地域・勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:39 UTC 版)
「Master of Epic -The ResonanceAge Universe-」の記事における「地域・勢力」の解説
ダイアロス島には複数の勢力が存在し、「ノア・ストーン」と呼ばれる秘石をめぐって対立している。また異種族が生活している地域もあり、異種族と友好を結べた場合には店等の施設を利用できる。 ヌブール村、城下町ビスク、ネオク山、ムトゥーム地下墓地(と最初は自力で辿り着く必要のあるサスール)の間は「古代モラ族」の造り上げた「アルター」と呼ばれる転送施設で一瞬にして移動が可能。使用はモラ族に認められた(総ての)PCのみの特権であり、モラ族以外のNPCは基本的に使用不可能。ゆえに各勢力が敵対勢力への奇襲等に使うことはできない。またWar AgeではPCもWar Age入り口であるヌブール村と所属国家(と中立のタルサロッサパレス)にしか移動できない。Ageの移動もこれで行うが、一部のAgeへは別の場所に点在する専用のアルターを使う必要がある。 ヌブール村モラ族 ダイアロス島の先住民で、長い歴史を持つ。古代には高度な文明を誇り、ノア・ストーンを作り出したが、謎の災厄で全ての技術を失ってからは衰退した。現在は島の辺境で細々と暮らしている。 Present Age モラ族が住む辺境の村。チュートリアルで出会う長老イーノスが住む場所でもある。War Ageへはこの村のアルターでしか行き来できないため、War Ageを主な活動場所とするプレイヤーは頻繁に来ることになる。 War Age ビスク、エルガディンのどの陣営にも属さないこの村は、PvP(RvR)エリアであるWar Ageにおいて唯一PCを攻撃できない地域である。各陣営へはこの村のアルターから移動する。また、各陣営に勧誘するNPCがおり、中立(無所属)のプレイヤーは彼らに話しかけることで各陣営に加入することが出来る。 アルビーズの森スプリガン アルビーズの森に集落を形成している小さな種族。トレントと友好関係にあり、オルヴァンと敵対する。また、フォレスターギルドとは中立関係(ギルド側がスプリガンの毛の匂いで仲間だと思わせている)。 オルヴァン アルビーズの北部に生息する二足歩行の竜族の一種。奥地で卵を産み育てるマザー達がいる。スプリガン、トレントと敵対する。ネオク高原にもオルヴァンは生息しているが、皮膚の色に違いがある。 Present Age アルビーズの森はスプリガンの集落があり、オルヴァンと敵対している。また、森にあるランダル洞窟ではかつてビスク軍にいたウォルフガングが隠遁生活を送っているが、彼が率いたフォレスター達がギルドを作っている。 War Age アルビーズの森ではランダル洞窟の主ウォルフガングが新天地へと旅立っており、モンスターが巣食っている。イプス峡谷への坑道が掘られている。スプリガンがオルヴァンを奴隷化している等、10年前とは多少の変化がある。 ビスクビスク(Bisque) 現在の最大勢力で、ノア・ストーンを手にしている。主に「キ・カ大陸」のほぼ全域を支配するドラキア帝国からの移民で構成される。ほとんどがラル・ファク教の信者である。 Present Age Present Ageにおいて最大の都市であるビスクはドラキア帝国の国民が住んでいる。支配者はドラキアの王女でもある女王イルミナだが、隣接するイプス峡谷にある城に篭りノア・ストーンの研究に没頭している。イルミナ城への跳ね橋は常に上がっているため内部は不明。そのためビスク軍司令官であるアクセル・キールが事実上の統治者となっている。 戦士・魔法使い・料理のギルドが存在する他、国教であるラル・ファク教の大聖堂、軍部が集まる闘技場、各生産施設、ビクトリアス広場、地下水路等、かなりの広さを誇っている上、攻め込まれた時の対策なのか道が入り組んでいるために迷子になる初心者が後を絶たない。 Quest of Ages:ジャスパー ビクトリアス広場のみが冒険の拠点として存在。イビルタイタンに対抗するため、モラ族やドワーフが協力者として数人来ている。ここから専用アルターで、イルヴァーナ渓谷か、模擬戦(対人)エリアであるダーイン山へ向かう。なお、広場出口の門は総て閉じているため、他がどうなっているかは不明。地下水路への入り口も鉄格子がはめられている。 War Age 他勢力の襲撃、内部での暴動、ノア・ストーンの暴走等があり壊滅状態に陥るが、ビスク軍司令アクセルが立て直す。主な活動拠点は消滅したイルミナ城からビクトリアス広場を経てビスク港へと移っており、エルガディン軍との戦闘が続いているため復興もままならない状態となっている。 イプス峡谷サベージ イプス峡谷北方で徒党を組んでいる蛮族。 体格はパンデモスに匹敵するが角はなく、獣骨の兜や毛皮の鎧で武装している。キングを筆頭に、ナイト、ランサー、スカウト、ルーキーといった実力に応じた身分の差があり、ドルイドが祭祀を司る社会組織が垣間見える。その実力はかなりのもので、ゲーム全体を通じ最強クラスを誇る。 Present Age 北方にサベージがいること、入ることの出来ないイルミナ城があること、南方のガルム回廊に向かう付近に忍者が潜んでいることを除くと、基本的に何もない場所とも思える。 しかし、湖の奥深くに謎の亀裂があることや、夜になれば怪しい踊り子や幽霊等が現れる等、旅人達は様々な理由で行くことが多い場所である。 Quest of Ages:カーレイ プレイヤー、及び、GMイベントの為に開放されたエリアである。赤の劇場、緑の劇場の二つの舞台が置かれ、月に一度行われるダイアロスバザール(旧 のみの市)では、赤の劇場で出し物が行われる等している。なお、この赤の劇場はMaster of EpicのCMにも使われた。 War Age イルミナ城がまるまる消滅しており、巨大なクレーターが残っている。ノアストーンの暴走が原因と言われているが、実際はその力を用いたイーゴの手によるものであり、女王イルミナもまた討ち取られている(上記のQoAジャスパーの直後にあたる期間限定イベント)。南方がミーリム海岸・ガルム回廊・アルビーズの森等、主要マップに繋がっているため、時折激戦が繰り広げられている。 ネオク山(エルガディン王国)/ネオク高原エルガディン王国(Elgadin Kingdom) ダイアロス島に侵攻した最初の勢力。竜神を信仰し、飛竜を駆る竜騎士団が存在する。かつてはモラ族を排除して島を支配していたが、ビスクとの「12日間戦争」で敗北し、ネオクまで逃げのびた。現在はネオク山を拠点に反攻の機会をうかがっている。 Present Age ネオク山の内部には、ドラキア帝国軍によりビスクを追われたエルガディン人が街を形成している。当初は国王キング・オラージュがいるだけの場所だったが、闘技場・生産施設等が作られ、徐々に復興の兆しが見えている。またネオク高原には鍛冶・裁縫のギルドが作られ、エルガディン再興のために活動している。生産設備が一番整っているのがこの地域のため、生産者の中にはネオクを拠点とする者もいる。 国王は、国力が落ちている今の状況ではビスクと戦えないと判断し、国力増強の後にビスクと戦うことを決定するが、すぐにでも戦うべきだとする急進派が反乱を起こした。結果は国王側が鎮圧に成功、急進派はイルヴァーナに追われ反乱軍とされる。このためイルヴァーナに隣接するネオク高原には前線基地が作られている。 ネオク高原南部には強力なノッカーやドラゴンが生息している。このドラゴンは、竜騎士団の駆る飛竜とは別種であり、巨大な羽を持ってはいるが地上種である。飛竜は更に南の「飛竜の谷」に生息している。 高原南部にはギガースが3体生息しており、これを対象とした、プレイヤーがスキル上げを目的として共同で戦う「共闘」が常に行われている。ギガース周辺にも危険なオルヴァン等が徘徊しているため、これらに襲われても負けないようになってから来るといいだろう。 Quest of Ages:ジャスパー ネオクには行けないが、イルヴァーナにある砦の兵士達の話によると、国王が病に倒れており、側近であったミクルがエルガディン軍総司令官となり指揮している。また、急進派である反乱軍の討伐に成功したが、復興がほぼ終わり戦争準備に入ったため、急進派が反乱する理由が無くなっている。 War Age 反乱軍を鎮圧した後も順調に力を蓄えていたエルガディンは災厄に乗じてビスクを襲撃、ネオク山でエルガディン王国を再興する。Present Ageよりネオク山の開発は進み施設が増えた反面、ネオク高原の施設は撤去されている。依然、国王は面会謝絶であり、代わって指揮を取るミクルに疑いの目を向ける者も居る。 飛竜の谷Present Age ネオク高原を挟んでネオク山の反対にあるマップ。エルガディン軍にはなくてはならない、飛竜の繁殖地が存在する。かつてはエルガディン竜騎士団の最高機密としてPCの進入は許されていなかったが、2011年7月に開放された。 開放後の「飛竜の谷」には、エルガディン軍の砦もあるがアルターは無く、道中は強めなモンスターも居るため辿り着くのも一苦労(他のアルター無し拠点は敵を避けてたどり着ける配置)。 比較的なだらかな谷の部分と、道も細く険しい斜面の部分がある。登り詰めた奥には飛竜を常食する千年竜が存在し、エルガディン軍竜騎士団の悩みの種となっている。 War Age 飛竜の谷には入れない。 ムトゥーム地下墓地/ムトゥーム墓地地下墓地と区別するため、ムトゥーム墓地は「地上墓地」と呼称されることが多い。が、晴れた昼間でもほとんど日が差さないため、かえって地下墓地よりも見通しが悪い。 マブ教(Mabs Order) 闇よりの力を崇拝する集団で、ムトゥーム地下墓地を拠点とする。勢力拡大のためにエルガディン人の戦災孤児を多数保護したため構成員が若いのが特徴。開祖は怪しげな儀式をしている程度だったようだが、2代目教祖となるイーゴにより、より破壊的な性格を持つ団体となった。ラル・ファク教と対立している。 ロッソ ムトゥーム地下墓地で徒党を組んでいる盗賊達。地下墓地最下層にいるボスを筆頭に、ファイター、アーチャー、ウィッチ等がいる。 スカルパス/デスナイト 地下墓地の奥深く、あるいは夜間の地上墓地に生息するアンデッド系。前者は骸骨兵士で、刀剣使いと魔法使いに大別される。後者は馬に乗った死神の姿をしている。いずれも攻撃力が高く、しかも固まって徘徊しているため、少しの油断が命取りとなる。プレイヤーの行動次第で友好関係を持つことが出来る。 グレイブン ネズミ系の亜人。地上墓地に巣を作っており、昼間はマップ全域を徘徊している。夜はまとめて巣穴に篭る。ビスク地下水路最下層にも生息する。地上墓地に生息する者なら、プレイヤーの行動次第で友好関係を持つことが出来る。 Present Age 地下墓地1階にはマブ教徒が街を形成しており、ネクロマンサーのギルドも存在する。更に地下2階以降は盗賊、アンデッドが巣くう場所となっている。なおマブ教徒は盗掘者である盗賊とは対立関係。アンデッドもスケルトン系とは友好関係だが、ゾンビやマミーとの友好は無い。 墓地の地上は昼はグレイブン、夜はアンデッドが現れ、彼らと友好を持たない者は一斉に襲われることになる。 War Age 地下墓地は埋まっており、マブ教は壊滅したと思われる。なおQoA:ジャスパーでのビスク兵の話からQoA:ジャスパー当時はまだ存在していた模様。 地上墓地はグレイブンが姿を消し、一人の「強大な者」がアンデッド達を支配するかのように君臨している。 ミーリム海岸イムサマス・ファミリー ミーリム海岸からエルビン山脈に至る山道を拠点とする盗賊団。 組織の中心となるバン・カン・ジャン・リンジー・ランジーの5人は兄弟であり、一説にはムトゥーム墓地で墓守をしていた一族の末裔であるという。 構成員の証であるナイフが、シーウルフやロッソ等からも得られることから、多くの盗賊団をまとめた組織の総称である可能性もある。 シーウルフ ミーリム海岸の沈没船付近で徒党を組んでいる海賊達。夜になると姿を消す。 異端者 マブ教から異端として追われたとされる者たち。海辺の焚き火に向かって礼拝しており、その姿から通称「拝火教」と呼ばれている。 呪縛された者たち ミーリム海岸にあるキャンプ地に夜になると現われる幽霊達。ダイアロスにやってきた者達が無念の死の後、キャンプ地に留まりつづけている。このキャンプでのみ販売されるアイテムやスキルもあり、プレイヤー達は「夜間キャンプ」と呼んで親しんでいる。キャンプ地の昼はダーイン山のオーク達が遠征しているため注意が必要である。 Present Age ビスクから冒険を始める旅人達のかなりの数が冒険を開始するこのエリアは北はダーイン山、エルビン渓谷、イプス峡谷へと続き、西はエイシス・ケイブの入り口が見える等、冒険のスタート地点としての側面もあるが、盆地、山岳地、廃坑、海、沈没船とバラエティに富んだ地域でもある。また棲息するモンスター等も弱いものから中盤以降までお世話になるものまでいる。 隣接する海には様々な魚が泳いでおり、不用意に泳ぐとサメやエイに食い殺されることも少なくない。【水泳】スキル0では水中での行動速度が半分になる(100で地上とほぼ同じ)ため戦闘力の大幅な低下なうえ、逃げることもままならないためである。海には更に2種類の強力なモンスターも存在する。 Quest of Ages:ジャスパー 行くことはできないが、ビスクの城門を警備していた警備兵がビクトリアス広場におり、彼の話によると城門をイビルタイタンに破壊されてしまったらしい。 War Age 城門は破壊されたままであり、遠回りしなくては辿り着けない。また戦略拠点もないため、人の通りは少ない。逆にそこを利用して対人戦イベント会場に使われたりもする。稀に珍しい白い虎が現れる他、イクシオンが偵察のためか歩いている事もある。 レクスール・ヒルズアマゾネス レクスール・ヒルズに徒党を組んでいる女性だけの勢力。本拠地はレクスール・ヒルズにあるヴァルグリンドの巣穴及び黄昏の砦である。 ビスクに極めて近い所にいること、人間の姿をしていること、それなりの強さであることから、NPCまたはプレイヤーと間違えて不用意に近寄り、即座に殺される初心者が少なくない。 一説には、もとはヒューマンの蛮族であったが、ある呪いにより、成長するに従って醜いバルカー、エルーカスへと変貌してしまう宿命を負っているという。 Present Age かつて存在したエルアン人の遺跡や、砦の跡、アマゾネス達の本拠地であるヴァルグリンドの巣穴・黄昏の砦、また崖下にはコボルトが群れている他、グリフォン、虎、熊、鹿、ライオン、蛇、猿と動物たちも多く、最強のモンスターの一つに挙げられるギガース(巨人)も存在し、駆け出しの旅人から熟練した冒険者まで来ることの多い場所である。 War Age ビスクの入り口に面したこの場所は、イルヴァーナ渓谷と並び戦争の最前線となっている。拠点も多く存在し、戦闘の絶えない場所であるため、観光気分で行く者達は慎重な行動と殺される覚悟が要求される。 ヴァルグリンドの巣穴エルアン人 かつてダイアロスにいて高度な文化文明を築いていたとされる者たち。今では姿を見ることはなく、レクスール・ヒルズやエルビン渓谷等に遺跡が残るのみで、ごく一部のエルアン人が霊体として現れる事もある。 リザードマン かつてエルアン宮殿を襲撃した蜥蜴のような亜人。賢王亡き今では宮殿を我が物顔で歩き回っている。ウォーリアー、アーチャー、ウィザード等数々の兵士が確認されており、歴戦の戦士でも1対1の勝負に敗れる事もある程の力がある。 Present Age かつてはアマゾネスやバルカー、エルーカスが生息していたが、奥地にエルアン人の遺跡であるエルアン宮殿がある事がビスクのアルケミスト達によって発覚、発掘作業が進められた。 2009年4月にはエルアン人の遺跡であった「エルアン宮殿」が時の狭間から開放された。それ以降はエルーカスやバルカーは宮殿内に進み、アマゾネス達は巣穴から出て行く者が増えたのか数が減っている。エルアン宮殿は数々のトラップや条件付で現れるワープポイント、強いモンスター達等、1,2パーティー程度ではボスに辿り着く前に全滅する可能性も高いマップである。「儀式の間」「賢王の間」「転生の間」と呼ばれる部屋が存在し、現実時間に即して定期的に開門する。プレイヤーは大挙して各部屋のボスを撃破し、報酬を得ることが出来る。ボスの強さは参加人数に左右される。 War Age エルアン宮殿に入ることはできない。 ガルム回廊ラトロ ガルム回廊で徒党を組んでいる盗賊達。 Present Age レクスールヒルズから繋がる川沿いと、イプス峡谷から繋がる山岳部分に分かれる。水の多い場所であり、イクシオン達が多く棲息している。山岳地域には壊れた橋があるが、その壊れた橋の先には珍しい花が咲くこともある。山岳部ではコボルトが生息しているが、イクシオンとは生息地域が違うため、衝突は起きていないようだ。 War Age エイシス・ケイブでは姿を消したイクシオン達はここにはまだ残っている。拠点も存在し、壊れていた橋が復旧されている。橋の先は坑道が掘られ、イルヴァーナ渓谷へと続いている。レクスール・ヒルズとも繋がっているため、ここでも激しい戦いが頻繁に繰り広げられている。 ダーイン山オーク 亜人の一種。豚のようにしか見えないが、れっきとした文化を持っており、集落では学生や兵士の教育制度が整っている様が垣間見える。イルヴァーナ渓谷にも生息している。 Present Age 主に広く起伏の激しい採掘場と、そこを抜けた先にあるオーク達の集落の2つのエリアに大別できる。いずれもオーク達が住み着いているが、彼らと友好関係になることは不可能であるため、採掘や採集に向かう場合はある程度の戦闘能力ないしは逃走能力が必要である。 Quest of Ages:ジャスパー オークたちの姿は消え、QoA:ジャスパーにおける模擬戦(対人)エリアとして使用されている。オーク集落以外の出口はふさがっており、集落だった場所には無人の砦が建設されている。 War Age ミーリム海岸への出口が復活し、エイシスケイブへのトンネルが開通した以外はQoA:Titanとほぼ変わらない。 イルヴァーナ渓谷サイクス イルヴァーナ渓谷に夜になると現れる一団。 Present Age ドワーフ・オーク・コボルトが住む地域。特に集落を形成しているドワーフと徒党を組んでいるオークが敵対している。ドワーフの集落には多様な作物があり、それを刈りたければドワーフの友好を得る必要がある。ドワーフは銃器スキルに関する造詣が深く、特殊な材料の購入やテクニックの習得、銃器使い向けのクエストもここで行われる。コボルトは象のバルドスと共に群れる傾向が強い。イルヴァーナ渓谷の鉱山では珍しい鉱石が採掘できるが、坑内には巨人ギガースや一つ目の浮遊生物であるウォッチャーが生息しているため、最奥部まで進むまでには多くの危険が伴う。またネオク高原に隣接する山岳地帯では、急進派であるエルガディン反乱軍とエルガディン正規軍と小競り合いを続けている。 Quest of Ages:ジャスパー イビルタイタンの襲撃によりドワーフの集落は壊滅、生き残ったドワーフのほとんどはエルガディン王国に保護され、エルガディン王国(ネオク山)及びガルム回廊への坑道を掘る工事に従事している。モンスターも凶暴化している。反乱軍は討伐されており、隠れ住むのみ。ビスク・エルガディンの両王国ともイビルタイタンを監視する名目で砦を建設しており、一触即発の状況になっている。さらなる被害を防ぐため、両王国への道は城門を建造した上で閉じられている(坑道はイビルタイタンの通れる大きさではない)。QoA:ジャスパーの舞台は基本的に此処のみである。 War Age ザイオンらの協力を経て、イーゴとの戦いに勝利したため、イビルタイタン等の脅威はなくなった。エルガディン王国(ネオク山)、ガルム回廊へと続く坑道は完成。砦は放棄され、両王国への道は再び開かれている。レクスールがビスクの玄関口となる地域なら、ここイルヴァーナはエルガディンの玄関口となる地域であり、ここもまた戦争の最前線となる場所である。 エイシス・ケイブイクシオン エイシスケイブに一大集落を作っている魚人族。しかし、活動範囲は広く、イプス峡谷、ガルム回廊にも手を伸ばすほか、ミーリム海岸にも居場所を広げつつある。イクシオンの中で弱い部類でも始めたばかりの旅人ではまるで敵わない程の強さがあるが、ドロップするアイテムが比較的軽く高価でNPCに売ることが出来るため、戦闘をメインしたプレイヤーはイクシオンを楽に倒せるようになることが初期目標の一つとしてある。 Present Age エイシス・ケイブではイクシオンの集落が形成されている。タルタロッサとの戦闘に敗れたため、イクシオンの王キング・ザブールはタルタロッサの下に付くことを選ぶが、長老派は抗戦を主張しており緊張状態が続いている。深部ではイクシオンの子ども同士が喧嘩をする可愛らしい姿も見ることが出来る。PC向けの店舗や銀行開業しているものの、利用には相当の友好度が必要とされる。 タルタロッサを倒す他、ザブールを倒すことでも友好的になる(長老派はザブールを懲らしめたとして、ザブール派は負けを認め長老派に従うとして)。一方タルタロッサはザブール派と内通するためか、夜になると工作員を派遣している。 War Age イクシオン姿はもうここにはない。ただし、PresentAgeにもあった鉱物だけが残っており、ここで採掘するものもいる。ダーイン山への坑道も掘られる等、明らかに人の手が加わった形跡がある。 タルタロッサ・パレスタルタロッサ 鳥人族の彼らはキングを筆頭に、クイーンやナイト、ビショップやルークなどチェスを思わせる階級の他、タルタロッサの名前のつかない特殊名の者等、多種に渡る役職・階級が確認されている。水中に潜む者、空中で待機する者、魔法を主に使う者、接近して戦う者等、戦い方も多種多様であり、イクシオンを倒せるようになった者であっても、あっさりと返り討ちに遭うことが少なくない。エイシスケイブを侵略し、イクシオンを配下につけたことで、食事(生贄)を確保できるようになったためか、エイシスケイブより先に出るという動きはほとんど見せておらず、タルタロッサの親子がビスクの地下水路で発見されるくらいである。近頃、ユーザーが冗談で言っていたスパイラルというタルタロッサも発見された。 Present Age イクシオンを支配したタルタロッサは、イクシオンに生贄(食事)を要求している。そのため、哀れなイクシオンがタルタロッサに殺される場面に出くわすことも多い。エイシス・ケイブには、タルタロッサの元から逃げ出し、居場所を失って隠れ続けざるを得ないイクシオンの姿も見られる。下には水が流れ、巨大な電気ウナギや水中に潜むタルタロッサがおり、それ以外の場所は丁寧に高く積み上げられた石段の上に多くのタルタロッサがいる。タルタロッサは巨大な羽で吹き飛ばし攻撃をしてくることも多く、気をつけないとPCが転落死する危険性がある。運良く水場に飛び込んで落下死を免れても、水中でとどめを刺される被害も後を絶たない。なおPC以外は落下ダメージを受けない。 War Age タルタロッサは姿を消している。タルタロッサ・パレスは中立勢力の拠点となっているが、War Ageにおいては中立同士でも戦闘が可能であり、別の中立プレイヤーキャラクターに殺されることもありえるため、ビスクやエルガディン王国とは違って利用には注意が必要である。また(言葉は変だが)中立への亡命もここで行う。 エルビン渓谷/スルト鉱山長らく未実装状態が続いていたサスール王国の前哨として、2008年4月にエルビン渓谷が実装された。平野地帯と山岳地帯に大別され、平野には水の綺麗な川や独特の作物、野生の牛の群れが散見されたり農業を主とする集落が存在するなど、のどかな風景が広がる。対する山岳地帯はきわめて険しく、凶暴な牛や小柄ながら力の強い鳥に吹き飛ばされ、墜落死する危険と常に隣り合わせとなっている。山の頂上には巨大な鳥類のグリフォンが生息し、その最大種が産む卵は至高の一品とされている。 オーガ エルビン山麓に小さな村を形成している。稲作や酪農を営んでおり、「搾乳」のスキルもここで習得できる。 バイソン エルビン渓谷全域に生息する牛。複数の群れを成すものもあれば、はぐれて単独行動を取るものもある。山岳地帯に生息するものは気性が荒く、攻撃力も高い。 Present Age エルビン渓谷ではオーガの村が作られており、行商人等が訪れるなど賑わいを見せている。また、平野部、森、山岳とバラエティに飛んだ広大な土地であり、2008年4月の実装以後、2009年8月現在でも未だ調査が完全に済んでない場所がいくつかある。 ここはダイアロス島で唯一の牛(バイソン)の生息地であり、牛等の家畜の姿が見えないのにダイアロス島内でミルク(牛乳)が流通していたことの謎が解けた。 後にエルビン渓谷に実装されたスルト鉱山は、ビスクの調査団が未だ調査中であるが、バジリスクやサラマンダー、毒蛇等の爬虫類系モンスターが数多く確認され、鉱山らしくコボルト達も住み着いている。また、最下層には、エルアン人の遺跡と見られる「火竜の神殿」がある。そこではボスを召還して多人数で戦いを挑むことが出来る。ボスの強さは参加人数により変わる仕様となっている。 War Age エルビン渓谷に続く道は閉ざされており、移動することが出来ず、どうなっているのかは不明である。 サスール王国/エルビン山脈北方のエルビン山脈を拠点とする獣人の国。高地に住み、厳格な宗教戒律の元で禁欲的な精神修行を日課としている…と伝えられているが、その活動は秘密裏でほとんど目撃されていなかった。ごく一部のNPCがサスールからの行商人とされているが、皆一様に東洋風(忍者風)の風貌であり、彼らが獣人かどうかは確認されていなかった。 長らく未実装状態が続いていたが、2011年4月にエルビン山脈が実装され、ビーストブラッドと呼ばれる獣人の存在も確認された。ただし、住人の半数以上はニューター等であり、イ オーフェンを代表とする行商人も獣人ではなかったらしい。 Present Age ドワーフほどではないが排他的な為、信頼を得ないと店舗等を使用できない。 「そばの実」や「自然薯」等、やたら和風な食材を収穫できるマップでもある。 道中の特殊な仕掛けを利用した、アクロバティックな山登りを楽しむためのテクニックを習得できる。 War Age 第三の勢力として参戦予定と発表されているが、未実装。 イプス雪原/浮遊都市バハホムンクルス 破壊神を復活させ魔王となったイーゴが作り出した人工生命体。人のように知性を持ち、会話が出来るものから、戦闘・破壊のために作られたものまでいる。 会話ができる知性体のホムンクルスは名前を持たず、番号で呼ばれており、イーゴに対する忠誠を誓う者達と、戦う以前に敗れイーゴから逃げたい一心の者達とに分かれる。ただ、共通しているのは「自分たちの力ではイーゴからは逃げられない」という現実を悟っている事であり、ホムンクルス同士が戦うということは全く起きていない。 FutureAge PresentAgeのイプス峡谷のどこかにあるアルターからのみ行くことが出来るこの時代は、おそらくイプス峡谷の成れの果てと考えられる。一面が雪・氷で覆われた雪原はアイスゴーレムやアイスエレメンタル、そしてイーゴの作ったホムンクルス等の魔法生命体がいるのみである。浮遊都市バハは雪原の遥か上空に存在している。 バハではPresentAgeのビスクにあった物の残骸を見ることが出来るため、ビクトリアス広場とイルミナ城の合体した姿とも考えられるが、事実は定かではない。バハには廟堂と呼ばれる建物が作られており、その中の一つである「赤の廟堂」は5人のパーティのみが参加できるクリア型のダンジョンである。ここでしか手に入らない高価なレアアイテムが出るため、プレイヤーの間では「バハに行く」とはこの赤の廟堂に行くことを指す。なお、他の色の廟堂も実装予定ではあったが2012年3月現在未実装。 また、イプス雪原は(現実世界の)土日の夕方にはChaosAgeに向かうカオスゲートが開く場所でもあり、その時が近づくとプレイヤー達が集い始める。 ケール・タングンQuest of Ages モラ族の言葉で、ケールは「大きな洞窟」を、タングンは「頼る神がない」ことを意味し、「神去月の洞窟」という意味がある。 ゲームを開始した者はチュートリアルの一部として、それ以外のプレイヤーはギルドクエスト(設定的には自分達の職業の素晴らしさを教え、ギルドに勧誘する(ギルドの意味は他のMMOと違うが、詳しくは後述する))の為やってくる場所である。Quest of Agesの一つに数えられるが、おそらくPresent Ageに存在する隠し洞窟と思われる。 ここではゲームを始めたばかりの初心者とそれ相応の経験とスキルを積んだ者達が協力しなければクリアすることが出来ない試練が4コース用意されており、それをクリアすることが一応の目的ではあるが、初心者が説明書等では判らないことを熟練者から教えてもらう事、MMOの雰囲気を知る事が最大の目的である。この4つの試練はそれぞれ難易度が異なり、最難関の試練は「熟練した経験者と熟練した初心者でなければクリアすることが難しい」というチュートリアルとは思えない難易度を誇る。ただし、1アカウントで4キャラまで作れるので、他キャラで熟練した後に作った「熟練した初心者キャラ」もありうる(熟練者はチュートリアルをスキップすることも多いが)。 なお、チュートリアルの一部であるため、つい誘導されやすいものの、別に行かなくてもゲームに何の支障もなく進められてしまう場所であり、仮に行ったとしても試練をクリアしなくてもよいというオマケ的な場所である(ただし、2008年12月16日以降、初心者は試練をクリアすることでアイテムが貰えるようになった)。ほぼ全ての生産設備が実装され、人が殺到する場所でもないことから、なんとなく常駐しているプレイヤーが少数ながら存在する。 下記の隠れ里ネヤの実装に伴い、チュートリアルマップとしての役目を終え、此処でのチュートリアルを受けられなくなる。4つの試練のみは残され、内3つはボスモンスターが上級者向けに変更されている。 隠れ里ネヤPresentAge 2010年7月にケール・タングンの代わりに登場した新規チュートリアルマップ。洞窟の中だったケール・タングンと違い、山に囲まれてはいるが明るい屋外マップ。設定的にはモラ族の隠れ里だが、指導教官として他の種族も在中する。 説明の半分をギルドクエスト中の熟練者に任せ切りだったケールタングンと違い、チュートリアルの種類も説明も増えて、受ける順番も自由に選べるようになった。また初心者向けのテクニックやアイテムを多岐にわたって貰う事が出来る。 スローリム平原PresentAge 2013年3月に隠れ里ネヤから行けるようになったマップ。本来の予定では2010年末に開発される予定だったらしい。モラ族によって封鎖されていた地域であったが、原住民から新種のモンスターに襲われているという連絡を受け開放された。その設定上、モラ族族長イーノスの許可がなければ入ることができないマップである。 マップの特徴としては多種多様の自然動物が存在する部分とマップ内の湖からカドゥス湖というマップへ移動できる点がある。新種のモンスターであるキラーアントがその勢力を増大させ続けているため、マップ内の自然動物がキラーアントに襲われている場面を目にすることが多々ある。 カドゥス湖PresentAge 2013年3月にスローリム平原とともに実装されたマップ。本来の予定ではスローリム平原と同じく2010年には開発される予定だったらしい。 スローリム平原の中の湖からゆくことができるマップである。湖の中には水底に餌を引き寄せる能力を持つ敵や洞窟に住むイクシオンなどが存在する。 最奥には幻獣カッシーが番で生息しており、卵を暖めている。なおこのマップの実装により、ある美食家に対してもクエストが発生している。
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