五分

デジタル大辞泉

ご‐ぶ【五分】

読み方：ごぶ

１ 尺貫法で、1寸の半分の長さ。約1.5センチ。「一寸の虫にも—の魂」→寸1

２ 1割の半分の割合。100分の5。5パーセント。「—の手数料」「市価の—引き」→歩合

３ 物事の半ば。半分。「—通り出来上がる」

４ 双方に優劣の差がないこと。五分五分。「試合を—に持ち込む」「—に渡り合う」

５ （あとに打消しの語を伴って用いる）ほんのわずか。「—のすきもない」

６ 昔、牛鍋屋などで、1の長さに切ったネギをいった語。

「生肉(なま)の代(かわり)に、—の代を持って来い」〈逍遥・当世書生気質〉

隠語大辞典

五分

読み方：ごぶ

1. 牛肉屋などにて用ふる葱の異称。長さ五分位に切るが故なり。東京の方言。
2. 葱のことをいふ。〔犯罪語〕
3. 牛肉屋等にて肉以外の野菜類等の添物を云ふ、特にネギの五分切りをいふ。
4. ねぎのこと。〔一般犯罪〕

分類 東京、犯罪、犯罪語

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「五分」の例文・使い方・用例・文例

• 五分五分，あいこ
• 気象予報士は明日雨の降る確率は五分五分だと言った
• 五分五分の見込み
• 五分五分の確率
• 少女の回復の見込みはおよそ五分五分だった
• 彼女がそこに間に合うかどうかは五分五分だ
• 虫でさえも向き直ってくる；一寸の虫にも五分の魂
• 五分くらいで到着します。
• もし五分早く来てさえいたら、電車に乗れたのに。
• 私の家は駅から歩いて五分です。
• 新橋駅からホテルまで徒歩で五分かかります。
• 五分五分の戦い
• いつも七時四十五分に学校へ行きます。
• その時計は約五分遅れている。
• 十一時四十五分
• 賞味五分程度かかるだろう。
• 彼女は気を失ったが五分ぐらいで回復した。
• 彼が回復する見込みは五分五分だ。
• 電車はあと五分で到着の予定です。