参加人数とは? わかりやすく解説

参加人数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 03:29 UTC 版)

千早城の戦い」の記事における「参加人数」の解説

『太平記』巻7「諸国の兵知和屋へ発向の事」では、直接千早城攻め向かった180に、赤坂城吉野城攻略し終えた20合流して、計200鎌倉幕府軍が千早城攻めたとされている。しかし、小学館の『赤坂千早城の戦い』では「誇張があるだろう。特に幕府軍の数はあやしい、『二十赤坂城の戦い兵数)、百万ではなく数万十万』ぐらいが妥当なところだろう」とされており、『太平記』誇張指摘している。 当時鎌倉幕府軍の参加部隊一次史料である『楠木合戦注文』に記載があり、そこから中世軍事における人員構成考慮すると、ある程度実際参加兵数概算することができる。以下は、新井孝重考察に基づく。 御家人戦力鎌倉幕府正規軍地方御家人鎌倉幕府千早城の戦いのために御家人徴兵したのは、畿内北陸山陰山陽南海の計26ヶ国である。 九州方面では、一国につき30人程度御家人徴兵したことが知られている。千早城の戦いでも同程度だったと仮定する鎌倉御家人このとき在京大番服した鎌倉御家人人数37人だった。 御家人ごとの動員戦闘員数(郎党)は差が非常に大きく、ここが一番計算困難なところであるが(相模本間氏結城氏一人御家人につき100から200もの戦闘員引き連れた)、平均的に見ればだいたい20人前後だったと考えられるまた、御家人ごとに、馬丁荷物持ちなどの2人ないし3人程度下人非戦闘員)を引き連れていた。 (30 * 26 + 37) * (1 + 20 + 2.5) = 19199.5である。よって、御家人19,000前後兵力得宗御内人戦力北条得宗家の私兵)さらに、河内方面の軍奉行いくさぶぎょう長崎高貞内管領長崎高資の弟)を始め北条得宗家の直属軍団参加した各軍奉行は1,000程度兵力保持していたと言われ河内方面の軍奉行の高貞だけではなく、6人前後の軍奉行参戦していたから、得宗戦力は6,000前後である。 以上から、千早城の戦い参加した鎌倉幕府軍は、正規軍19,000北条得宗私兵6,000で、おおよそ25,000(1割程度非戦闘員を含む)と概算することができる。

※この「参加人数」の解説は、「千早城の戦い」の解説の一部です。
「参加人数」を含む「千早城の戦い」の記事については、「千早城の戦い」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「参加人数」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「参加人数」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「参加人数」の関連用語

参加人数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



参加人数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの千早城の戦い (改訂履歴)、缶けり (改訂履歴)、体重別皇居マラソン大会 (改訂履歴)、ブラッド・ソード (改訂履歴)、ジオキャッシング (改訂履歴)、全国高等学校定時制通信制ソフトテニス大会 (改訂履歴)、日本管打楽器コンクール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS