宇宙の神々と関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:49 UTC 版)
「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「宇宙の神々と関係者」の解説
ビルス 声 - 山寺宏一 第7宇宙の破壊神で何億年も生きている。一人称は「ボク」。39年ぶりに目覚め、予知夢で見た超サイヤ人ゴッドを探しに地球へやって来る。耳が大きい猫のような風貌をしている。破壊活動に一切意味はないが、その行いは自然の摂理そのものと評され、界王神からは破壊活動を黙認されている。北の界王によれば、破壊神の地位は界王神と同格。普段は寝たり食べたりテレビアニメを見たりなどやや怠惰な生活を送っている。とくに食べ物にはうるさく、味が良くても脂肪分が高いからと言って星を半分だけ破壊するなどわがままな言動が目立つ。敬意を払わない者の無神経さが嫌いで、昔いちど地球に行った際に恐竜が失礼な態度を取ったため、絶滅させたことがある。自分が寝ているあいだに惑星ベジータを破壊するよう、フリーザに命令していた。逆に実力を認めた者にはきちんと名前で呼ぶようになり賞賛する器の大きい一面もある(例:悟空の息子→悟飯など。ただし、魔人ブウのように悪い意味で覚える場合もある)。また、かつて老界王神をゼットソードに封じ込めた張本人である。東の界王神とは対の存在で、東の界王神が死ねば自分も死ぬ一蓮托生の関係である。破壊神であるため、相手の気の中の殺意には特に敏感に感じる。また、双子の兄弟であるシャンパとは仲が悪いが、反面では破壊神選抜格闘試合で超ドラゴンボールを手に入れても自身の願いよりもシャンパを優先して第6宇宙の地球を復活させたり、第6宇宙の敗北によりシャンパが消滅した際には寂しそうに肩を落とすなど、兄弟想いな一面もある。全王発案の「全宇宙をステージにかくれんぼ大会」でやらかした(詳細は後述)ことが原因で他の破壊神ともお互い仲はあまり良くないが、その中でも第4宇宙のキテラは特に苦手としている。 北の界王曰く「次元の違う」強さの持ち主で、超サイヤ人3の悟空をたった2発の軽い攻撃で戦闘不能に追い込み、ブルマを攻撃された怒りで悟空以上の力を発揮したベジータ相手でも1割ほどの実力しか出さずに左手で払っただけで倒した。また、ある程度力を解放すれば、あらゆるパワーを消失させることも可能(ビルス自身は対悟空戦で100%の力を使えばと語るが、後にウイスが悟空の力を引き出すための方便だと見破る)。あまりの強さゆえに同じ神である界王や界王神たちだけでなく、フリーザ親子やサイヤ人の王であるベジータ王からもひれ伏すしかないほど恐れられている。 地球でブルマの誕生日パーティーに誘われ、しばらくは大人しくしていたがブウにプリンを独り占めされ怒りを爆発させる。地球の破壊を賭けて超サイヤ人ゴッドに覚醒した悟空と戦い勝利するが、地球や悟空たちが気に入ったために眠いという演技をし、地球を破壊せずに帰っていく。 『復活の「F」』およびフリーザ復活編では、睡眠中にウイスと悟空、ベジータの修行で起こされた際、近くを飛んでいた蝶の鱗粉が原因で突発的に出たくしゃみと同時に放たれた光弾で、遠くの惑星を破壊する場面がある。 悟空たちと親しくなってからも横柄なところは変わらないが、フリーザが地球を破壊した際に手助けしたり、フリーザを倒し損ねた悟空にチャンスを与えるなど彼らを気に入っている描写を見せるようになり、悟空やベジータからも信頼されるようになる。特に悟空のことは第7宇宙の切り札として最も信頼している。一方で全王(およびその付き人である大神官)には頭が上がらず、シャンパとともに敬語を使い礼をしたまま会話する。 破壊神シャンパ編では第6宇宙・第7宇宙破壊神選抜格闘試合で第7宇宙チームが勝利したことによりシャンパから四星球以外の6個の超ドラゴンボールを手に入れ、残る四星球も入手すると超神龍を呼び出し、願いは自分のベッドをもっと寝心地の良いベッドに変えてもらったと悟空たちに伝えるが、実際はシャンパのために第6宇宙の地球と人類を甦らせる願いを言う。 “未来”トランクス編では並行世界の未来からタイムマシンでやってきたトランクスに対し、時間の操作は重罪だと咎める。また、ゴクウブラックと第10宇宙の界王神見習いザマスの気が似ていることに疑念を抱き、ウイス、悟空とともに第10宇宙の界王神界を訪れる。その後ウイス、悟空、東の界王神とともに再び第10宇宙の界王神界を訪れ、ザマスがゴワスを殺害する様子を目撃し、ウイスの「やり直し」で時間が巻き戻されるとそれを阻止する。本性を現したザマスが悟空に襲いかかったところを割って入り、ザマスを消滅させる。このため新たな並行世界を生む結果となり、ザマスの一件が解決した後は今回の時間操作については不問にし、未来に旅立つトランクスに餞別の言葉を贈る。『Vジャンプ』連載の漫画版ではトランクスがいた未来において、界王神がダーブラとの戦いで命を落としたことで対となるビルスも死んだと語られる。また作中での活躍も少し異なっており、トランクスの口から未来のシンが死亡したことを告げられたことで、ゴクウブラックの正体は界王神と破壊神が命を共有していることを知っている者、すなわち神の類いの者と見抜く。そしてズノーからザマスのことおよび「超ドラゴンボールで神と人間の体を入れ換えることは可能か」と尋ねられたことを密告され、ゴクウブラックの正体がザマスであることを確信する。その後、体を乗っ取られる心配があるという理由で悟空を敢えて連れていかず、ウイスとともに第10宇宙の界王神界を訪れ、シンが時の指輪で未来でザマスが悪行を犯した様子を目撃し、証拠が揃う。本性を現したザマスがビルスに襲いかかったところを消滅させる。このため新たな並行世界を生む結果となった。 宇宙サバイバル編(漫画版)では大昔に全王の発案で開催された「全宇宙をステージにかくれんぼ大会」の最中に隠れたまま50年ほど眠ったことで大会が中止になり、怒った全王を収めるために他の11宇宙の破壊神が苦労したことがあり、そのために破壊神全員から恨みを買っていることが語られた。また、それ以外にも個別に恨みを買っている。第7宇宙の悟空が力の大会の開催のきっかけとなったことを知られると、破壊神たちから一斉攻撃を受けるが、これを退けてキテラと一騎打ちした。 銀河パトロール囚人編では予言魚と釣り対決をしていたが、ナメック星が襲われているとウイスから聞くと「第7宇宙は定期的に星を破壊する奴が現れて助かる。水しか飲まない奴らの星には興味がない。」と放置した。ウイス、メルスと共に地球に来て戦士たちの窮地を救うが、メルスの消滅を見届けることになる。その後に悟空が身勝手の極意を極め、モロを追い詰める姿を見て「神の戦いそのものだ。」と称賛した。モロが地球を取り込んだ際は珍しく悟空に加勢しようとしたが、大神官から招集を受け、ウイスと共に天界に戻る。大神官からペナルティーとして全王の遊び相手を務めさせられた。 生残者グラノラ編では人を鍛えないと言いつつ、ベジータに破壊神が使用する神の技「我儘(わがまま)の極意」を教える。 初登場は『超』の破壊神ビルス編の原作となる劇場版第18作『神と神』で、フリーザ復活編の原作の第19作『復活の「F」』にも登場する。 ウイス 声 - 森田成一 第7宇宙のガイド天使でビルスの従者。ヴァドスの弟。神に仕える天使であり、飄々とした性格の青年の姿をしている。逆立った特徴的な髪型をしており、肌の色は他の天使同様に青白い。ビルスとは主従関係だが、ビルスに武術を教えた師匠でもあり、破壊神同士の喧嘩を阻止するなど、ビルスに自制を促すこともある。仕えるべき神が死亡すると新たな神が誕生するまで機能を停止する。睡眠は必要としない。 杖を使って過去や現在の出来事の投影や、宇宙一速く飛んで移動したり対象者を別の空間に転移させたりする能力を持つ。また、妊娠していたブルマに杖から特殊な光を放ち呪文を唱えながら手術することなくブラを出産させている。さらに、杖から光を放ち死人であるフリーザを蘇生させている。ビルスと同じく、相手の気の中の殺意には特に敏感に感じる。地球に来てからはブルマと気が合うようになり、彼女に美味しい物を馳走してもらいにしばしば来訪し、地球で一番美味しい物としてベジータに差し出されたカップ麺の味を気に入ったことから、ベジータをビルスの星に同行させて修行をつける。その半年後には、もっと強くなりたいという悟空もビルスの星に同行させてベジータとともに修行をつける。これらのことがきっかけで彼らからも「さん」付けで呼ばれるようになる。 知識は豊富で原始的な惑星の言葉や神の言語を話すことができる。3分だけ時間を戻すことができ、この力は漫画版の作中で「3分前からやりなおし」の能力と呼ばれる。過去を変えるわけではなく「やり直し」であるため3分が限度であり、一度使うと時間軸がずれるので当分は使えない。その力で、フリーザが地球を破壊したことと、アニメ版ではザマスがゴワスを殺害したことをなかったことにする。 トランクスがいた未来においては、ビルスが死んだことで機能を停止していると語られている。 初登場は『超』の破壊神ビルス編の原作となる劇場版第18作『神と神』で、フリーザ復活編の原作の第19作『復活の「F」』にも登場する。 予言魚 声 - 中川翔子 ビルスの宮殿の庭に棲む、予言的中率100%の不思議な魚。劇場版第18作『神と神』では呼び捨てだが、『超』ではビルスとウイスからは「さん」付けで呼ばれている。39年前、39年後にビルスの強敵となる超サイヤ人ゴッドが出現すると予言した。ウイスからは1日3回餌をもらっている。 初登場は『超』の破壊神ビルス編の原作となる劇場版第18作『神と神』で、フリーザ復活編の原作の第19作『復活の「F」』にも登場する。 シャンパ 声 - 岩田光央 第6宇宙の破壊神。ビルスの双子の兄弟で、太ったビルスのような容姿をしており、ビルスが細くて長い尻尾を持つのに対し、こちらは太くて短い尻尾を持つ。一人称は「オレ」。ビルスとは反りが合わずに顔を合わせるたびに喧嘩をしており、また不摂生がたたって太っているためにスタミナはないが、実力はビルスと互角で、彼と本気で戦うと宇宙が滅びるほどである。ビルスの双子であるだけに高圧的で、付き人であるヴァドスの進言にも耳を貸さないが、極度の怠け者であるために破壊活動も基本的にヴァドスに行わせており、ほとんど彼女に頼りきりである。ビルスと同様で思い通りにならないと駄々をこねる子供じみたところがあるが、フロストの話を聞いて同情したり、逆にフロストの本性を知り激怒して彼を破壊しようとするなど、ビルスより人間的な一面もある。 フリーザ復活編でも顔見せ程度に登場する。星を次々とヴァドスに消滅させ、どんな願いも叶う超ドラゴンボールを収集する。破壊神シャンパ編ではビルスから地球のおいしい食べ物の存在を教えられるが、第6宇宙の地球は過去に愚かな争いをして人類が滅び、荒廃した星と化したためにおいしい食べ物の宝庫である第7宇宙の地球を手に入れる目的で集めた6個の超ドラゴンボールを賭けて第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合を開催する。大会では会場設営を担当し、第6宇宙の選抜メンバーには勝ったときの報酬として金銀財宝を渡すことを約束する。漫画版では賞金は出していない。第6宇宙チームが試合に敗れ、一度八つ当たりでヒットたちを破壊しようとするが、全王の出現で破壊神をやめさせられるのを恐れて破壊をやめ、6個の超ドラゴンボールをビルスに渡すとその場を去るが、ビルスが超神龍に第6宇宙の地球と人類を甦らせる願いを言ったことで第7宇宙の地球と同じような文化も甦ったことを知ると、悪態をつきながらも笑みを浮かべる。 前述の大会後、第7宇宙の美味しい食べ物にありつくためにビルスとウイスに第7宇宙との野球の親善試合を申し込む。自身は試合に参加しないつもりではあったが、ヴァドスにそそのかされボタモたちを率いる形で自身も選手として試合に参加し、試合終了後は本来の目的を忘れるほどにボタモたちとともに野球の特訓に励む。ヴァドスとともに悟空とヒットの戦いも見守る。 宇宙サバイバル編では、他の宇宙に挑発したり、野次を飛ばすことが多かったが力の大会で第6宇宙の全ての戦士が脱落して消滅することが決まった際にはビルスに「おい、兄弟!」と叫び、何かを言おうとするも最後まで素直にならず、あっかんべえのように舌を出した直後に消滅した。最終話で人造人間17号の願いで復活し、悪態をつきながらもビルスに感謝した。 漫画版ではアニメ版に先駆けて破壊神ビルス編から登場。ビルスが悟空と戦っている最中に界王神界で界王神たちと接触するが、とくに何もせずに立ち去る。また、フリーザ軍残党を襲撃し壊滅的な打撃を与え、間接的にフリーザ復活の元凶となる。破壊神シャンパ編でははるか昔の回想が描かれ、ヴァドスが用意したビルスとシャンパのバースデーケーキの上のパフパフの実をビルスが先に食べたために兄弟喧嘩に発展し、2人の喧嘩を止めたウイスとヴァドスの提案により、次からは食べ物対決を行うようになった。ここ数十年の間は戦闘のトレーニングを行っておらず体が鈍っている。 ヴァドス 声 - 山口由里子 第6宇宙のガイド天使で、シャンパの従者。ウイスの姉でもあり、外貌はよく似ている。ロングのポニーテールの髪型。主人であるシャンパにも弟のウイス以上にシニカルで棘のある物言いをする。怒ったシャンパには逆らわず、彼の素行を正すことはできないが、破壊神同士の喧嘩による宇宙滅亡の阻止のため、シャンパを止めることはある。杖をわずかに動かすだけで星を消滅させたり、様々な物質を瞬時に生成する能力を持つ。また、シャンパの命令に従い、星を次々と消滅させ超ドラゴンボールを集める。格闘試合には懐疑的だったが、結局はシャンパに押し切られ、中立空間に浮かぶ「名前のない星」に大会の設備を用意する。シャンパが指示に従わないヒットに業を煮やし、彼らをゲームの駒呼ばわりして無理やり従わせようとした際は「今は勝負の行方を見届けたい気分なんです」とシャンパを諌める。その後、全王が来たのをいいことにシャンパに対する日頃の不満を全王に話す。 宇宙サバイバル編では、全王に「力の大会」の開催の話を持ちかけた悟空のことを「大会が開催されなかったら今頃はレベルの低い宇宙は消滅させられていたかもしれない」という解釈から、生き残るチャンスをくれた全宇宙の恩人と評すが、そのことは他の出場宇宙の界王神や破壊神からは否定される。シャンパを含めて第6宇宙の戦士全員が消滅する際には寂しいと言いながら第7宇宙側に移動するも、シャンパが消滅後は彼にお辞儀し、ウイスの隣で戦いを観戦する。 漫画版ではアニメ版に先駆けて破壊神ビルス編から登場。1000年前はウイスの武術の師匠でもあり、本人は現在もウイスより少し強いと発言しているが、ウイスは否定している。 フワ 声 - 増谷康紀 第6宇宙の界王神。詳細は「界王#フワ」を参照 フワの付き人 声 - 田中一成 第6宇宙の界王神の付き人。詳細は「界王#付き人」を参照 アナト 声 - 織田優成 第1宇宙の界王神。詳細は「界王#アナト」を参照 イワン 声 - 間宮康弘 第1宇宙の破壊神。顔全体が黒い毛で覆われ、眼だけが見える容姿をしている。優しいそうな外見とは裏腹に、激烈な感情をその身に秘めている。 力の大会開始前には、武舞台が壊れないかどうか実際に試してみるかを大神官に勧められ、中々面白い思考であるとしてリキールやアラクと手合わせをした。その後は、大破した武舞台の設営をすることになる。 アワモ 第1宇宙のガイド天使。ふくよかな風貌。温厚さと崇高な精神を持ち合わせ、レベルが高く全てを察することができる。 ペル 声 - 塩屋浩三 第2宇宙の界王神。詳細は「界王#ペル」を参照 ヘレス 声 - 浅野真澄 第2宇宙の破壊神。エジプト風の衣装に身を包んだ女性の姿をしており、美意識が高く、醜いものが苦手である。リブリアンたち乙女戦士の「愛の力」を高く買っており、彼女たちの変身を邪魔するものには「無粋な!」と怒りを露わにする。美しいものだけでなく賑やかなことも好きなようで、戦士集めで第2宇宙全体でオーディションを行ったり、戦士たちの能力を解説したり、サワアに力の大会の様子を中継させていた。 全王と大神官に親しげな態度を繰り返す悟空に不信感を抱いているが、一方では彼を美しいと称し、その反面では第2宇宙の戦士ジーミズを執拗に痛めつけて敗退させたフリーザに対して「宇宙にこんな醜い戦い方をするものがいるとは」と不快感を露わにした。また、戦士だけでなく物に対する評価も下すようで、ケフラの乱入で壊れたペルのポタラの散った欠片を見た際には「それもまた美しい」と評していた。脱落した戦士をなじったり、暴行を加える破壊神もいる中、脱落したリブリアンに「よく頑張った」と声を掛けていた。第2宇宙の人間たちからは非常に慕われている。第2宇宙戦士脱落後は、自らの運命をあえて受け入れ、ペルや第2宇宙の戦士全員と共に「愛(ラブ)」と言い残して消滅した。最終話(第131話)で勝ち残った17号の願いによって復活し、戦士たちと共に涙を流していた。 漫画版では男性の従者を侍らせている様子が描かれ、戦闘では弓矢を使用し、ベルモッドへの反撃に気を取られていたリキールの腕を射抜いた。 自身を「すべての宇宙で一番美しい」と豪語し美にこだわっていたが、力の大会最中の人造人間18号とリブリアンの戦闘中にリブリアン一味の口から「第2宇宙ではリブリアンが美人とされる」ことを知ったビルスから「もしかしてヘレスは第2宇宙ではたいしたことないんじゃないか?」と疑問を投げかけられ不愉快そうにしていた。ヘレスによればリブリアンの星だけであるらしい。 サワア 声 - 不明 第2宇宙のガイド天使。ペルとは正反対に、マッチョが苦手で知性を好む。長髪の青年の姿。力の大会では大会の様子を天使の杖を通じて第2宇宙に中継していた。第2宇宙が消滅する前はずっと目を閉じていたが、消滅した後に残ったハートを目で追っている。 エア 声 - 成瀬誠 第3宇宙の界王神。詳細は「界王#エア」を参照 モスコ(ミュール) 声 - 岸尾だいすけ(ミュール) 第3宇宙の破壊神。人間の知性を超えており、ロボットのような風貌をしている。古いロボットなのでしゃべることができず電子音で意思を伝える。 腹部にコクピットのような機関があり、小柄な体躯に赤い肌、二本の大きな角を持つ「ミュール」が搭乗している。第3宇宙全戦士脱落後に初めてミュールが姿を見せ、カンパーリに「世話になったな、あばよ」と言い残し消滅した。最終話で勝ち残った17号の願いによって復活した。 漫画版では全覧試合で逃げ回るビルスを捕獲し、三人の破壊神たちの攻撃を受けても戦闘を続行する頑強さを見せており、ヘレスとリキールの二人を相手取っていた。 カンパーリ 声 - 島田敏 第3宇宙のガイド天使。モスコの電子音を言葉として理解し通訳できる。高い鼻が特徴の男性の姿。 第3宇宙が消滅した際、別れの挨拶をするミュールに「最後出てきたし」とぼやいていた。 漫画版では全王の不興を買ったモスコの失言を「嘘も方便」とフォローしている。 クル 声 - 西村知道 第4宇宙の界王神。詳細は「界王#クル」を参照 キテラ 声 - 沼田祐介 第4宇宙の破壊神。黄色い鼠の姿をしている。自由気ままに破壊を楽しみ、卑劣な悪巧みを得意とする。第7宇宙の破壊神ビルスを敵視している。ビルスはキテラを苦手としており、悪態をつかれても反論しなかった。各宇宙にスパイを送り込んでおり、第7宇宙の戦士としてフリーザが力の大会に参加すると知ると、第9宇宙の破壊神シドラを唆して刺客を差し向けさせ、第7宇宙の脱落を狙う。第4宇宙全戦士脱落後は敗北を認めずに全戦士もろとも道連れにしようとする往生際の悪さを見せるが、その前に全王によって阻止され、最後は叫び声を上げながら消滅した。最終話(第131話)で勝ち残った17号の願いによって復活した。 漫画版では普段はゲームに興じている様子が描かれ、破壊神同士の全覧試合にも乗り気だった。過去に腕相撲でビルスに勝ったことがあり、バトルロイヤルでもビルスと同じく最後まで残っている。 鳥山明によるデザインであり、宇宙サバイバル編の最初の原案に描かれたキャラクター。 コニック 第4宇宙のガイド天使。洞察力に優れた有能な天使。大きな前髪が目立つ男性の容姿。第4宇宙が消滅した際は特に反応しなかった。 オグマ 声 - 浦和めぐみ 第5宇宙の界王神。詳細は「界王#オグマ」を参照 アラク 声 - 村田太志 第5宇宙の破壊神。大きな口に頭にトサカのような突起を持つ特徴的な顔をしている。破壊対象を深く検証し、最低限の破壊で可能性を見出す優秀な破壊神。 力の大会開始前には、武舞台が最後まで壊れないかどうか心配していたが、武舞台が壊れないかどうか大神官が試せばいいと諭し、それに乗ったリキールに来るよう促され、しぶしぶイワンやリキールと手合わせをした。その後、大破した武舞台の設営を頼まれた。 漫画版では瞑想をしている様子が描かれ、電撃のような攻撃を使用する。 クカテル 第5宇宙のガイド天使。優秀な界王神と破壊神を見守り、自らも二人の優秀さから学んでいる天使。厳つい巨漢のような姿だが女性タイプ。 イル 声 - 森田成一 第8宇宙の界王神。詳細は「界王#イル」を参照 リキール 声 - 岸尾だいすけ 第8宇宙の破壊神。尾が3本の狐の姿をしている。対となる界王神イルの計画の不備を治すのが生きがい。計画の不備となるレベルの低い存在を厳格に破壊する。 力の大会開始前には、出場する宇宙より自分たちの宇宙がどれほど優れているかを全王に改めて証明するため、イワンやアラクと手合わせをする。その後は、全王はお喜びになられたかどうかを大神官に尋ねるが、全王はお休みの最中でその戦いを見ていなかった。さらに、大破した武舞台の設営を頼まれる。 力の大会開始後は、当初は残りの数からして生き残るのは第6・第7宇宙と分析していたが、悟空と戦うリブリアンの戦いぶりを見て「あの愛の力強さはヘレスの言う美しさなのか」として案外第2宇宙が最後まで残るかもしれないと第2宇宙に肩入れし始める。 漫画版では尾を9本に増やして先端から気弾を一斉掃射する技を見せた。 コルン 第8宇宙のガイド天使。思い込みが激しく、自己主張が強い天使。自分が良いと思ったことは我先に主張する。短髪の青年の姿。漫画版では大神官の息子であり、ウイスの兄であることが判明している。 ロウ 声 - 増谷康紀 第9宇宙の界王神。中年の男性の容貌。自分の宇宙には優しいが他の宇宙を見下しており、破壊神のシドラよりも荒々しい性格。 詳細は「界王#ロウ」を参照 シドラ 声 - 間宮康弘 第9宇宙の破壊神。髭面のごつい男性の容姿。軟弱で優柔不断な破壊神。第9宇宙は界王神が主導権を握っている宇宙となっており、ロウに敬語を用いることがある他、ダメージを受けない魔人ブウに動揺した際には「うろたえるな」と叱責を受けている。また、ロウがバジルにドーピングを施し激しい攻撃をさせた際には「やりすぎではないか」と進言するなど、粗暴な人物が多い第9宇宙の人物として比較的良識人でもある。その性格から中々破壊ができないが、義務のために無差別破壊を行うこともある。 自分との関わりを隠して動かせる鉄砲玉を持っており、キテラにそそのかされて第7宇宙のフリーザを暗殺するために刺客として差し向ける。その際にフリーザから第9宇宙の戦士として引き抜いてほしいと持ち掛けられ、それに反対するロウと意見が分かれ言い争いになる(その際、自身よりフリーザの方が破壊神のようだとロウに言われた)。力の大会にて自チームが敗北して第9宇宙消滅が確定した際は、断末魔を上げるロウとは逆に、取り乱さずに消滅した。最終話(第131話)で勝ち残った17号の願いによって復活した。 漫画版ではシールドを張ってビルスの攻撃から他の破壊神たちを守り、シールドの展開速度は誰にも負けないと自負している。また、アニメ版と違い破壊対象しか破壊しない。ただし、たまに計算ミスをするため対象外の星を破壊してしまい、大神官に怒られることも。 モヒイト 声 - 緑川光 第9宇宙のガイド天使。優男のような男性の姿で知的な天才児タイプ。ダメな界王神と破壊神に呆れており、二人を冷たいまなざしで見つめている。力の大会では、第9宇宙と共にシドラやロウ、戦士たちが消滅した際は、悲しむこともなく「順当なんですけどね」と割り切り平然とした表情を浮かべていた。 ゴワス 声 - 後藤哲夫 第10宇宙の界王神。 詳細は「界王#ゴワス」を参照 ザマス 声 - 三木眞一郎 第10宇宙の界王神候補。もとは第10宇宙の界王だったが、そのたぐいまれなる才能から界王神候補に選ばれた。 詳細は「界王#ザマス」を参照 ラムーシ 声 - 川津泰彦 第10宇宙の破壊神。象の顔をした容姿をしている。怠惰な破壊神で、星を破壊するのが面倒で嫌っており、破壊神の立場をちやほやしてくれる存在を好む。怒るとその長い鼻を伸ばし大声で叫ぶなど熱血的な面も見せ、語尾に「じゃ」をつける喋り方をする。力の大会で自分の宇宙の選手が脱落した際は、長い鼻でおしおきをする。第10宇宙戦士脱落後は潔さを示すゴワスに伴って自らも潔く消滅した。最終話(第131話)で勝ち残った17号の願いによって復活した。 漫画版では全宇宙一の声量を持つとされ、その「雄叫び」は聞いた者の運動神経を一時的に麻痺させる。界王神だと気絶し、破壊神クラスですら立っているのがやっとという威力を持つ。全王と天使には効かない。 クス 声 - 今野宏美 第10宇宙のガイド天使。小柄で三つ編みをした少女のような姿で、性格は無邪気。正義と悪の区別をつける界王神と破壊神にいつも忠告している。しかし、正義と悪のぶつかり合いには、思わず血湧き肉踊る。力の大会で第10宇宙と共に戦士たち、ゴワス、ラムーシが消滅した際は寂しがっていた。 漫画版では、天使は全員姉弟であり、クスが一番年上だということが判明している。 カイ 声 - 村田太志 少年の容姿をしている第11宇宙の界王神。命を大切にする正義感が強く優しい心の持ち主だが、打算的な性格でもあり、他の宇宙に対して見下した態度を取っている。詳細は「界王#カイ」を参照 ベルモッド 声 - 菊池正美 第11宇宙の破壊神。ピエロの姿をしている。正義感が強く悪を許さない心を持ち、第11宇宙のヒーローチーム「プライド・トルーパーズ」の活躍に胸を躍らせている。特にチームの中でもジレンには誰よりも期待を寄せており、それ故に一時的に「身勝手の極意」に進化した悟空がジレンと渡り合っていた際には「そんなこと、あってはならない」と驚愕していた。また、他の宇宙の戦士たちが自分たち宇宙の戦士に敗北するか、追い詰められていた際には見下す態度を見せるなど、自信過剰だが、逆に窮地に陥った際には地団太を踏んだり、焦りを見せている。最終話(第131話)で第7宇宙の勝利により消滅したが、勝ち残った17号の願いによって復活した。 漫画版では、ある惑星を破壊しようとしていたが、そこの女性をはべらせたり、その中の一人がマルカリータをナイフで脅迫すると破壊したりしている。破壊神の引退を考えており、次期破壊神候補としてトッポを育成していることを全王と大神官に打ち明けた。また、全覧試合ではビルスの攻撃から自分たちを守ったシドラをその直後に蹴落とす。この振る舞いには、ジーンなどシドラに守られた破壊神々も苦言を呈したが、ベルモッドはこれを意に介さず逆に全破壊神に呈言、本来はサバイバルファイトであるところをビルスだけに集中攻撃をしていたため、本来の公平な試合に戻した。また、他の破壊神の行動を制限する術と、破壊神のバリアですら貫通するトランプのような形状の広範囲攻撃を持つ。 マルカリータ 声 - 佐々木愛 第11宇宙のガイド天使。語尾に「ですますよ」を付けて話す。ツインテールの髪型の女性の姿。主人であるベルモッドやカイの偏った正義に対して、苦言を呈している。脱落したトッポに労いの言葉を掛けるなど、気遣いのできる一面もある。また、力の大会前に破壊神候補としてスカウトされたトッポに対して特訓を行っている。 アグ 声 - 高戸靖広 第12宇宙の界王神。詳細は「界王#アグ」を参照 ジーン 声 - 織田優成 第12宇宙の破壊神。半魚人の姿をしている。無慈悲かつ必要な破壊のみを行う優秀な破壊神。しかし宇宙のレベルが高いため破壊対象がなくなり、最近は退屈な日々を送っている。 力の大会開始前には、イワン、アラク、リキールが手合わせするのに対し自分は「結果は見えている」として戦わず、結果、三人は破壊した舞台の修理に追われジーンは一人笑みを浮かべていた。 マティーヌ 第12宇宙のガイド天使。太った女性の姿をしている。界王神アグと破壊神ジーンが優秀でやることがない。しかし、優秀な二人をさらなる高みへと押し上げようとしている。 全王 声 - こおろぎさとみ 全宇宙の神々を統べる最高位の神。丸く青い顔に小柄な体型で、外見の通り幼い言葉で話し、語尾に「のね」を付ける癖がある。全ての神々から絶対的な敬意を抱かれると同時に畏怖される存在。側近の大神官の言葉にはある程度は耳を貸している。大神官を通して天使を各宇宙にガイドとして派遣しており、天使に対してはある程度寛容な姿勢を見せる。一人称は「ボク」。 崇高な存在だが、幼子の如く純粋な性格故の恐ろしさも持ち合わせる。常日頃から宇宙の数が多すぎると語っており、12の宇宙に格付けを行い優秀な宇宙以外は不要と考えている。評価基準は「人間のレベル」であり、それは人々を導く立場にある界王神と破壊神に対する評価でもある。 全王が戦うことはないとされている。しかし、その気になるだけで一瞬でその世界を司る神も含めた宇宙そのものを消す力をもつ。消滅の力は基本的に宇宙全体に対して行使されるが、特定の個人のみを消滅させることも可能。宇宙を消滅させても全王自身には影響はなく、消し去った跡は七色に輝く不思議な空間となる。その昔、実際に機嫌を損ねて、当時18あった宇宙のうち6つを消している。ビルスからは「とんでもないほどに最強」と畏怖されている他、東の界王神からは「何者であろうとも全王様だけは倒せない」、ヴァドスも「全王様からは逃げることも逆らうことも絶対にできない」と語っている。強い気はまったく持たない。 ビルスたちが破壊神の仕事を怠け、勝手に第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合を開催したことに対し注意しにやって来るが、観覧したことで格闘試合を気に入り、近いうちに全部の宇宙から戦士を集めて格闘大会を開催することを思いつく。それを快く思った悟空のことも気に入り、再会を約束する。機嫌さえ損ねなければ基本的に善人で友達を欲しがっており、悟空からは「全ちゃん」と呼ばれる友人となり、全王を呼び出すことのできるボタンを悟空に渡す。ザマスとの問題解決後に悟空から新たな友人として未来世界の自身を紹介された。 その後、未来世界の全王と惑星をぶつけ合うゲームに興じており、人間レベルの低い8つの宇宙を消そうとしていたが、悟空によって全宇宙の格闘大会の話を思い出し、常々考えていた8つの宇宙削減も踏まえて、宇宙の生き残り(免除)をかけた「力の大会」の開催を決定。また、格闘大会を見たことがない未来の全王のため、力の大会の前に12の宇宙の破壊神を戦わせる(アニメ版は最低ランクである第7宇宙と第9宇宙を戦わせる)「全覧試合」を取り行うこととした。漫画版では破壊神同士の戦いが見辛かったために力の大会の開催をやめやはり8つの宇宙を消そうとするが、悟空の説得でたまたまその場にいたトッポと悟空の試合を続けて要求し、それを元に力の大会のルールを決めた。大神官の弁によると力の大会とは元々消滅対象に入っていた8つの宇宙に免除のチャンスを与える大会であるとのこと。 力の大会では未来世界の全王とともに試合を無邪気に観戦し、神Pad(かみパッド)を操作して脱落選手の管理を行い、敗北した宇宙を容赦なく消滅させるが、アニメ版では実は悟空たちが超ドラゴンボールで消滅させた宇宙を元に戻すことを見通しており、本気で宇宙を消すつもりはなかったらしく未来の全王共々また悟空と楽しいことしたいと願った。なお漫画版では力の大会で敗退した7つの宇宙を最初から助けるつもりだったかは言及されていない。未来世界の全王 未来世界に存在する全王。『超』の基本となっている時間軸とは別の未来世界の全王のため、初登場時点ではまだ悟空との面識はない。悟空たちやトランクスの未来世界において宇宙そのものとなったザマスを倒すために悟空によって呼び出され、未来世界の現状を説明され「こんな世界はいらない」と、宇宙となったザマスを未来世界ごと消滅させる。その後、タイムマシンで戻ってきた悟空により現在世界に連れてこられ、現在世界の全王と対面して遊ぶための友達になる。現代世界の全王と対照的に左の手を上げる癖があり、その度に右に上げ直している。力の大会後は現在世界の全王同様に悟空を気に入って二人で悟空に次の遊びを催促していた。 大神官 声 - 高塚正也 全王の側近。天使たちの父親。全王に進言できる唯一の人物であり、界王神や破壊神もひれ伏す存在。丁寧で温和な言葉遣いをしているが、全王の意向に逆らう者には静かな威圧を行う。少年のような小柄な容貌をしている。 実力は神々や天使たちの中でも別格の中の格上で、全宇宙で5本の指に入る程の戦闘力の持ち主で、ウイスでさえ足元にも及ばない実力で、超能力で巨大な武舞台を僅か40時間で作り上げる他、破壊神たちの渾身の一撃をそれぞれ指一本で止めたり等、その高い実力の片鱗を見せている。 全王に忠実で、冷徹な決定にも表情を変えることはない。また、乱入者が現れると全王の付き人と共に即座に全王をかばうように立ちふさがる。全王の代弁を行うこともある。力の大会では、審判の役割も務めている。 全王の付き人 声 - 高塚正也、織田優成 全王の左右に控える付き人たち。いずれも瓜二つの容姿で痩せていて高身長。常に浮遊しており、地面に潜り移動する能力を持っている。また、ウイス、ヴァドスと同じく宇宙空間を移動できる。別れるときに「バイちゃ」と挨拶する。基本的には2人だが、全王が未来世界の全王と友達になって以降は4人登場している場面がある。
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