兗州とは? わかりやすく解説

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兗州Yan zhou

エンシュウ
エンシウ

領郡8 / 領城80
戸数727,302
人口4,052,111

刺史・牧】鮑永 / 利恂 / 張禹 / 王渙 / 第五種 / 楊秉 / 就 / 牽顥 / 郭遵 / 橋瑁 / 劉岱 / 金尚 / 楊叔恭 / 薛季像 / 班孟堅 / / / 曹操 / 司馬朗 / 裴潜 / / / 夏侯威 / 翼 / 桓範 / 令狐愚 / 州泰 / 王昶 / 王淩 / 黄華 / 鄧艾 / 朱然 / 鄧芝 / 宗預 / 胡済 / / / 曹操 / 単経 / 呂布 / 司馬朗 / 鄧芝 / 桓範

【州吏】衛羽 / 孫光 / 馮巡 / 秦閏 / 操 / 潜 / 王彧 / / / 薛悌 / 毛玠 / 呂虔 / 畢諶 / / / 薛悌 / 薛蘭 / 李封 / 王必 / 馬隆

【領郡】陳留郡 / 東郡 / (陽平郡) / 東平国 / 任城国 / 泰山郡 / (嬴郡) / 済北国 / 山陽郡 / 済陰郡 / (離狐郡)


兗州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 00:03 UTC 版)

兗州(えんしゅう)は、中国にかつて存在した

初出は『尚書禹貢篇で、九州のひとつに挙げられた。黄河済水のあいだの地であり、黄河の九の支流が集まって雷夏沢を形成したとされる。

前漢のとき、兗州刺史部が置かれ、東郡陳留郡山陽郡済陰郡泰山郡城陽国淮陽国東平国を管轄した[1]

後漢の兗州は、陳留郡・東郡・東平郡任城郡・泰山郡・済北郡・山陽郡・済陰郡を管轄した[2]

西晋の兗州は、陳留国濮陽国・済陰郡・高平国任城国・東平国・済北国・泰山郡を管轄した[3]

北魏の兗州は、泰山郡・魯郡高平郡・任城郡・東平郡東陽平郡を管轄した[4]。南朝では南兗州が僑置された。

583年開皇3年)、が郡制を廃すると、兗州の属郡は廃止された。606年大業2年)、兗州は魯州と改称され、滑州は兗州と改称された。607年(大業3年)に州が廃止されて郡が置かれると、兗州は東郡と改称され、魯州は魯郡と改称された[5]

622年武徳5年)、徐円朗を平定すると、魯郡は兗州と改められた。742年天宝元年)、兗州は魯郡と改称された。758年乾元元年)、魯郡は兗州の称にもどされた。兗州は河南道に属し、瑕丘曲阜乾封泗水龔丘任城金郷魚台萊蕪の11県を管轄した[6]

1118年政和8年)、北宋により兗州は襲慶府に昇格した。襲慶府は京東西路に属し、仙源奉符・泗水・・鄒・萊蕪の7県と萊蕪監を管轄した[7]

のとき、兗州は山東西路に属し、嵫陽・曲阜・泗水・寧陽の4県を管轄した[8]

のとき、兗州は済寧路に属し、嵫陽・曲阜・泗水・寧陽の4県を管轄した[9]

1385年洪武18年)、により兗州は兗州府に昇格した。兗州府は山東省に属し、直属の滋陽・曲阜・泗水・寧陽・鄒・・金郷・魚台・城武の11県と済寧州に属する嘉祥鉅野鄆城の3県と東平州に属する東阿陽穀汶上寿張平陰の5県と曹州に属する定陶の2県と沂州に属する郯城の2県、合わせて4州23県を管轄した[10]

のとき、兗州府は山東省に属し、滋陽・曲阜・泗水・寧陽・鄒・滕・嶧・陽穀・汶上・寿張の10県を管轄した[11]

1913年中華民国により兗州府は廃止された。

脚注

  1. ^ 漢書』地理志上
  2. ^ 後漢書』郡国志三
  3. ^ 晋書』地理志上
  4. ^ 魏書』地形志二中
  5. ^ 隋書』地理志中および地理志下
  6. ^ 旧唐書』地理志一
  7. ^ 宋史』地理志一
  8. ^ 金史』地理志中
  9. ^ 元史』地理志一
  10. ^ 明史』地理志二
  11. ^ 清史稿』地理志八


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