A級へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:23 UTC 版)
第17期(2004年度)竜王戦において1組3位で本戦出場し、ベスト4。 第66期(2007年度)順位戦B級2組において7勝3敗の成績ながら2位となりB級1組へ昇級。 王位戦において、第39期(1998年度)から第46期(2005年度)にかけて王位リーグ8期連続在籍を記録。王位リーグは紅白の各組でそれぞれ6人ずつで争われ、4人が陥落し2人が残留するというシステムである。その間、6度の残留(各組2位以内)、4回の挑戦者決定戦への出場(各組内での優勝)をしており、第42期(2001年度)王位戦では羽生善治王位に挑戦した(0勝4敗で敗退)。 2009年7月10日、第68期順位戦B級1組行方尚史八段戦で史上41人目となる通算600勝(将棋栄誉賞)を達成。 第69期(2010年度)順位戦B級1組において松尾歩と戦った最終局(2011年3月11日)は、勝った方がA級初昇級という同星直接対決(7勝4敗同士)となった。その対局の最中、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。東京・将棋会館から外に一同が避難し、18時に対局再開となった。余震が続く中での戦いの結果、屋敷が勝って8勝4敗とし、初のA級昇級を決める。初タイトルから20年でのA級入りとなった。順位戦初参加から22期目での初A級入りは史上最長記録であった。この記録は2021年の第79期順位戦で山崎隆之八段に破られた(23期目での初A級入り)。ちなみに松尾は、3期前のB級2組順位戦最終局で、屋敷のB級1組昇級をアシストしている(屋敷は最終局で負けたが、ライバルの土佐浩司が松尾に負けた)。 2013年8月、第3回電王戦に出場が決まる。 第72期(2013年度)順位戦A組にて最終局に敗れ3勝6敗の成績で陥落するも、翌年の第73期(2014年度)順位戦B級1組にて、最終局を待たずしてA級への即復帰を果たす。 2014年4月12日、第3回将棋電王戦第5局において、初代電王ponanzaと対局し、130手で敗れた。 2018年3月2日、第76期順位戦A級10回戦で羽生善治竜王に敗れ、最終戦を待たずしてA級降級となった。(最終戦も佐藤康光九段に敗れ、2勝8敗で終わる。) 2021年3月18日、第71期王将戦で阿久津主税八段に勝ち、23人目となる公式戦通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)を達成。
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