織豊政権との関係とは? わかりやすく解説

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織豊政権との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 09:46 UTC 版)

正親町天皇」の記事における「織豊政権との関係」の解説

朝廷財政逼迫し権威地に落ちかけていた。永禄11年1568年)、織田信長は、正親町天皇保護するという大義名分により、京都制圧したこの上洛によって、皇室危機的状況変化訪れていた。信長は、逼迫していた朝廷財政様々な政策自身援助により回復させた。一方で天皇権威用い信長敵対勢力対す度重なる講和勅命実現させた。元亀元年1570年)の朝倉義景浅井長政との戦い天正元年1573年)の足利義昭との戦い天正8年1580年)の石山本願寺との戦いにおける講和は、いずれも正親町天皇勅命よるものである(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ただし、本願寺との和議本願寺側から依頼という説もある[要出典])。その間天正2年1574年)には、信長蘭奢待切り取り許可し天正5年1577年)には信長生前極官となる右大臣宣下した。 イエズス会の宣教師は、日本には正親町天皇織田信長2人統治者がいると報告書記述したフランシスコ・ザビエル後任である布教責任者コスメ・デ・トーレスは、1570年元亀元年)に、日本分離を以下のように報告している。 日本世俗国家は、ふたつの権威、すなわちふたりの貴人首長によって分かたれている。ひとりは栄誉授与にあたり、他は権威行政・司法関与する。どちらの貴人も〈みやこ〉に住んでいる。栄誉関わる貴人は〈おう〉と呼ばれ、その職は世襲である。民びとは彼を偶像ひとつとしてあがめ、崇拝対象としている。 豊臣氏政権移った後も、豊臣秀吉御料地黄金献上し正親町天皇政権後ろ楯とした。当時秀吉中国・朝鮮東南アジアへの進出という壮大な野望抱いていた(文禄の役)。明を征服した暁には叡慮」を明に移しその後の「日本帝位の儀」をはじめとした朝廷人事について構想していたとされる。この計画朝鮮出兵での失敗によって頓挫したものの、その後皇室織豊政権相互関係続き結果的に皇室権威高まった天正14年1586年)、孫の和仁親王後陽成天皇)に譲位し隠退した文禄2年1593年1月5日崩御した。宝算77

※この「織豊政権との関係」の解説は、「正親町天皇」の解説の一部です。
「織豊政権との関係」を含む「正親町天皇」の記事については、「正親町天皇」の概要を参照ください。

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