方で第2巻では「将棋盤の星の有無」を巡る口喧嘩で購入したばかりの新車を賭けるなど、勝負師としての大胆さを持ち合わせる。腐女子でもあるらしく、妹弟子の綾乃に薄い本を渡したりしている。現役女子大生で文学部に在学中。 八一をからかうような言動の裏には、小学生名人戦以来抱いている八一に対する強い執着があり、小悪魔的に八一を惑わしたり、観戦記者として八一の将棋を眺めていることが多い。天衣からは7巻で「八一の追っかけ」と評されている。あいの母の亜希奈は6巻で供御飯について「(八一に対して)執念のようなものを感じる」と述べており、娘にとって八一との関係で大きな障害になりえるとみなしている。 子供のころからのライバルである月夜見坂とは今も仲が良いが、月夜見坂とは違い奨励会に挑戦しなかったことに若干のコンプレックスを抱いている。 15巻では八一に棋書の共著を持ちかけると同時に、秘めていた恋心を告白するが、八一の「本当の想い」の前に破れる事となる。同時に女流名跡リーグ戦に進出し、最終戦であいと対局。八一と共著した棋書のスタイルを吸収してそれまでとは一変した戦術を使用し優位に立つも、あいの進化した終盤力の前に敗北。恋の終わりを実感すると同時に新たな恋の始まりに気づき、改めて前を向いた。 師匠は加悦奥大成七段。鵠(くぐい) 供御飯が将棋ライターを務める際のペンネーム。本格的に作中に登場するのは第4巻からだが、実は第1巻で既に登場している(八一対歩夢の帝位戦の観戦記)。明言されたのは5巻巻末の感想戦であり、それまでは名前にふりがなもふられず、妹弟子のことなどから示唆されながらも同一人物と簡単には分からないように描かれた。関西では「鵠=供御飯」であることが知られているが、関東ではほとんど知られておらず、 月夜見坂もそれを知った際に驚いていた。観戦記者モードの際は普段の和装に京都弁は鳴りを潜め、スーツに標準語となることが多い。 マイナビ女子オープンのチャレンジマッチでは八一を隣に座らせ解説を依頼しながら「指し手の解説は自分でできるので」として、八一のコメントを悪意のある省略・捏造していた。 9巻では、「同門縛り」によりマイナビ女子オープン五番勝負の聞き手になれなかったために観戦記者となったあいの師匠的存在となる。 釈迦堂 里奈(しゃかんど りな) 声 - 大原さやか 女流六段でタイトル獲得51期を誇る。神鍋歩夢・馬莉愛兄妹、岳滅鬼翼の師匠。神奈川県鎌倉市出身。年齢不詳。亡き師匠は足柄貞利九段で、元真剣師。 約30年間、女流名跡のタイトルを保持している。女流四タイトルの永世位を獲得し、一時は全冠独占も達成したことから「永遠の女王“エターナルクイーン”」と呼ばれている。 一方で「シュネーヴィットヒェン(ドイツ語で『白雪姫』)」という独自のファッションブランドを率いており、原宿の通称『ブラームスの小径』沿いに、結婚式場やスタジオとしても使えるブティックを構える。生まれつき片足が不自由。 女流棋士会の会長を務めている。女流棋界を自ら育ててきたという自負を持つが、男性プロ棋士と比較して女流棋士が弱い現状を踏まえ、だからこそ心の強さが必要だと説く。銀子とはしばしば研究会を共にしており、彼女が女性初のプロ棋士になることを期待している。銀子に触発されて女性のプロ棋士が増えれば、結果として自身が心血を注いできた女流棋士制度が無くなっても構わないとすら思っており、「実力のない女流棋士は不要」とも発言している。 文字通り「人生の全て」を費やして得た膨大な研究から得た「自分だけしか知らない局面」の経験値が真の武器で、全盛期は山刀伐や生石といった現在のトップ棋士にも勝利している。一方で、嘗て恋仲にあった清滝には一度も勝てていない。 5巻で行われたマイナビ女子オープン本戦では初戦で桂香と対局。終盤までは圧倒的優位であったが、桂香の泥臭く凄絶な粘りによって逆転を許し敗北。投了の際、女流3級の申請資格を獲得した彼女を祝福した。 16巻では、女流名跡戦30連覇を懸けて、初のタイトル戦に出場したあいと対局。その中でプロ相手にも引けを取らない戦いぶりから「殺し屋」と呼ばれた全盛期の頃を取り戻し、最終局までもつれ込む。最終局でも膨大な経験をもとに優勢に進めるが、自分の殻を破ったあいに敗れ、女流名跡のタイトルを失い、無冠となった。 師匠の一門からの「名人」輩出への執念や、清滝との恋、かつての将棋界の闇と様々なものを知って背負う中で、「自分は将棋以外の道を選んではいけない」とがんじがらめになり、15巻で歩夢のプロポーズを断り、同行も断る。16巻で八一達へのその事実の告白である程度の整理をつけ、自分に足りないものを掴んだ彼から再びプロポーズを受け、呪縛から解放され、彼と共に生きる道を選んだ。 ラーメンが好物で、将棋会館近くのラーメン屋にわざわざ原宿からタクシーで通うこともしばしば。 祭神 雷(さいのかみ いか) 声 - 戸松遥 女流帝位のタイトルを持つ。岩手県奥州市出身。2000年4月9日生まれ、4巻時点で17歳。通称「捌きのイカヅチ」。その異名通り、得意戦型は振り飛車。 自らの求めるもののためなら手段を選ばないエゴイストで、釈迦堂からは「魔物」と呼ばれその存在を疎まれている。 将棋の才覚には特筆すべきものがあり、女流枠で出場したテレビ棋戦では、僅か46手で持ち時間を一分も消費せずベテランプロ棋士を撃破したのをはじめ並み居るプロ棋士から勝利を挙げるなど、才能だけなら空銀子すら上回ると自他ともに認める実力の持ち主。女流棋戦に満足できなくなり、女性初のプロ棋士になると明言していた。 八一とはネット将棋で知り合い、後に東京で会ったときに将棋を指すようになる。八一も彼女の才能は認めているが、強くなることにこだわるあまり自分とだけ将棋を指すように強要するなどの偏執狂的な言動に恐れを感じ、距離を置くようになった。さらにはストーカーのような行動をするようになったため、将棋連盟の理事会が介入し八一との接触を差し止められたが、マイナビ女子オープンチャレンジマッチの日に再び八一の前に姿を現わす。一斉予選決勝ではあいと対戦。常に八一のそばにいて将棋を指せるあいに対し私怨剥きだしの盤外戦術などで追い込んでいくが、あいの才能に上回られた末に形勢逆転を許し、敗北した。 その後しばらく作中には登場しなかったが、女流帝位を3連覇した後、銀子の棋士デビュー戦となった竜王戦6組ランキング戦で対局相手として登場。消費時間わずか8分で銀子に勝利し、その後の試合も勝ち進んでいる。一方で対局場に斧を持ち込む・意味もなく眼帯をするなど、奇行はさらにひどくなっている。 鹿路庭 珠代(ろくろば たまよ) 声 - M・A・O 関東所属の女流二段。静岡県沼津市出身。1997年2月14日生まれで4巻時点で20歳。通称は「たまよん」。 現役の女子大生でルックスもよく、かつ巨乳であることから、ニコニコ生放送では「彼女が聞き手を務めると視聴者数が10万人増える」と言われるほどで、現役の女流棋士では銀子に次ぐ人気を誇る。一方で彼女が参加した研究会が長続きしないことから、棋士の間では「研究会クラッシャー」と呼ばれている。 前述の通り山刀伐と隣同士の部屋に住んでおり、家事はほぼ山刀伐に任せっきりで山刀伐を「ジンジン」と呼ぶほど親しい仲ながらも、それを知った八一から「結婚しそう」と言われた際には、二人そろって即座に素のリアクションで否定しているという友人のような間柄だった。しかし後に、正式に山刀伐と恋愛関係となり交際を始めている。 明るく前向きな言動を心掛けているが怒ると棘のある口調に代わるなど裏表の激しい性格の持ち主でもある。一方で本来の彼女は勝気でプライドは高いものの、大切なことのために本気で頑張れる女性であり、特に将棋に対する思いは本物である。 彼女なりに女流棋士の活動に誠意をもって携わっており、プロ棋士の研究会に参加するのも強くなりたいという思いからだが、その恵まれた容姿ゆえに逆にその努力がなかなか理解されないことに不満を持っている。棋士の世界に入るまでは将棋の強さで地元でも有名人扱いであり彼女自身も自分は神に選ばれた才能の持ち主だと自負していたが、棋士の世界では自分は大したことがないと自覚させられてしまう。常人であれば挫ける状況の中、ただの客寄せの女性扱いされたくないという思いから多くの強者と練習するため数多くの研究会に参加しているが、勝負の際は珠代の巨乳が丸見えに近い状態であるため相手が勝負に専念できないことが災いし、最終的には数多くの研究会を崩壊させてしまう結果となってしまった。相手がプロであっても物怖じせず教えを請うなど彼女なりに本気の努力を費やしているが、周囲からは婚活状態にしか映らないなど将棋の世界独特の価値観に甘んじない姿勢が周囲から孤立する原因となっている。 その姿や将棋に対する周囲からの見え方から「プロ女流棋士」と揶揄も混じった異名がついているが、女流棋士の現実を知る彼女はこの異名を気に入っている。SNSでは他の女流棋士の地元の特産品を紹介したりと、女流棋界全体への貢献を常に考えており、そんな彼女の姿を陰ながら評価する女流棋士は少なくない。 棋帝戦のニコニコ生放送で八一の聞き手を務め、八一とも研究会がしたいと申し出る。あいは鹿路庭の言動が八一を誘惑していると解釈し、強い不快感を持った。 マイナビ女子オープンの予選決勝で天衣と対局する。当初は自分を軽んじる天衣の態度に憤りを隠さなかったが、対局後は天衣の裏表のない言葉にむしろ好感を抱いた。 長らくタイトルには縁がなかったが、15巻で女流名跡リーグ戦に進出し、最終戦まで挑戦者の可能性を残す。最終戦では悪阻に苦しむ花立相手に終盤まで優勢に進むが、最後の最後で頓死となる手を指して敗北。タイトル挑戦を逃すも、女流名跡挑戦を決めたあいに心からのお祝いの言葉を贈った。 師匠はブルーノ・レドモンド九段。 花立 薊(はなだち あざみ) 女流五段。茨城県出身。理論と勝負勘を掛け合わせた合理的な戦術で感想戦は殆ど行わないことと、嘗てあった何者も寄せ付けない雰囲気および出身地から、現在はそう呼ばれることはあまりないが「茨姫」の異名で呼ばれていた。 マイナビ女子オープンが創設されたその年に優勝し、初代女王となる。その後女流玉座も獲得し、釈迦堂の後に女流棋界を引っ張る存在と嘱望されたが、後に当時11歳の銀子にストレート(3連敗)で敗れてどちらも奪取され、無冠となる。その後は銀子に勝つことを目指し、彼女のスタイルや外見を真似ていたが、それで体と心の均衡を崩し、師匠に止められる。それでも「銀子になること」を止められなかったが、後に夫となるプロ棋士に「たとえ将棋をしていなくても、僕は君自身が好きだ」と言われて自分の過ちに気付く。その後は出産と育児のために長期休場を繰り返しているが、その生活の中で新たなスタイルを開花し、5巻で行われた女流玉座戦では挑戦者となる。やはり銀子にはストレートで敗れ、挑戦失敗したが、一時的に銀子を追い込み焦らせることには成功し、「以前よりは良い将棋をさせた」と満足していた。スランプに陥った天衣を見た八一が彼女を紹介し、自身の経験を踏まえて天衣にアドバイスを送る。 嘗ては「姫」の異名に相応しくスレンダーな体型だったが、現在は二人の子をもうけ、15巻では三人目を妊娠中。外見も「肝っ玉母さん」に相応しい、ややふくよかなものになっている。 岳滅鬼 翼(がくめき つばさ) 女流1級。大分県出身。釈迦堂里奈門下。月夜見坂や供御飯よりも2歳年上で、髪を無造作に伸ばした根暗な外見をしている。 小学生名人戦史上初の女子優勝者であり、その実績を以て女子では初めて小学生で奨励会入会を果たす。当時女子の将棋人口が現在より圧倒的に少なかった中、男子に混じって活躍していたことから「不滅の翼」の異名で呼ばれていた。その姿は月夜見坂や供御飯、鹿路庭ら多くの女流棋士の尊敬を集め、初代女王である花立も、「もし奨励会に入らずに女流棋士になっていたら、初代女王は間違いなく私でなく彼女だった」と高く評価していた。 だが、奨励会では「負けない将棋」を指す必要性に迫られ、嘗ての超正統派の居飛車スタイルから、入玉を利用して待機しミスを誘う戦術に変えるも、そこであと一歩殻を破れず、年齢制限により2級で退会。しかし、退会直前に改正された棋士規定で、「2級以上の段級位で退会した女性奨励会員は退会時の段級位を引き継いでの女流棋士転籍が認められる」ことを知り、奨励会幹事であった鳩待に勧められ、女流2級で女流棋士となった。 女流棋士デビューとなった女流名跡戦予選で、入玉という状況に不慣れだった天衣を一回戦で破って予選決勝に進出し、女流1級に昇級。決勝であいと対局し、一時は投了寸前まで追い詰めるも、そこから持ち前の終盤力を発揮・覚醒したあいに逆転され敗北。 それまでは奨励会で一度夢破れながら、同時期に二段で退会した兄弟子と異なり、女流棋士として将棋にしがみついていた自分を「死んだ人間」として、自分を「完全に殺してくれる」者を求めていたが、あいに敗れた後、対局のテレビ中継を見て駆け付けた同期の元奨励会員達から、「将棋を辞めたくない」思いが一手一手に強くにじみ出ていること、女流棋士として将棋を続けている自分の存在が彼らの希望の星となっていることを伝えられ涙を流した。 奨励会時代は「方言が出ると田舎者扱いされる」との思いから標準語を話していたが、女流棋士への転向後は大分訛りが混じるようになっている。 恋地 綸(こいじ りん) 女流四段。岳滅鬼と同年代で、鹿路庭とは親友。1期のみだが女流タイトルを獲得している。 将棋は父親から教わったが、その内容は、「負けた際に公衆の面前で娘を怒鳴り、それを見た次の対局相手が彼女を気遣ってわざと負ける」「女流タイトルを獲得した際の祝賀会で「もうこれ以上父に怒鳴られて将棋をしなくてもいい」とスピーチした」等、スパルタを通り越した大変厳しいもので、鹿路庭には「パワハラ」と評された。将棋の才能については、その父から「岳滅鬼程の才能はない」と判断されており、ゆえに奨励会には入っていない。 女流タイトルを獲得したのは月夜見坂や岳滅鬼が奨励会に在籍していた時期なので、一部からは「偽物のタイトル」と厳しい評価を受けており、本人もそれを否定していないが、タイトル獲得どころか挑戦にも縁がなかった鹿路庭にはタイトル経験がある事を激しく羨望されている。 焙烙 和美(ほうらく かずみ) 声 - 渡邉佳美 女流三段。群馬県出身。将棋は荒く、勝つ時はすごい勢いで勝つが、負ける時はすごい勢いで自爆することから「群馬の爆弾」「自爆女」と呼ばれている。A級八段のプロ棋士にも勝利したことがある。マイナビ女子オープンチャレンジマッチ一回戦で桂香と対局する。 一斉予選1回戦で雷と対局。遅刻して時間を減らされた上に初手にムダ手を指すという雷の態度に激昂するも、その圧倒的優位の立場にもかかわらず敗北。ショックのあまり、その場で泣き崩れた。 15巻では女流名跡リーグ戦に進出。あいと対局するも、攻めを完璧に受け切られて敗北。 杓子 巴(しゃくし ともえ) 女流二段。高知県出身。三十代。マイナビ女子オープンチャレンジマッチ一回戦であいと対局する。 左右口 翠(うばぐち みどり) 女流三段。山梨県出身。34歳。居飛車党である。マイナビ女子オープン一回戦で天衣と対局する。 粥新田 麗(かゆにた れい) 女流三段。タイトル挑戦経験もある。マイナビ女子オープンチャレンジマッチ四回戦で天衣と、敗者復活最終戦では桂香と対局する。 旗立 朝日(はたたち あさひ) 女流1級。現役東大生で将棋を始めたのは高校からと晩学派である。マイナビ女子オープン予選一回戦であいと対局する。 鞨鼓林 すゞ(かっこばやし すず) 女流五段。67歳。マイナビ女子オープン出場者では最年長。予選一回戦で天衣と対局する。ベテランゆえに投げっぷりがよい。 香酔 千(こうずい せん) 女流3級。奈良県出身で27歳。桂香のかつての修行仲間であるが、女流3級になると同時に関東に移籍した。しかし移籍後は敗戦続きで、女流2級への昇級が果たせないまま2年間の期限が切れようとしていた。 マイナビ女子オープン予選決勝で桂香と対局するが、同じ立場の桂香に勝利するために自分の戦法を曲げてまで打った一手が結果的に敗着となった。対局後、桂香に自分の夢を託して女流棋士を引退。その後は指導棋士の資格を取って故郷で子供達に将棋を教えている。
※この「女流棋士」の解説は、「りゅうおうのおしごと!」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「りゅうおうのおしごと!」の記事については、「りゅうおうのおしごと!」の概要を参照ください。
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 11:06 UTC 版)
棋戦の少ない女流棋士で同じ600勝を達成するのは非常に難しく、2015年に中井広恵(フリー)が達成したのが初めてであり(288敗)、2016年に清水市代が2人目である(252敗)。中井は600勝達成時点で日本将棋連盟を離れていたため、女流棋士の受賞第1号は清水となった。 2000年代以降、マイナビ女子オープン(2007年)、女流王座戦(2011年)、清麗戦(2019年)、白玲戦・女流順位戦(2020年)と大型棋戦の新設で8大タイトル戦となったため、達成難易度は徐々に低くなってきているものの、女流棋戦の総対局数は、参加人数が多い棋士の公式戦より依然として少ない状況である。そのため、女流棋士が対局数を稼いで600勝を達成するためには、長年に渡って女流タイトル戦の番勝負に多数回登場するレベルの実力が必要となる。
※この「女流棋士」の解説は、「将棋栄誉賞」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「将棋栄誉賞」の記事については、「将棋栄誉賞」の概要を参照ください。
女流棋士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:56 UTC 版)
女流棋士(女流2級以上)となる方法については、女流棋士 (将棋)#女流棋士になる条件を参照。 女流棋士の段級位と、棋士・奨励会員の段級位の体系は異なる。女流棋士の段級位は2020年(令和2年)時点で女流2級から女流七段までだが、女流タイトルを保持するトップ女流棋士でも、棋士との公式対局での勝率は、2018年(平成30年)度終了時点で2割程度であった。 女流棋士の昇級・昇段規定は、日本将棋連盟ホームページの「昇段規定:日本将棋連盟」で公表されている。 日本女子プロ将棋協会 (LPSA) の昇級・昇段規定は、日本女子プロ将棋協会ホームページの「棋士規程」で公表されている。2012年(平成24年)の公益社団法人化に際して制定された。日本将棋連盟の昇級・昇段規定に、LPSA主催棋戦の戦績による規定が加わったものとなっていたが、2014年(平成26年)5月30日に改正され将棋連盟と全く同一のものとなっている。
※この「女流棋士」の解説は、「将棋の段級」の解説の一部です。
「女流棋士」を含む「将棋の段級」の記事については、「将棋の段級」の概要を参照ください。
「女流棋士」の例文・使い方・用例・文例
Weblioカテゴリー/辞書と一致するものが見つかりました。
- 日本将棋連盟 棋士・女流棋士一覧 - 日本将棋連盟
- 女流棋士のページへのリンク