織豊政権・江戸時代へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 05:05 UTC 版)
室町幕府の滅亡後、織豊政権や江戸幕府の統一政権によって認証された地域勢力は近世大名となった。守護大名家のうち近世大名として残存できた家は、上杉家、結城家、京極家、和泉細川家、小笠原家、島津家、佐竹家、宗家の8家と、室町時代の末期に守護に任命された伊達家、毛利家を合わせた計10家にとどまる。さらに江戸期まで守護の地に踏みとどまれたのは島津家(薩摩・大隅・日向守護→薩摩鹿児島藩)、伊達家(陸奥守護→陸奥仙台藩)、毛利家(長門・周防守護→長門萩藩)、宗家(対馬守護→対馬厳原藩)のみである。京極家は一時的にだが旧守護地に戻れた時期があった(出雲守護→出雲松江藩)。本領を失った大名のうち、山名家、河内畠山家、能登畠山家、駿河今川家、甲斐武田家、土岐家、大友家は交代寄合や高家として存続した。
※この「織豊政権・江戸時代へ」の解説は、「守護大名」の解説の一部です。
「織豊政権・江戸時代へ」を含む「守護大名」の記事については、「守護大名」の概要を参照ください。
- 織豊政権・江戸時代へのページへのリンク