十三人とは? わかりやすく解説

十三人(ラウンズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 07:17 UTC 版)

機巧少女は傷つかない」の記事における「十三人(ラウンズ)」の解説

マグナス / 赤羽 天全あかばね てんぜん) 声 - 小野友樹 銀の仮面素顔隠している男子学生紅い瞳をしている。 夜会のトップランカー「十三人」の一人第一位。登録コードは〈元帥マーシャル)〉。次期魔王有力候補筆頭。「機巧技術科コース所属魔力技術ずば抜けており、総合成績歴代一位学院始まって以来天才と言われている。優秀な人形師でもあり、彼の少女人形は彼が作った禁忌人形であるという噂がある。他の学生からは「偉大なる者(マグナス)」と敬意持って呼ばれている。 ゴスロリドレスを身に纏う乙女人形戦隊スコードロン)」を6体所持し複数自動人形による集団戦闘を得意とする、「ひとり軍隊(ワンマンフォース)」。その戦力軍艦数隻に匹敵する真からは転入早々から因縁付けられ撫子遺灰受け取ったり、真の戦闘何度見物している。真のことを高く評価している。 その正体真の兄、赤羽天全赤羽一門始まって以来天才であり、その才能から鬼神神童呼ばれ赤羽一門開祖をも越え逸材目されていた。しかし、突如真を除く赤羽一門全員皆殺しにし、行方くらませた。真が夜会入りした理由そのものであり、兄であると同時に妹の仇でもある。その目的は神を造ることらしいが、詳細不明本人自分天全だと否定していないが完全に認めてもいない。しかし、撫子と同じ外見の火垂を連れていることなどから、ほぼ確実だ思われており、7巻で真と交戦した際、赤羽秘術である紅翼陣のことを詳しく口にしたため真からは赤羽天全だと断定された。その後自身引き出した様々な情報から日本軍からも天全であると見なされるが、そのこと逆に真に疑念を抱かせている。 16巻上で真の目的明かされる天全目的は、最愛の妹「赤羽撫子」を蘇らせることだった。撫子身体大きく6つ分けられ、「戦隊」を構成する6体の乙女人形生体部品として使われそれぞれの乙女人形組み込まれ魔術回路撫子蘇生作業必要な性能兼ね備えるのだったまた、真の壁として立ちはだかることで、真の人形師としての技量を、撫子蘇生作業を引き継がせることができるレベル高めるべく密かに鍛えていたことも明らかになった。 同じく16巻・上にて、撫子の魂を引き揚げる代償死亡した。火垂(ほたる) 声 - 花澤香菜 マグナス乙女人形魔術回路圧力に関するものであり、余剰で熱を生む真の妹赤羽撫子)にそっくりな外見をしているが、マグナス敵対する真に対して敵意示している。また、マグナスからモノ扱いをされていると感じいくらでも代わり存在する考え落ち込む姿を見せたり、いろりからもらった懐炉大事にするなど、人間のような情緒見せる。真と話をする機会持ち真とマグナスの関係に興味を抱くが、真からはマグナスとの関係や火垂と同じ容姿をしている撫子については聞かされていない。 高い瞬発力に凄まじい耐久力兼ね備えており、シンとも互角に渡り合うほどの戦闘力持っている16巻上で撫子の脳が格納されていたことが明らかになった。 玉虫たまむしマグナス乙女人形魔術回路魔力吸収対象魔力を奪うドレイン系の魔術回路であり、制御が非常に難しいとされる撫子消化器格納されていた。 鎌切かまきりマグナス乙女人形魔術回路空間転移。こちらも扱い難しい。撫子感覚器格納されていた。 蜻蛉かげろうマグナス乙女人形魔術回路衝撃反射撫子筋繊維格納されていた。 蜜蜂みつばちマグナス乙女人形魔術回路生命力供給撫子心臓格納されていた。 姫蜘蛛ひめぐもマグナス乙女人形魔術回路魔力経路作る能力繋がった同士は、意思疎通感覚情報交換魔力授受などを行える。撫子神経系格納されていた。 アスラ・オーエン 英国インド領からの留学生。四回生第二位。登録コードは〈三千世界天子アバタール)〉。浅黒い肌の大人びた風貌理想燃え少年のような真っ直ぐな黒い瞳を持つ男子学生貧し生い立ちから、列強諸国による軍拡競争世界もたらす弊害憎んでいる。 『自分が「魔王となった暁にはその権威を平和を願う同志たちと共に分かち合う』という理想掲げ魔術結社新機関(ノヴム・オルガヌム)」の結成提唱して下位の手袋持ち達を次々と傘下加えて行く。弁舌が立ち集団的確に率いカリスマもあり、ロキも「将としては自分よりも上」と認めているが、「自分周囲思っているほど清廉でも高潔でもない」と自嘲するなど、どこか影がある存在自体禁忌であるシュメル人であるが、本人はそれを否定している。その魔力強大で、〈約束された子ども〉であるロキをも凌ぎ未だ学生の身でありながら歴代の魔王比肩するほど。16巻での日輪綺羅との戦いで数度見ただけでジブリール構造理解し魔術回路切り替え実行してみせるなど頭脳技術並外れている。 11巻では、グローリア賛同して実質的には銀薔薇であるグローリア利用され学院内の王妃派のリーダーとして活動していた。しかし12巻後半ロキ敗れ夜会参加資格返上したインドラ 甲冑まとった武人姿のアスラ自動人形魔術回路は「雷霆神器(アンダルギア)」。自身人形使いの体を変換して縦横無尽移動させる能力を持つ。 オルガ・サラディーン 学院学生総代第三位。〈金色オルガ〉の異名を持つ精霊使い(ジン・マスタリー)。 一度シャルロット退けシグムント破壊するものの、精霊使い能力取り戻したシャルロット敗北して夜会を去る。 結社幹部〈金薔薇〉の孫娘であり、ブリュー家因縁のあるセト家の人間である。 同じ十三人のオーガスト・ヴェイロンとは恋人であるが、結社によってその記憶除去魔術による外科手術)されていた。後にアリスによってヴェイロンと会わされ、記憶取り戻す。 夜会終了後シャルロット次期学生総代推薦したトール オルガ自動人形赤い竜の姿をしたシグムント同型機。彼と同じく魔剣グラム)」の魔術回路持ち、またトールはそれを2つ持っているシグムント「兄弟」と呼ぶ。皮肉っぽい性格だが、散り際自身の『器』をシグムントのために提供した。 フェリクス・キングスフォート 声 - 梶裕貴 学院風紀主幹学院の三回生で、第四位。登録コードは〈銀槍乙女ヴァルキュリア)〉。 容姿整った美男子女子人気があり、シャルから慕われていたが、夜会勝ち抜くためには手段選ばず自動人形立て続け襲われ魔術回路奪われるという「魔術喰い騒動起こしていた冷酷な人間性持ち主。 「魔術喰い騒動起きた際、真に魔術喰い」の犯人を倒すことを条件参加資格与え取引持ちかけたが、実は真を利用してシャルロット罪を着せることが目的だった。結局真と夜々真相暴かれて、夜会参加資格剥奪されキングスフォート家信用は、失墜する。このことで真はキングスフォート家から恨みを買うエリザ 声 - 能登麻美子 フェリクス自動人形ルネサンス期作られた。 魔術回路は「魔術喰いプレデター)」および「白い幻霧ホワイトミスト)」を始めとするほかの自動人形から奪った魔術回路。「魔術喰い」は、喰らった自動人形魔術回路自分のものにすることができるが、その能力使い捨て一度使用し終えた魔術回路再装填することができず、使用回数にも限度があるため予め大量に魔術回路取り込む必要がある。「白い幻霧」は、人形自身の体を白い霧変換し、宙に浮かんだ相手に纏わりつき拘束するといったことが可能。には触れた物質腐食させ崩壊させるという特性があり「金剛力」で硬化した夜々を傷つけたが、夜々体液取り込んだことで体がゲル状になり、夜々の〈破却水月〉で跡形もなく吹き飛ばされるソーネチカ・スニートキナ女帝〉の異名を持つロシアからの留学生第五位。登録コードは〈凍土炎帝(ノーザンクルス)〉。メリハリ効いた肢体前世紀貴婦人めいたデザイン特注学生服をまとう、縦ロール盛髪のド派手な少女常在戦場覚悟淑女品格併せ持つ竹を割ったような武闘派ロシア帝室血筋で「アインの石」を受け継ぐ魔王の座を手に入れ、〈血の日曜日事件失墜した帝室権威取り戻すことを目的としている。 シャルオルガとの闘いでは、シグムント魔術回路まで破壊したオルガに深い怒り失望覚えシャルのためにオルガとの闘い預かった11巻終盤で偶然、硝子置いていった金剛力魔術回路拾った13巻では「アインの石」と引き換え真に忠誠誓わせるが、夜会最中地下から現れたギュネスの乱入による混乱の中で灰薔薇心身乗っ取られそうになるが、真によって自分取り戻し夜会から去って行った。「アインの石」を受け継ぐ立場であったことから、以前より灰薔薇に目をつけられていた。〈血の日曜日事件も灰薔薇によって引き起こされたもの。ヨルムンガンド ソーネチカが従える三体鋼鉄単眼巨人魔術回路は「因果性置換(テオレイン)」の縮小限定版過去呼び出すことで装甲再生伸縮別の魔術回路への切り替えを可能とする。三位一体となって全長約20mの大蛇自動人形変形する機能を持つ。 シャルロット・ブリュー 声 - 高本めぐみ 本作ヒロイン1人愛称シャル学院の二回生第六位。登録コードは〈君臨せし暴虐タイラントレックス)〉。学生からは「暴竜Tレックス)」と呼ばれ恐れられていたが、オルガとの戦い勝利した後は敬意持って「ヴァリアントレックス」と呼ばれるうになる夜会のトップランカー「十三人」にも名を連ねる若き天才魔術師倫敦ブックメーカーオッズ三倍をつけるほどの、次期魔王候補有力一角。 もとは名門貴族だったブリュー伯爵家令嬢で、ある事件きっかけバラバラになった家族自動人形取り戻すために魔王目指している。自分生まれ確固たる自信責任持っており、「私は女陛下から一角獣紋章と北の領地賜ったブリュー伯爵家シャルロットよ!」を合言葉に「高貴なる者の義務(ノブリス・オブリージュ)」に従って邁進する金髪碧眼美し少女であるが、自分胸囲に対してコンプレックスがあり、パッド上げ底している。人付き合いが苦手で、大きな暴力沙汰起こすなど、問題行動取ってしまうことが多かったため恐れられており、加えて夜会無慈悲な生存競争であるとの考えからシャルロット自身他人関わることに消極的だったことも相まって友人呼べ存在はいなかった。しかし、参加資格を奪うために挑戦してきた真と知り合い、「魔術喰い事件の解決後は友人関係になる。それからは真に何かとおせっかいをやく。当初真に惹かれつつある自分認められずにいたが、3巻での事件を境に真への好意自覚するうになる。妹のアンリエット再会しその後真やロキフレイ行動共にする中で、徐々に人当たり良くなり、自分と同じく周囲打ち解けられずにいた日輪には自分から声を掛け親友となったオルガとの戦いで力及ばずトールによってシグムント破壊されるその後オルガとのリターンマッチ制するべく、幼い頃不仲となった守護精霊ロッテ和解し精霊使いの力を再び得たその後オルガとの再戦では鏡の精霊でもあるロッテの力でシグルド魔剣光の反射繰り返して体外魔剣の力を循環させて解き放つ「マグナムオーパス」を使い圧倒的な出力勝ったステーキなどの肉類を好む(成長期栄養足りなかった反動である)。 BL趣味きらいがあるらしく、真とロキカップリング連想させる話題には激しく食いつくシグムント 声 - 中田譲治 シャル自動人形であり、彼女のよき理解者。彼女の先祖退治した悪竜から作られと言われる禁忌人形で、四の翼を持つ鋼色ドラゴンの姿をしており、普段シャル帽子の上や肩に乗るほどの大きさ構造上肉食べない活動支障をきたすらしく、好物チキン150年ほど生きており、思慮深い性格確かな人を見る目で、孤立した立場から不安や焦燥駆られがちなシャルに度々助言与え、心を支えている。意地っ張りな彼女の張り詰めた心をほぐすために茶化すことも多く、それで取り乱したシャルが「お昼チキン○○○(トウモロコシ粉ミルクなど、御馳走イメージとは程遠い微妙な食品)にするわよ!」と反目する掛け合い定番になっている人形公正に見ている真を気に入り信頼もしている。また、夜々とも仲がよく、彼女の相談相手でもある。 宇宙真理関わるといわれる秘法物質生成・消滅司る魔術回路魔剣グラム)」を搭載しており、戦闘時全長メートルにも及ぶ巨大な姿になり、シャル背中乗せて戦う。サイズはより小型に抑えて機動性上げたり、さらに巨大化して力任せに敵を粉砕したりと調節可能。主力武器物質光とともに消滅させる(光は物質消滅する時の副次作用反物質粒子砲ラスターカノン」と、その出力抑えて使い勝手良くしたショットガン状の砲撃「ラスターフレア」および追尾ミサイル状の砲撃「ラスターセイバー」。 シャルオルガ初め闘った際にシャル直接殺そうとしたトール激昂し巨大化した状態で飲み込むが、体内からラスターカノンを受け、その直後胸を突き破って外に出たトールによって魔剣魔術回路破壊される同時にイブ心臓機能弱まり、死が近づいた。シグムント生かそうとする真によって硝子連れてこられ、彼女の執刀を受ける。それでも死は避けられず、死の直前硝子頼んで心臓造ってもらい、最後僅かな魔力振り絞って心臓覆い、卵を作り真に託した後死を迎えたトール含め全ての魔剣本体異界ヴァルハラにおり、真達のいる世界にいる魔剣本体ではない。それは物語でのおよそ120年前に亡くなった竜王によって一本魔剣一つずつ与えられた『器』によるものであり、『器』さえあれば別の魔剣のそれでも構わないよう。そのうえ、トールの『器』を食べたシグルド実質シグムントの子供だったためにシグルドの体に宿る形で生き返った。ただし、新し心臓により二度目人生では寿命がある。 シグルド シグムントの子供であると同時にシャルへの贈り物トールとの闘いの末に傷ついたシグムント魔術回路硝子の持つ雪月花シリーズと同じ心臓合わさって造られた卵から孵った魔剣としての出力さることながら精霊使いの力を取り戻したシャルと共にオルガ再戦申し込んだ圧倒的な力で打ち勝ちトールから『器』を譲られ、それを取り込んだことでシグムント人格得たロキ 声 - 岡本信彦 学院の二回生第七位(後に第九十九位に自主降格)。登録コードは〈自ら廻る焔の剣(セイクリッドブレイズ)〉。 真珠色の髪に紅い眼をした美男子操作難しい鋼の自動人形ケルビム」を自在に操る。 実戦演習では負け知らずで、極めて優秀な成績本人曰くAAA+平均)であり、キンバリー予想はるかに上回る速さ禁書模写完成させた。マグナス対抗馬目されるほど相当な魔力実力をもつ魔術師であり、ケルビム設計一から組み直す所からかなり腕の立つ人形師でもある。周囲からは「剣帝」と呼ばれ降格後もいまだに「十三人」と同格に見なされている。 フレイの弟であるが、ややフレイに対して高圧的な態度をとる。しかし、本心は姉のことを気にかけており、順位下げたのも、フレイ夜会初戦相手なりそう真をフレイ代わりに倒そうとしたからである。 人工的な約束された子ども(プロミストチルドレン)」として養父ブロンソンにより心臓機巧化されサイボーグ魔術師兵の側面持ち、常に魔力暴走心停止危険に晒されている。 真とは実力認め合うものの犬猿の仲で、毎度子供じみた口喧嘩繰り返している。しかしいざとなると真の窮地助け舟を出すなど、仲間としての意識徐々に芽生えつつある。怒り愚痴吐露する際、「俺は謙虚寛大だが、(どうにも許せないものが三つある)」と前置きをするのが口癖真とは同じ血液型らしい。 Dワークス事件収束後は、借り作ったキンバリー頭が上がらないフレイとともに機巧化され心臓をもとに戻すために魔王目指すと共に騒動解決実戦重ねることで、元々高い実力は更に磨かれていった。後に心眼習得接近戦にさらに強くなり、遠距離攻撃にすら反応できるうになる夜会では真に僅差敗退するも、16巻にて最後まで残った真が「夜会の外で天全戦闘行い死に至らしめた」と判断されたため繰り上がり魔王となる。強大な念動と、複数魔術回路巧みに使い分ける戦闘スタイルから〈蒼穹魔王(ジ・アズール)〉の二つ名戴くケルビム ロキ自動人形で、機械的なしゃべり方をする。口癖は「I'm ready」。 全身金属製で、鋼板人型組み合わさったような外観をしている(曰く「痛そう」なデザイン)。ブレードになっている両腕と、背中からミサイルのように飛来する8本の短剣駆使して戦う。 「熱風操作ジェット)」の魔術回路搭載し熱風収束した高熱の刃は、硬化した夜々をも切り裂く。風の噴射利用して地面を滑るように移動できる巨大な剣に変形しロキ魔術振り回したり、上に乗って飛行することも可能。 Dワークス「エンジェル」シリーズであり、その戦闘能力は「ガルム」をはるかに凌ぐと言われ整備性極めて良好であるが自律性低く操作難しい。「剣の結界」という自動防御機能があり、背中短剣群が術者中心に円を描き、その円内に踏み込んだ者を自動的に切り裂く6巻最後新学期の「五十番目の夜」では、更なるチューンシャルには基本設計からやり直したとも推測される)を施され姿を現す所々金色ルシファー残骸)のパーツ使われ挙動機械音の無い、なめらかなものになっているアスラとの戦いの末に破壊され折れたブレードその後魔具として使用されている。 ジブリール 破壊されケルビム代わる新型ロキ自動人形。イオネラ作で、盾、剣、天使、砲の4形態変形可能なエンジェルタイプの異端。姿はケルビムより人間近くルシファー似ているOSケルビムのものを採用しているためしゃべり方変わらない(より賢くはなっているらしいが)。ロキ制御しなくとも翼が自動制御意図した通り飛行できる新機構がある。 「完全統制振動(フラガラッハ)」「風の剣舞シルエイティ)」「永劫の火(フェニックス)」「雷霆神器(アンダルギア)」の四つ魔術回路搭載し変形させることで各形態割り当てられ魔術回路使用可能になる魔術回路は「熱風操作ではなくなったが、新たな魔術回路たちを用いて以前と同じ能力おおかた再現しているほか、フィンブレードを空間転移させ攻撃し、炎を噴射させ移動など、ケルビム上回る性能を持つ。魔活性不協和の原理超越しているかに思われるが、イオネラ曰く「ずる」。ロキグリゼルダといったトップクラス念動使い手を必要とする。 土門 日輪(どもん ひのわ) 本作ヒロイン1人学院の二回生第八位。登録コードは〈魔軍統べる黒曜姫(ダークプリンセス)〉。 名前で分かるように日本人背丈夜々と同じほどで、艶やかな桜色着物紫色の袴を着ている。 真の許婚。親同士決めたことではあるが、彼のことをかなり好いている。真の言うことは絶対で、夜々の言うことにも惑わされるとがない。その好意夜々強敵認めるほど。学院入ったのも赤羽天全がいるとの噂を聞きつけ、そこにいけば行知れずになった真に会えると思ったからである。だが、花柳斎の元に真がいると聞きつけ日本へと帰り真と丁度行き違いの形になってしまったが、その後真を追って祖母から勘当されるのもいとわずに再び学院戻ってきた。 土門の血の制限ゆえに、知り合い呼べ相手がほとんど居らず、シャルとすぐに仲良くなった。基本的に恥ずかしがり屋だが、真のこととなると大胆になることもある。落ち込みやすい気質だが立ち直るのも早く、心は強い。は苦手。 特定の自動人形所持しておらず、呪符「神」下ろし、それを行使するイザナギ流の「式神使い。「十三人」の一人ということもあり、相当な魔力持っており、その力は十分の一制限されても他の「十三人」の攻撃防ぎきれるほどである。 13巻夜会でソーネチカに敗れて夜会から脱落したゼカルロス兄 第九位。無口無愛想な青年小妖精型の自動人形使用し、〈土〉の魔術を使う。 セドリック・グランビル 声 - 種梨沙 夜会執行部議長第十位。キングスフォート家と並ぶ英国重鎮であるグランビル家の御曹司時計塔破壊まつわる一連の事件の後に軟禁状態から救出されとされるが、アリス曰くそれも偽者であり、本人は既に死亡しているとのことである。 ゼカルロス弟 第十一位。兄のものと同型自動人形使用し、〈風〉の魔術を使う。 ヘイゼル・ヘイムダル 第十二位国籍不明一回生。登録コードは〈断黒絶刀(セイブルセイバー)〉。ブロンソン実の娘であり、彼をお父さまと呼ぶ。プロミストチルドレンであるがホームはおらずロキたちもその存在知らなかったロキヘイムダルが彼女の識別コード推測している。 元々は非才であり、ブロンソンにとっては数多くいる婚外子1人にすぎなかったため興味持たれていなかった。しかしブロンソン実験手術受けてからは彼から称賛されるようになり、幸福を感じていた。優秀な姉の陰に隠れがちなアンリエット自身境遇から共感覚えている。 ブロンソン逮捕され原因1人であるロキ烈しい敵愾心を持つが、その一方でロキフレイ両親殺したのがブロンソンであることは知らないらしくロキから「おまえだけが親を殺されたと思うな」と言われた際はその意味理解できなかった。 対象言葉で操る魔術勅命詔書(ロイヤルオーダー)〉を使い剣術の腕もかなり立つドロシー・マクガフィン 第十三位。登録コードは〈死者の王(ノスフェラトゥ)〉。直情傾向オルガ行き過ぎた敬愛を抱く死霊術師女子学生16歳とは思えないほど子供っぽい容姿。口が悪く相手面と向かって「ドグサレ」呼ぶ。 黒薔薇の孫であり、硝子お姉さまと呼ぶようになり、その後なし崩しにアリスの策に協力したオーガスト・ヴェイロン 登録コードは「下から一番目ラスト・ワン)」。フェリクス脱落により「十三人」の一員となった学力試験白紙で出すなど、普段やる気のない態度が目立つが、想い人には一途。 実は、オルガ同じく〈結社〉人間であり、彼女の恋人スレイプニル 身にまとって使用する甲冑型の自動人形魔術回路は「距離操作ストライド)」で、文字通り距離を操作する魔術

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十三人(ラウンズ)

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機巧少女は傷つかない」の記事における「十三人(ラウンズ)」の解説

手袋持ちの上13名が畏敬の念と共に呼ばれる

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