機駕(曹操軍)
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霊帝配下の官軍を再編成した、後に機駕となる曹操率いる勢力。軍事的にも経済的にも他国を圧倒する。三国志の魏に相当する。登場人物は『機動新世紀ガンダムX』の主要機体をメインに、重要関係者関連は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』や『機動戦士ガンダムF91』、劇場版『機動戦士Ζガンダム』、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇」といったガンダムの劇場版作品における敵側関連の機体が主に採用されている。 曹操ガンダム(ガンダムダブルエックス) 声 - 乃村健次 紅蓮の覇将軍。軍事、政治、芸術などあらゆる面において天才的な能力を発揮する乱世の英傑。徹底的な実力主義者で目的の為には苛烈な手段を用いることも厭わないが、決して卑怯なことはしない高潔な魂を持つ武将。絶対的な統率力とカリスマ性を持ち、敵味方を問わず多くの武将を惹きつける官軍最後の闘将。 真紅のマントがトレードマークで、彼の闘気に反応して防御モードや戦闘モードとなる。漫画版における校尉時代は兜飾りに角がなく、マントも羽織っていなかった。 関羽や張飛といった豪傑達は勿論だが、劉備自身の実力も高く評価しており、自らの配下とすることを強く望んでいた。思想の違いはあれど、その考えは赤壁の戦いまで変わらなかったようである。 反董卓連合軍結成を呼びかけ、連合軍の盟主である袁紹が本陣に籠っていたこともあり、戦闘時の実質的な総指揮官となった。同時に、自らも最前線で華雄や呂布といった猛将と交戦した。 『英雄激突編』では、官渡の戦いで袁紹軍を壊滅させる。三璃紗統一を正義と掲げ、荊州軍を引き連れて南方攻略を開始した。赤壁の戦いでは、司馬懿から献上された龍帝剣に匹敵する「星凰剣」を使い、劉備を圧倒し撃破するも、その後翔烈帝として復活した劉備と再び相対する。天玉鎧・炎鳳と合体し劉備と互角に渡り合うが、三璃紗を神火飛鳳で火の海にしようと目論む司馬懿の裏切りに遭う。そして劉備との戦いで彼の正義を認めると、彼とともに神火飛鳳の自爆を止め行方不明となる。『コミックワールド』では、周瑜の天雷火砲で艦隊を炎上させられるも天玉鎧・炎鳳と合体し「民に恨まれようとも正義を通す」という理念の元、翔烈帝劉備と戦い必殺技の打ち合いにより行方不明となる。 『戦神決闘編』では闇の勢力との戦いに備えて密かに孔明と接触し、正体を隠して機駕の動向や闇の力について単独で調査しつつ、馬超が「天の刃」として成長するよう導いていた。 『風雲豪傑編』での一人称は「俺」(『コミックワールド』では「私」)だったが、『英雄激突編』からは「余」に変わった。『戦神決闘編』では曹丕が皇帝として即位しているため、「先帝」「大殿」と称される。 『BBW』では、司馬懿の策を受け入れ、七星剣を利用して董卓の暗殺を謀ろうとするが、呂布に阻止され未遂に終わる。物語の展開上、『BB戦士』版に比べて呂布との戦闘や劉備との意見の対立が多く描かれている。 『BBW創世記』では、雒陽北部公安隊所属の武将として登場。同隊の夏侯兄弟や南部公安隊の鮑信たちと共に悪人を取り締まる日々を送っていた。朝廷の現状にも自分の現状にも満足はしていないが、自分が何をすべきか未だ見つけられずにいた。この頃は荒々しさのあるやや勝気な性格で、親しい相手に対しては多少くだけた一面も見せていた。また、司馬徽(当時の水鏡)からは「乱世の奸雄」と称されていた。口癖は「うるさいよオマエ」。 武器/炎骨刃<えんこつじん>(ツインサテライトキャノン:太く鋭い刃とその背面に研ぎ澄まされた六本の牙を兼ね備えた鋭い剣。牙から吹き出す炎の闘気が剣撃の威力を倍化させ、前面・背面共に攻撃に使えるまさに最強の武器)、星凰剣<せいこうけん>(旧・雒陽から発掘された伝説の宝剣。王者の印ともいわれている。『BBW』では、七星剣が覚醒した姿)、七星剣<しちせいけん>(『BBW』で追加された武器。輝く星のような七つの宝玉が埋め込まれた美しい剣。董卓の暗殺を謀った際に使用した) 愛馬/絶影<ぜつえい> 驚異的な速さで大地を駆ける、曹操の愛馬。その速さは、全力で走る時は地面に影すら踏めないほどといわれている。 必殺技/大紅蓮斬<だいぐれんざん> 炎となって燃え盛る闘志を刀身へと集中させ、それを刃の背面から吹き出すことで敵に突進していく大技。その炎に触れたものは灼熱の火に身を包まれてしまう。星凰剣から放った場合は炎骨刃から放ったものよりも破壊力が増しており、その威力は龍帝剣を破壊するほど。/炎鳳獄焔燐<えんほうごくえんりん> 鳳凰のオーラを発生させ、その発生したオーラを相手に飛ばし炎上させる。 BB戦士 No.304、BBW005紅蓮装 曹操ガンダム 『BBW』に登場。曹操が鳳凰の力を宿した鎧「紅蓮装の鎧<ぐれんそうのよろい>」を纏った姿。 背中に羽織っている覇凰翼の形状から、より演者であるダブルエックスに近いデザインとなった。 また、覇凰翼に徐晃の鳳熾翼と曹丕の兜飾りを組み合わせる事が可能な他、曹操に装備させて『BBW』版の機武帝(通称「機武帝 紅蓮装」)としての再現も可能。 董卓討伐後は三璃沙統一の理想の実現のため、覇道を突き進み徐州の侵攻を開始するが、そこで劉備と対峙し、彼の思想を否定しつつ一度は撤退する。その後、袁術軍に追われていた劉備たちを助け、劉備に自分の片腕となるよう決断を迫るが、決裂する。官渡の戦いでは第38話で龍飛形態に変化した袁紹との戦いの最中、天玉鎧・炎鳳を目覚めさせて袁紹を撃破し、さらに第39話で呂布と呂布隊の面々も倒し、官渡の戦いに勝利した。董卓軍や袁紹軍の残党を吸収した上で荊州に侵攻し、自らの意志で天玉鎧を降臨させて劉備を破る。赤壁の戦いでは第50話で再び対峙した劉備を天玉鎧の力で討ち倒すが、真の正義に目覚め翔烈帝として生まれ変わった劉備と、最終話である第51話で真の勇気に目覚め虎暁の魂を呼び起こした孫権の二人と対峙し、互いに天玉鎧を降臨させて激突するが敗北する。そして、天を目指した自分を討ち破った人々の意思を称えながら赤い流星群となって散っていき、生死および消息不明になった(ゲーム版『真三璃紗大戦』では、翔烈帝として生まれ変わった劉備との空中戦で敗北した後は全軍を退却させ、その後機駕を建国していることがナレーションの解説で判明している)。 武器/炎骨刃<えんこつじん>、七星剣<しちせいけん>、星凰剣<せいこうけん>、天鳳星凰剣<てんほうせいこうけん>(キットオリジナルの装備。曹操の真の理想に呼応し、星凰剣がさらに覚醒した姿。鳳凰の羽根を模したデザインとなっている。天鳳威天剣と対になる剣である)、天鳳威天剣<てんほういてんけん>(キットオリジナルの装備。曹操の真の理想に呼応し、威天剣が更に覚醒した姿。鳳凰の尾羽を模したデザインとなっている。燃え盛る太陽の炎を宿すと云われ、立ちふさがるものを全て焼き尽くす)、天鳳七星槍<てんほうしちせいそう>(天鳳星凰剣と天鳳威天剣を合体させた剣)、覇凰翼<はおうよく>(リフレクター:紅蓮の焔神・雀瞬の伝説を模して造られた炎の闘気を象ったマント。覇道を突き進む曹操に相応しく、まさに王者の風格が漂う) 必殺技/大紅蓮斬<だいぐれんざん>/焔神昂<えんじんこう>天玉鎧・炎鳳が放つ全てを焼き払う天の光。その姿はG記『三侯本紀』の中にも「鳳凰のごとき玻璃の輝き」として描かれている。/天鳳華焔斬<てんほうかえんざん>天玉鎧・炎鳳を身にまとった曹操自身が真っ赤な鳳凰を模した炎をまとい、相手に向かって切り出す。/大獄焔斬<だいごくえんざん> BBW022(絶影とのセット)、BBW038(天玉鎧・炎鳳とのセット)、BBW044(猛虎装 孫権ガンダムとのセット) 機武帝 曹操ガンダム 紅蓮の焔神。神話の三侯の一人、「焔神」雀瞬の魂を目覚めさせた曹操の新たな姿。雀瞬の魂が具現化した「鳳熾魂<ほうしこん>」を纏った雄々しき姿に、人々は真の機駕の王「機武帝」と呼んで称えたという。 戦神決闘編にてこの姿に覚醒。五誇将と共に圧倒的な力で不死兵と賈詡を滅ぼした。蚩尤に乗っ取られた機駕を取り戻すべく、正気を取り戻した徐晃と共に翔に協力した。劉備、孫権、呂布と共に司馬懿を倒した後、鳳凰となり、天に昇っていったようにも描かれたが、詳細は不明。 『コミックワールド』では暴虐を繰り返す実子・曹丕の前に再びその姿を現し、劉備軍を圧倒していたはずの曹丕すら寄せ付けないほどの力を見せつけた。一国の君主となりながらも私情で刃を振るう曹丕を諌めて機駕の王たる証である兜飾りを没収し、徐晃に託していた鎧と共にその身に纏う。摂政として曹丕を裏で操る司馬懿を警戒しており、曹丕に忠告を与えた。その後呂布を引き連れ、蚩尤ガンダムとの決戦の場に駆けつけた。 キットでは曹操ガンダムに曹丕ガンダムのパーツと徐晃サーペントのパーツを装着させることで再現できる。また、成形色を変えた三体セット(商品名「機武帝曹操ガンダム 徐晃サーペント・曹丕ガンダム」)も発売され、ホログラムシールと必殺技エフェクトパーツが新たに付属する。ホログラムシールには、機駕五将用の覚醒シールも含まれている。 武器/威天剣<いてんけん>(雀瞬の魂と共に、曹操の真の力を目覚めさせた剣)、星凰剣<せいこうけん>、鳳凰七星槍<ほうおうしちせいそう>(劉備の龍帝剣、孫権の虎碇刀と並ぶ三侯の宝剣、最後の一振り。「真の理想」を持つ者のみが手にすることが出来ると伝えられている。星凰剣と威天剣をつなぎ合わせている) 必殺技/七星紅蓮焔舞<しちせいぐれんえんぶ> 鳳凰七星槍に灼熱の炎を纏わせ、一気に相手めがけて突き刺す必殺技。その炎は鳳凰のように舞い、天の星々ですら砕け散るという。 デスティニー曹操ガンダム(デスティニーガンダム) 『BB戦士三国伝 LEGEND BB』にて曹操が光の欠片に眠る炎凰の神器の力で進化した姿。炎凰は劉備の危機に呼応して劉備の下へ向かった。 軽装時の姿はインパルスガンダムをモチーフにしている。 形態/炎凰デスティニー曹操ガンダム 武器/新炎骨刃<しんえんこつじん>(アロンダイトビームソード) 必殺技/炎凰斬<えんおうざん> 曹丕ガンダム(ガンダムX/ガンダムXディバイダー) 声 - 阪口大助 青き焔の孔雀。曹操の実子。機駕の国を治める若き皇帝。 赤壁の戦いの後、劉備と共に行方不明となった曹操に代わって機駕の君主となり、建国を宣言した。司馬懿を重用し全幅の信頼を置いており、戦続きだった曹操に代わって自分を養育していた司馬懿を全く警戒しておらず、後に彼に洗脳されてしまう。 機駕の王としての自覚は強いが、自身に英才教育を施した偉大な英雄である実父・曹操に対しては尊敬しつつも、母・玉麗の死に立ち会わなかったことには若干のコンプレックスを抱いている。父の好敵手であった劉備にはむしろ敬意を持っているようだが、司馬懿の讒言もあってか、孔明には「劉備の志を捻じ曲げている」と不信感を抱いているようである。 『コミックワールド』では、馬超を誘き出す為に村を焼き討ちした上に村人を惨殺するなど、酷薄な行動を執るようになった。御前裁判で曹操と再会するも、戦にかまけて玉麗の死に立ち会わなかった父への不満をぶつけ刀を振るうが、力の差を見せ付けられ兜飾りを没収されてしまう(その際は代わりに曹操の物と同じ形状の兜飾りがつく)。その後、暗黒玉璽に憑り込まれる司馬炎を救おうとするが、力及ばず闇の力に洗脳されてしまう。司馬炎とは何らかの関わりがあったようで、呂布が蚩尤にとどめを刺そうとした際に洗脳に抵抗しながら助けることを嘆願していた。決戦後は曹操から兜飾りを返還され、改めて皇帝に即位する。 『BBW』では皇帝となった後も、家臣たちには曹操の捜索を続けさせている。 武器/黒翼刀<こくよくとう>(サテライトキャノン:高貴な者のみが持つことを許されるという漆黒の刀)、威天剣、星凰剣、光天七星戟<こうてんしちせいげき>(ディバイダー(ハモニカ砲)) 必殺技/蒼炎転舞<そうえんてんぶ> 光天七星戟の先端から青い炎を噴出させ、相手を切り倒す技。その炎は触れるものすべてを焼く尽くすという。 BB戦士 No.327 司馬懿サザビー(サザビー) 声 - 中川慶一/小野友樹(ゲーム版『真三璃紗大戦』) 華麗なる策士。機駕の軍略を支える辣腕軍師で、曹操軍筆頭軍師の地位にある。龍帝剣を持つ者の出現と同時に乱世到来を宣言した。 武将としての実力も相当な物で、戦局を見通すその知力には曹操も一目置いているが、油断ならない策士で、古代の文献や伝説などを独自に調査する行動も多く、その動きを警戒されている。 彼の真の目的はG記の最終章に書かれた「黙示録」の実現と「究極の闇」を手に入れることで、それを成就させる為に曹操を利用していた。 『コミックワールド』では「〜である!」が口癖で、『風雲豪傑編』ではコミカルな一面も見せていた。 キットは武将モードと軍師モードのコンパチで、劇中ではその際に兜飾りを自分の手で付け替えている。 『BBW』では流浪の軍師として七星剣を携え曹操の前に登場し、董卓暗殺を促す。虎牢関では陳宮の「火走りの計」に対して「焔獄捻転の計」を用いて撃退している。『BB戦士』版のような暗躍面はほぼ見せなかった。 武器/銀の牙<しろがねのきば>(ビームトマホーク)、紅翼扇<こうよくせん>(シールド)、牙翼の大剣<がよくのたいけん>(紅翼扇と銀の牙が合体した大剣)、G記<じき> 必殺技/鳳翼斬<ほうよくざん> 振り下ろした牙翼の大剣を空気の抵抗から生じる摩擦熱で相手を切り裂く技。灼熱の身をまとった翼を広げた鳳凰の翼で相手を斬り裂く。 BB戦士 No.303、BBW015機駕太傅 司馬懿サザビー 紅を纏いし者。「機駕」建国に中心的役割を果たし、太傅に出世した姿。摂政として若き皇帝曹丕の教育係を務める。 鎧等のデザインこそ同じだが、モチーフであるサザビーらしい赤を基調とした配色に変更されている。その色は、かつて三侯が纏っていた「玻璃」とは対を成すもう一つの「光」であるという。 BB戦士としてのナンバリングはされていないが、キットでは司馬懿サザビーのレッドメッキ&メタリックレッドカラーバージョンとして発売された。 『BBW』での司馬懿は常に軍師モードだったが、機駕太傅となってからは武将モードに変化した。 天熾鵬 司馬懿サザビー 目覚めし煉獄凰。蚩尤の闇を取りこみ、その魂と完全に同化することで、司馬懿がG記の最終章に描かれた「究極の闇」を手に入れた姿。コミック版では自らを「天を熾す鵬」と称した。 自らを神とし、現世を破壊して新たなる世界を築かんとしていたが、英雄達により阻まれ、最終的には消滅した。 司馬懿サザビーをそのままバージョンアップさせた軍師形態と、パーツ差し替えで再現できる獄凰形態に変形が可能。 獄凰形態はナイチンゲールがモチーフと思われるデザインになっている。さらに胸部装甲には戦国伝シリーズのボスキャラクターである闇皇帝をモチーフとしたデザインがされており、直接的には関係がないが従来のファンへの一種のファンサービスとなっている。 蚩尤ノイエ・ジールの腕部、暗黒玉璽サイコガンダムの脚部、郭嘉ヴァサーゴの鎧と合体することで、最終形態である「戦神合体・蚩尤・魔装形態」(α・アジール)となるが、劇中未登場なため詳細不明。 武器/冥黒の牙<めいこくのきば>(ビームショットライフル)、煉獄扇<れんごくせん>(シールド)、黒金の牙翼<くろがねのがよく>(煉獄扇と冥黒の牙が合体した大剣) 変形形態/獄凰形態<ごくおうけいたい>(ナイチンゲール)、蚩尤・魔装形態<しゅう・まそうけいたい> 必殺技/天冥獄凰斬<てんめいごくおうざん>黒金の牙翼に暗黒瘴気を宿らせ斬り裂く技。光すら飲み込む闇の究極技。/天魔降臨<てんまこうりん>神話の時代、三璃沙全土に魑魅魍魎を解き放った蚩尤の闇。あらゆる命を、生きたまま地獄の底へ叩き堕とすといわれる。 BB戦士 No.362 程昱ワイズワラビー(ワイズワラビー) 声 - 志村知幸 人の心を読むことに長けたベテラン軍師で姜維の師。赤壁の戦い後は光禄勲となった。かつては自身よりも年少だが筆頭軍師である司馬懿に敬意を払っていたが、徐々に野心を露わにしていく司馬懿に警戒心を抱き始める。闇に飲み込まれた曹丕に瀕死の重傷を負わされ、姜維に翔へ竹簡を渡すように告げた後、息を引き取った。 初期設定では存在しておらず、『コミックボンボン版』での司馬懿の相方的な存在として急遽生まれたキャラクターである。 『BBW』でも、相手の立場を考慮する良識派として描かれている。程昱ファイヤーワラビー(ファイヤーワラビー) 程昱が戦を指揮する際の出で立ち。 機駕軍近衛兵(ドートレス) 機駕軍の近衛兵。 典韋アッシマー (アッシマー) 声 - 山口りゅう 不動の怪力。怪力が自慢の曹操軍兗州衛兵隊所属の武将で、曹操を心の底から尊敬しており、彼を太陽と崇めている。元は山賊の身であったが、曹操に才能を見出される。体ごと大斧化して相手を斬りつける攻撃を得意とする。 華雄との戦いで負った重傷を押して張遼の攻撃から曹操を庇い、戦死した。「夏侯惇の推挙で曹操に仕官し、瀕死の重傷を全身に負いながらも董卓軍の騙し討ちから曹操の本陣を守る功績をあげた」などの過去の逸話が電撃ホビーマガジンの『三国伝武将ファイル』で紹介されている。 『BBW』では、登場初期はセリフはなく、モブキャラとして登場し、董卓討伐後も生存している。その後、曹操、劉備一行と共に帰順した宛の張繡のもとを訪れるが、張繡の裏切りにあう。釣天井の仕掛けから、曹操達を守ろうと身を挺して落ちてくる天井を支える。曹操達は助かるが典韋は下敷きとなり、曹操の無事を見届けた後死亡した。 彼の死は、『BB戦士版』では劉備が自らの未熟さを痛感するきっかけとなったが、『BBW』では劉備と曹操の決別の一因となってしまった。 キットでは、大斧形態時に付属の剛力手甲を他武将の腕に取り付けて持たせる事が可能。 武器/豪大斧<ごうたいふ>(大型ビームライフル:超重量の武器で、常人では数人がかりで持ち上げるのがやっとである) 変形形態/大斧形態(アッシマー(MA形態)) 必殺技/戦斧大車輪<せんぶだいしゃりん>『BBW』で追加された技。大斧形態に変形し、高速回転しながら突撃する技。捨て身の一撃を受け止めるのは不可能である。『キットコミック』では、張繡の城の門を壊す為、自ら投石車形態の攻城兵機を用いて落下の威力を増した。 BB戦士 No.410、BBW031(両者とも賈詡アシュタロン、攻城兵器とのセット) 石永ザク(ザクI) 曹操軍の隊長で夏侯惇の部下。劉備討伐隊を率い、荊州で捜索を行う。関平の言い分に疑問を抱かない夏侯惇に反感を覚え、独断で劉備一行が潜伏する村を焼き討ちにするが、関羽、関平の連携攻撃の前に戦死する。 韓遂デザートザク(ディザート・ザク) 元西涼軍武将。かつては馬騰の部下であったが、赤壁の戦い後、機駕軍に寝返る。一度は左腕を馬超に切断され撤退。復讐の際には義手として金棒を装着していたが、暴走状態となった馬超に腹部を貫かれ死亡した。 韓玄ガッシャ(ガッシャ) 元荊州軍殺戮部隊。荊州軍壊滅後、弟の韓浩と共に機駕軍に降る。冷徹な性格。漢中攻略を催促し、馬超と黄忠、魏延が村から出たところを強襲した。しかし、韓浩を倒した馬超に恐れをなし、逃げ出そうとするも黄忠に射抜かれた。 韓浩ギガン(ギガン) 元荊州軍殺戮部隊。韓玄の弟。荊州軍壊滅後、兄の韓玄と共に機駕軍に降る。とぼけた表情とは裏腹に韓玄と対照的に粗暴かつ残忍で好戦的な性格。漢中攻略を催促し、馬超と黄忠、魏延が村から出たところを強襲した。漢中領主・張魯を右腕の短刀で殺害し、暴走状態となった馬超をも刺し殺そうとしたが、逆に額を突き刺され、更に体をバラバラにされ戦死した。 武器/短刀(機関銃) 司馬炎ザクII(シャア専用ザク) 赤き闇の炎。司馬懿の三男で司馬兄弟の末弟。幼いながらもズバ抜けた才能を持っており、ただ一人、封印された闇の軍神・蚩尤と意志を通わせることができる。 『ケロケロエース』、『コミックワールド』どちらでも司馬懿によって生贄とされ、暗黒玉璽に体を取り込まれてしまうが、ケロケロエースでは闇の力の本質を理解し、司馬懿の思想を否定している。『コミックワールド』では曹丕の嘆願により馬超によって無事救出された。その後闇に関する記憶を全て失い姜維の養子となり、数十年後真の皇帝として即位、三璃紗を統一した。 真の皇帝として成長した姿には、ザクからシナンジュへ演者を変更させる予定であった。 武器/炎星武<えんせいぶ>(ヒートホーク) 司馬師ペーネロペー(ペーネロペー) 白き闇の衛将。司馬懿の長男。優れた武将だが決して表舞台には立たず、父親の補佐と司馬炎の監視に専念している。司馬懿によって蚩尤に生贄として捧げられ、取り込まれてしまった。 『コミックワールド』では、郭嘉によって司馬昭と共に洗脳されてしまうも無事助け出されたようで、曹丕の即位に立ち会い、そのまま機駕に仕えている。 武器/白鵬景<はくおうけい> 司馬昭クスィー(Ξガンダム) 白き闇の神官。司馬懿の次男。兄・司馬師と共に司馬炎の祈りを監視している。G記の最終章・黙示録を信奉する神官の一人。司馬懿によって蚩尤に生贄として捧げられ、取り込まれてしまった。 『コミックワールド』では、郭嘉によって司馬師と共に洗脳されてしまうが兄と同様助け出されたようで、司馬師と共に曹丕の即位に立ち会っている。 武器/白鵬文<はくおうぶん>、白鵬双戟<はくおうそうげき> 荀彧ガンダム 王佐の天才。『三国伝外伝・武勇激闘録』に登場。政治家としても軍師としても高い能力を持ち、曹操をして「天才」と評される程の人物。特に内政に秀でており、曹操軍が占領した領地内で内乱などが起きなかったのは、彼が公正な統治を行ったためでもある。また、武器開発の専門家でもあり、徐晃、張郃の武器も彼の製作である。 文官としては程昱や姜維等に近い立場を取っており、司馬懿や三公側の派閥とは一定の距離を置いている。 荊州制圧を指揮する中、謎の武将、項羽と遭遇戦となる。 武器/赤龍刀<せきりゅうとう>(古くから伝わる武神の刀)、隠刀<かくしがたな>(赤龍刀にかくされた小刀)、凰激砲<おうげきほう>(天才軍師、荀彧が発明した大砲。扱う物の気力を弾に変換する。部隊兵では二人以上でないと扱えない) 必殺技/凰激砲大破弾<おうげきほうだいはだん>扱う荀彧をはじめその周りにいる全ての兵士の気を全て取り込んで放つ必殺の発射砲。 BB戦士 No.341(BB戦士 No.77 武神頑駄無の流用) 許褚ガンダム 撃砕の剛将。『三国伝外伝・武勇激闘録』に登場。曹操軍近衛兵団筆頭。元は平民の出身だが、三璃紗一の怪力と噂される剛将。単純な力比べであれば暴将・呂布をも上回るという。自慢の鉄球の一撃はどんな鎧も粉々に破砕する。 過去に黄巾党と誤解され、典韋と一騎討ちをしたことが曹操に仕官する切っ掛けとなった。以来、典韋とは互いを認め合う無二の親友となる。彼の戦死後はその遺志を受け継いで曹操の護衛を務め、寝所の警護を任される程の信頼を得ている。 荊州で謎の武将、項羽と激突し、死闘を繰り広げる。 キットでは幼少時代を再現することが可能。 武器/烏賊鋼剣<いかごうけん>(烏賊の足のように自由自在に形を変える異形の剣)、剛鉄球<ごうてっきゅう>(許褚の両肩に装備された半鉄球を合体させ、敵に投げつける)、重甲鉄鋼剣<じゅうこうてっこうけん>(烏賊剛剣の先に剛鉄球を装着し、ハンマーのように扱う) 必殺技/重甲鉄球砕<じゅうこうてっきゅうさい>力任せに剛鉄球を回転させて投げる。その鉄球の周りには鉄の鎧も破壊する竜巻が起こる。 BB戦士 No.342(BB戦士 No.256 円従烏賊と火威獣丸の流用) 楽進ガンダム 黒炎の威将。『三国伝外伝・武勇激闘録』に登場。曹操の挙兵時から仕える宿将であり曹軍衛将騎団の一員。幾多の戦いで敵城への一番乗りを果たしている。激しい攻撃を受けても怯むことなく、果敢に友軍の突破口を切り拓く剛毅さを曹操も大いに称えたという。 元は軍の記録係にすぎない官吏だったが、実力があれば家柄や出自にこだわらない曹操によって見出され、武将として抜擢された。かつては小柄な侠だったが、厳しい鍛練の末に曹操軍でも屈指の豪傑へと成長した。 赤壁の戦い後、戦場に現れた謎の武将、項羽を相手に戦う。 キットでは幼少時代を再現可能。外伝には演者設定はないが、元となった破牙丸からの変更の影響で必然的にガンダムアストレイ・ブルーフレームの意匠が強く現れている(特に有機的だった脚部のデザインが、ガンダムアストレイに近いデザインに変更されている)。 武器/獄炎剣<ごくえんけん>(刀身から黒い炎を噴き出す暗黒剣。使い手には、剣の闘気に負けない強い精神力が要求される)、流星闘牙<りゅうせいとうが> 必殺技/黒凰獄覇斬<こくおうごくはざん>黒い炎の闘気を剣にまとい、敵を焼き斬る必殺技。その姿は、まるで地獄の鳳凰のようだといわれる。 BB戦士 No.353(BB戦士 破牙丸の流用) 于禁ガンダム 漆黒の妖将。『三国伝外伝・武勇激闘録』に登場。董卓の乱から曹操に仕える機駕の宿将。赤壁の戦いでは、楽進と共に曹軍衛将騎団の一員として活躍した。 規律を重んじる重厚な性格であり、楽進とはウマが合った。袁紹軍との戦いでは楽進とともに出撃し、袁紹軍・別働隊を攻撃。十余ヶ所の敵陣を焼き払い、敵将を尽く撃破し、曹操軍の勝利に大きく貢献した。 赤壁の戦い後、荊州に独立勢力「楚」を打ち立てるも「四面楚歌」のもとに追い詰められた項羽と戦う。 キットには太腿のパーツが追加されて三国伝の体型に近づけており、虎形態(白虎丸)への変形ギミックもそのまま残されている。なお、太腿パーツは荀彧ガンダム用も付属する。 武器/黒妖棍<こくようこん>(先端に様々な刃が装着できる棍棒。流用の都合で付属する余剰パーツを使用して三種の武器に換装可能)、風烈刀<ふうれつとう>(風のごとく軽い刀)、銀狼牙<ぎんろうが>(トンファーのように使う獣の牙のような切れ味の武器) 必殺技/百渦黒死棍<ひゃっかこくしこん>一瞬で百発もの打撃を敵に与える必殺技。その傷痕は黒い渦となり、敵は確実に死に至る。 BB戦士 No.361(BB戦士 獣破頑駄無の流用)
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