ようだ〔ヤウだ〕【様だ】
読み方:ようだ
[助動][ようだろ|ようだっ・ようで・ように|ようだ|ような|ようなら|○]用言、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「ない」「たい」「らしい」「ます」の連体形、体言、一部の副詞に格助詞「の」の付いた形、コソアド系の連体詞に付く。
1 ある事物の性質・状態が他の事物に似ている意を表す。「今日は真夏のような暑さだ」
3 (主に文末に用いて)不確かな、または婉曲(えんきょく)な断定の意を表す。「この機械はどこも故障していないようだ」
4 (多く「ように」の形で)ある動作・作用の目的・目標である意を表す。「わかりやすくなるように並べかえましょう」
5 (「ように」の形で)婉曲(えんきょく)な命令・希望の意を表す。「開始時刻に遅れないように」「今後ともよろしくご指導くださいますように」
6 (「ようになる」の形で)以前の状態から変化した結果として、今の状態があるという意を表す。「やっと泳げるようになった」
[補説] 「ようだ」は、形式名詞「よう(様)」に断定の助動詞「だ」の付いたもので、中世末期以降の語。語尾「だ」は「じゃ」となることがある。中世から近世にかけては、終止法として「よう(様)なり」の音変化「ような」の形で用いられることも多い。4は、「気をつけるようにします」のように、「ようにする」の形で決意や努力の目標を表すこともある。また、4・5は「よう」という形でも用いられる。
様だ
出典:『Wiktionary』 (2021/07/03 04:06 UTC 版)
発音(?)
名詞
形容動詞
翻訳
- アラビア語: يبدو (yábdu)
- イタリア語: sembrare
- 英語: appear, seem
- オランダ語: lijken, schijnen
- クルド語: دیاره, وا دیاره
- スウェーデン語: förefalla, verka, tyckas
- スペイン語: parecer
- 中国語: 好像 (hǎoxiàng)
- 朝鮮語: 보이다 (boida)
- テルグ語: అనిపించు (anipiMcu)
- デンマーク語: synes
- ドイツ語: scheinen, dünken
- トルコ語: görünmek, gözükmek
- ハンガリー語: látszik
- フィンランド語: näyttää, tuntua
- フランス語: sembler, paraître
- ポルトガル語: parecer
- ロシア語: казаться (kazát’s’a)
接尾辞
- (ヨウ)~様式の、~状の。
- (ヨウ)(動詞連用形に続けて)とるべき方法、手段、可能性。
- (さま)敬称。人名等に後置し敬意を示す。
- (さま)「お~」「ご~」の形の状態・態様を表す名詞につき、丁寧語(場合によっては慇懃無礼・皮肉に用いる)を作る。
熟語
「様だ」の例文・使い方・用例・文例
- この空模様だと天気はすぐには回復しないだろう
- 今日は雨模様だ
- 彼女のドレスは渦巻き装飾の模様だった。
- 上方筋から大口の買いが出された模様だ。
- 私の体は溶けたチーズの様だ。
- 彼女はそれに安心している様だった。
- あなたはいつもと違っていた様だった。
- 彼は20年以上前からそこで働いている様だ。
- それについては私が思い違いをしていた様だ。
- 私たちの作戦は上手く機能していない様だ。
- それは彼もまた同様だろう。
- 彼女は哀れを誘う有様だった。
- 蓮くんは察しは良い様だけど、もう少し心の機微というものを理解出来る様に努力するべきじゃないかしら。
- 生粋のお嬢様だからな。残念ながら悪戯とかじゃなくてあれで素だ。
- ってか健介が同時にスタジオへ着いたみたいで他の2人はまだ遅れてる様だった。
- 彼はまさしく生きた王様だ。
- 彼はまさしく王様だ。
- 彼はそれについて知っている様だ。
- 彼の目はヒョウの様だ。
- 彼の言葉から判断すると気持ちは決まっている様だ。
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