体落としとは? わかりやすく解説

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たい‐おとし【体落(と)し】

読み方:たいおとし

柔道投げ技の一。相手を前隅(すみ)に崩し踏み込んだ足を支点とし、両手で前下に強く引き落とす技。


体落

(体落とし から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 20:45 UTC 版)

体落の実演

体落(たいおとし)は、柔道投げ技の手技16本の一つ。講道館国際柔道連盟(IJF)での正式名。IJF略号TOS

概要

右組で後ろ回りさばきで右手で前上方に相手を釣り上げ前すみに崩し、脚を伸ばして、引き落とすように、投げ落とす技[1]

背負投と混同されやすいが、投げる際の釣り手側のの形が異なる。背負投のように肘を折りたたんで投げると、背負投の分類となる。体落としは、釣り手は相手の頭を抱えこむかのように使うか、少なくともおりたたまない。

変化

相手の内股をかわした後、掛ける体落もある。三谷浩一郎が得意としている。講道館機関誌『柔道』で柔道家の醍醐敏郎はこれは内股すかしではないとしている[2]

浮落

浮落(うきおとし)は右自然体から相手を釣り上げず講道館の浮落の様に相手を左に崩し右脚を伸ばして相手の右足の前に出し左足を後方に引いて、相手を引き落とす体落。神道六合流ではこの技を「浮落」と呼んでいる[3]。講道館やIJFの浮落とは異なる技である。

歴史

徳三宝が開発した技とされることがあるが、徳三宝が講道館に入門する前の明治38年に講道館の有馬純臣が書いた本に体落が紹介されている。

また幕末から明治時代に柔術諸派で使われた技に片膝を突いて掛ける体落に近い矢倉落という技があった。嘉納治五郎が学んだ天神真楊流の乱捕技にも矢倉落が紹介されている。

出典

  1. ^ 醍醐敏郎「講道館柔道・投技~分類と名称~(第2回) 3、体落」『柔道』第61巻第6号、講道館、1990年6月1日、50頁、NDLJP:6073678/32 
  2. ^ 醍醐敏郎「講道館柔道・投技--分類と名称(第12回)内股すかし」『柔道』第62巻第5号、講道館、1991年5月1日、44頁、NDLJP:6073689/27 
  3. ^ 帝国尚武会 編『神道六合流柔術教授書』(龍虎之巻 第三期)帝國尚武會、日本、1917年1月31日、154-154頁。NDLJP:1704216/124。「浮落(體落、引落)」 

外部リンク


体落とし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/20 22:12 UTC 版)

キム・ジェイフン」の記事における「体落とし」の解説

相手の襟を掴んで投げ飛ばす技。兄のドンファンも同じ技を使う。

※この「体落とし」の解説は、「キム・ジェイフン」の解説の一部です。
「体落とし」を含む「キム・ジェイフン」の記事については、「キム・ジェイフン」の概要を参照ください。

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「体落とし」の例文・使い方・用例・文例

  • 体落としという,柔道の技
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