機駕五将
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夏侯惇ギロス(ベルガ・ギロス) 声 - 喜山茂雄/船木まひと(ゲーム版『真三璃紗大戦』) 鋼の猛将。曹操軍の副将で、曹操が最も信頼する、彼の右腕ともいうべき隻眼の豪傑。夏侯淵の兄。戦場では名乗りをあげての正々堂々とした戦いを好むなど、いかにも武人らしい高潔な振る舞いで敵からも尊敬されていた。 曹操が挙兵した頃から付き従う最古参の武将で、曹操とはとりわけ仲が良く、「曹操」と呼び捨てにするほどである(『コミックワールド』では夏侯淵共々「お館様」と呼ぶ)。ピンチの時には真っ先に駆けつけるなど、常に最前線で曹操を補佐し、その覇業を支えてきた。 『漫画版』では董卓軍との決戦で陳宮と高順との一騎討ちの際に(雑誌掲載時は李儒の放った弩弓連射によって)、『コミックワールド』では呂布の攻撃から曹操を庇った際に左眼を失っている。張飛からは「眼帯のおっさん」と呼ばれている。 機駕建国後は大将軍に就任、全軍を統括している。 『BBW』では虎牢関にて夏侯淵と共に呂布と交戦するが、呂布の攻撃を受け左眼を負傷した。 『BBW創世記』では、弟の夏侯淵と共に、曹操と同じ北部公安隊に所属していた。 なお、公式の演者は「ベルガ・ギロス」になっているが、カラーリングはザビーネ・シャル率いるブラックバンガード仕様ベルガ・ギロスに準じている(また、そのモチーフとなった夏侯惇と同じく隻眼であるザビーネとのダブルモチーフにもなっている)。 武器/蛇骨剛剣<じゃこつごうけん>(ショットランサー:内部に鎖が仕込まれており、刃部分を分割して鞭のように振るうこともできる剛剣) 必殺技/蛇流絞斬<じゃりゅうこうざん> 蛇骨剛剣を高速で振るい、敵を切り裂く。攻と防の二形態を持ち、「防」形態では体の周囲に高速回転させた剣で敵の全方位からの攻撃を斬り払い、「攻」形態では変幻自在の太刀筋で敵を死角から斬りつける死角の無い技。/隼鋼二重閃<じゅんこうにじゅうせん> 夏侯淵との連携技。夏侯淵の獄羅丸を中心に、蛇流絞斬で包み、相手を爆砕する。 BB戦士 No.307、BBW013 『英雄激突編』の第一弾として発売。シリーズ新展開の第一弾が非ガンダム系でスタートしたのは初ケース。 夏侯淵ダラス(ベルガ・ダラス) 声 - 藤本隆行/吉開清人(ゲーム版『真三璃紗大戦』) 隼の闘将。夏侯惇の弟で、曹操の左腕と称される猛将。兄と同じく曹操軍副将を務める。射撃を得意とし、神出鬼没の素早さが自慢。 虎牢城の戦いでは夏侯惇と共に曹操の救援に駆けつけ、官渡の戦いにおいても兄と共に大いに活躍した。 赤壁の戦い後は機駕五将の副将軍として兄の夏侯惇の補佐に当たっている。 『BBWキットコミック』では、陳宮が投げつけた飛星刃を正確な射撃でことごとく撃ち落とし、さらに高順による強烈な一撃を剛鋭戟で受け止めるなど、複雑な組換え武器である剛鋭砲を使いこなす夏侯淵ならではの活躍を見せた。 武器/鋭鐘<えいしょう>、剛骨棍<ごうこつこん>、剛鋭戟<ごうえいげき>、鋭刃弓<えいじんきゅう>、鋭鳳<えいほう> 剛鋭弓<ごうえいきゅう>、剛鋭砲<ごうえいほう>(ショットランサー:超破壊力を誇る巨大な槌。隼のごとく俊敏に敵をとらえ、豪快な一撃をぶちかます。弓や棍、戟など戦況に応じて6形態に組替えることができる) 必殺技/獄羅丸<ごくらがん> 剛鋭砲から鋭鐘を発射し、触れる物全てを吹っ飛ばしながら標的を爆砕する。/爆鋭突<ばくえいとつ> 剛鋭砲を前に構え、相手に目掛けて突進する。/隼鋼二重閃<じゅんこうにじゅうせん> 夏侯惇との連携技。獄羅丸を中心に、夏侯惇の蛇流絞斬で包み、相手を爆砕する。 BB戦士 No.309(No.307 夏侯惇ギロスの流用)、BBW014 張遼ゲルググ(ゲルググ) 声 - 樋口智透/船木まひと(ゲーム版『真三璃紗大戦』) 凄絶なる闘魂。元董卓軍車騎将軍で呂布隊に所属していた。呂布に劣らぬ勇猛さで共に天下にその名を轟かせ、呂布と共に反董卓軍を震え上がらせた猛将。多くの武将から「修羅の鬼」と恐れられ、轟の国では「張遼が来れば泣く子も黙る」と言われるほど恐れられた。 董卓が倒された後、生き恥を晒すまいと自害しようとするが徐晃を助けた赤兎馬と曹操に生きるよう説得され、徐晃と共に曹操軍に降り、行方を眩ました呂布の愛馬・赤兎馬を受け継いだ。 関羽とは武人同士として通じるところがあるようで、親交が深い。 なお、カラーリングはアナベル・ガトー専用ゲルググに準じている。武将大全では正式に「演者:ゲルググ(アナベル・ガトー専用機)」と記述され、公式サイトでもガトーを意識したコメントが発表された。 衛将騎団を経て機駕の驃騎将軍となり、機駕五将の事実上のナンバー2として歩兵・騎兵を統括している。 『三国伝外伝・武勇激闘録』では赤壁の戦い後の轟への侵攻戦を指揮したことが語られている。轟攻略こそならなかったが孫権を追い詰めるなど大いに活躍し、機駕の武将で最も恐れられたことが触れられている。 『BBW』では、郿宇城にて貂蝉と共に董卓の滅殺爆煉弾から呂布を庇ったが、一命は取り留める。董卓死後は他の呂布隊メンバーと共に袁術、袁紹の下で戦う(『キットコミック』では袁紹軍に参加する際の経緯が描かれている)。易京楼の戦いでは戦いを通して公孫瓚の闘志に感服し、降伏勧告の使者を願い出る。一方、公孫瓚側も降伏を申し出て交渉は成功したかに見えたが袁紹に彼らの思いは届かず、張遼の目の前で公孫瓚は殺害されてしまう。一連の行為に憤りを感じた張遼は曹操軍に投降し、同時に呂布隊を抜けることにもなった。官渡の戦いでの共闘をきっかけに関羽とは互いに敬称無しで呼び合う仲となる。 武器/鳳龍双刃刀<ほうりゅうそうじんとう>(超重量級の巨大な青龍刀。分離して鳳鉤刀と龍身刀にもなる)、鳳鉤刀<ほうくとう>(ビームナギナタ:鳳龍双刃刀が分離した、左手装備の黄金の短刀。素早い突きを撃ち込む事ができる。名前の由来はヒートホークから)、龍身刀<りゅうしんとう>(大型ビームライフル:鳳龍双刃刀が分離した戟刀。張遼の技術でなくては扱えない、特殊な形状をしている)、鳳凰天舞<ほうおうてんぶ>(シールド:蝙蝠の意匠が施されたマントで、戦闘時は戦盾形態にもなり、この形態では容易に破る事はできないという) 必殺技/烈刃大旋輪<れつじんだいせんりん> 両長巻形態の鳳龍双刃刀を超高速で回転させ、触れるもの全てを切り裂き、粉砕する。/蒼紋猛瀑布<そうもんもうばくふ>鳳龍双刃刀を地面に叩きつけ、その際に発生する強烈な衝撃波で相手を吹き飛ばす必殺技。名前の由来は「ソロモンの悪夢」から。/蒼紋百烈撃<そうもんひゃくれつげき>関羽の鬼牙百烈撃と同じ要領で百回の突きを繰り出す連携技。 BB戦士No.314、BBW034 徐晃サーペント(サーペント) 声 - 宮崎寛務 勇壮たる戦斧。元董卓軍衛将軍。自分を拾ってくれた曹操を太陽と敬い、赤壁の戦い後、その実子である機駕皇帝・曹丕に忠誠を誓っている。清廉かつ公明正大な性格で、たとえ味方といえども非道は許さない、仁義にあつい侠。 董卓の側近武将であったがその性格上、董卓と李儒の非道なやり方に疑問を抱きつつあり、燃やされる雒陽を見て嘆く等、董卓と李儒を快く思っていない描写があった。最終的に卑劣な策略を使って反董卓軍を倒そうとする李儒のやり方に耐えかね彼を誅殺、董卓が劉備に倒された後、張遼と共に官軍に投降した。 「暴将」呂布に対しても礼節を忘れず、呂布も徐晃には比較的素直に受け答えしている。董卓軍崩壊時に徐晃を助けたのも、呂布の愛馬・赤兎馬であった。 衛将騎団を経て機駕の車騎将軍に就任、騎兵の師団長を務める。 『戦神決闘編』では賈詡の暗黒玉璽によって精神を操られてしまうが、曹操の熱き魂を込めた「絆」の拳を受けて正気を取り戻す。以後は曹操や五誇将らと行動を共にし、結果的に機駕五将の中では唯一蚩尤の洗脳を免れた。 『コミックワールド』では、馬超をおびき出す為だけに多くの村を焼き払い、村民を惨殺する曹丕の豹変ぶりに戸惑いを感じている。また、馬超が暴走後に行動できなくなることを生かし、捕獲するなど相手の弱点を突いた戦術を執る。馬超を取り逃がしたことを咎められ御前裁判にかけられるも、復活した曹操がその場に現れ、それ以後は彼に従う。また、敵である翔軍に堂々と赴き、趙雲らに気さくに話しかけるなど人当たりのいい所もあるが、あまりに堂々とし過ぎていたことで、逆に周囲を戸惑わせてしまうなど、実直故に天然ボケな一面もある。 登場初期は襟巻きではなくマントを羽織っており、鋏刃戟の刃の形状も異なっていた。 『BBW』では郿宇城にて無差別攻撃の中止を董卓に進言するが、彼の逆鱗に触れ城外へと放り投げられてしまい、董卓討伐後に曹操軍に投降した(『キットコミック』で、董卓が倒されても戦い続ける兵士達を止めた所を曹操に声をかけられ、生き残った董卓軍の兵士達と共に投降した経緯が描かれている)。また、郿宇城の一件から天玉鎧の力を危険視しているような描写が見られる。 武器/豪鉄火<ごうてっか>(名前の由来は「宇宙の騎士テッカマン」から[要出典])、鋏刃戟<きょうじんげき>(ダブルガトリング:巨大な刃で広範囲の敵をなぎ倒すことができる重量級の武器。盾や両長巻、双斧など、多彩な形態に変形する)、鉄火盾<てっかじん>、双鉄火<そうてっか>、鉄火錬武<てっかれんぶ>(ビームキャノン:兜飾りと肩鎧を合体させ、防御力を犠牲にした一撃必中の武器)、鳳熾翼<ほうしよく>(手にしたものに大きな力を与えるといわれている、三侯のひとり雀瞬を模した姿の鳳熾魂の一部) 必殺技/鉄火地雷衝<てっかじらいしょう> 鉄火錬武を地面に叩きつけ、地を這うようなオーラを発する技。 BB戦士 No.325、BBW026 張郃ザクIII(ザクIII改) 声 - 岩崎了/山口りゅう(ゲーム版『真三璃紗大戦』) 深緑の孤狼。元袁紹軍中郎将。袁紹軍が壊滅した後に曹操軍へ投降し、同じく降将である張遼、徐晃と共に衛将騎団の一翼を担う。格闘戦が得意で、その剛拳の連打は鋼鉄すら粉砕するという。忠義に篤く、部下からの信頼も篤い。 元袁紹軍所属の武将だが、『漫画版』では当時の様子は描かれず、曹操軍衛将騎団の一員としてやや唐突に登場した。『三国伝武将ファイル』によれば、袁紹に仕えていた時期は重用されず、烏巣の武器弾薬庫の守備を厚くすることを進言するも軽視されたままであったという。これが官渡の戦いでの袁紹軍の敗因となり、張郃は投降するが、曹操はこれを喜んで迎え入れて厚遇したという。 名前の「郃」の字が漢字変換しにくいのが悩みの種であることを公式サイトで漏らしている。 衛将騎団を経て機駕五将の衛将軍として近衛兵団を率いる。 『BBW』では、袁紹軍の将軍として、幽州攻めの先鋒を務める。幽州軍の白馬陣に対して部下に巨大な盾を持たせて対抗。自身は趙雲と一騎討ちを繰り広げる。そして、田豊や沮授らが交戦中の両軍の側面から矢を射かけ、白馬陣は撃退された。しかし、張郃は同時に多くの部下を失ってしまう。捨て駒にされたことに憤激した張郃は、田豊を非難し袁紹に意見を述べるがまったく聞いてもらえなかったどころか彼の辛辣な言葉に絶望するが、その後も官渡の戦いに参加している。官渡の戦いの後も、亡き主君・袁紹への忠誠を貫き、一部の配下と共に荊州に進軍中の曹操軍を襲撃するが、曹操との一騎討ちに敗れ、処刑を求めるが曹操に論され曹操軍に投降することになった。 また、張遼の演者がガトー専用ゲルググであることに関連させて、張郃の演者をゲルググMとする案もあった。 武器/曲鋭剣<きょくえいけん>、超重戟<ちょうじゅうげき>(ビームライフル)、狼牙・双重戟<ろうが・そうじゅうげき>(曲鋭剣と超重戟が合体した戟。三つの刃を持ち、広範囲の敵を切りつけることが出来る)、裂鋭爪<れつえいそう>(シールドアーマー:右肩鎧と曲鋭剣を組み合わせた手甲。攻守に優れた万能の武器)、突殴拳<とつおうけん>(スパイクアーマー:鋭いトゲのついた手甲。接近戦で威力を発揮する) 必殺技/爪拳獄連掌<そうけんごくれんしょう> 左右の手にはめた武器で、反撃の隙を与える間もなく、連打して相手を打ち負かす必殺技。 BB戦士 No.320(BB戦士 No.303 司馬懿サザビーの流用)、BBW041
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夏侯惇、夏侯淵、張遼、徐晃、張郃の5人からなる機駕の五大将。
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