浜名湖高校とは? わかりやすく解説

浜名湖高校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:35 UTC 版)

帯をギュッとね!」の記事における「浜名湖高校」の解説

静岡県浜松市にある、男女共学県立高校で、通称浜高。別々の中学校柔道をしていた主人公達が、この高校集結し物語が始まる。主人公達入学当初柔道部がなく、5人の1年生部員だけで柔道部立ち上げる。なぜか上級生入部することはなかったが、創部2年高校柔道選手団体戦優勝という全国制覇成し遂げる浜名湖作者出身地である静岡県浜松市実在する地名で、養殖競艇が行われていることで有名。 粉川巧(こがわ たくみ) 本作主人公浜高柔道部ポイントゲッター入学当初168 cm65 kgで軽中量級。後に中量級となり、エピローグでは78 kg下級初期の頃は「巧」と「タクミ」の両方呼ばれていたが、途中からは「巧」に統一されている。名字の粉川を読めずに「こながわ」と読まれた事もある。小学生時に消防士だった父親他界し看護婦母親二人暮し。母は気の強い男勝り性格で、親子関係良好のようだが巧は頭が上がらない様子である。地元行われたインターハイでは母が父の遺影持って駆け付けている。 得意技左右背負い投げ一本背負い2年インターハイで軽中量級準優勝翌年インターハイでは優勝している(決勝相手はいずれ鳶嶋雅隆)。後に腕返し体得する性格熱血柔道バカ普段のんびりしているが、厳し練習が全く苦にならないほどの柔道好き。また柔道が絡むと頭に血を昇らせ前後見境もなくなるため、ライバル藤田とは衝突くり返す才能努力相まってめきめき実力高め強敵相手では類稀な実力発揮して大金星上げ反面油断によるポカも多い。県大会全国大会と進むにつれて浜高不動エース成長していく。 得意技背負い投げ磨きをかけてからは「超高校級」と称された。地区大会で個人戦出場するというだけで関係者騒然とさせた。千駄ヶ谷敗れたインターハイ団体戦鳶島敗れた個人戦準優勝以降全国区となる。卒業後は世話になった指導者伴に誘われ尊敬する先輩柴田のいる立体大推薦入学進学した保奈美とは幼馴染にして周囲公認彼氏彼女の間柄人目憚らずイチャつくことがあり、浜高柔道部では「バカップル」と思われている一方、「小学生並の進展度」と言われたこともある。桜子別所愛子好意持たれるものの、それには全く気づくことがなかった根っから朴念仁。 ギャグシーンなどにもそれなり加わっており、三溝代わりに三バカ」に加わっていることも多々あった。桜子保奈美体操着道着の上だけ羽織って練習する姿を覗き見して、宮崎と共に「ケダモノトリオ」と言われたこともあった。 連載時に三回行われた読者人気投票で、主人公ありながら最初の二回は桜子後塵拝して一位取れなかったため、来留間大志罵倒されたこともある。三回目にやっと一位獲得した時には発表自体伏線となっており、謎のADとして最後まで正体明かさなかった(正体明かしたときにはやはりツッコまれた)。 第17回全国高等学校柔道選手権大会ポスター描かれた。 杉清修(すぎ せいしゅう) 柔道部主将入学当初179 cm72 kg中量級得意技内股大内刈りおよび返し技全般で、後に奇襲技のすくい投げ会得する。 巧とは中学時代からの親友で、同じ浜名湖高校に進学した団体戦では安定した強さ発揮するも、個人戦では同じ階級にいた三工藤田ことごとく阻まれ最後まで個人成績県大会止まり甘んじた。また追い込まれる意外な底力見せる。メンバーからの呼び名名字である「」。中学同級生である巧は物語開始当初下の名前の「清修」と呼んでいたが、いつの間に他メンバー同様に名字で呼ぶようになっていた。 スキンヘッド特徴で、実は美形実家浄土真宗の寺。宮崎と並ぶ浜高ギャグ要員だが学業は優秀でエピローグでは一浪して東大進学している。反面、浜校メンバーまとめ役の座は斉藤奪われており、自ら頭脳戦には向いていないと発言したりもしている。ほかにも、桜子によれば女子人気あり、バレンタインデーではかなりのチョコ貰っている描写があった。薫というイタズラ好きで小生意気な2学年下の妹がいる。 単行本巻末企画絵筆をもってね!」ではネタ要員として幅広い人気博した(例:FBIに連れられた宇宙人など)。 「桜子好きなのでは」と作中では宮崎や、読者からは「絵筆をもってね!」で指摘されていたのを、本人否定していた。エピローグにおいて、桜子片思い寄せていたことが明らかにされたが、桜子が巧に片思いをしていることを知って自重していたと思われる描写がある。二人の関係についてのその後描かれていない斉藤浩司さいとう こうじ) 柔道部副主将入学当初173 cm68 kgで軽中量級得意技多数ある。豊富な柔道知識持ち試合中アドバイスをしたり解説役をこなしたりする。柔道に関する記憶力は確かで選手の名前や試合内容などもよく覚えている。また、アマレスなどの知識披露したこともあった。柔道対す姿勢はかなりストイックで、作中らと方針巡って深刻な対立発展したほどである。強化方針理論派で練習量より質高め工夫をこらす。 浜高メンバーきっての良識派だが、ギャグセンスは無い。開いているのかわからない細目と、逆立てたツンツンヘアが特徴合宿所風呂場で髪を降ろしていたら巧から「あんた誰?と言われたこともある)。 記憶力良い割に学業成績ふるわず普通。浜高入学地元地区レベル高く成績足りなかったことによる。昇段試験での初対戦以来、同階級の巧とはチームメイト良きライバル個人戦では激戦繰り広げた地区では「技のデパート」と称されるテクニシャン得意技一本背負い背負い投げ体落とし足技などの立ち技から谷落としや腕返し帯取り返しといった奇襲技、さらには寝技関節技跳び関節まで枚挙に暇がない裏技習得においても斉藤幾つもの裏技を習得していた。インターハイでは怪我個人戦では活躍の場無く終盤まで作中無名選手扱いだったが、県大会における対三方ヶ原工業高校の3人抜きや、全国大会優勝候補である東名大藤沢津末・原を下すなど、その実力は物語終盤選手権遺憾なく発揮される鳶嶋雅隆をして「浜高第三ポイントゲッター」と言わしめた実力者であり、藤田下して高校日本一となっていたとの戦いで三溝活躍藤田アドバイスもあって、息をもつかせぬ攻防三階級も上の橘を翻弄して引き分け持ち込んだ2年インターハイ県大会個人戦準決勝石塚戦で肩の肉離れ起こすアクシデントがあり、療養のためレギュラー外れる。だが、優れた指導者片鱗見せ、仲安・石野成長促した復帰喜び隠せない様子から、桜子からは根っから柔道バカ評されるインターハイ全国大会で、肩を保護するテーピングを外す作業手伝って貰ったことから別所愛子親しくなる大会後文通していたが、メンバー達に発覚さらには桜子失言後輩たちも知るところとなり、三バカからはしばらく練習中に集中攻撃をする・教科書落書き・「恋泥棒」というあだ名付ける等数々嫌がらせ受けた普段冷静な試合運び信条とするクールな斉藤だが、愛子応援現れる別人のように気合い前面出して戦う。 家は母が一人ラーメン屋経営しており、弟3人妹1人がいる。なお家全員目の形が同じ。卒業後は家業を継ぐつもりでいたが、日の本大学から推薦入学の声がかかり進学チームメイトとなった鳶嶋雅隆とは同部屋となっていた。最終成績全国大会準優勝宮崎茂みやざき しげる) 浜高切り込み隊長入学当初は160 cm58 kg軽量級得意技背負い投げ巴投げで、後に逆一本背負いなどのレスリング技を会得する。背は小さいが気の強い生意気なタイプ照れ屋性格のため、保奈美桜子についキツイ態度取ってしまうこともあるが、周囲彼の性格理解しているので気にしていないノリ良い性格と並ぶギャグ要員こなしたまた、三溝加えて三バカ」となることもあった。落ち込んでいても女の子励まされると非常に復活早かったりと、気持ち切り替え早い団体戦では軽量級のため、不利になることが多かった団体戦ではミスマッチ重量級との対戦多かった)が、技とスピード気迫立ち向かい自分よりも重い階級対戦相手であっても引かない戦い見せ金星をあげることもあった。個人戦戦績は巧と並んで全国トップクラスで、最終成績では軽量級全国優勝果たしている。だがお調子者性格災いし試合優勢に運びながら背負い払い腰返され一本負け喫したり、禁止技だとは露知らず河津掛け警告取られ反則負けしたり、女子声援浮かれ調子に乗ったために大ミスをしたりと、ここ一番でのチョンボも多い。スタンスとしてはスピード感あふれる柔道を得意とする一人っ子で家は酒屋経営している。三溝とは幼馴染序盤行動を共にしていることが多かった柔道部創設においては最後まで巧たちと一緒に部を立ち上げることに反対したが三溝の裏切りに遭い折れた強化をめぐる柔道部分裂騒動では最後までの側についた長谷試合バク転披露したのに対抗し長谷戦勝利後バク転披露したアマレス技を習得するため、レスリング部出稽古行っている。 卒業後は藤田平八郎と共に明政大学進学一足先に大学生になっていた玉城後輩となる。 三溝幸宏(みつみぞ ゆきひろ) 巧と並ぶ浜高ポイントゲッター愛称はミッタン。入学当初195 cm110 kg重量級静岡県内では一番の長身である。 得意技大外刈り内股払い腰で、後に立ち姿勢での関節技会得する変則技のヴァン・デ・ヴァル投げも得意としていたが、危険なために1年目の秋以降作者によって封印された。 体は大きいものの末っ子長男という家庭環境もあって普段気が小さい性格改造のために街中ヤンキー相手誰彼構わずガンを飛ばすということさせられた。だが脱臼押して試合に臨むなど、ここ一番では闘志にあふれる姿勢見せる。重量級だが身長もあるバランスのとれた体型。その怪力無差別級優勝者橘を上回るほどで、2年時選手権団体戦県予選では藤田瞬殺された悔しさのあまり床を殴りつけ、スプリング仕込まれ会場の床全体振動させるという描写があった。また、斉藤アドバイス受けた後輩石野不覚をとったときは悔しさ露わにし、怒り形相で仲安を萎縮させた。 三バカ一人数えられる基本的に真面目な性格で、宮崎のように単独でのギャグはない。ギャグ要員としてはジャイアントロボやターミネーターネタが代表的文化祭ではクジびきでヒロイン抜擢されシンデレラ演じた保奈美王子桜子魔法使い宮崎継母義姉、巧は馬車の馬、斉藤役人A。)。 3人の美人で気の強い姉がおり基本的に逆らえない。宮崎とは幼馴染腐れ縁。実は私立高受かっていたにもかかわらず無理矢理つきあわされ浜高入りしたと本人涙ながらに語っていた。さらに、柔道始めたのも中学時代宮崎に(無理矢理柔道部入れられたせいである。ちなみに本人文化系クラブ入りたかった模様高校卒業後は天味大学進学と並ぶ同校エース成長する全日本選手権ではベスト4に進むが、準決勝で巧と対戦し熱戦の末敗れた近藤 保奈美こんどう ほなみ) 巧の幼馴染み柔道部マネージャー桜子に度々その座を脅かされるヒロイン真面目な性格斉藤と並ぶ良識派、また成績に次ぐほど優秀だ天然ボケ気がある身体丈夫でないらしく、運動神経ゼロに近い。また、作中のあるシーンで「氷の微笑」を見せたこともあり、松原薩川の関係を誤解して桜子妙なアドバイスを送るなどしている。バレンタインの回ではいきなり少女漫画調になったりと浜高メンバーらしく変幻自在浜高柔道部陰か支え続けるほか、試合中に「負けないでコールをして巧の底力引き出すこともあった。巧は幼馴染にして周囲公認彼氏である。なお、巧は彼女に頭が上がらなかったが、同時に巧の最高の理解者でもあった。桜子とは中学時代からの親友で、彼女の特訓相手務めたりもした。中学時代はおさげだったが高校進学機におろした当初は巧の敗戦など、なにかあるとすぐに泣くことが多かった。回を追う毎に逞しくなり泣く機会激減するまた、要求が「負けないで」から、「一本勝ちしなきゃ許さない」にまで大きくなっていると読者からツッコまれたこともあり、作中終盤テスト勉強のため自宅で巧と二人きりになったときは、物差し片手スパルタ教師ぶりを発揮するなど手強い面も見せる。 麻里入部桜子柔道始めると2年生の間は唯一人女子マネージャーとなる(3年生で薫が入部したことで解消される)。部費の使い道を巡るじゃんけん勝負勝利し待望全自動洗濯機愛人号」を購入して貰いランちゃん命名している。 校内ではアイドル並のクオリティを持つ学年一の美少女とも言われ桜子との美少女コンビとして有名だった最初大会ではその笑顔素直さ赤石林業から情報引き出している(赤石林業酒井は“こんにちは”攻撃呼んでいる)。ただし、巧との関係は校内知られており男子生徒嫉妬の炎を燃やすといった場面もあった。 エピローグでは巧専属通訳目指し海外留学をしており、彼女の帰国幕を閉じる。 海老塚 桜子えびづか さくらこ柔道部マネージャーおよび途中から女子柔道部員。4コマでは親友保奈美立場もあって「帯ギュアイドル」に甘んじているが、実質的にヒロイン入学当初は160 cm柔道始めた時は48 kg下級で、後に52 kg下級56 kg下級階級上げていく。 保奈美とは中学時代からの付き合い。巧の昇段試験応援しに行くことになっていた保奈美付き添いとして同行し交通事故到着遅れて体育館の陰でこっそり着替えをしていた巧と鉢合わせしてしまう。中学時代はまだトレードマークポニーテールにしておらず、ショートカットリボンだった。その半年後に同じ浜名湖高校に進学。巧、再会を果たすが名前も覚えていて貰えないほどの扱われようだった柔道部ムードメーカー熱血体質体育会系ノリ良い性格。ただしギャグには一種こだわりがあり、つまらないギャグには宮崎果ては三工来留間大志県警西久保にまで厳しくツッコむ試合興奮する我を忘れ、思わず隣にいた巧に抱きついたり、二階座席から足をかけて身を乗り出したりと大胆な行動をとってしまう。 持ち技は小内刈り背負い投げ連携のみで、必殺技相手がどんな体勢であろう引っこ抜くようにして投げハイスピードバックドロップ裏投げ)。登場人物からは「デンジャラス投げ」「ダイナマイト・キッドばり」と言われていた。諦め悪く劣勢試合後半になるほど動きキレが増す戦いぶりから、袴田今日子藤田から「戦い方が巧のそれと良く似ている」と評される女子には珍しい左組み手であることも対戦相手苦戦する理由になっている別所愛子も同様)体育成績10段評価10という驚異的な運動神経持ち主50メートル7秒フラット走り幅跳び5メートル以上など)でそれが災いして女子テニス部部長の目に留まり執拗に勧誘されたこともあったが断った。だが、来留間麻里入部にあたり兄・大志ゴリ押し負け、その練習相手として女子柔道部員にさせられた。しかし、嫌々参加した大会で白帯ながら悪運手伝い目覚しい快進撃をみせ、結局大学まで柔道続け羽目陥る桜子柔道始めたことで彼女の人気は不動のものとなるが、ストーリー進行勝ち上がることを運命づけられた男子部員たちと異なり桜子試合本筋とはほぼ無関係なため勝敗含め毎回なにが起きるか分からないところが読者引きつける要因となっていた。 保奈美麻里違い特定の恋愛対象がいないことを度々嘆いていたが、実際に袴田豊のみならず藤田ら、多く男性キャラ密かに想われていたが、それらに気付ことはなかった。別所愛子斉藤文通交際橋渡し協力している。また卒業後、芸能界入りした永田賢抱きつかれた写真写真週刊誌記事になっている最終話直前で巧に片想いをしていたことが判明普段明るく陽気で悩む素振りすら見せない桜子失恋ショック酔い潰れ、涙を見せている。同じく密かに桜子好意持っていたことが明らかにされたが、二人その後うなったかについては何も語られていない普段コンタクトレンズ使用しているが、柔道試合になると外す。視力は相当悪いようで、コンタクトレンズを外すと髪型を麻理に似せた巧を麻理と見間違えるほど。 読者人気が非常に高く人気投票では第1回・第2回において主人公の巧を抑えて1位を獲得し第3回でも2位入っていた。なお、主要7人のキャラの中で唯一家族登場しなかった。好きな芸能人寺田農で、カラオケ坂本冬美石川さゆりなど演歌を好むという渋い一面がある(コミック参照)。 仲安 昌邦(なかやす まさくに) 巧たちの1学年後輩階級不明得意技内股体落しで、後に身長急に伸びたため使っていなかった、中学時代得意技一本背負いを再び使い出す。 赤髪金髪黒帯入部希望者の中で一番目立つ存在で、厳し練習に耐えて残った新入部員柔道経験者ではあったが2年生5人には及ばず補欠要員となる。 入部直後長髪を切り、赤髪こそやめたものの金髪のままでいたため、遅刻した巧と代わりに出場したインターハイ県予選では、選手登録の際に「仲安・C(チャーリー)・昌邦」と偽名を使うことを強いられた以後、「チャーリー」は度々ネタにされている。また怪我をした斉藤に代わってインターハイ本選前半ではレギュラー務めた(この時の黒髪染めインターハイ後に金髪戻している)。 とりわけ巧に心酔しており、個人的にも仲がよい。卒業後は巧を追うようにして麻理と共に立体大進学した来留間麻理中学時代の同級生で、二人付き合っているかどうかは微妙であったが、最終回のエピソード時点では付き合っていることが判明している。 石野 雪久(いしの ゆきひさ) 巧たちの1学年後輩階級不明得意技大外刈りで、後に払い巻き込み変化した柔道初心者だが陸上部での経験上背の高さを生かして日々コツコツ努力している。潜在的素質見られ厳し練習耐え抜く根性もある。巧と遅刻したインターハイ県予選では仲安とともに補欠出場し大外刈り一本勝ちする。 無口存在感が薄いために作者描き忘れることもある不遇なキャラクター最終回でもほとんどのメインキャラその後描かれたが石野だけは完全に洩れた(4コマにも紹介されていないし、全日本選手権応援席にもいない)。 来留間麻理(くるま まり) 巧たちの1学年後輩1975年10月25日生まれ入学当初149 cm40 kg48 kg下級得意技背負い投げや一背負いで、後に内股からの隅返しを会得する。麻理の愛称については二転三転するが結局は桜子決めた「おばけコアラ」に決まる。技のかけ声は「んしょ」。 三工来留間大志の妹で、中学時代に段をとってい実力者天性柔道センス持ちデビュー戦から一本勝ち量産するマネージャーであった桜子を兄の大志ゴリ押しにより練習相手として獲得、その数か月後には兄同様の強引さで桜子大会出場にまで引き込んだ袴田今日子に強い憧れ抱いており、インターハイ女子個人戦では予選から全国大会まで3度渡り彼女と好勝負演じる。インターハイ決勝では袴田敗れ準優勝留まるが、福岡国際優勝し一躍世界レベルにまで達する。その後高校女子柔道大会では完全に抜きん出た選手となる。 浜高マスコット存在で、読者人気投票でも常に上位ランキングされていた。仲安とは中学時代からの同級生で、タイプではないと言い切るものの、仲安の失敗には必要以上に手厳しかったり、福岡国際優勝後にわざわざ仲安を追い掛けて腕を組んで一緒に帰ったりしており、よく冷やかされていた。エピローグ二人付き合っていることが判明した方向感覚が鈍いようで、高校入学した当初は仲安に連れてきてもらうまで柔道場の場所を見付けられなかった。試合場迷子になることは日常茶飯事である等、所々天然ボケ傾向見られていたが、エピローグでは全国ネットニュース番組生出演している最中大学でも先輩にあたる巧との関係を追求され動揺し、巧と保奈美交際していることを暴露してしまう。一方でたまに発する本音辛辣そのもの柴田から失言叱られ、涙を浮かべてごまかすなど兄同様に腹黒い面も持ち合わせる顔のつくりは兄そっくりだが、巧にも似ており、実際劇中では近眼桜子麻里と巧を見間違える事件起きている。ただ、巧が物真似をした時は、麻理は心底嫌そうな顔をしている。 同作者の別作品『とめはねっ! 鈴里高校書道部』にて、オリンピック金メダル二度獲得していることが語られる倉田龍子(くらた りゅうこ) 浜高数学教師兼巧達が1年生時の担任で、柔道部顧問。巧達が入学した時点では24歳剣道では三段実力者必殺技円月殺法)だが、柔道に関する知識は全く無いため、序盤は巧たちの指導手を焼いた。母は彼女が小学生時に死去し以後は父の倉田典善2人暮らし西久保とはなんだかんだでいい関係。エピローグでは西久保結婚し二人で浜高柔道部指導している。 柔道部発足前は宮崎三溝着替えを覗こうとしたほどの美人教師開始当初竹刀片手熱血指導をする姿が見られていたが、浜高柔道部実力高まり西久保正式にコーチとなってからは顧問専念した教師ながらノリ良く明るく楽しい柔道部地で行く浜高メンバー一人としてみられており、大会で厳格な年配の指導者から「あれはどこの高校だ」などと怒られることも。また、失敗多く最も代表的なものとしては新幹線乗り間違えにより巧と試合遅刻するついでに藤田も)という大失敗引き起こしたが、お土産ういろうごまかした。麻理の優勝後、TV取材受けた際にはいつになくまともなことを言うが、アングル気に入らない撮り直しを頼むなど行動はとかくマイペース単行本表紙になった際は翌々巻の「絵筆をもってね!」で作者が「あれは龍子だ」とフォローコメント入れられるほど、読者分かってもらえなかった。 龍子の縁で典善が、典善の紹介西久保が、西久保コネで伴が浜高指導している。 倉田典善(くらた てんぜん龍子の父。柔道六段持ち県警柔道師範務め実力者指導に手を焼く龍子助言をしているうちに柔道部にも顔を見せるうになる。5人が出会った最初昇段試験の時から、6人抜きした5人に目を付けていた。他校との合同練習取り付けたり稽古付けたり浜高柔道部強化寄与するまた、5人の最初大会でアドバイスをしてコーチ役割果たしたこともあった。第1話から登場している、脇役ながら重要な存在である。 西久保亨(にしくぼ とおる) 当初は、県警機動隊員であった三工大学生練習していることに対抗して浜高が典善の引き合わせ県警柔道部通ったことがきっかけとなり、浜高躍進一助となる。他の隊員とともに仕事合間学校訪ねて練習指導していたが、2年目秋からは正式に浜高柔道部コーチとなる。 元国体強化選手機動隊員だったが、2年目のインターハイ終わった後、退職して浜高柔道部コーチ専念し肩書きが「家事手伝い実家八百屋)」となり、部員達からは「日本一ゴツい家事手伝い」と揶揄された。千駄谷学園コーチ石丸とは大学時代ライバルだったが、10回以上対戦して接戦の末に全て敗れている。指導者として再び石丸ライバル関係になるが、柔道理想像は同じもの(「技とスピード」「最後まで一本狙いに行く」)である。 倉田典善代わり作品中以降浜高柔道部強化寄与するが、その指導は他の部員弱点別の部員教えて勝たせ、今度負けた部員相手弱点教えて勝たせ、部内での競争心を煽って向上心植え付けるという一風変わったもので、一時的にではあるが部内雰囲気険悪になった。 喫茶店龍子柔道部方針話し合っているところを部員たちに見られたときは、動揺のあまり二人が深い関係にあるよう誤解を招く言い回しをして、その後しばらく龍子に頭が上がらなくなったりもしていたが、エピローグでは龍子結婚している。作中、巧達が2年時点30歳(「絵筆をもってね!」での作者コメントより)。 機動隊時代人質救出のために突入した際には女装して主婦変装しており、作中様々な形登場した女装キャラの中でも一二を争うエグい絵面になっているギャグ冗談桜子ツッコミがはいるほど下手だが、お盆時期重なった地元開催インターハイレンタカー手配できず、浜高メンバー試合会場まで護送車送り届けたり柔道をする女子高校生などいないと言い張り入部してきた麻理を女の子認めず筋肉あやとり判別しようとしたり、正月に典善宅で酔っぱらい理にだけお年玉渡し、自ら高校柔道部指導しているにもかかわらず、「コイツ高校生の筈がない」と言い張るなど、随所強烈なボケかましている。また、戦う男バイブルとしてブルースリー代表作燃えよドラゴン』を見せ闘争心高め練習中はテーマ曲流していた。なお、これを聞いて戦闘モード入り乱闘なりかけた巧と藤田ヘッドバット仲裁している。 27巻の表紙絵を飾るが、着流しから懐紙が覗く「任侠モノ」を思わせるとなっている。 杉薫(すぎ かおる) 杉清修2つ下の妹。兄の試合応援に来るので出番は多いが、彼女の本当目的は巧や永田石塚といった「いい男」に会うこと。腹黒く危険な中学生で、暁泉学園メンバー抹殺のためバナナの皮を踏ませようとし、失敗する階段から突き落としたことも(永田だけは巻き込まなかった)。麻理に年上相手にもかかわらず生意気な態度をとるが、永田応援通していつの間に意気投合していた。 後に浜名湖高校に入学女子マネージャーとなる。

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