銀河パトロール囚人編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:43 UTC 版)
「ドラゴンボール超」の記事における「銀河パトロール囚人編」の解説
(漫画:第9巻 - 第15巻) 1000万年前もの太古、宇宙を恐怖に陥れるも、大界王神が持つ「神力」によって敗北し投獄された凶悪犯「星喰いのモロ」が銀河刑務所を脱獄した。銀河パトロールのエリート隊員・メルスの要請を受けた悟空とベジータは、モロを捕らえるべく彼が向かった新ナメック星へと向かう。 モロの狙いはドラゴンボールで、ナメック星人を虐殺しながら7つ集めようとしていた。戦闘中にも星や生命のエネルギーを吸収し続け力を増していくモロを相手に、悟空とベジータは苦戦。そこへ休眠から目覚めた魔人ブウ(善)が救援に駆けつける。ブウの中に残っていた大界王神の意識も表層化し、その影響で戦闘力も上がったブウはトリッキーな戦法で善戦する。ピンチになったモロは、ドラゴンボールへの願いで全盛期のパワーを取り戻すと共に、銀河刑務所の囚人たちを解放してしまう。配下となった囚人たちはモロに力を分け与えられ、大幅なパワーアップを遂げる。ブウの身体を借りた大界王神は以前と同じく神力で決着を付けようとするが、神力は分離した魔人ブウ(純粋)と共に消滅していたため使えなくなっていた。劣勢となった悟空たちは撤退を余儀なくされる。モロは手下の囚人たちに次々と惑星を襲撃させた後、そのエネルギーを吸収し、さらに力を増していく。モロを止めるため、悟空は捉えようのない実力を持つメルスと、ベジータはこれまでと異なる強さを求めヤードラット星に向かい、そこで出会った長老・ピバラの下で修行を開始する。 そんな中、モロ配下の囚人たちが地球にも襲来。悟飯とピッコロらが迎え撃ち撃退寸前まで追い込む。だが囚人の内の一人、人工生命体「セブンスリー」はコピー能力を持っており、モロのエネルギー吸収能力までもをコピーしていた。モロの能力を発動されると為す術がなくなり悟飯たちは敗れる。しかし地球の戦士たちの予想外の強さと、悟空とベジータがまだ生きており修行を積んで力を増していることを知ったモロは、地球の戦士たちが力を増した万全な状態で集結した時に、まとめて地球ごと吸収すれば、より質の高いエネルギーを大量に味わえると、地球を後回しにするよう命令を下し、囚人たちは一時撤退する。悟空はメルスとの修行により「身勝手の極意」を任意で発動させるきっかけを掴み始め、修行も最終段階となった時、ウイスが現れる。メルスの正体はウイスの弟であり研修として下界に降りていた天使であった。天使の下界へのこれ以上の干渉はルール違反だと帰還を命じられ、メルスは悟空にモロ打倒の願いを託し、天界に帰っていった。 2ヵ月後、モロの囚人軍の地球再襲来の日。悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、亀仙人、それに加えヤムチャと餃子も久々に実戦に復帰し、ジャコら銀河パトロール隊員らと囚人軍を迎え撃ち闘う。悟飯とピッコロはセブンスリーと再戦するが、コピー能力では対応できない連携技により圧倒する。窮地のセブンスリーは再びモロのエネルギー吸収能力を発動しようとするが、発動する前にエネルギー吸収が効かない人造人間17号と18号が参戦し、その発動を阻止した。地球の戦士たちの想定以上の反撃に苛立ったモロは、囚人軍の頭目を任せていたサガンボに過剰なまでのエネルギーを注ぎ込むと、サガンボは肉体の限界を超えた強制的なパワーアップを遂げ、悟飯や17号らですら苦戦を強いられる。 そこへ修行を終えた悟空が到着、サガンボを倒し、モロと決戦を開始する。悟空は修行の成果で任意に発動できるようになった「身勝手の極意“兆”」で挑む。修行の成果もあり、あらゆる技や奥義や力技などを駆使しながらモロを追い詰め手こずらせ、僅かに優勢だったが、数々の星を喰いつくしたモロも以前よりパワーアップしていたため、“兆”の状態では倒すことはできず、激戦の末、悟空は力を使い果たす。そこへ瞬間移動で修行を終えたベジータが現れる。ベジータと交戦するモロだったが、ベジータは「スピリットの強制分離」という新たな力を体得していた。ベジータの攻撃が決まる毎にモロがこれまで奪ってきたエネルギーが分離していき、モロは次第に退化していく。そこでモロは、全盛期状態のモロの力をコピーしていたセブンスリーを自身に取り込むことで、新たな姿へと進化を遂げた。 更なるパワーアップを遂げただけでなく、セブンスリーのコピー能力までも得たモロの前にベジータが敗れ、悟空や悟飯らも応戦するが全員が瀕死の状態にまで追いつめられる。そこに天界に帰ったはずの天使のメルスが現れる。メルスは下界の出来事に深く干渉すると天使は消滅してしまうことを自覚した上でモロと戦う。その間に悟空は回復のために駆け付けたデンデに回復してもらう。メルスは天使としての実力を使いモロを追い詰めると同時に、コピー能力を担うモロの身体の水晶部位の破壊に成功する。しかしメルスの身体は次第に透け始め、最期に自身が愛した銀河を守る意思を悟空に託し消滅する。 メルスの消滅と自身の不甲斐なさにより怒りがこみ上げるも、それを抑え冷静かつ落ち着いた表情でジャコに語りかける。今まで地球や宇宙の危機は自分だけでなく皆で守ってきたことに気付き、ジャコに銀河パトロールに入った理由を聞き、銀河を守りたいと悟空に話す。メルスと重ねるように今は自分も地球や宇宙を守りたいと語った。そして、メルスの消滅と引き換えに、遂に完全なる身勝手の極意を体得する。ジレンと戦ってた時よりも遥かに精度が増し、モロを瀕死状態まで追い詰める。瀕死状態のモロの命乞いに悟空は、ここからは地球人として戦うと覚悟を決めた姿勢を見せる。悟空はクリリンから仙豆を奪ってモロを全回復させ、モロは不意打ちで悟空を倒そうとするが、勝手に体が強度を上げる身勝手の極意の性質の前にダメージを受ける。そこでメルスの首を掴んでいた左腕を回収して身勝手の極意を使用可能にする。最初は悟空と互角に戦ったが、天使の力は他者のエネルギーを奪うことで力を得てきたモロに扱えるものではなく、次第に体が肥大化して悟空に押されていく。そこでモロは天使の力に体が耐久できるようにするために地球と同化する。モロが死ねば地球も消滅という危機を迎え、悟空にはどうしようもできなくなったが、ウイスにメルスがやったように額の水晶を壊せばいいとアドバイスを送られる。モロに水晶を隠されていったが、回復したベジータが駆け付けて水晶が浮き彫りになり、悟空は全ての力を拳に込めて突撃する。悟空はモロに掴まれ身勝手の極意が解けるが、大界王神がウーブに神力を送らせたことで悟空は身勝手の極意に戻り、モロの水晶部位を破壊。モロが死亡し地球は救われた。 後日、悟空、ベジータ、魔人ブウが銀河パトロール隊の表彰に呼ばれる。そこで界王神シンの懇願と大神官の計らいで、人間として転生したメルス・イカノイチャボッシと再会を果たした。
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銀河パトロール囚人編
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「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「銀河パトロール囚人編」の解説
『ドラゴンボール超』漫画版のオリジナルストーリー。時系列的には、ブロリーとの戦いの後の物語である。アニメ化はされていない。
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