アイドルマスター課
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「アイドルマスター XENOGLOSSIA」の記事における「アイドルマスター課」の解説
天海 春香(あまみ はるか) 声 - 井口裕香 新人アイドルマスターで「インベル」のマスター。本作の主人公。身長158cm、体重45kg、B83/W56/H80、復興暦91年4月3日生まれ、16歳(バンダイチャンネル版公式ホームページの登場人物では15歳)、O型。 東北地方某県の竹取町出身(駅の描写がある)で、アイドルマスターオーディションに合格したことで上京する。実家では祖父と弟と暮らしている。幼少期に両親が離婚し、春香たちを残して消息不明となって以来「誰かに嫌われてしまうこと」を何よりも恐れている。また、口癖の「ま、いっか」という言葉で思考停止し、物事を深く考えず安易に状況を受け入れる傾向があったが、インベルとのすれ違いの後、気持ちを通じ合わせてからは改善された。好きな色はピンク。頭の両サイドに結んだ大きなリボンがトレードマークで、律子からは「リボンちゃん」、伊織からは「バカリボン」などの愛称で呼ばれることもある。アメリカンドッグとペンギン(特にジェンツーペンギン)が好き。携帯電話にもペンギンをあしらったカバーをかけている。 インベルとのミッション経験を重ねるうちにiDOLの心の存在を確信し、気持ちのすれ違いを乗り越えてからは恋人関係にも似た深い絆で結ばれる。その後、やよいの誘いで以前からの夢だったアイドル(芸能人)の活動も開始することとなるが、ハードスケジュールに押され再びインベルとの間に亀裂が生じ始める。その折にニューギニアの戦いにてインベルを奪われ、雪歩に裏切られたショックで一時完全に引きこもってしまった(やよいとのユニットも休止していた)。仲間の励ましも耳に届かない状態だったが、インベルに乗った千早を見たことで対抗心が芽生え、インベル奪還を心に決めてアイドルチームの基地奪還作戦に参加する。テンペスタースや双海姉妹と協力してのインベル停止作戦に協力するが、テンペスタースの波動が効かないのを見て自力でインベルの所まで這い上がり、激昂した千早にインベルから振り落とされながらもインベルに「好きです」と告白。正気を取り戻したインベルによって救出された。その後インベルの意志に従ってトゥリアビータ本部に向かい、雪歩とヌービアムと対面。半ば暴走する雪歩を説得し、正気を取り戻した雪歩とヌービアムによりウルトゥリウスの一撃を免れる。最終話では伊織や真とともにインベルに搭乗しアウリンを止めるべく宇宙へ出撃。アウリンに到着してインベルにキスをした後、自分も運命を共にすることを伝えるが、インベルが「これだけでいい」と右のリボンを解くと同時に地球に送り返され、生還する。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課の解散後、新居でやよいと同居しながらユニットでの芸能活動を再開している。 「何もないところで転ぶ」というゲーム版の特徴はオープニングと物語中で何回か再現されている。漫画版 所属や立場といった基本設定はアニメと同じ。 春香の暮らす村にヒエムスの攻撃により墜落したインベルと出会い、その場でジョセフに特待生(アイドルマスター候補生)としてスカウトされる。 上京し玉兎高校に入学、しかし、特待生の立場から他の候補生たちからいじめに遭うが、やよいと雪歩の応援で無事アイドルマスターオーディション・争奪戦(女だらけの水泳大会)に勝利しインベルの正式なマスターとなる。 萩原 雪歩(はぎわら ゆきほ) 声 - 堀江由衣 新人管制官(元アイドルマスター候補生)。身長158cm、体重46kg、B88/W55/H83、復興暦91年12月24日生まれ、16歳、A型。青森県出身。 春香と同じくアイドルマスターオーディションに合格し上京してきた。東京に向かう途上、新幹線の大宮駅で春香が落としたインベルの起動キーを拾って届けたことがきっかけで彼女と親しくなる。性格は大人しく控えめだがそれは表面上のもので、実際は腹黒く、他人への依存心が強い(ドラマCD版やDVDの映像特典などで明確に描写されており、本編も含めて伊織と真が何度か被害に遭っている)。なぜか時と場所を選ばず唐突に眠ってしまう、ナルコレプシーらしき一面がある。強引に起こされることが大嫌いなようで、寝ぼけている時の他人へのツッコミは強烈。「大切な人」に贈られたというキリンのストラップを大切にしている。座右の銘は「平常心を忘れずに」。 その正体はトゥリアビータが送り込んだスパイであり、物語の中盤以降水面下で暗躍する。詳細は不明だが過去に千早に救われ、その後にキリンのストラップを貰ったことがあり、千早を狂信的なまでに慕っている。トゥリアビータに対しては特に思うところはなく、その忠誠心は千早個人に向けられている。 モンデンキントに加入したものの、アイドルマスターとしては不合格となるが、ジョセフの勧めでインベル(春香)専属の管制官となる。だがそれはカモフラージュであり、実際には春香・伊織・真らに勝るとも劣らない操縦技術を持っている。春香との間に芽生えた友情と千早への慕情の間で苦悩するが、結局は千早を選びモンデンキントを裏切り、様々な工作を仕掛けた後トゥリアビータへ戻った。なお、トゥリアビータに復帰してからは前述のナルコレプシーらしき症状が一切見られなくなる。その後はヌービアムのマスターとして戦いにも参加する。トゥリアビータ本部での戦いでは、親友として手を差し伸べる春香の行動を独善的と断じ、千早をインベルと融合させようとするが失敗する。呆然とするところを、逆に春香から「千早のインベルに対する感情は、本当に大切な人のことを考えない一方的な思い」でしかなかったことを諭され、自らの過ちに気付く。その直後ウルトゥリウスの攻撃でヌービアムが消滅した際に重傷を負って意識不明に陥り、最終回ではアイドルマスター課の医務室で治療を受けていたため出番がほとんどなかった。意識を失う直前にヌービアムから「地球を守る」という声を聞いたようで、目覚めた際に「ヌービアムが約束を守ってくれた」と涙ながらにつぶやいている。 アイドルマスター課解散後の進路は不明だが、ドラマCD版では高校生ながらラーメン「雪兎」というラーメン屋を営んでいる。ゲーム版とは正反対に犬への苦手意識は全く無いようで、「千早」と名付けた犬を飼っている。 ゲーム版の設定とは対照的に、アイドルマスター課の女性陣が嫉妬するほどの抜群のプロポーションを誇る。「お茶が好き」という設定はアニメ版にも多少引き継がれている(第21話)。漫画版 設定がアニメ版と大きく異なっている。 当初から玉兎高校の生徒で、アイドルマスターではなく、オペレーターになることを目指している。 成行きで出撃した春香を励ましたことで、友人となる。 水瀬 伊織(みなせ いおり) 声 - 田村ゆかり アイドルマスター、身長156cm、B77/W54/H79、体重41kg、復興暦91年5月5日生まれ、16歳、AB型。長野県出身。 モンデンキントJPに所属するアイドルマスター。自信家で辛辣な発言も多いが、その自信は自らの弛まぬ努力心の表れでもある。根はおせっかい焼きであり、一度気を許した相手にはなんだかんだ言いながらも手を貸さずにはいられない性分。長髪をオールバックにしているため額が広く、律子などからは「でこちゃん」と呼ばれる。自分のスタイルを気にしており、雪歩の抜群のプロポーションを見てとても悔しがっていた。着ぐるみを着用する際は何故か毎回ゴキブリを着用させられる。作中では尺の都合で語られることはなかったが、おじいちゃんおばあちゃん子で貧乏性の気がある。ゲーム版とは異なり地道な努力家として描かれており、座右の銘も「努力は天才に勝つ」と、ゲーム版の性格とは正反対のものになっている。 幼少期に地元に不時着したネーブラと出会ったことがアイドルマスターを目指すきっかけとなっており、ネーブラに乗るという意志だけを頼りに上京してモンデンキント入りしている。iDOLを思う心は人一倍強く、そのためiDOLに心が存在することを認めない真とは折り合いが悪いが、ライバルとしてその実力は認めている。長年沈黙を続けていたインベルを起動させた春香のこともライバル視していたが、努力を続ける彼女を見てコーチ役を引き受けるなどして親交を深め、口では「バカリボン」と言いながらも次第にやよいと並ぶ春香の親友的存在になっていった。初対面の印象が悪く、その後も度々からかってくるやよいとは会うたびにケンカをしており、前述の額の広さを揶揄する「おでこサンシャイン」なるあだ名も頂戴しているが、「ケンカするほど仲がいい」という関係である。 物語序盤でネーブラのマスターの座を真と競い合った結果、真にマスターの座を譲ることになる。その後、機体の調整が進むとともにシンクロ率と成長率で真を追い越し、iDOLの心を見せつける意気込みで再びネーブラに搭乗するが、真の工作が原因でトラブルが発生し、図らずも自ら「iDOLの心」の存在を否定することとなってしまう。しかし、その後もiDOLの心の存在を信じ続け、マスターユニゾンの使用によりネーブラが暴走した際も右手を骨折しながらネーブラを救い、マスターに返り咲いている。真と雪歩がトゥリアビータに寝返り、春香がふさぎ込む中、唯一モンデンキントに残ったネーブラを駆り、テンペスターズの支援を受けながらエピメテウスを迎撃した。その中でモンデンキントに復帰した真と(ネーブラによるヒエムスへの拳一発で)和解し、背中を預けあう名コンビとなる。最終話では春香や真とともにアウリンを止めるべくネーブラで出撃し、ネーブラが自爆する直前に地球に送り返され生還した。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は宇宙飛行士になったことが語られている。漫画版 基本設定はアニメと同じ。 玉兎高校の生徒でアイドルマスターとなるべく訓練をしている。 特待生である春香をあまりよく思っていなかったが水泳大会でビキニが流され身動きが取れないところを春香に助けられ春香を認め、友人となる。 春香がインベルのマスターになってからは開発中のネーブラのマスターとなり春香の危機にネーブラと共に登場し春香を救う。 小説版(伊織サンシャイン) 幼い日に偶然出合ったネーブラに惹かれ(アニメ版14話を参照)ネーブラのマスターになるべく春休みを利用して単身東京にやってくる。ネーブラがどこにいるのかを調査するため、地道な調査活動を行い、アイドルマスター課の基地を発見する。何度も侵入しようとしてその都度警備員に見つかり失敗するが、何度も侵入しようとする女の子がいると報告を受けたジョセフが興味を持ち、特別にオーディションを受けられることになり、無事、アイドルマスター候補生として採用される。 菊地 真(きくち まこと) 声 - 喜多村英梨 アイドルマスターで、放送開始時は「ネーブラ」の正マスター、のち「ヒエムス」の正マスター。身長163cm、体重47kg、B78/W56/H76、復興暦91年8月29日生まれ、16歳、O型。 生まれた時からアイドルマスターとして訓練を受けてきたモンデンキントJPのエース。何事にも流されないクールな性格だが、その振る舞いは自らの弱さやトラウマを隠すためのものであり、実際はかなりの激情家で後先考えず行動する傾向がある。隕石迎撃においては任務遂行を何よりも優先し、そのために無茶な操縦をすることも厭わない。一人称は「僕」。カニが好きなようで、目覚まし時計やクッションやカップもカニのデザインのものを使い、8話では露天風呂に現れたカニを見てにやけたり、次回予告やドラマCDではカニの蘊蓄を語るなどしている。座右の銘(?)はスベスベマンジュウガニ。パイロットではあるが乗り物に酔い易いという特徴がある。よく牛乳を飲んでいるが、これは身長の割りに小さな胸を気にしているため。 幼少時は双海姉妹やあずさが語る「iDOLの心」にそれなりに関心を寄せていたものの、7年前のあずさの事故がトラウマとなり、現在では頑なに否定し続けている。そのため伊織とはしばしば対立しており、春香たちに対しても友好的でなく、大抵一人で行動している。あずさのことは姉のように慕っており、他人の目がない時や彼女と二人きりになったときは女の子らしいところを見せる。一方であずさに褒められたいという願望が強く、「あずさは自分を見ていないのではないか」という恐怖に近い疑念を抱いていた。 モンデンキントに復帰した亜美から「iDOLの心を信じていないわけではなく、認めたくないだけだ」と看破されたことに反発し、ネーブラの正マスターに伊織が選ばれた時には「iDOLの心」を試すかのように、あずさのパスワードを使って制御データを改竄し、結果として伊織のミッションを失敗させた。再びネーブラの正マスターに戻るも、心の乱れからネーブラとの同調率が低下し、アイスランドでリファに敗北した事を切っ掛けとして完全にネーブラをコントロールできなくなる。その後、あずさに自分の本音をぶつけて和解し、春香の助言から「あずさが本当はちゃんと自分を見ていてくれた」と確信、自信を回復するも、その矢先にあずさからアイドルマスターの資格剥奪を通告されてしまう。失意の内にモンデンキントを退社し、トゥリアビータに迎え入れられ、以降はヒエムスのマスターとしてモンデンキントと対立し、トゥリアビータのインベル奪取作戦時には伊織のネーブラを粉砕、その後のアイドルマスター課本部攻撃にも参加した。 しかし、あずさがトゥリアビータ本部に侵入し、雪歩に撃たれようとしていた所を咄嗟に助ける。あずさから誰かを見るのではなく、自分自身の道を歩むように諭される。あずさの死を目の当たりにしたことで、自分の道がどこへ向かうかを確かめるべく、ヒエムスと共にトゥリアビータを離脱する。エピメテウスの大群の前に危機に陥った伊織を助け和解し、モンデンキントに復帰する。春香たちとも友好的になっていき、明るさと元気さも取り戻した。最終話ではジョセフにあずさの最期を伝えた後、伊織が用意したモンデンキントのパイロットスーツを着て春香や伊織と共にアウリンを止めるべくヒエムスで出撃し、ヒエムスの自爆直前に地球に送り返され生還した。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は伊織と共に宇宙飛行士になった姿が描かれている。ドラマCD版では居酒屋などでアルバイトをした後に、雪歩のラーメン屋で働くことになった。また「あずさ」と名付けたネコを飼っている。漫画版 基本設定はアニメと同じ。 玉兎高校の生徒で伊織同様、アイドルマスターとなるべく訓練をしている。 インベルのオーディション、争奪戦に敗れてからはあずさの指示でヒエムスのマスターになるべくヒエムスの捜索を行なっている。 双海 亜美(ふたみ あみ) 声 - 名塚佳織 天才子役の呼び声も高い、人気アイドル(芸能人)の小学生。身長148cm、体重38kg、B74/W53/H73、復興暦95年5月22日生まれ、12歳、B型。 卓越した感受性と器用さを併せ持つiDOLの整備士で、モンデンキント内では最年少だが律子たちの先輩にあたる。iDOLの発する微妙な音色を聞き分ける能力を持ち、iDOLの調整機「ハーモナイザー」を唯一扱える貴重な存在。7年前の事故で双子の妹・真美がテンペスターズと共に行方不明となり、その傷心からモンデンキントを離れ、芸能人として活動していた。春香の説得を受け、テンペスターズと真美の真実に向き合うべく復帰する。精神年齢は高く、口調も丁寧で優れた判断力を持つしっかり者で、最年少ながら恐らくアイドルチーム一の常識人。芸能人としての最新シングル名は「ポジティブを忘れない」と、ゲーム版の持ち歌を意識したものになっている。 トゥリアビータの月見島襲撃の際、新型ハーモナイザーのテストで月見島にいたところを狙われ、ほかの職員がトゥリアビータ部隊に目の前で虐殺される中、一人殺されずに人質として捕えられる。その後ニューギニアで解放されると共に、7年ぶりに真美との再会を果たす。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は真美と共に芸能活動を再開している。真美いわく、イメージが崩壊しかねないようなスキャンダルを抱えてしまっているらしいが真偽は不明。漫画版 設定がアニメ版と大きく異なっている(性格がゲーム版よりになっている) トゥリアビータ校の生徒で人気芸能人でテンペスタースのマスター。 春香を挑発し、テレビの前で恥を掻かせてインベルと不仲にし、その上でインベルを奪うべく勝負を挑むといった搦め手を使ってきた。 真美共々、少々捻くれた性格をしており、わがまま。 小説版(絆) アニメ版と設定はほとんど同じだが人気芸能人ではなく、モンデンキントUSA所属の大学の博士号を持つ天才少女となっている。 双海 真美(ふたみ まみ) 声 - 斎藤桃子 双海亜美の双子の妹でアイドルマスター。身体プロフィールは亜美と同じ。 7年前に実験中の事故により、謎の言葉を残してテンペスタースと共に行方不明となる。実は訓練中に重傷を負ってしまい、真美を助けたい一心のテンペスタースが治癒のために虚数空間に逃げ込んだのが事故の真相であった。その後、亜美がトゥリアビータに拉致されテンペスタースが出現した際に亜美の前に現れた。7年間テンペスタースの中で眠っていたため、身体は成長しているが精神年齢は5歳のままである。そのため、亜美の精神年齢が高いこともあって、亜美と真美は姉妹というよりもむしろ母と娘のような関係になってしまっている。最終話で自分自身を犠牲にしてでも一緒にいたがるほど、テンペスタースに特別な感情を抱いていた。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は亜美のコネで子役として活動している。漫画版 設定がアニメ版と大きく異なっている。 トゥリアビータ校の生徒で人気芸能人でテンペスタースのマスター。当初から亜美と共に登場している。 亜美同様、年齢に相応の性格をしている。 小説版(絆) アニメ版と設定はほとんど同じ。アニメ版同様にテンペスタースの暴走事故に遭うがテンペスタースのみ行方不明になり真美は大怪我を負い現在は病院でリハビリ中となっている。 ジョセフ・真月(ジョセフ・しんげつ) 声 - 中多和宏 アイドルマスター課課長。身長178cm、53歳。「アイドルマスターを探せ!」での中多のコメントによればオックスフォード出身の秀才。 執事のような出で立ちと落ち着いた物腰が特徴の中年男性。茶道を嗜み、趣味で基地内に和室まで作っているほか、胆石で入院中に茶道本の執筆(「茶の海の新星ジョセフ真月の茶道百選」。帯には「鍛えられた肉体にこそ 茶の心は宿る…!!」とある)まで行っている。iDOLの起動実験で月見島へ赴いた際は仕事を放置してバカンスに興じようとしてあずさに止められるなど、お茶目な一面ものぞかせる。春香とインベルが深夜のデートを南の海で展開した時も笑顔で見守っていた。「本作に登場する男性はヘタレ」の法則があると公式で語られているが、唯一その法則に当てはまらない男性キャラでもある。 場合によっては上層部の命令を無視してアイドルマスターや住民の安全を優先することも辞さず、任務の遂行を第一とするモンデンキントJPの重役たちからは快く思われていないが、アイドルチームの中での人望は絶大なものがある。アイドルマスター課で仕事をしている理由は「ロボットが好きだから」というもので、iDOLがまだ女性しか乗せないと知られていなかった頃にiDOLを操縦しようとして失敗した経験がある。胆石で入院中にインベルが何者かが手を加えた整備用キーによって暴走した際、インベルの自爆を唱えた朔に対し、インベルを壊さずに機能を停止させる方法を自らの胆石治療にヒントを得て考案しインベルを救った。アイドルマスター課が解散され、基地を追い出された際には喫茶店に身を寄せて働いていたが、そこで課のメンバーと基地の奪還作戦を展開し、見事に基地を奪い返した。武装した本部の兵士を素手で殴り倒すなど、屈強な姿も見せている。オペレーター能力も持っており、ウルトゥリウスの発射をオペレーター3人組と共にギリギリまで妨害した。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は喫茶店を経営し大繁盛している。 三浦 あずさ(みうら あずさ) 声 - 櫻井智 アイドルマスター課主任で元トップアイドルマスター。身長168cm、体重49kg、B86/W57/H84、20歳、O型。 春香達アイドルマスターの直属の上司で、アイドルマスターの指導と、有事の際の基地の指揮を担当する。真とは同居しているが、仕事のせいかほとんど帰っていない。7年前の事故で重傷を負っており、それが原因でネーブラを起動できなくなり引退を余儀なくされ、真がiDOLの心を信じなくなった一因となる。自身もその事実を完全に受け入れられておらず、ネーブラの操縦に関して真を褒めることはなかった。決して真を疎んだり、軽んじてはいないのだが、真に資格剥奪を通告した後は、自身の仕事に押されてフォローを怠り、結果として彼女の離反を招く。 元の名は如月あずさ(きさらぎ あずさ)で、千早とは実の姉妹の関係にある。千早と共にモンデンキントにてロ・ウ夫妻の養女として引き取られ、「人間とiDOLの融合体」の実験にも参加していた。実際の年齢は51歳(復興暦56年7月19日生まれ)で、20歳の時に千早とともに改造手術を受けており、それ以降身体が変化していない。また、その過程で義父であったカイエン・ロ・ウと深い関係を持つ。「夜明けの紫月事件(紫月夜事件)」を機に如月姓を捨てて三浦姓を名乗っている。トゥリアビータが本格的な攻勢に出たことで、テル・ロ・ウを暗殺してiDOLに関わる悲劇に幕を下ろすためにトゥリアビータ本部に侵入するが、そこでリファや千早との戦闘で負傷する。再会した真に別れ際にペンダントを託してテル・ロ・ウの部屋に辿り着くが、カラスに撃たれて重傷を負い、直後にトゥリアビータ本部浮上の際の変形に巻き込まれて死亡した。 ドラマCD版では、死後の世界で真たちを見守りながら千早やリファと仲良くやっている。漫画版 設定がアニメ版と大きく異なっている。 インベルの元マスターで春香たちの教官。アイドルマスター候補生達の憧れの的。 ドロップ迎撃のミッション遂行時に、ヒエムスの攻撃に遭い、インベルと共に地球に墜落してしまう。その際、たまたま春香の目の前に墜落したのが、春香とインベルの出会いとなった。 あずさ自身は奇跡的に助かったものの大怪我を負い、アイドルマスターを引退。その後、春香たちの教官になる。 宗方 名瀬(むなかた なぜ) 声 - 能登麻美子 アイドルマスター課の管制官(リーダー)、身長166cm、復興暦82年2月29日生まれ、25歳、A型。 管制官チームのリーダー。本社への不始末の報告や始末書などの面倒事をジョセフやあずさから押し付けられたり、アイドルマスター課の慰安を兼ねた出張の際に1人だけ留守役になるなど、損な役回りが多い。 ドラマCD版では、アイドルマスター課解散後はモンデンキントJPも倒産してしまい無職になり、ハローワークに通う日々が続いている。DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、源製作所に勤めている。 大道 楢馬(だいどう ならば) 声 - 小野大輔 アイドルマスター課の管制官(データ解析担当)、身長174cm、23歳。 ジョセフを除けばアイドルマスター課唯一の男性スタッフ。浅黒の肌と金髪が特徴のマッチョ。素潜りでカジキを仕留める海の男でもある。空羽曰く「一度海に出ると一週間は戻ってこない」らしく、月見島でのオフでは網一杯の魚や雲丹をとっても「まだまだ足りない!!」とはしゃぎ、海から上がったのは全員が撤収した後だった。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は国連の海洋調査団に入って海メインの生活をしている。 鈴木 空羽(すずき それわ) 声 - 高橋美佳子 アイドルマスター課の管制官(伝達担当)、身長164cm、21歳。 管制官チームの末っ子的存在。名瀬へのお土産に小じわに効くクリームを渡す、緊迫した場面でのんきな冗談を言い放つなど、いわゆる「空気の読めない子」であるが、Caltechを首席で卒業しJPLからヘッドハンティングされるほどの秀才でもある。 管制官3人の名前を並べると「何故ならばそれは」となる。 秋月 律子(あきづき りつこ) 声 - 中原麻衣 インベルの整備責任者であり、十六夜寮の寮長も務める。身長165cm、体重48kg、B87/W57/H83、復興暦89年6月23日生まれ、18歳。 元々はアイドルマスター候補生としてアイドルマスター課にやってきたが、iDOLとの相性の問題で断念し、整備士となる。公式では「性格や設定が他のだれよりも原作に近い」とアナウンスされているが、こちらは普段から明るく振る舞い人当たりも良く、一見そうとは見えない節もある。発明好きで色々な物を開発しているほか、「面白いから」という理由で真下にある自分の部屋を犠牲にしてまでも伊織の部屋を勝手に改造してしまう(十六夜寮の間取り上、第1話のような形で伊織のベッドの下を改造すると確実に律子の部屋の空間が少なからず奪われる)などイタズラ好き。料理も得意。やよいの着ぐるみの感触をいたく気に入っている。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、アイドルマスター課解散後は色々なバイトをしながら、最後は千佳子や七草たちと整備工場を営んでいる。 また、声優の都合上キャラソンアルバムではロボットアニメではなく『舞-HiME』のOPを歌う羽目になった。漫画版 基本設定はアニメと同じ。 玉兎高校の関係者でiDOLの整備士。 iDOLの整備の他、アイドルマスターオーディション、争奪戦の際のセットの製作や準備などもやっている。 また、整備率80%の状態でネーブラを打ち上げ、春香とインベルの危機を救った影の立役者となった。 源 千佳子(みなもと ちかこ) 声 - 進藤尚美 整備班のチーフで「ネーブラ」の整備責任者。26歳。 関西弁を操る姉御肌な女性。意外と茶目っ気があるようで、インベルが暴走した際に冗談じみたことを言っていた。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、モンデンキント解散後、律子や七草を集めて機械部品の工場「源製作所」を立ち上げた。 安原 蛍(やすはら ほたる) 声 - 柚木涼香 アイドルマスター課の医務員。身長168cm、26歳、既婚者。 金属バットの扱いに手慣れており、基地奪還作戦の際は本部の兵士をバット1本で次々と倒した。玉兎学園屋上野球チームに所属しているらしい(後期オープニングにも野球をしているシーンがある)。右打ち。 彼女が行う次回予告は、どこかあやしい雰囲気になることが多い。その場合はBGMも専用のものが使われる。 七草整備士 アイドルマスター課整備班の整備員で、千佳子と律子の後輩・部下に当たる。年齢は全員16歳。名前は春の七草にちなむ。 DVD最終巻の映像特典のオリジナルエピローグ版では、モンデンキント解散後は律子とともに千佳子のもと、機械製作工に携わっている。せりか 声 - 柚木涼香 ちょっとお色気ホヨヨン系。 なずな 声 - 本多陽子 気が弱くて、少しのんびり屋さん。 ごじょう 声 - 日下ちひろ 男の子っぽい、しゃきしゃき娘。 はこべ 声 - 渡辺明乃 気っ風の良さが売り。 ほとけ(仏 えみり) 声 - 加藤英美里 ホンワカお世話焼きたガール。七草で唯一フルネームが明らかになっている。 すずな 声 - ささきのぞみ クルクル系コケティッシュ娘。 すずしろ 声 - 明坂聡美 キュートなかっこ可愛い系。
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