立海大附属中学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:48 UTC 版)
「テニスの王子様の登場人物」の記事における「立海大附属中学校」の解説
神奈川県にある運動教育に熱心な学校。様々なクラブで優秀な成績を残し、特に硬式テニス部は関東大会15連覇、全国大会2連覇という輝かしい記録を持つ。レギュラー全員が全国区であり、大会前の評価は最高ランクのAAAクラス、幸村が不在でも、スミレをして「手塚が7人いる」とまで言わしめるほど。顧問は存在するが登場しておらず、ベンチコーチなどは幸村や真田が務めている。「常勝」「王者」の旗の下、いかなる試合であろうと負けは許されないという絶対の掟を脈々と受け継ぎ、無敗での全国3連覇を掲げる。しかし、関東大会・全国大会ともに決勝で青学に最後のS1でリョーマに敗れ、関東大会16連覇・全国大会3連覇は阻止された。 『新-』で催されているU-17日本代表選抜の合宿にはレギュラー8名が参加している。 モデルとなった学校は硬式テニスの強豪湘南工科大学附属高等学校、お茶の水女子大学[要出典]。外観のモデルは作者の出身大学の東海大学[要出典]。 幸村 精市(ゆきむら せいいち) 声 - 永井幸子 身長 175cm→176cm 体重 61kg 誕生日 3月5日 血液型 A型 学年:3年(部長) 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 4 /パワー - 3.5 /スタミナ - 3.5 / メンタル - 6 /テクニック - 6】 全国2連覇の立役者でもある「立海三強(ビッグスリー)」の1人。後述する全国大会決勝まで無敗ばかりか1ゲームも落としていない事から、異名は「神の子」。試合や練習時はヘアバンド(色は原作では白、アニメでは緑)を着用し、ベンチコーチを務める際などはジャージの上着を肩に羽織る。一人称は「俺」。 2年の冬にギラン・バレー症候群に酷似した免疫系の難病で入院、部の指揮を真田に任せ療養生活を送っていた。後に手術とリハビリを経て全国大会で復帰を果たす。一見、儚げな印象の優男だが、王者立海の看板を守る厳格な統括者で、勝利を優先するあまり時として部員の私情を無視した冷酷な指示を下すこともある。コート外では穏やかな性格。リョーマを「ボウヤ」、金太郎を「遠山くん」と呼ぶ。 日本中学生テニス界最強の男と言われ、幼少期からすでに頭角を現している。固有の得意技は持たないが、五感を奪い「イップス」を任意で起こさせる事ができる。「無我の境地」も可能だが、余計な体力の消耗を嫌い使用していない。 青学の全国制覇最後の難関として、S1でリョーマと対決。王者立海の部長としての責任感や主治医が手術後にテニスは無理だという話を聞いたこと、そして過酷なリハビリを乗り越えて復帰したという自負すらも重圧となり、遂にはテニスを楽しむこと自体を否定。自身との試合を楽しみ始めていたリョーマに対しても容赦ない態度で向き合い、繰り出されたあらゆる技を完封して4ゲーム先取し圧倒したが、リョーマが「天衣無縫の極み」に目醒めてからは逆に追い詰められ、遂に公式戦で初めてゲームを落とす。王者の意地で盛り返すものの、最後はは1ゲームも取れず逆転負けをする。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは真田の五感を奪い完勝。二軍選抜No.20として唯一中学生から二軍選抜に選ばれ、不破と対戦。鏡像の瞳をものともせず五感を奪い勝利し、No.11のバッジを取得。W杯中学生日本代表に選ばれる。プレW杯ではドイツ戦1勝1敗で迎え怖気づいている中学生を差し置いて徳川と組み、ボルク・フランケンシュタイナーペアと対戦。一時はフランケンシュタイナーをイップスに追いやり優勢に立つがフランケンシュタイナー復活後自身の五感が奪われ劣勢に立つものの、テニスをできる喜びにより自力でイップスを克服。また、試合の中で徳川のスキル「予感」と幸村のスキル「五感剥奪」が惹かれ合い、ハウリングにて「第六感」を発動し、ボルクとフランケンシュタイナーを追いつめるも、ボルクの「渦巻きの洗礼」を返せず、敗北。 W杯グループ予選ではオーストラリア戦の「チーム竹」に選出されD2に真田と2年ぶりのダブルスを組んで出場。ジャン・クリスペアにマッチポイントを握られるが、最強の盾を最強の攻撃で破るのではなく最強の盾で対抗し、4歳時に真田とダブルスを組んで初勝利を掴んだ時のように逆転し、勝利をもぎ取った。 決勝トーナメントでは準決勝のドイツ戦にS2で出場し、手塚と対戦。この試合の前に君島から病気は完治していることを聞かされており、プレW杯時とは違った強さを魅せ、「手塚ゾーン」封じである新たな技、「蜃気楼の鏡」を駆使し、手塚から2ゲームを先取する。しかし「天衣無縫の極み」を発動した手塚には手も足も出なかったがこの試合を全国大会決勝のS1で試合と重ね、切原に「天衣無縫の極み」を使わずとも互角以上に戦えることを証明するために、そして自身の「天衣無縫の極み」へのトラウマを払拭するために「天衣無縫の極み」の対策技、「零感のテニス」を駆使し、第1セット目を7-5で制し、2セット目も「蜃気楼の鏡」で手塚を圧倒するも、手塚が幸村の「蜃気楼の鏡」に対抗し、右手で打てばアウトになり、左手で打つと自分の元へ戻ってくる表裏一体の複合回転をかけることで「至高のゾーン(アルティメット)」を完成し、2セットを取られる。3セット目もアルティメットに苦戦しながらも、手塚の攻略法を探し、5-0で負けそうになりそうなところ、相手の未来を上書きさせない「未来剥奪」を完成させ、5−5になったところ、手塚がプレイスピードを上げて対抗し、最後は、手塚の「零式ロブ」を返せずに敗北。試合後は、手塚に感謝の意を伝え、自分自身も未来を塗り替えることを誓った。 苗字の由来は真田弦一郎と合わせて真田幸村から。 技一覧 五感剥奪 スピード・パワー・テクニックを問わず相手のあらゆる打球の原理を分析して的確に打ち返し、その隙の無さから相手は次第に何をしても打ち返されるイメージが脳裏に焼きつき、やがて五感を奪われ、最後にはプレーをするのも嫌な心境に陥らせる技。 グリップボレー 『新-』で登場。グリップエンドに当てて放つボレー。「雷」や「渦巻きの洗礼」をも返球して見せた。 第六感(ゼクステジン) 『新-』で登場。徳川の「予感」と自身の「五感剥奪」が惹かれ合い「能力共鳴(ハウリング)」を起こしたことで覚醒した、打球を予測する超能力。 蜃気楼の鏡(ミラージュ・ミラー) 『新-』で登場。両手でラケットを持ち替え、相手に予測させない技。跡部の「手塚ゾーン」封じを参考にし、完成させた「手塚ゾーン」封じ。 零感のテニス 『新-』で登場。「天衣無縫の極み」対策の技。「天衣無縫の極み」のオーラに飲み込まれる前に自身の五感を剥奪し、テニスに必要な感覚のみを極限まで高めている状態。 未来剥奪 『新-』で登場。相手のプレイを試合の中で分析に、未来を上書きさせず、相手は脳内にてポイントを取られるイメージを植え付けられる。 真田 弦一郎(さなだ げんいちろう) 声 - 楠大典 / 演 - 森山栄治 身長 180cm 体重 68kg 誕生日 5月21日 血液型 A型 学年:3年(副部長) 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 4 /パワー - 5 /スタミナ - 4 / メンタル - 5 /テクニック - 5】 「三強」の1人で幸村・手塚の不在時は中学テニス界の頂点に立つ男とされた。異名は「皇帝」。祖父から貰った黒帽子を被る。幸村不在時は、ベンチコーチを務めるなど、幸村に代わって部を仕切っていた。 質実剛健で、他人に厳しく自分にはさらに厳しい。老け顔と「たるんどる」「たわけ」といった古風な言葉遣いのせいで、部の内外から年齢詐称疑惑を持たれている。祖父の影響で4歳の頃から居合い抜きなどの武道を嗜んでおり、毎朝4時に起床し、座禅や剣の稽古を行っている。小学6年の時に手塚との野試合で完敗して以来、打倒手塚に強い執念を燃やす。自分にも他人にも厳しく、立海大の掟を守る為に試合に敗北した部員には裏拳による鉄拳制裁を喰らわせ、自身の敗北時にはレギュラー達に自分への本気の鉄拳制裁を要求した。試合以外では、過去に一度だけ、弱みを見せた幸村に鉄拳制裁を喰らわせた事がある。 相手のプレイスタイルを真っ向から打ち破ることを身上とし、相手に合わせた「風林火山」という4つに分けたプレイスタイルを奥義とする。関東大会準決勝は柳と組んで伊武・神尾ペアに完勝。決勝ではS1でリョーマと対戦。「風」と「火」で追い詰めるが、「風林火山」の唯一の弱点である「風林火山」(例:「火」は「風」に弱い)を無我の境地で模倣され思わぬ反撃を受ける。勢いに乗るリョーマに対し、正確無比なトップスピンロブを放ち一時は流れを引き戻すものの、最後は「COOLドライブ」を決められ敗北。全国大会決勝ではS3で手塚と対戦。「百錬自得の極み」、「才気煥発の極み」対策として、「風林火山」から更なる2つの奥義を加えた真の奥義「風林火陰山雷」を解放し、序盤は優位に立つ。中盤以降は「手塚ファントム」、「零式サーブ」の反撃を受け、五分に戻されるも、幸村の「勝利のために真っ向勝負を捨てろ」という命令を受け入れ、相手の技を風林火山で打ち消し逆転、マッチポイントにて気迫でコードボールを押し戻し、勝利した。なお、「雷」に「火」や「林」を加えるなど「風林火陰山雷」に「風林火陰山雷」を加えて出すことも可能。また、同じ場所に千回でもロブを叩き込める高い技術力も持ち合わせている。「無我の境地」を使いこなせるが、自身の技への信頼が強いため滅多に使わない。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは幸村と対戦し、終盤に反撃を見せるも完敗。合宿復帰後の一軍入れ替えでは、「黒色のオーラ」を纏い、「シングルクラッチ」で大曲を翻弄。種ヶ島には通用せず試合には敗れたものの、眠れる闘争心とがむしゃらさを引き出したことで「ダブルクラッチ」を偶然ながらも決め、新たな可能性を見せた。W杯中学生日本代表に選ばれる。 W杯グループ予選では「チーム竹」に選出され、出場したオーストラリア戦D2では、アウェイの会場の空気を君が代を独唱することで、自らが戦いやすい空気にし、シングルクラッチの「黒龍一重の斬」、完成させたダブルクラッチの「黒龍二重の斬」を使い優勢に立つもジャン・クリスペアに破られ始める。しかし、クリスの触覚を奪った幸村のフォローで決勝点となる黒龍二重の斬を決めた。W杯決勝リーグではフランス戦のメンバーに選出され、S2に出場。オジュワールを「雷」「黒龍二重の斬」で圧倒するも「五車の術」をかけられピンチを招く。しかし実際は「陰」を使い「五車の術」にかかったフリをしており、最後は自身の身上であるプレイスタイルを見せつけ、「風林火山」を「嵐森炎峰」に進化させ相手の棄権により勝利。日本を準決勝に導いた。 技一覧 風林火山「風」 居合い抜きの応用で目にも止まらぬ打球スピードを可能にするスピードタイプのスタイル。アニメでは「風林火山」は登場していないが、「見えないスイング」から繰り出されるストロークや「見えないサーブ」など風に近いスタイルで戦っている。 風林火山「林」 回転を和らげることでどんな技巧をも受け流すテクニックタイプのスタイル。 風林火山「火」 強烈なグランドスマッシュなど相手のラケットを弾き飛ばすほどの重い球による怒濤の攻撃を仕掛けるオフェンシブなスタイル。 風林火山「山」 何が起きようと動じない鉄壁の防御を誇るディフェンシブなスタイル。 風林火陰山雷「陰」 一縷の隙もなくしさまざまな行動パターンを与えることで「才気煥発の極み」を無効にできる対才気煥発の極み用のスタイル。 風林火陰山雷「雷」 光の速さでどこにでも現れ、落雷のようにほぼ直角に曲がり相手のガットを貫き、ラケットを吹き飛ばすほどの球威で相手を追い詰める究極のスタイル。ただし、使いすぎると足が鬱血して腫れ上がるほどの怪我を負ってしまう。 黒色のオーラ 『新-』で登場。幸村に追い詰められた際に開眼した黒く禍々しいオーラ。 シングルクラッチ(黒龍一重の斬) 『新-』で登場。返球後にもう一度ラケットを振り打球の軌道を変えるショット。 ダブルクラッチ(黒龍二重の斬) 『新-』で登場。返球後にラケットを二度振り打球の軌道を二回変えるショット。 嵐森炎峰 『新-』で登場。風林火山の進化版で、「嵐」は風、「森」は林、「炎」は火、「峰」は山となっている。 柳 蓮二(やなぎ れんじ) 声 - 竹本英史、芝崎典子(幼少期) / 演 - 宮野真守 身長 181cm→182cm 体重 67kg 誕生日 6月4日 血液型 A型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 【スピード - 3 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 4 /テクニック - 5】 「三強」の1人でその卓越した技巧から「達人(マスター)」の異名を持つ。立海の参謀役として絶対の信頼を寄せられている。瞳が見えないほどの細目が特徴だが、試合中は時折開眼する。 乾とは幼馴染で、小学生時代は彼とダブルスを組み当時のジュニアを牽引する存在だった。当時、互いを「博士」(乾)、「教授」(柳)と呼び合っていた。小学5年の時に東京から神奈川へ引っ越すことになり、それを乾に伝えられないままわだかまりを残した状態でペアを解消する。真田や乾など付き合いの長い相手に対しては、下の名前で呼ぶ癖がある。 「データテニス」を得意とし、乾にデータテニスを教えた師でもある。また赤目モードの切原を膝カックン1つで巧く操ることから「猛獣使いの達人」と称され、真田からはダブルスプレイヤーとしても評価されている。 関東大会決勝では乾と対戦したが惜敗。全国大会決勝では切原とのD2で乾・海堂ペアと対戦。乾のデータの逆を突きデータを全く取らせず、更に「ウォーターフォール」のコースを見抜くなどして圧倒した。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは切原をマッチポイントまで完封していたが棄権し、「さらなる高みを目指せ」と諭す。更に、白石に悪魔化の危険性を説明し、切原のことを託した。合宿復帰後は、データテニスの師匠である三津谷と対戦。データテニスを破られ、データを捨てがむしゃらにプレイすることで試合続行不能となるが、乾にバトンを渡す。乾に担がれて中央コートに戻ってきた際、No.17のバッチを身に着けていた。W杯中学生日本代表に選ばれずサポーターとして乾と共に同行していたが、W杯決勝リーグでは負傷した石田銀に代わり、メンバーに選出される。決勝リーグ・フランス戦D1で毛利と出場し、エドガー・ジョナタンペアと対戦。序盤は、幸村の病態を知りつつ不真面目にテニスを続けている毛利をよく思っていなかったことから険悪な雰囲気であったが、毛利が幸村を陰ながら支えていたことを知りわだかまりもなくなる。その後、毛利のサポートもあり相手のデータを完全に収集し勝利した。 技一覧 かまいたち 打球が足元で急激に沈む超高速スライスショット。 空蝉(うつせみ) 全く弾まず転がるドロップショット。 切原 赤也(きりはら あかや) 声 - 森久保祥太郎 身長 168cm→170cm 体重 61kg 誕生日 9月25日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:アグレッシブ・ベースライナー 【スピード - 4→5 /パワー - 3→4.5 /スタミナ - 3→2 /メンタル - 2→5 /テクニック - 3→1.5】(通常→悪魔化) リョーマの他に中学生でただ1人、片足の「スプリット・ステップ」を使える立海大2年生エース。自分が勝つこと、チームを勝たせるために手段を選ばず、3年生からは兵器のような扱いを受けている立海勝利のための自他共に認めるエース。色白癖毛の男子中学生。癖毛にはコンプレックスがある模様。普段はひょうきんで小生意気な憎めないムードメーカー的存在だが、気持ちが高ぶると「赤目モード」なったり、自身やチームのことを馬鹿にされ逆上すると「悪魔化」したりと別人のように残酷で好戦的な性格に豹変する。「最速試合時間」にこだわっており、ラフプレーを悪いことだとも思わず、その時の感情に任せて周りを気にせず残虐な行為を繰り返す。基本的にラフプレーや残虐行為に関しては罪悪感も反省もなく、しかしラフプレーをカッコいいと思って自慢しているわけでもない様子で、あくまでも勝つためにそのまま感情的に動いたという模様。残虐プレイを堂々としているが、普段はコミュ力が高く愛想が良いので友達も多く、親しみを込めて先輩からも"赤也"と名前呼びされている(柳生のみ「切原君」と名字で呼ぶ)。 関東大会準決勝では橘に勝利。決勝の青学戦前、野試合で「無我の境地」に達したリョーマに逆転負けを喫し、観戦していた桑原ともに鉄拳制裁を喰らう。決勝はS2で不二と対戦。試合の終盤に「無我の境地」に達するも、繰り出した「風林火山」の火を扱いきれず敗北。全国大会準決勝S2では、クラウザーにマッチポイントまで追いつめられるが、チームの批判をされ、更に自身をワカメ野郎と馬鹿にされた(実際には通訳した柳生が勝手に付け足した)ことで「悪魔化」し、一気に7ゲーム連取し、圧倒的な力の差を見せ付けた。決勝のD2でも、海堂のジャイロレーザーを顔面に喰らった直後に仁王のワカメ野郎発言により「悪魔化」、その後乾に集中攻撃し、棄権負けへと追いやった。 アニメでは関東大会準決勝で橘を靭帯断裂に至らせ、決勝ではボールが当たって倒れた不二を見下した発言をした。不二に敗れた後のジュニア選抜合宿では「赤目モード」へ走る癖を克服し、日米親善試合S1で登場。「ファントムボール」でケビンを圧倒したが、途中で鉄柱に激突して肩に怪我を負いリョーマに交代してしまう。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは柳から1ポイントも取れずにいたが柳が棄権する。それに納得できなかったが柳の言葉でさらなる高みを目指すことを誓い合宿に残留。柳と黒部に悪魔化の心身への影響を懸念される。5番コート所属時、3番コートとの総入れ替え戦D2で白石と組み、松平・都ペアと対戦。白石の好フォローにより「天使化」を披露し勝利した。W杯中学生日本代表に選ばれる。 W杯グループ予選ではギリシャ戦の「チーム松」に選出され、D1に遠野と組んでステファノプロス兄弟ペアとの試合に臨み、試合当初は遠野とも息があってたが遠野の地雷がわからず、「電気椅子」を喰らいネット際に倒れこんだまま試合に参加していなかったが、遠野の「ワカメ野郎」の一言で復活。オリオンを圧倒し勝利を手にした。 決勝トーナメント準決勝のドイツ戦では、種ヶ島と組んでダブルス1に出場し、ビスマルク・ジークフリートペアと対決。試合が始まってすぐにジークフリートの「天衣無縫の極み」に対抗すべく、息を止め無酸素で動いて集中力を高めることで「集中バースト」で戦い、序盤はイーブンに戦うも、保ってられるのが10秒が限界であり、その10秒をジークフリートが守備に費やすことで、不利になり、更には体力を消耗し、苛立ちで自分のテニスができず、赤目になってしまったところをジークフリートに「ワカメ野郎」と言われ、悪魔化して攻撃するも、ドイツの術中にハマってしまい、1セット目を5-7で落としてしまうが、最後に不二の白鯨を使って遠野に教わった処刑を全て成功させ、ジークフリートを動けなくすることができた。2セット目のビスマルクのサーブを返そうとしたところ、意識を失い、2セット目は種ヶ島に託し、体力が回復するまでベンチで休憩する。しかし種ヶ島とビスマルクの死闘の末、タイブレークで最後のポイントが切原のレシーブで決着したと思われたが勝利への執念が働き無意識常態化でレシーブを成功させ、最終セットまで持ち込んだ。その後有利に試合を進めるもビスマルク・ジークフリートペアが「同調」と「能力共鳴」を同時に発動し、劣勢に立たされる。しかし自身の中にいる「天使」と「悪魔」を従え、互角の戦いをし、最後は「更互無」で姿を消し、最終的には勝利を収めた。3年生の引退後は真田の後を継ぎ、副部長に就任した。部長に任命されなかった理由は幸村が切原に部を任せるのは、自分の為だけに戦えるから誰よりも非情に強く成長していく切原には、かつての真田と同じく足枷にしかならないと、判断したからである。 技一覧 赤目モード(危険モード) 目が充血して赤くなった状態。集中力が飛躍的に増し、パワー・スピードが格段に上がる。更に攻撃的なスタイルになり、身体を直接狙うスマッシュなどを多用する卑劣なテニスを展開する。 ナックルサーブ 赤目モードになると見せる、どこに跳ね上がるか本人以外には予測不可能なサーブ。 悪魔(デビル)化 目だけでなく肌も赤くなり更に髪が白髪になった状態。正気が保てなくなり、赤目モード以上に非情な超攻撃テニスを披露する。 天使(エンジェル)化 『新-』で登場。作者曰く白石とのダブルス限定かつ一発ネタらしい。白石におだてられたことで見せた、清々しい表情でのびのびとプレイしている状態。 ファントムボール アニメで登場。バウンド後ボールが消えるショット。ナックルサーブを応用したもの。 集中バースト 『新-』で登場。息を止め、無酸素状態で動くことで、運動能力を上昇させる。天衣無縫にも対抗できるほど。ただし息を止められた状態でのプレイは10秒しか出来ない。「天使化」と「悪魔化」のせめぎあいの具現化で2体を従えた結果、青い瞳になり制限時間のデメリットは無くなった。 柳生 比呂士(やぎゅう ひろし) 声 - 津田英佑 身長 177cm 体重 64kg 誕生日 10月19日 血液型 A型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー 【スピード - 2 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 4 /テクニック - 5】 言動と振る舞いから「紳士(ジェントルマン)」と称され、模範生として一目置かれている。一度「勝負」となると冷徹で容赦ない。常に落ち着き払った態度を貫き、平時も試合中も表情がほぼ変化しない。入れ替わり時を除き、眼鏡の上からは目や瞳の形が分らない。立海の3年生は切原を下の名前で呼んでいるが、柳生のみ「切原君」と彼を名字で呼び、相手の事は名字で呼ぶ事が多い。一人称は「私」。 関東大会決勝ではD1で仁王と組み、大石・菊丸ペアと対戦し勝利。「入れ替わり作戦」を実施したが、策とはいえど相手を騙すことに不本意さを表していた。全国大会直前、牛田・宮瀬ペアとの野試合では海堂と組み「入れ替わり作戦」を実施、「ブーメランスネイク」を模倣したポール回しを使用した。全国大会2回戦で牛田・宮瀬ペアと再戦し、切原とのペアで圧勝。準決勝では切原を覚醒させるためにS3で敗戦。そしてクラウザーたちの言葉を訳して切原に伝える際、彼の闘争心を引き出すために髪型を揶揄して「このワカメ野郎」と付け足した。 TVアニメ版では元ゴルフ部員で、仁王に誘われてテニス部に転向した。OVA以降は原作同様レーザービームを使用するが、「仁王に誘われて転部した」という設定はオミットされていない。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは仁王をペテンにかけ、軌道の曲がるレーザービームで勝利。 技一覧 レーザービーム ベースラインからコート上の隙間を的確に射抜く超高速パッシングショット。少々スピードは劣るが仁王も使えるため、彼のは「真のレーザー」と呼ばれる。『新-』では「曲がるレーザービーム」を披露した。 ゴルフ打ち アニメで登場。ゴルフの打ち方を応用したショット。 仁王 雅治(におう まさはる) 声 - 増田裕生 身長 175cm→176cm 体重 62kg 誕生日 12月4日 血液型 AB型 学年:3年 利き腕:左 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 3 /パワー - 2 /スタミナ - 3 / メンタル - 5 /テクニック - 5】 「コート上の詐欺師(ペテンし)」と呼ばれ、立海の中で最も恐れられる存在。本心を悟らせない、食えない印象の人物で、彼自身の実力は未だ謎に包まれている。広島方言や高知方言が混ざった不思議な喋り方(TVアニメ版では標準語でOVA以降は原作基準)をし、「プリッ」「ピヨッ」など独特の感嘆詞を使う。口元にホクロがある。 10手、20手先を読んで相手を欺くことが得意で、幸村に「悪魔をも騙せる男」と言わしめ、その幸村までもごく最近まで気付かぬほどの腕前。 関東大会決勝D1では「入れ替わり作戦」で大石・菊丸ペアを混乱と絶望に陥れ、勝利。全国大会決勝ではS2で不二と対戦。手塚にイリュージョンし、「百錬自得の極み」を始めとする模倣が難しい技をほぼ全て使用したが、「才気煥発の極み」は「心の瞳」で破られる。次に白石にイリュージョンし5つのカウンターを全て打ち返したが、6つ目の「星花火」により敗北。なお、乾の夢の中で「メテオドライブ」を放ったが、これは「星花火」を指しているため、実際には使用していない。柳生に対しては友情と、ライバル心を抱いている。 アニメの関東大会決勝では入れ替わりはしていないが、青学メンバーですら気づかなかった菊丸の癖を見抜き、彼を苦しめた。日米親善試合の前には、切原の左殺し「ファントムボール」開発に付き合った。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは柳生をペテンに掛けようとするが見破られ、逆にペテンに掛かり敗北。合宿復帰後は、一軍の陸奥兄弟を相手に菊丸へイリュージョンし、パートナーの大石との同調を披露。その後、陸奥兄弟になりきり「三つ子」作戦を実行し、陸奥兄弟との同調から思考を読み勝利。No.15のバッジを取得。 一軍入れ替え戦では、イリュージョンで手塚に扮し、全国大会では打てなかった「零式サーブ」を打ち、完璧に近いことを示す。樺地、リョーマ、跡部にもイリュージョンし、跡部をフォローした。最後は自身でポイントを取り勝利。更に上位の一軍バッジを取得するが、手塚になった際に腕を酷使した為にリハビリが必要となり事実上のリタイアとなった。W杯中学生日本代表には選ばれておりリハビリは終えている模様。 W杯グループ予選では「チーム竹」に選出され、D1に不二と出場したかと思われたが実際はイリュージョンを使って跡部と入れ替わり、実際には出場していない。その証拠にD1の仁王は常に右で試合をしている。 決勝トーナメント準決勝前にはデュークにイリュージョンしてカミュと手合わせしており、柳生にはこの試合を最期にイリュージョンを辞めることを伝えている。 決勝トーナメントでは準決勝にデュークと共にD2に出場しダンクマール・ベルティペアと対戦。序盤はイリュージョンを駆使し、第1セットは平等院になり、ゲームを先取するも2セット目からは圧倒され始め、ギリシャ代表のゼウスやオーストラリアの頭脳であるノアや最期のイリュージョンとして選んだフランス代表のカミュになるも窮地に立たされる、しかしカミュの「愛」とデュークの「破壊」が「共鳴」し、を発動。最後は仁王 雅治オリジナルとして「メテオドライブ」を完成させ、仁王のテニスを貫き勝利を果たす。 名前の由来は、苗字がテニスクラブの知り合いの名前から、名前が福山雅治から。イリュージョン 他の選手のプレイスタイル・超高等テクニックをほぼ完璧に模倣し、周囲に自らをその選手の幻影に見せてしまう技。しかし、彼の身体能力以上の模倣は不可能であるため、技の威力が下がる、使用できない技がある等の欠点がある。 メテオドライブ 『新-』で登場以前全国大会で乾が夢の中で見た技だったが仁王がオリジナルとしてテニスをするために完成させた技。 創造(シェプフング) 『新-』で登場。カミュの「愛」とデュークの「破壊」が「能力共鳴」をし、ボールが破壊されるように消え、芽生えるようにボールが出現する。 丸井 ブン太(まるい ブンた) 声 - 高橋直純 身長 164cm 体重 62kg→53kg 誕生日 4月20日 血液型 B型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー 【スピード - 4 /パワー - 2 /スタミナ - 3 / メンタル - 3 /テクニック - 5】 「ボレーのスペシャリスト」と呼ばれる典型的な前衛プレーヤー。自身のボレー技術を自ら「天才的」と称すほどの自信家。「妙技」と称した数々のボレー技も見せる。性格は明るく勝ち気でポジティブ。主に桑原とダブルスを組み、前衛で攻撃専門。試合中もチューインガムを噛んでいる。口癖は「天才的ぃ」、「だろい?」。 関東大会決勝ではD2で桃城・海堂ペアと対戦し、パワーリストを付けたまま(アニメでは試合途中に外している)の状態で勝利。全国大会準決勝では桑原と組んで出場も、切原覚醒のために敗戦。決勝ではD1で大石・菊丸ペアと対戦。20kgのパワーリストを外し本調子で戦い追い詰めるも、「同調」を発動した黄金ペアには手も足も出ず敗北した。 新人戦の時に氷帝の芥川と対戦して勝利しており、その試合がきっかけでボレーヤーとして芥川から目標とされており、また丸井自身も芥川のプレーに一目置いている。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは桑原に勝利。一軍入れ替え戦では乱打の練習相手だった木手と組み、君島・遠野ペアと対戦。木手と息の合ったプレイを見せるが、途中で木手の裏切りに遭い、「ワンダーキャッスル」を披露する。実は木手とは別に君島の交渉を受けており、幸村の病気の完全完治する手術をアメリカで行わせることを条件に遠野の左膝に打球を当て彼を再起不能にした。結果、試合には敗れたがW杯中学生日本代表に選ばれる。 技一覧 綱渡り 綱渡りのようにネットの上にボールを転がらせる妙技。 鉄柱当て 鉄柱にボールを当てて軌道を変える妙技。 時間差地獄 一度空振りすることで相手のタイミングをずらし背中越しに振り抜いたラケットで打球を打つ妙技。 ワンダーキャッスル 『新-』で登場。ネット際のボレーでの鉄壁守備。 ジャッカル桑原(ジャッカル くわはら) 声 - 檜山修之 身長 178cm→179cm 体重 69kg 誕生日 11月3日 血液型 O型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 【スピード - 4 /パワー - 2 /スタミナ - 5 / メンタル - 1 /テクニック - 3】 ブラジル人とのハーフでテニスもブラジルで覚えた。色黒の肌が特徴でブラジルでテニスを始めた頃は髪が生えていたが、コーチだった先輩にあやかってスキンヘッドにした。日本に戻って立海大附属中に入学しても初心を忘れないように心がけている為スキンヘッドとなっている。卓越した身体能力を誇り、その持久力から「4つの肺を持つ男」の異名を持つ。クールな性格だが、面倒見がよく根がお人好しであるため、損な役回りを引き受けさせられることも多い苦労人。 ダブルスでは主に守備に回り、相手に得点を与えない「鉄壁の守護神(ディフェンダー)」と呼ばれる。「ブーメランスネイク」を同様にポール回しで打ち返す技巧的な器用さも見せる。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは丸井に敗北。合宿復帰後は丸井が木手と練習していたと聞いただけでショックを受けたり、一軍入れ替え戦で丸井と木手が「理想的なダブルスパートナー」と称されたことを複雑に思うなど寂しさを感じている。ねずみ花火eat(はなビート) 重さ20kgのパワーアンクルを付けることでフットワークを強化した反復守備(ターンディフェンス)。 浦山 しい太(うらやま しいた) 声 - 高瀬朝季 身長 147cm→148cm 体重 43kg 誕生日 7月3日 血液型 AB型 学年:1年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 言葉の語尾に「〜ヤンス」をつけて喋る。周りに強敵がいて、どんどんレベルアップしていくリョーマの事を羨ましがっている。誕生日は彼の好物でもある「ソフトクリームの日」。赤也を苦手としている。一人称は「オイラ」。 『新-』では、U-17選抜に選ばれた先輩達を見るため壇と共に合宿所を訪れ、そこで堀尾と会い共に行動した。 玉川 よしお(たまがわ よしお) 声 - 榎木淳弥 身長174cm 体重54kg 誕生日4月4日 血液型O型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 『新-』27巻から登場。一人称は「俺」。切原とは同学年で、幸村から部長の役職を託された。得意技はロブ。好戦的な切原とは対照的に、温厚で誠実な性格である。切原の事は「切原」と名字で呼ぶ。切原は部長の役職を託された玉川に、対抗心を燃やしている。
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