ウォーターフォール
ウォーターフォール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 09:26 UTC 版)
「ソフトウェア開発方法論」の記事における「ウォーターフォール」の解説
ウォーターフォール・モデルは逐次的な開発手法であり、要求分析・設計・実装・テスト(評価)・統合・保守と、水が低いところに流れていくように上流工程から下流工程へと順次移行していく。この手法を最初に定式化したのはウィンストン・W・ロイス(英語版)の1970年の論文とされているが、ロイス自身は「ウォーターフォール」という用語をこの論文で使ってはいない。 基本原則は次の通り。 プロジェクトは逐次的な工程に分けられ、工程間の若干の重なりと戻りは許容される。 計画、スケジュール、日程、予算などを重視し、システム全体を一度に実装することを特徴とする。 様々な文書を作成し、公式なレビューを行い、ある工程から次の工程へ移行する際にはユーザーまたはIT管理者による承認を必要とする。 ウォーターフォール・モデルは従来からの工学的手法をソフトウェア工学にそのまま適用したものである。大規模なプロジェクトで採用され、予算超過、納期遅延、要求仕様を満たさないものを生み出すなどして非難されてきた。契約条件にされた場合を除き、ウォーターフォール・モデルよりも柔軟な手法を採用することが多くなっている。
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