ディザート・ザク
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テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』および『機動戦士ガンダムUC』に登場。 ザク・デザートタイプをベースに、地球連邦軍基地から奪った資材で改修した機体。足にジェット・スキーを装着することにより、砂上を高速で滑走できる。第一次ネオ・ジオン抗争時において旧ジオン軍残党・ロンメル部隊やアフリカ解放戦線・青の部隊の主力とされ、ラプラス戦争時にも旧ジオン軍残党に運用されている。前面パネルラインなどの整理・ボリュームアップのほか、バックパックへの予備プロペラントタンク接続などが原型機とは異なる。また、指揮官機の頭部は一般機と異なり、アンテナは後方に移設され、額に射撃照準用カメラを設置、後頭部にバルカン砲の弾倉を増設している。濃淡ブラウンを標準塗装とする。 『ΖΖ』では、シーンによってはザクIのようにモノアイ・レールの正面にプロテクティブ・ビームが描かれている。 劇中での活躍 『ΖΖ』第25話で初登場。ロンメル隊の主力としてニキやカラハンらが搭乗するが、ガンダム・チームの前に全滅する。 第27話では、ザク・マリナーと同じ塗装がほどこされた機体が、ネオ・ジオン軍が占領したダカールの港湾部守備隊に1機、夜間の市街地の戦闘では2機が参加している。なお、市街地の戦闘では標準塗装の機体も2機確認できる。 第30話では、部隊名通り青く塗装されたアフリカ解放戦線 (FLN) の「青の部隊」所属機が登場。FLN経由でネオ・ジオンから譲渡された機体であるが、「レプリカ」であるとされ、マシンガンやヒート・トマホークのほかにゲルググから渡されたビーム・ライフルも使用している。エロ・メロエが搭乗し、ガルダーヤの町の近郊でジュドー・アーシタのΖガンダムやエル・ビアンノのガンダムMk-IIを気迫で圧倒するが、ベースジャバーに乗っているところをガンダムMk-IIによって脚部などを破壊されて地表に落下し、エロは脱出している。 第31話では、同じくアフリカ解放戦線のガデブ・ヤシン率いる部隊がネオ・ジオン軍のオウギュスト・ギダンと手を組んでガルダーヤに侵攻した際にも、多数が投入されている。 設定の変遷 当初の設定では、アクシズにおいてD型ではなくF型などから改造された機体が地球に降ろされた、とされていたが、プロットの変更に伴ってD型の現地改造機に設定が訂正された。 デザインはクリーンアップや武装も含め、小田雅弘が担当している。武装のマウントは中沢博之、ジェット・スキーは鴇田光一の原案による。
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