機駕三公
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郭嘉ヴァサーゴ(ガンダムヴァサーゴ) 声 - 菅沼久義 氷牙の智謀。曹操軍第二軍師で、司馬懿の一番弟子。巧に張り巡らされた智謀は、曹操ですら「若き天才」と評するほど。氷のように冷たく美しい才能の持ち主。一人称は「僕」。口調は慇懃で丁寧だが、他者を見下しがちの自信家であり、特に誇り高い武将たちからは反発される事もある。また、想定外のことが起こると逆上したり、自身を殺めた相手は自身の手で殺さなければ気がすまないなど、執念深く計画を狂わされたり見下されることを非常に嫌う。 『英雄激突編』で曹操軍の第二軍師として登場。官渡の戦いでは沮授の本陣に向け関羽を突撃させることを献策。これによって沮授の注意が逸れた烏巣の武器弾薬庫への襲撃を成功させ、曹操軍を勝利に導く。 合肥での戦いでは、司馬懿から授けられた玉璽の力で城壁の岩を集合させ巨人(ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイク)を作り上げ、長沙軍を圧倒するが、玉璽の闇の力に溺れて暴走。張遼と徐晃、張郃の離反と劉備と孫権の連携プレーにより滅んだ。しかし、後に無傷で曹操の前に現れるも、以前の彼とは違う不気味な雰囲気を漂わせている。 その後、機駕が建国された際に司徒として機駕三公に名を連ね、行政などの政治全般を担当している。 『コミックワールド』では赤壁の戦いの前哨戦として周瑜と艦隊戦を繰り広げるが敗北。乗艦ごと轟沈した。司馬昭らの発言を見る限り、劇中では機駕内部においても死んだと思われていたようである(ただし、機駕太傅 司馬懿の「武将紹介付録」では司徒として名を連ねている)。その生は暗黒玉璽によって与えられた仮初の命であり、自分を殺めた周瑜に復讐しようとするが、蚩尤ガンダムが倒され闇が晴れると暗黒玉璽が崩壊するのと同時に消滅した。 『戦神決闘編』では、闇の力をもって轟を制圧した旨を司馬懿に報告するも孫権を討伐しなかった事を咎められ、己を認めない司馬懿に苛立ちを覚え始める。五丈原の戦いでは己の優秀さを誇示すべく暗黒玉璽で洗脳した機駕軍や機駕五将と曹丕を操り翔軍を圧倒するが、既に司馬懿の眼中には無く、蚩尤ガンダムの闇の雷に巻き込まれて暗黒玉璽を破壊され、自らも身体が消滅し始める。それでも尚司馬懿に忠誠を誓い、呂布に破壊された蚩尤ガンダムの残骸と闇を取り込んで魔装形態に変化。司馬懿の下へ向かおうとする馬超達に襲い掛かり、孔明の命を奪うも、司馬懿に闇の力を奪われ、完全に消滅した。 『BBW』では基本的に司馬懿の傍に控えており、単独での任務には就いていない模様。 なお、『英雄激突編』コミック第一巻に初登場した際と姿が異なっているが、これは、作画を担当する矢野健太郎に届けられた設定画が最初期の物で、後に変更された為である。 さらにキット化されることが決まった段階でさらなるデザイン変更が行われ、ガンダムヴァサーゴとチェストブレイク双方のデザインが混ざった新たなデザインとなった。 キット化にしたがって、軍師モード、武将モード、魔神モードという三形態に変形することが可能となっている。また、鎧と武器を組み合わせる事で毒蜘蛛型のサポートメカ・氷毒機になる。『BBW』版キットでは、賈詡との合体が可能。その合体形態はサテライトランチャー発射形態の意匠が見受けられる。 さらに司馬師ペーネロペーと司馬昭クスィーの胸鎧を追加することで蚩尤・魔装形態への変形や、暗黒玉璽サイコガンダムの下半身との合体も可能。 三国伝PVでは最初期からそのシルエットが登場していたが、ガンダムヴァサーゴが演者のキャラクターということが決定していたのみで、郭嘉としての設定は全く無かった。 武器/極光扇<きょっこうせん>(ビームサーベル:オーロラのごとき輝きを持つ羽扇)、氷麗剣<ひょうれいけん>(氷のように薄く、鋭い切れ味を持つ剣)、極星・氷嵐剣<きょくせい・ひょうらんけん>(極光扇と氷麗剣を合体させた剣)、氷毒爪鞭<ひょうどくそうべん>(ストライククロー) 変形形態/軍師形態、武将形態、魔神形態(ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイク) 必殺技/極星緋咲斬<きょくせいひしょうざん>まるで敵の鮮血で花を咲かせるような、美しくも残忍な技。/極氷暗剣爪<きょくひょうあんけんそう>氷毒爪鞭で敵を絡めとり、闇のオーラと共に突撃する必殺技。 BB戦士No.356、BBW037 賈詡アシュタロン(ガンダムアシュタロン) 声 - 吉開清人 冷徹なる暗殺者。機駕三公の一つ司空を務め、立法、人事監察などを担当している。冷静沈着だが、一人称は「ボク」、相手を「君」付けし、言動からはやや幼い印象も受けるが、その冷酷かつ幼稚な残忍性を併せ持ち、相手の心を弄ぶような手段を好む「恐ろしい侠」。また、処世術にも長けており、仕えている軍が劣勢になると平然と見限る。暗殺者としての行動時は喪服と大きな笠で正体を隠している。 暗黒玉璽を使って不死部隊と徐晃を操り、五誇将を追い詰めるが、龍輝宝と曹操の出現により劣勢に陥る。追い詰められた賈詡は暗黒玉璽を取り込み、巨大な魔蠍形態に変貌し五誇将を圧倒するが、馬超により真っ二つにされる。死に間際に郭嘉と龐統の二人が既に活動を開始していることを告げるが、孔明が既に予測していたと曹操に返答され、絶望と共に消滅した。 物語に登場したのは『戦神決闘編』からだが、曹操とも面識があった為、遅くとも赤壁の戦い以前には曹操軍に加わっていたことになる。 また彼が被っていた笠のデザインは、ガンダムアシュタロンのMAモードの機首をモチーフとしている。 『BBW』では、張繡の配下(軍師)として登場。釣天井の仕掛けで曹操、劉備の暗殺を謀るが典韋や救援に駆け付けた関羽と張飛により未遂に終わる。寿春での戦いでは周瑜が発案した主力部隊を囮にし、別働隊が裏手から攻める「偽撃転殺の計」を見破り、逆に「虚誘掩殺の計」で孫策を孤立させた。しかし、第24話で孫策により裏門が突破されると張繡と共に早々に袁術を見限り戦場を離脱した。その後の消息は長らく不明であったが、第41話で張繡と共に再登場し、荊州にて一度裏切った曹操ともう一度同盟を結ぶ為に村人に化けて関羽の養子にして一番弟子(本編では明かされていない)である関平を誘拐して劉備達の首を狙うが、孔明の助太刀もあって張繡は倒され、自身は逃げ出し、これを最後に登場しなくなった。その後本編では描写されなかったものの、機駕から許しが来たようで三公として加わっている。 この時自身の事を「稀代の天才軍師」と称していたが、当の劉備たちには張繡と共にすっかり忘れられていたが、袁術軍に入っていたことを言ったことで思い出せた。また、軍師としての立場上、喪服を着ておらず笠も背中に着けている。 キットでは、鎧と武器を組み合わせることで蠍型のサポートメカ・毒蠍機になる。 武器/震星杖<しんせいじょう>(サテライトランチャー:『BBW』で追加された武器。天に定められた運勢を読む力があるといわれている杖。石突の部分は刃物のような形状になっている) 変形形態/暗殺者形態、武将形態、魔蠍形態<まかつけいたい>(ガンダムアシュタロン・ハーミットクラブ(MAモード)) 必殺技/眩光閃<けんこうせん>『BBW』で追加された技。強烈の光によって敵の目を眩ませ、その隙を突く奇襲技。 BB戦士 No.410、BBW031(両者とも典韋アッシマー、攻城兵器とのセット) 龐統ヤクトドーガ(ヤクト・ドーガ) 稀世の闘軍師。孔明に匹敵する名軍師。水鏡の教え子でもあり、「伏竜」と呼ばれるかつての同門である孔明同様、自らも「鳳雛」の称号を授かっている。後述のように過去の出来事で孔明には激しい敵対心を見せる。 機駕建国の後三公の一つ太尉を務め、軍事・軍政を担当する。軍師としては、特に要塞戦などの大規模戦闘を得意としているが、表立っての戦闘も得意。 筆頭軍師である司馬懿などに対しても、尊大な態度をとることが多いが、徐庶の形見の武器を所持していたり、四天王を制止するなど根本は冷静で仲間思い。また、龐統という名は捨てたと語っており、周囲には自分を「鳳雛」と呼ぶよう求めていた。赤壁の戦いにて、司馬懿の予言を成就させるため「神火飛鳳」を上空に発射させる。 『戦神決闘編』では、孔明との過去の因縁を晴らすべく南方に赴き、四天王や祝融らを操り孔明を攻撃。祝融を半ば人質として孟獲と孔明を争わせるが、天翔竜へと覚醒した孔明にその策を破られる。直後に暗黒玉璽の闇の力で四天王を取り込み異様な姿(グランドマスターガンダム)に変貌し、再度孔明に挑む。龐統と孔明の因縁とは、董卓軍の追手を食い止めるために一人残った徐庶を、孔明が「見捨てた」事だった。しかしその一方で徐庶が孔明・龐統を助けるために死を選んだ事、助ける事は出来なかった事実も理解しており、その葛藤を孔明への憎しみに転嫁していた。最期は孔明に敗れ、全てを孔明に託し、その腕の中で息を引き取った。 作中では狂気にも近い言動を取っていたが、元来は気さくで快活な性格であり、物静かで理屈っぽい孔明とは好対照な人物であった。闇へと堕ちた理由も、徐庶の死に加え、孔明がその力を隠し続けることへの苛立ちや、そんな彼の才能に届かない自身への嫌悪など、様々な要因があったと語られている。 『コミックワールド』では、「天の刃」や「巨神象」を得るため、南方に自ら赴く。ここで祝融と南方牙隊を洗脳し、孔明と孟獲を襲わせるが、天翔龍に覚醒した孔明により竹簡を破壊され祝融達の洗脳を解かれてしまう。郭嘉と同じように暗黒玉璽の力で地面の岩を集合させて作り上げた巨人(デビルコロニー)を使い、孔明と孟獲を圧倒するが、孔明と阿修羅鎧を装着した孟獲により倒される。しかし本体は脱出し機駕へ退却した。孔明と司馬懿の最後の戦いの際に、孔明の盾となって致命傷を負う。徐庶の死という過去に囚われた隙を闇に喰われたと吐露し、孔明の勝利を見届けた上で息絶えた。 武器/撃剣(ファンネル:徐庶の形見)
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郭嘉、賈詡、龐統の3人からなる機駕の三大臣。それぞれ行政や人事、軍事などを担当する。
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