六人の同志
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧」の記事における「六人の同志」の解説
この呼び名に対しての改名案は、"戌亥とその下僕共"(戌亥案)、"外印と愉快な仲間達"(外印案)、"天井裏から愛をこめて"(八ツ目案)など。縁いわく「抜刀斎に対する恨みを持つ者を選りすぐった」とのことだが、実際に集まった面々で抜刀斎に本当に恨みがある者は彼自身と鯨波と八ツ目のみ。闇乃武の関係者が多い。 完全版17巻の再筆:縁を除いた“五人の同志”に変更。首謀者および出資者は外印。日本政府に対する組織の武器のデモンストレーションが本当の目的。 雪代縁(ゆきしろ えにし) 声 - 佐々木望 演 映 - 新田真剣佑(少年時代 - 荒木飛羽) 白髪の青年。姉(巴)とその許婚(清里)を殺した抜刀斎(剣心)に復讐するため、抜刀斎への人誅を計画。その一端として武器組織を立ち上げた。初登場時23歳。 詳細は「雪代縁」を参照 鯨波兵庫(くじらなみ ひょうご) 演 映 - 阿部進之介 “武身合体”(ぶしんがったい)。 身長200cm、体重128kg。1840年3月生まれ。千葉県出身。魚座、血液型A。好きな言葉:武士道。一人称は「自分」。戊辰戦争で幕府方の武士として抜刀斎と戦い、龍翔閃を喰らって右腕を失う。その際、武人としての死を望んだが、その時点で既に不殺の信念を抱いていた抜刀斎に「俺はもう出来る事なら人を殺したくない」と拒否され、以後、『武士としての死に場所すら奪った』として彼を恨んでいる。 本来は誇り高い武人であり、赤べこでの妙の定食の心遣いに笑顔で返礼するなど根は善人であるが、抜刀斎のこととなると一変し、無辜の人間を巻き込んで攻撃することすら厭わない復讐の鬼と化す。その怨恨はもはや狂気の域に達している。 戦闘では失った右腕の部分に武器を接続して闘う。巨大な体躯から生み出される怪力と合わさった砲撃の破壊力は脅威的なものを誇る。 神谷道場で剣心に敗れるも、精神が肉体を凌駕した半狂乱の状態で再度剣心に襲い掛かり、彼の足止めをする。その後、斎藤に倒され捕縛されたが、敗れたことで抜刀斎への恨みが一層強まり、錯乱状態になる。留置所を破壊して脱走し、抜刀斎を求めて市街地で暴れ、これ以上の破壊を阻止せんとする弥彦と戦闘を繰り広げる。自身の精神が弥彦の一撃を凌駕したことで打ち勝ち追い詰めるも、駆けつけた剣心に龍翔閃で武器を破壊されて心を取り戻した。再び剣心に武人としての死をまたも拒否されて激怒したが、弥彦に諭されたことで自身の過ちを悟り、長年の怨恨を捨てて感謝の涙を流しながら逮捕された。 作者が描きたかったという「ターミネーター的な役割を担ったキャラクター」である。モデルは『X-MEN』のアポカリプス。人物像のモチーフは伊庭八郎(隻腕という点で)。 名前は新潟県柏崎市鯨波地区(海水浴場)に由来。[要出典]完全版17巻の再筆:唇の形状はひげに変更。武士の誇りとして現在もちょんまげを結っている。右腕は三本の機械肢(遠:アームストロング砲、中:ガトリング・ガン、近:大太刀)になり、それらの稼動用に背中に蒸気機関を背負う。 実写映画版:第4作目に登場。基本設定は原作と同様だが、容姿は再筆版を意識したデザインとなっている。欠損した右腕にアームストロング砲やガトリング砲を装備して戦うほか、背中に大太刀を背負っている。 武器 アームストロング砲(アームストロングカノン) 幕末三大兵器の1つ。独特の風切音を出すことで知られ、剣心はこの音で砲撃を察知していた。鯨波は失われた片腕にこれを装着して使用している。縁が上海から調達した物で、志々雄一派の甲鉄艦「煉獄」にも搭載されていた。かなりの遠距離からの砲撃が可能となっている。 連射型改造擲弾射出装置(れんしゃがたカスタムグレネードランチャー) 弥彦との対決の際に使用した武器。威力と射程は大砲より劣るが、その分連射が利く(弾薬に関しては体に弾帯を巻きつけていて、随時補充できるようになっている)。また、先端下部には銃剣が付いている。神谷道場での戦いの際、もしもこちらを使用されていたらより苦戦を強いられたことが語られている。 戌亥番神(いぬい ばんじん) 声 - 伊丸岡篤(PSP版) 演 - 須藤元気 “無敵鉄甲”。 身長178cm、体重75kg。1853年(嘉永6年)4月生まれ。大阪府出身。牡羊座、血液型B。初登場25歳。一人称は「俺」。 「術式無敵流」を継承する武道家で。師匠(辰巳)の仇討ちを名目に、無敵流を継承する自分の『師匠が負けたのだから、弟子も負けて当然だと思われたくない』というプライドを満足させたい格闘バカ。このため剣心のことは特に怨んでいない。何も考えず暴れたがる傾向があり、左之助からもバカ呼ばわりされる。「ハッハー」と笑う癖がある。 術式無敵流に加えて腕には「無敵鉄甲」と呼ぶ手甲を身に付け、軍や警察の部隊を一瞬で壊滅させるほどの戦闘力を誇る。神谷道場で左之助と戦い、数々の技で一方的に追い詰める。しかし自慢の無敵鉄甲に傷をつけられた怨みを晴らすべく、あえて二重の極みを受ける。無敵鉄甲を破壊され驚愕するも、残った両腕で反撃するが超過したダメージにより両手も砕かれ、無防備になったところに頭突きをお見舞いされ敗北した。左之助から鉄甲で打たれ弱さを誤魔化している限り勝てないことを告げられ、歯ぎしりしつつもぐうの音も出ず戦闘不能となった。六人の同志の中で唯一剣心と交戦していない。 モデルは『サムライスピリッツ』の風間火月。後の連載作品である『武装錬金』に登場する金城のモチーフとなる。[要出典] 名前は新潟県柏崎市番神地区(海水浴場)に由来。[要出典]完全版17巻の再筆:真・無敵鉄甲(特殊な金属塗料)を全身に塗っていてあらゆる攻撃を防ぐが、塗料が固まるため活動時間は三十分。そこからさらに一時間を越えると金属毒で死ぬ。腰に中和剤を付けている。液体金属装甲を纏う変身型のキャラクターとされている。 キネマ版:容貌や性格は原作を踏襲しつつ、無敵鉄甲の設定が再筆と同じ液体金属(水銀由来)に変更された。ただし、活動時間の設定は再筆とは異なり、即座に塗料が固まる(金属毒があるかは不明)。抜刀斎用の刺客の一人として観柳に雇われ、原作と同じく左之助と対戦する。液体金属の利点を生かし、左之助の二重の極みの衝撃を拡散し優位に立つが、「二重の極み・連ね撃ち」を受けて遂に傷を負う。最後の手段として全身に液体金属を浴び全身を硬化させるも、そのまま身動きが取れなくなり自滅する。 実写映画版:第1作目に登場。原作とは設定などが大きく違うキャラクターになっている。武田観柳に雇われた刺客の一人であり、空手や柔術だけでなくボクシングやレスリングなど様々な格闘術に精通した男だが、原作の無敵鉄甲のような武具は使用せず、素手で戦う。修道服を身に纏った敬虔なキリスト教徒である上に徹底した菜食主義者であり、左之助と調理場で戦っていた最中、左之助に食べるよう薦められた鳥の丸焼きを弔っている。同作で原作と異なる設定で登場したため、人誅編に相当する第4作目では原作における番神の設定を引き継いだオリジナルキャラクター・乾 天門(いぬい てんもん)が登場する(#実写映画版を参照)。 銀幕草紙変: 武具 無敵鉄甲(むてきてっこう) 雪代縁が上海から調達した特殊な手甲。全面に施された傾斜によっていかなる名刀の太刀筋をも狂わせ、かつ一寸七分の肉厚で弾丸すら弾くことが可能だが、左之助の二重の極みには敵わず、一部を砕かれる。 新・無敵鉄甲(しん・むてきてっこう) 雪代縁が上海から調達した手甲。無敵鉄甲よりも丸みを帯びた流線型。強度は格段に上がっており、損傷していたとは言え、左之助の斬馬刀には傷一つ付かなかった。 術式無敵流(じゅつしきむてきりゅう) 闇乃武の辰巳と番神が使用する総合格闘武術。小刻みに跳ねるフットワークを用いるなど、西洋的・近代的な格闘技を思わせる。轟斧爆(ごうふばく) 上腕二頭筋を瞬時に膨張・硬直させて、相手の首へラリアット気味に打ちつける。師・辰巳が剣心に対して使用したものは剛斧爆となっている。 雷神車(らいじんぐるま) 上空から回転しながら落下し、手の甲を叩きつける。神谷道場の門を粉砕するが、薫に言わせると意味不明な技。PSP版『完醒』では、上空へ飛翔してから相手に向けて回転落下し、最後に手の甲を叩きつける技として描写された。 阿修羅砕(あしゅらさい) 相手の頭上へ飛び、反転しながら相手の頚動脈を指で絞めた後、首を極めて、着地すると同時に反動を利用して投げる。絞・極・投を全て兼ね備えた強力な技。左之助に甚大なダメージを与えたが倒すには至らなかった。 乙和瓢湖(おとわ ひょうこ) 声 - 上原健太(PSP版) 演 映 - 栁俊太郎 “人間暗器”(にんげんあんき)。 身長183cm、体重68kg。1843年(天保14年)11月生まれ。京都府出身。蠍座、血液型AB。特技:手品。初登場35歳。一人称は「私」。 全身に13種の暗器を仕込む男。女性のような長髪、細身で化粧もしていることから左之助には「オカマモドキ」呼ばわりされている。幕末期に通り魔的な殺しを行なっていた快楽殺人者。親友(中条)を抜刀斎に殺されたことを口実に六人の同志に加わる。真の目的はただ殺戮を楽しむことのみ。弱い者イジメが趣味で、戦法も暗器を使い相手の虚を突く方法に頼っており、剣術に至っては全くの素人。薫からは実力は六人の中でも一番下と評されていた。 神谷道場では弥彦と対決、数々の暗器を駆使して優位に立つ。後ろで睨みを利かせる剣心に焦って勝負を急いだこともあり、止めを刺そうとした際、弥彦に奥義・刃渡りを喉元に減り込むほど強く打ち込まれ敗れる。しかし自分の半分にも満たない年齢の子供に負けたことは受け入れられず、気絶するその時ですらも嗤っていた。 作者の後の連載作品である『武装錬金』の陣内のモチーフとなる。[要出典] 名前は新潟県阿賀野市の瓢湖に由来。[要出典]完全版17巻の再筆:奇術紳士にデザインが変更。様々な武器を仕込んだ傘型の道具を使用。中が3層に分かれたシルクハットに毒蛇・スズメバチ・暗殺用に調教した猿を収容している。 実写映画版:第4作目に登場。快楽殺人者という面が原作よりも強調され、白粉を塗った顔にざんばらな長髪といった不気味な風貌となっている。湾曲した形状の二本の大鎌を武器として振るい、遠距離の相手には梅花袖箭(原作と違い連射可能)を用いる。 武器 梅花袖箭(ばいかちゅうぜん) 6連装の鉄筒から強力なバネで鉄矢を打ち出す暗器。手首に装着して使用する。左手に描いた梵字と奇声とで、一瞬の虚を作り出し、発射装置に絹糸を繋いで死角側の右手で操作する。同タイプの暗器を幕末から愛用していたらしく、闇乃武に所属する友人に「袖箭」という暗器を贈った(後述)。 過水毒煙(かすいぶすえん) 正六面体状の塊になっており、水に触れると毒の煙を出す暗器。直接毒で殺すわけではなく、4〜5分手足を痺れさせるもの。縁が上海から調達した。 毘沙門剣(びしゃもんけん)、毘沙門粉(びしゃもんぷん) 二つで一組の暗器。その正体は、内側に磁石が貼られた鞘に納めることで磁力を帯びた鉄剣(毘沙門剣)と砂鉄(毘沙門粉)。相手に毘沙門粉を浴びせることで、それに反応した太刀筋の高速自動追尾ができる。どちらも縁が上海から調達したもの。 六道蠱(りくどうこ) 見た目は6本の奇抜な襟飾りだが、正体は鋭く自由に動かすことができる昆虫の6脚を彷彿とさせる6本の刃。暗器は隠し武器という性質上、通常は目立たぬように仕込むが、この六道蠱は逆に目立つことでその存在を偽装する暗器といえる。モチーフは『X-MEN』の「エイジ・オブ・アポカリプス」に登場するシニスターのマント。完全版再筆では髪飾りとして同様の装備をしている。 外印(げいん) 演 - 綾野剛 “機巧芸術家(からくりあるてぃすと)”。 身長164cm、体重52kg。1820年(文政3年)10月生まれ。東京府出身。天秤座、血液型O。趣味:美の追求。特技:あやとり。一人称は「私」。中世より代々続く人形師の末裔で、人間の死体から人形を作る外法の技術を持つ。特に剣心に個人的な恨みはないが、戦いの最前線において自分の機巧の技術と美学を追求したいがために志々雄や縁に付き、剣心と敵対する。「夷腕坊」を自ら操り、壱号機では十本刀の一員として葵屋襲撃に参加するも逃走。後に改良型の参號機を操って剣心に挑んだ。その腹には人誅計画のために薫に似せた屍人形を隠していた。 普段は髑髏を模った黒子の覆面をしている(斎藤いわく「黒髑髏」)。満年齢で57歳の老体。その上、体格も小柄なので非力に見られがちだが、実際は「夷腕坊」のような機巧人形を操作するには指一本につき200kgの荷重を支える力と10分の1mm単位の操作精度が必要で、それを軽々とやってのける驚異的な怪力と、精密な操糸技術の持ち主であり、終始黒装束に身を包んでいたため披露されることは無かったが、年齢にそぐわぬ超人的肉体を誇る。ゆえにその怪力と精密な操糸技術を最大限に活かす武器である斬鋼線を自在に操り、凄まじい戦闘能力を持つ。本人いわく「人形遣いが人形よりも弱いはずがない」とのこと。覆面をしていた頃はユーモアのある飄々とした物腰の人物だったが、戦いの中で醜い老人の素顔が暴かれるとともに、残忍で執念深い外法者らしい本性も露わにする。また口調も老人寄りのものへと変化していった。 人誅が成功を見た後、縁から用済みとされ口封じのため30人もの武道の達人を刺客に送られるが、これを全て返り討ちにして袂を分かつ。その後で屍人形を回収しに来たところ、それを予測して待っていた蒼紫と対峙。蒼紫に屍人形を奪われたことを知り、奪回のために交戦する。実力ではかなわないと見て降参する振りをし、斬鋼線の罠に蒼紫を誘い込んで屍人形の隠し場所を問い詰めたところ、彼が人形を焼却処分したことを知って激怒し、火を放って焼き殺そうとしたが、斬鋼線を逆手にとられて引き込まれ焼死した。六人の同志唯一の戦死者。 モチーフと名前の由来は、実在の犯罪者エド・ゲインより。[要出典]完全版17巻の再筆:元・御庭番衆の「黒子」。五人の同志の首謀者。マスクの下は美青年で首に髑髏の刺青。蒼紫にコンプレックスを持っている。 キネマ版:再筆から美形と元・御庭番衆という設定が反映され、覆面のデザインも変更されている。原作から機巧師という設定を取り除き、自分の力量を試すべく裏社会に身を投じる純粋な戦闘者(自称「死の芸術家(あるてぃすと)」)として描かれている。武器は「縛殺細鋼糸(ばくさつさいこうし)」と呼ばれる先端に錘のついた鋼線を操る。戌亥と同じく観柳に雇われ、斎藤と交戦する。鋼線で斎藤の身動きを封じるも、力任せに糸を引きちぎられ、手加減した右手の片手平刺突で肩を貫かれ敗北・捕縛される。 実写映画版:第1作目に登場。原作とは設定などが大きく違うキャラクターになっており、仮面で顔を隠すこと、武器として鋼線を使う(ただし、あくまで武器の1つとして)こと以外は原作の外印とは完全に別物である。武田観柳に雇われた刺客の一人であり、普段は死化粧をあしらったドクロのような仮面で顔を覆っている。素顔は火傷のような大きな傷を持ち、体の各所に様々な武装を隠し持っている。戦闘では2丁の仕込み拳銃を撃ったり鋼線を罠として用いたりするほか、最も得意とする短刀を使った高速剣術で剣心と戦うも、終盤は動きを読まれそのスピードさえ凌駕され敗れる。それでも剣心に戦うよう迫るが、「もう勝負はついた」と情けをかけられ、悲痛な慟哭を上げた。元士族で、観柳に雇われたのも「生ぬるい平和な時代では食っていけない」という理由からである。一方、恵の居場所を突き止めながらも観柳には黙秘したり、恵に「気を付けろ」と警告して井戸水に盛られた毒の事を間接的に教える描写もあった。 武器 斬鋼線(ざんこうせん) 金剛石の粉末をまぶした鋼線。外印いわく「触れれば肉を裂き、括れば骨も断つ」。この鋼線は右腕に仕込まれており、左腕には別の鋼線が仕込まれている。左腕の鋼線にはダイヤモンドの粉末はまぶされていないため、物を縛りつけても傷つけることが無い。外印は持ち前の指の力を活かして左腕の鋼線で縛った墓石を縦横無尽に操り、持ち上げて叩きつける攻撃なども行った。 技 外法操糸術 幾何八包囲陣(げほうくりいとのじゅつ きかはちほういのじん) 斬鋼線を蜘蛛の巣状に張り巡らせて地面に仕掛ける罠。逃げ場のない恐るべき技だが、相討ちで外印を殺す覚悟の蒼紫はたじろぐことは無かった。鋼線に油を垂らし火を放つことで焼き殺すこともできる。 夷腕坊 外印が機能美を追求した結果誕生した機巧人形。戦闘では外印が内部に入って操作する。全部で3体登場し、腹には全て「夷」の字がある。人間の死体が材料であるため、定期的に防腐加工を行わないと腐ってしまう。壱號機 十本刀「夷腕坊」を参照。縁と京都で合流して、外印自身が中から姿を現す際ハッタリかまして(作者談)破壊した。 弐號機 壱號機とは瓜二つ。額に「弐號」の文字がある。壱號機を意味も無く破壊したために登場した。左之助に回収され、薫の屍人形へのヒントとなる。大型炸裂弾(おおがたさくれつだん) 弐號機の中に仕込まれていた、雪代縁が上海から調達した爆弾。表面には『ONE PIECE』の「麦わらの一味」のマークが描かれている(『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎は和月の元アシスタント)。 参號機 正式名称「参號機夷腕坊・猛襲型」。1878年1月製造。身長200cm、体重160kg。特技:;回転。壱號機、弐號機とは違い、禍々しい外見。ぶ厚いゴム製の表面部分、「衝撃吸収機巧(しょうげききゅうしゅうからくり)」と、全ての関節が縦横自由自在に動く攻撃の要「自由関節機巧(じゆうかんせつからくり)」とゴム製の表皮と、鋼性の操作線を残し脱着する防御の要「自由脱着機巧(じゆうだっちゃくからくり)」と操る自分自身を守る鋼線を編みこみ、高度と柔軟性を持つ装甲、「対刺突性装甲機巧(たいしとつせいそうこうからくり)」を駆使して戦う。内部に人間1人を積み込めるだけのスペースがあり、薫の屍人形はここに入れられていた。このスペースは天翔龍閃の直撃にも耐え切っている(外印いわく「中身(屍人形)は無事」)。穿腕撃(せんわんげき) 参號機の技。自由関節機巧を使い、腕を回転させながら抜き手を喰らわす。 穿指穿腕撃(せんしせんわんげき) 参號機の最大の技。穿腕撃に指の回転も加えるが、技の途中で機巧が停止したため不発に終わる。 屍人形 外印が造形美を追求した結果誕生した人間そっくりの人形。材料は人間の死体。縁のトラウマから必要となり、薫の人形が作られた(この人形を作るために、縁と外印は薫の外見の特徴を完璧に調べ上げている)。斎藤と蒼紫以外の全ての人間の目を欺き、剣心を生き地獄へと追いやった。如何なる仕組みか不明だが、体温が下がっていく機能がある。さらに傷つけると血を流す。外見からは人形という判別が不可能だが、内部に金属部品があり、解体することで見分けることができる。 外印は剣心すらも欺いたこの人形に相当な執着を見せていた。しかし蒼紫と対決した際には材料にされた人間を不憫に思った彼の手によって焼却された。 八ツ目無名異(やつめ むみょうい) 演 映 - 成田瑛基 “人体精製(じんたいせいせい)”。 身長:210cm、体重:85kg。1847年3月生まれ。新潟県出身。魚座、血液型A。特技:土掘り。落ち着く場所:天井裏。一人称は「俺」 越後の佐渡金山で活動する金掘り衆の一族の男。幕末期、金がほとんど採掘されなくなったことを背景に、人体精製を施された身体を戦闘にも活かせると証明するべく闇乃武に加わる。一族の秘伝により常人の倍もある腕と、両手につけた鉤爪を駆使して剣心と闘うも、右手に脇差を突き立てられて動きを封じられ、剣心に姿を見られてしまう。その後、右手を犠牲にして無理やり拘束を解き「一族以外で人体精製をした姿を見た」剣心を殺す事を誓い撤退する。一族が味わった不遇な境遇による怨嗟の念も込めているためその復讐心は強い。 剣心に敗北を喫して以降、彼を殺すべく六人の同志に加わる。神谷道場での決戦では道場の天井裏に潜んでおり、神谷薫を襲撃。介入した剣心と闘おうとしたが、突如現れた斎藤一から「化け物」と言われたことで激怒し、標的を彼に変更。一進一退の攻防を繰り広げるも敗北する。その後、斎藤にトドメを刺されそうになるが剣心の説得に応じた彼が引き下がったため一命を取り留める。その後、剣心から「復讐よりも一族のために力を使ってほしい」と説かれ、何も言い返すこともできないまま戦意喪失し、捕縛された。 OVAでは『追憶編』に登場するが声は一切発していない。 デザイン上のモチーフはスパイダーマンのヴェノム。他にスパイダーマン、スポーンを始め多数混ざっている。原作者曰く、周囲から色々と決め付けられ半ば自暴自棄になり、「しっちゃかめっちゃか」になってしまったという。名前は新潟県相川町(現佐渡市)の名窯無名異焼に由来。[要出典]完全版17巻の再筆:外印が大陸の辺境からつれてきた「回転に神を見出す部族」。本名は「ム・ミョーイ」。武器は巨大ドリルでこれを与えてくれた外印に付き従っている。全身の刺青及び仮面の模様は渦巻き型の矢印。龍巻閃にも神を見出す。なお、没デザインに「ゲッター2の擬人化」というものがあり、実際に描き終えた後に「これはマズイかな」という事で没となった。そのシルエットは『剣心皆伝』で見る事が出来る。 実写映画版:第4作目、第5作目に登場。基本設定は原作と同様だが、容姿は大幅に変更され、革製の黒い装束に身を包み、低くくぐもった声で話す。武器は両手の鉤爪のほかに、長柄の熊手のような鉤爪を用いる。普段は口元まで広く覆った仮面を被り、その下の素顔は口元に大きな裂き傷が残っている。 八ツ目の人体精製 金掘り衆に代々伝わる技術。金掘り衆同士の限られた金を取り合う激しい競争の中で編み出された。八ツ目は一族秘伝の人体精製術を誇りに思い、その姿を化け物呼ばわりされると激怒する。八ツ目無名異に見られた技術は、以下の通り。 腕・足を長くする技術 - 両腕・両足が一般人の2倍ほどある(右腕は手首から先を剣心との戦闘によって潰されたため、左手を当時より延長している)。身体的成長を利用し、幼児期より手足に金属製の輪をはめそれを徐々に増やすことで延ばしていくらしい(現実で言う首長族や纏足と要領は同じ)。 歯を牙にする技術 - 石膏などを利用して徐々に研いでいくらしい。長い舌は八ツ目曰わく、自前であるという。 武器 鉄の爪 メインの武器。左手に装着されている。 万弾地雷砲(ばんだんじらいほう) 雪代縁から与えられた武器(無名異は「出来れば使いたくなかった」との事)。陶製の瓶の中に炸薬と火薬を詰めた、明代より伝わる地中爆弾。埋めた個所を踏むか、八ツ目の手中の操作線によって起爆する。威力は、まともに喰らえば両足が吹き飛ぶほど。 技 土砂の防壁(どしゃのぼうへき) 巨大な左手で地面をえぐり発生させる砂の防護壁。これに巻き込まれた武器は勢いと威力を失い無力化される。弱点は左手の先端部分だが、「機械よりも精密に動ける」ため生半可な攻撃は防がれてしまう。
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