『超』の登場人物
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ソルベ 声 - 斎藤志郎 フリーザ軍残党の統率者。小柄で力は弱いが頭脳と統率力に優れており、フリーザ亡き後の軍を支えてきた。以前は第3星域で参謀をしていた。ピラフ一味がドラゴンボールを集めていることをスパイカメラで突き止め、タゴマと共に地球に向かいドラゴンボールを全て集めたピラフ一味を脅して神龍を呼び出させると願いを言ってフリーザを蘇らせた。フリーザにとってソルベは「少しだけ見覚えがある」程度の印象で、フリーザの死後は自らが指揮を取っていたと語った際にはフリーザに笑われていた。地球襲来の際には(数の上では)全盛期並みの1000人の部下を揃え余裕だったが、フリーザからは「所詮二級戦士の寄せ集め」と言われ、部下に対する指示が「的外れ」とデコピンで吹き飛ばされ、挙げ句の果てにフリーザの予想を超える軍の弱体化が露見した際にはフリーザに「管理職とは部下の責任を取るためにある」と言われ、側近のタゴマからはぞんざいな口調で話され、それを注意するも反対に睨みつけられる有り様だった。フリーザがベジータを最高司令官として迎え入れようとした際は不服そうな顔をしていた。フリーザ軍で最後まで生き延びるが、ベジータが跳ね返したフリーザの光線に貫かれて死亡した。 劇場版『復活の「F」』にも登場。他のフリーザ軍残党幹部と比べ、『超』での大きな変更点は少ない。 漫画版ではフリーザ軍が衰退し、さらに破壊神シャンパの襲撃によって軍のナンバー2であるガラナを失ったことで、軍の再興のためにフリーザ復活を決意した。漫画版『超』の「フリーザ復活編」はその事件の顛末が解説で語られたのみで省略されており、単行本では「破壊神シャンパ編」開始直前の幕間ページ(おまけページ)にて地獄送りになったフリーザ、ソルベ、シサミの3人が描かれたのみだった。 『復活の「F」』と漫画版『ドラゴンボール超』では指先が4本指だったが、『ドラゴンボール超』では5本指に変更されている。 タゴマ 声 - 中井和哉 フリーザ軍残党の幹部でソルベの側近。薄紫の肌に禿頭で長身。ソルベ曰く「かつてのザーボンやドドリアに匹敵する優秀な戦士」。ドラゴンボールを探しに地球に向かうソルベに同行した。フリーザのことは昔ギニューやドドリアと会話をしている所を遠くから一瞬だけ見た程度で、小さくて大した人物とは思っていなかった。また、「フリーザ様が復活すれば、軍の統率や惑星の支配が効率よく行える」というソルベに対して何度も疑問を投げかけたり、フリーザについて「もし期待外れだったら、名前だけの鬱陶しい独裁者にすぎない」とも発言していたため、ソルベやシサミと何度もいがみ合ったりしていた。復活したフリーザにサイヤ人は無視すべきと進言したことで、フリーザの怒りを買い指先からのビームで両腕と両足を打ち抜かれて重傷を負うが、劇場版『復活の「F」』とは違い生かされている。その後、フリーザのトレーニングにつき合わされ、死なないギリギリのラインで痛めつける特訓相手にされて毎日攻撃を受け続け4ヶ月間耐えに耐え抜いた結果、鋼の体を手に入れる。かつてのギニュー特戦隊を上回り、悟飯に「絶好調時の自分くらいの力を秘めている」と評されるほどの驚異的な戦闘力になるが、仲間であるシサミごとエネルギー弾で悟飯の体を貫くなど性格が冷酷かつ残忍な面を見せ、口調も荒っぽくなった。突如乱入してきた超ゴテンクスに股間めがけて頭突きされて悶絶していた所にカエルとなったギニューが現れ、ギニューが目の前で筆談で「チェンジ」と書いてそれをタゴマが読んで喋ったことによってボディチェンジが発動し、カエルの姿になる。その後ギニューと入れ変わったタゴマの体は地球に戻ってきたベジータによって瞬殺され消滅した。カエルになったタゴマのその後は不明。 劇場版『復活の「F」』にも登場。フリーザに意見したことで処刑されたため、地球には侵攻していない。 シサミ 声 - 稲田徹 フリーザ軍残党の幹部でソルベの側近。牛のような角があり、大柄で筋肉質な体格をしている。タゴマと同等の実力を持ち、彼をライバル視している。フリーザの復活に疑問を持つタゴマに対して「情けない奴だ」と挑発しており、フリーザ復活に賛同している。ソルベからはフリーザ軍最強の戦士と評され戦いに参加するも悟飯には敵わず、フリーザとのトレーニングでパワーアップしたタゴマのエネルギー弾で悟飯もろとも貫かれて倒れる。その後フリーザが最終形態に変身する際に発したエネルギー波で他の部下共々消された。 劇場版『復活の「F」』にも登場。ピッコロと互角に戦うが超サイヤ人に変身した悟飯に一撃で倒され、その後はフリーザに他の戦闘員共々消滅させられた。 参謀 声 - 麻生智久 フリーザ軍残党の参謀。カエルのような姿をしており、『超』の字幕では「参謀」の他に「カエル兵」とも表記されている。ソルベに軍の状況を報告した。 劇場版『復活の「F」』にも登場。 ガラナ 漫画『ドラゴンボール超』に登場。フリーザ軍残党の幹部。サルのような外貌をしている。ソルベ率いるフリーザ軍残党のナンバー2であり、タゴマとシサミよりも格上の人物。宇宙で巨大な超ドラゴンボールを発見したところを、破壊神シャンパにより偵察艇ごと消滅させられる。ガラナが偵察艇ごと消滅させられた後、タゴマとシサミは驚いていた。その後、ソルベが軍の再興のためにフリーザ復活を決意する。 ベリブル 声 - 斉藤貴美子 フリーザの世話役を務める老婆。小柄で太っており、青い肌に薄紫のボブカットの髪をしている。世話役の身でありながらフリーザに対して臆することなく発言する。いつでもフリーザの命令通り動けるように、宙に少し浮いている。漫画版『ドラゴンボール超』銀河パトロール囚人編にも登場しており、目的の星で銀河刑務所を脱走した囚人が暴れているとの部下の報告を聞いた「無駄な戦闘は避けた方がよろしいでしょう」「犯罪者にかかわるとロクなことがありませんからね」と、その星に行くのを後回しにすると宣言したフリーザに「我々も犯罪者では?」と言うキコノに対して、フリーザ軍が惑星を制圧したり先住民を滅ぼすのは、住むところをなくして困っている異星人に売るためのビジネスであって犯罪ではないと諭した。 キコノ 声 - 菊池正美 コルド大王の時代から仕える、フリーザお付きの天才科学者であり参謀長。本作の設定ではスカウター、アーマー、宇宙船なども彼の発明である(従来の作品では「スカウターはツフル人が発明したものを、フリーザ軍の優秀な技師であるギチャム(後述)が改造したものであり、戦闘服や宇宙船もギチャム(後述)が発明した」という設定だった。漫画版『ドラゴンボール超』銀河パトロール囚人編にも登場している。漫画『DRAGON BALL - 放たれた運命の子供』にも登場している。 レモ 声 - 杉田智和 フリーザ軍の非戦闘員。ニット帽をかぶり、オレンジ色の肌をした痩せた老人。コルド大王の時代から数十年所属している後方部隊の古参兵。チライと行動しており、彼女のブレーキ役をすることが多い。フリーザ軍に長くいるため可哀想な子供たちの姿も多く見ており、チライ同様ブロリーの境遇に同情するなど人情味がある。その後はチライと共に惑星バンパに行きブロリーと暮らす。漫画版『ドラゴンボール超』銀河パトロール囚人編では登場しないが、単行本第11巻描き下ろしの2ページ特別マンガでは、銀河パトロール本部で悟空がメルスに地球でのブロリーとの戦いを話していたときの回想でチライと共に1コマ登場した。 チライ 声 - 水樹奈々 銀河パトロールから宇宙船を盗んだことがバレて、追手から逃亡した際に加入した非戦闘員。はすっぱな性格の不良少女。だが根は優しく、父親であるパラガスにに利用されているブロリーを気にかけている。ブロリーのことを純粋で心優しい性格だと気付いており、ゴジータのかめはめ波でブロリーがとどめを刺されそうになった時に、神龍に「ブロリーを元いた星(惑星バンパ)に帰してやってくれ」と願った。その後はレモと共に惑星バンパに行きブロリーと暮らす。漫画版『ドラゴンボール超』ではレモ同様、銀河パトロール囚人編では登場しないが、単行本第11巻描き下ろしの2ページ特別マンガでは、銀河パトロール本部で悟空がメルスに地球でのブロリーとの戦いを話していたときの回想でチライと共に1コマ登場している。 ダイゲン 声 - 松山鷹志 宇宙船内の食堂でチライに声をかけたフリーザ軍戦士。体格が良く自分の強さに自信があり、乗船している中で唯一のまともな戦闘員を名乗っているが、ブロリーには遠く及ばなかった。本作通常パンフレットに名前と説明が記載されているが、本編で名前は登場しない。
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