五本の指
原題: | Five Fingers |
製作国: | アメリカ |
製作年: | 1952 |
配給: | 20世紀フォックス極東配給 |
キャスト(役名) |
James Mason ジェームズ・メイソン (Cicero) |
Danielle Darrieux ダニエル・ダリュー (Anna) |
Michael Rennie マイケル・レニー (George Travers) |
Walter Hampden ウォルター・ハムデン (Sir Frederic) |
Oscar Karlweis オスカー・カールウェイズ (Moyzisch) |
Herbert Berghof ハーバート・バーゴフ (Col. von Richter) |
John Wengraf ジョン・ウェングラフ (Von Papen) |
Ben A. Astar ベン・A・アスター (Siebert) |
Roger Plowden (MacFadden) |
Michael Pate マイケル・ペイト (Morrison) |
Ivan Triesault (Steuben) |
Hannelore Axman (Von Papen's Secretary) |
David Wolfe (Da Costa) |
Larry Dobkin (Santos) |
Nestor Paiva ネスター・ペイヴァ (Turkish Ambassador) |
Antonio Filauli (Italian Ambassador) |
Richard Loo リチャード・ルウ (Japanese Ambassador) |
解説 |
「イヴの総て」のジョセフ・L・マンキーウィッツが監督した最新作品(1952年)で、L・C・モイズィッシュのスパイ実話を映画化したもの。製作は「出獄」のオットー・ラング。原著を「陽の当る場所」のマイケル・ウィルソンが脚色。撮影は「砂漠の鬼将軍」のノーバート・ブロディン、音楽はバーナード・ハーマン(「戦慄の調べ」)の担当である。主演は「砂漠の鬼将軍」のジェームズ・メイスンに「輪舞」のダニエル・ダリュウで、以下「黒ばら」のマイケル・レニー、「イヴの総て」のウォルター・ハムデンが共演、舞台からオスカー・カールウェイズが参加している。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
第二次大戦中、中立国トルコに駐在する英国大使の執事ディエロ(ジェームズ・メイスン)は、大使の信頼を奇貨として機密書類を小型カメラに収め、そのネガをドイツ大使館武官モイズィッシュ(オスカー・カールウェイズ)に売りつけようとした。機密書類が本物であることを知ったドイツ大使フォン・パーベンは早速これを利用、かくてディエロはシセロの偽名で着々と財貨を獲得するに至った。更に彼はかつて執事として仕えたスタヴィスカ伯爵の未亡人アンナ(ダニエル・ダリュー)を語らい、彼女をモイズィッシュに近付けて機密の売買に当たらせた上、金と押しとで彼女を征服した。一方、機密漏洩に気付いた英国は逆間諜トラヴァース(マイケル・レニー)をアンカラに派遣、危うしと見たディエロはアンナとともにスイスへ逃亡する準備を始めたが、アンナはいち早く彼の金も拐帯して先にスイスへ逃げてしまった。一文無しになったディエロは最後の手段と連合軍ノルマンジイ上陸作戦の機密を手に入れイスタンブールで10万ドルの価格をもってモイズィッシュに売りつけたが、トラヴァースに狙われ出したので南米へ高飛びした。ナチ諜報部は、手に入れた機密を英国のトリックとして問題にしなかったが、これこそ後にドイツ敗北の要因となった作戦計画であった。リオ・デ・ジャネイロで豪壮な邸宅に収まったディエロは、一時は平和な暮らしを続けるかと思われたが、あるとき訪ねてきた官憲が、彼がドイツ大使館から受け取った英国紙幣はすべてニセ札であった証拠を突きつけられた。アンナが持ち逃げした金も同じくニセものだったのである。ディエロは、山とつまれた札を風に散らしながら、はかない最後に笑いこけた。 |
五本の指
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 15:22 UTC 版)
『五本の指』(5 Fingers)は、ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督による1952年のアメリカ映画で、第二次世界大戦中の実話を基にしたルートヴィヒ・カール・モイツィシュの著書『キケロ作戦』を原作としたスパイ映画である。
- ^ “5 Fingers (1952) - Full cast and crew”. IMDb. 2011年4月26日閲覧。
- ^ “The 10th Annual Golden Globe Awards (1952)”. HFPA. 2011年8月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年4月26日閲覧。
- 1 五本の指とは
- 2 五本の指の概要
五本の指(ごほんのゆび)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 00:58 UTC 版)
「マテリアル・パズル」の記事における「五本の指(ごほんのゆび)」の解説
女神の三十指の中でも最強の5人。他の三十指とは比較にならない実力を持ち(魔法を使わずとも並の三十指を超える強さを持っている)、不老不死である三大神器のような例外を除けば、人間の頂点に立つ存在。
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五本の指
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:09 UTC 版)
「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の記事における「五本の指」の解説
ジール・ボーイ →仲間たちの項を参照。 夜馬(ヨマ) 「死神」の異名を持つ。国際指名手配されている犯罪者であり、魔法を与えられ三十指となった後も頻繁に命令無視の暴走をして、アダラパタの手を焼かせる。目つきが悪く、顔には刺青のような模様がある。また、後述の不安定さに起因するのか、途切れ途切れで話す癖がありセリフの各部に「……」が入る(アデルバの本当の名前を知った後は普通に話している)。 城に異常な執着を示し、住む人間を全て殺戮することで城を奪い、コレクションしていた。世界最大であるメモリア城を100番目のコレクションにしようと企んでいる。人を躊躇なく殺せる凶悪な性格。一方で極度の暗所恐怖症で、情緒に不安定な面がある。しかし、アダラパタに魔法の真の名を開放されたことにより、闇への恐怖を克服し、城への執着心も捨て去り、精神も安定するようになった。 幼い頃は罪人の子で、強大な魔力を持っていた為に人々に恐れられ、呪われた子として倉に閉じ込められていた。このトラウマにより暗所恐怖症となり、光を異常に求めるようになる。 命七乱月封印解除儀式攻防戦ではアデルバの真の名を教えられたことで魔法を完成させ、ティトォらを圧倒し窮地に追い込むが、M・Pを完成させた三人とグリンに倒された後、再起不能とみなされアダラパタに処刑される。 メモリア魔法陣第一段階・第五戦敗退。 同じ土塚理弘の漫画『清村くんと杉小路くんろ』第27ねこでは、清村緒乃に因縁を持つ不良「ヤマさん」として登場。そこでは凶悪な性格ではあるものの情緒は安定して仲間思いでおり、目的以外の他人を巻き込む事を潔しとしないが、歩いただけで筋肉痛を起こしてしまう運動不足の人物として描かれている。また、配下のボブリッツ、エイキもそれぞれ「ボブ」「エイ太」として同話に出演している。使用魔法:ムーンアデルバ 【属性「光」、魔法レベル99、魔法アイテム:杖】光の魔力を変換し吸収、攻撃や回復を行う吸収型の魔法。この魔法の真価は強力な魔力を持つ月の光を吸収した後にあるのだが、アダラパタによって真の名前と月の光を吸収できることを隠されていたため、ヨマは自分の魔法の名前をアデルバだと思っていた。腕を光の刃に変化させたり、レーザーの様な光の矢を乱射したりして攻撃する。攻撃の一つ一つの威力が高く、さらに受けた傷も光の魔力を吸収し瞬く間に回復する。周囲に光さえあればほぼ無敵だが、反面日影や光の届かない場所では攻撃力も回復力も弱まる極端な魔法。光刺態(こうしたい)アデルバの奥義。周囲の光を限界以上に取り込み、全身を光のエネルギー体そのものに変換する。接触だけでダメージを負わせることができる他、各能力の大幅な上昇や、偏光による不可視化などが可能となることに加え、物理攻撃を無効化する特性を得る(ダメージを受けるが押しやることなどは可能)。 ただし、晴天の昼間など十分な光量のある環境でないと維持できず、少し影に入っただけでも解けかかってしまう。 レフ盤光を反射するレフ盤を作り出し、影の中にもヨマに光を届かせることが出来る。カッターのように攻撃に利用する事も可能。また、レフ盤も本体と同じく不可視になる事が出来る。 ディスパイア・レイ光のエネルギーを矢に変えて放つ。何十発も広範囲にばら撒くことが可能。 矢――ッ!!大きなディスパイア・レイ。「――ッ!!」までが技の名前。 月花光刺態(げっかこうしたい)ムーンアデルバ本来の使い方である、普通の光よりも魔力が高い月の光を吸収して肉体を変換した姿。常に光の中にいなければいけない不完全な光刺態とは違い、一度月の光を吸収すれば一晩中力が持続する。月が満月に近くなるほど力が増し、満月の時は絶大な力と超回復能力により、まともに戦えるのは三大神器クラスのみとなる。変換後の姿は光刺態に比べ実体に近く、身体のパーツの一部が独立して浮遊する幾何学的なもの。また、顔の模様が消えて黒髪になる。周囲の物体も屈折率の操作で不可視化することが可能で、月の引力を利用し物体を浮かせることもできる。月花光刺態 満月掌(げっかこうしたい まんげつしょう)月花光刺態でのみ使用が確認されている技の一つ。巨大な球状のエネルギー弾を掌から放つ。 ダイアモンドプラズマ月花光刺態でのみ使用が確認されている技の一つ。巨大な光線を腕から放つ。 月花光刺態 霧幻舞妖(げっかこうしたい むげんぶよう)月花光刺態でのみ使用が確認されている技の一つ。光刺態でも使用した、屈折率を操作して自分の姿を消す技の改良版。月の引力を操作して浮遊させた周囲の物体と共に姿を消すことで、相手を惑わし、相手に自分の気配や空気の流れすら読ませない。浮遊させた物体は自由に操作することができ、攻撃にも利用できる。 コルクマリー 「斬り裂き魔」または「斬り裂きマリー」の異名を持つ。中性的な美形の青年。 精神と魔法の安定という理由で、彼の好みである肌のきれいな女性を殺害するという異常な性癖の持ち主。また、気配(存在感)を完全に消して白昼堂々女性を斬殺したり、魔法や武器を使わずともただの手刀で人や岩・金属をも容易く切断し、一足飛びでゆうに数百メートル以上はあろうかという距離を跳躍するなど、驚異的な身体能力を持つ。 自らの魔法を究極のものにするため剣仙十二客を殺して回り、さらにその異名の通り、メモリアで若い女性を次々と斬り殺していた。その正体は長らく不明であったが、シュダンらの調査により性別と名前を偽り、メモリア城のメイド「リィ」として働いていた事が発覚する。 正体が見破られたことで本性を現し、魔法を封じられながら常軌を逸した力で、カミッツやグリンの護衛達、メモリア城の住人達などを大量殺害しつつ五大石の1つの回収とマルチーノの斬殺を行う。しかし命七乱月の奪取に失敗後、自らの野望のために女神から離反、ジャンクーアを「牢獄の島」から連れ出し、行方不明となる。 第3章にて、ティトォらと対峙するクゥの隙を突いて乱入。自らの野望=剣仙十二刀流を完成させるための最後の試し斬り相手であったグリ・ムリ・アを一瞬で斬殺し、歓喜しながら去る。結果としてクゥの暴走を引き起こし、世界を更なる危機に追い詰める事になる。使用魔法:四閃三獄(しせんさんごく) 【属性「斬」、魔法レベル99、魔法アイテム:不明(首の小剣?)】相手の剣術を打ち破る事により、相手の全ての剣技(技や太刀筋)をコピーして自らのものにする魔法。コピーのストックは最大で12。剣技は周囲に展開される魔力の刃により再現され、ストックと同じ数だけ同時に操ることができる。コルクマリーが使うことで剣術の威力は元の数千倍に跳ね上がり、蹴りなどの体術に合わせて放つことや、遠方へ斬撃を飛ばすことも可能。 コルクマリーは最強の剣士達である剣仙十二客の剣術を集め、「剣仙十二刀流(けんせんじゅうにとうりゅう)」を完成させようとしている。ただし、剣仙の太刀筋は強力すぎるためコピーした時点では安定せず、そのままでは使いこなせないため、好みの女で試し斬りを行い、魔法の安定(と共に精神の安定)を行っている。 天衣無縫十三刀流 四閃三獄の奥義。ナトラレーゼとの戦いで発動した。 使用剣技:宝天斬(ほうてんざん)、五行斬(ごぎょうざん) その他の使用技:懐刀(ふところがたな)人体や金属までをも易々と斬れる程の異常な殺傷力を持つ手刀。この技により、コルクマリーは魔法を使用せずとも腕一本で圧倒的な戦闘力を発揮できる。 ジャンクーア 「五本の指」の頂点に立つ、「魔人」の異名を持つ三十指最強の魔法使い。それどころか、不老不死の存在を除く作中最強の人間。 本業は医者。目付きが異常に悪く態度も極めてぶっきらぼうだが、医者としての使命感と優しさに満ちた人格者である。三十指ではあるものの、元からグリ・ムリ・アの仲間になる気はなく、メモリア魔法陣の5年前(当時28歳)にグリ・ムリ・アに反乱を起こしたが失敗。三大神器に捕らえられ、アダラパタによって「牢獄の島」と呼ばれる地に5年間拘束されていた。 「牢獄の島」は魔法による結界も何も無い普通の島で、魔法も荷物も取り上げられていなかったジャンクーアは出ようと思えばいつでも出ることができた。しかし、その島には医者がおらず、更に様々な病気が蔓延していた。医者であったジャンクーアは、病気の島民の治療のために島に留まり続けることになる。が、2章の終盤にて数人の医者をさらってやって来たコルクマリーに力を貸すことを約束し、島を出て同行する。この時、島の病気はジャンクーアの尽力によってほとんど脅威を失っていた。 島を出た後、第3章にてグリ・ムリ・アと三大神器の待つパキ島に突如飛来。ジール・ボーイと共闘し舞響大天と対峙する。クゥ暴走後の消息は不明だが、『彩光少年』の最終話「終わるひとつの物語とはじまるふたつの物語」において彼の息子と娘が登場し、パキ島での最終決戦から2年後、世界を救い父との再会を果たすために御風と共に旅立つシーンが描かれている。 ストーリーの冒頭(第3話)から名前だけが度々登場していたが、それから100話以上経った外伝の予告漫画においてついに登場したキャラクターである。使用魔法:エッグ 【属性「食」、魔法レベル120、魔法アイテム:卵型の壺】あらゆる物を食べる魔法。食べたものは魔法具から卵として取り出せる。食べたものはそのまま保存・取り出す、または食べ物に変換する。変換した食べ物を食べることで自らのエネルギーにすることでき、相手の攻撃を食べ物に変換した場合、その食べ物を食べることで相手の攻撃を解析・吸収し、耐性の獲得と技の模倣が可能になる。総テヲ喰ラウモノエッグの奥義。魔法具を口から体内に取り込んで発動する。腹と足裏に牙だらけの口が現れ、より広範囲かつ強大なものも食べることができる。卵から食べ物に変換することなく直接エネルギーとして周囲のものを喰らうこともできるようになる。 リバースインパクト総テヲ喰ラウモノ発動時に使われた技。食らった相手の攻撃がそのまま保存された卵を取り出し解放して攻撃する。 ナトラレーゼ 「守護騎士」の異名を持ち、グリ・ムリ・アの城の防衛をしている。魔法の詳細も不明だが、守りに関しては三十指中最も優れている。シルエットでは札のような物をキョンシーのように額から下げていた。 四章から本格的に登場する。シルエットで特徴的だった札は付けておらず、亡きグリムリアを慕って生前の彼女から贈られた服を身に着けている。グリムリアの遺志を継ぐことを掲げて星のたまごのレプリカを用いた計画を進めているが、グリムリアの故郷の再生ではなく何らかの別の意図を隠している。使用魔法:7thボルト(セブンスボルト) 【属性「盾」、魔法レベル不明、魔法アイテム:不明】大気を変換し7種の盾を作り出す結界魔法。盾は1枚ごとに層のようになっており、内側の盾ほど強力になるがデメリットも大きい。本人はコルクマリーやジャンクーアの攻撃でも守り切れる自信を持つ。 『マテリアル・パズル ゼロクロイツ』に登場する同名の魔法とその詳細はマテリアル・パズル ゼロクロイツ#シルトツヴァイを参照。矛ノ世界ト盾ノ世界7thボルトの奥義。第七の盾。コルクマリーとの戦いで発動。また、その際には札のような物を再び顔に貼り付けている。
※この「五本の指」の解説は、「マテリアル・パズルの登場人物一覧」の解説の一部です。
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