橦木町のクスノキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 03:57 UTC 版)
「名古屋高速1号楠線」の記事における「橦木町のクスノキ」の解説
東区橦木町(東片端入口付近)には1本の巨大なクスノキが存在する。1965年(昭和40年)頃に国道41号の幅員拡張(15 m→50 m)が計画された当時は伐採の予定であった。しかし、住民の陳情がきっかけでマスコミでも報道されるようになり、杉戸名古屋市長が現地を視察してのち、市長判断で保存が決定した経緯をもつ。その後、1号楠線が半地下式から高架式に再変更になった際に、クスノキが障害となることから名城公園に移植する計画が持ち上がった。しかし、地元住民の陳情によって移植計画は無くなり、クスノキおよび主税町のイチョウを残すよう都市計画で定められたことから建設に際して必要な対策を打つことになった。代表的な対策としては、工事による吸水性の低下を防ぐために樹木を囲むアスファルトを透水性タイプに打ち替えたほか、高速道路位置を東側に寄せたうえで橋脚と樹木の間隔を開けて樹木の生育に配慮した点である。工事の後も生育に影響はなく、国道41号北行きの第一車線と第二車線の間の交通島にあって青々と茂っている。 東片端入口付近のクスノキ。かつては木の所まで町並みが張り出していた。 主税町のイチョウ
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